コジョンド - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

コジョンド [編集]

No.620 タイプ:かくとう
通常特性:せいしんりょく(怯まない、いかくも効かない)
     さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
隠れ特性:すてみ(反動を受ける技の威力が1.2倍になる)
体重  :35.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
すてみ格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
コジョンド65125609560105510せいしんりょく/さいせいりょく/すてみ
サワムラー50120533511087455じゅうなん/すてみ/かるわざ
精神力+猫騙しHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
コジョンド65125609560105510せいしんりょく/さいせいりょく/すてみ
エビワラー50105793511076455するどいめ/てつのこぶし/せいしんりょく
ガルーラ1059580408090490はやおき/きもったま/せいしんりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)エスパー/ひこう/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

典型的な高速アタッカー気質の単かくとうタイプ。特攻もそれなりに高く二刀流も可能。
ただし習得する特殊技は一致以外だとくさむすびとノーマル技なので、あくまでサブウェポンとして。
第八世代では禁止級を除いても単かくとうが自身を含め12種も存在するが、その中で最速。
すてみ+攻撃種族値125から繰り出される一致とびひざげりは強力で、差別化も自然と為される。

ねこだましによりタスキにも強く、対面性能は申し分ない一方で耐久は低く、受け出しは厳しい。
過去世代でも素早さのインフレ、苦手なフェアリーの台頭によりシビアな立ち回りを要求されていたが、
第八世代ではミミッキュドラパルトと強力なゴーストが環境トップに存在。
ダイジェットの流行もあってかくとう全体が逆風気味で、運用難易度の高さは相変わらずとなる。

インファイトを新規習得し、威力は低下するがゴーストの受け出しや外しを心配する必要のないメインウェポンを獲得。
ブレイズキック、あなをほると範囲の広い技も習得し、後者はダイマックス前提ながら攻撃性能は更に上昇した。
更に積み技がこうそくいどう、きあいだめ、つめとぎと一気に増加。バトンタッチも多少活用しやすくはなった。
失った技でめぼしいものはダブルチョップ。ドラゴンへの有効打が失われた。
多くのポケモンと同様につばめがえしも失ったが、ダイジェットの下地としてはとびはねるを習得するのであまり問題ない。

前述のねこだましの他、フェイント、ワイドガード、ファストガードとダブル適性の高い技を豊富に覚える。
せいしんりょくの強化もあり、ダブルにおいても一定の活躍が期待できる。
ファストガードはコジョフー限定だったが、コジョンドのレベル技に追加され育成難易度が低下した。

禁止級伝説が1体解禁されるダブルにおいて使用率が高い。
せいしんりょくを持つかくとうということでガオガエンに強いだけでなく、
フェイントによりまもるを解除、相方の禁止級の火力を強引に叩き込むことが可能。
はたきおとすがあれば黒バドレックスにも打点を持てて、ゼルネアスの妨害もできる。
また、ワイドガードで相手のしおふきやアストラルビットなど全体攻撃にも耐性を持てるのも強み。



特性考察 [編集]

せいしんりょく
怯まない。第八世代ではいかくを無効化する効果も追加された。
本人が高速なので本来の効果はシングルだとあまり発動せず、どちらかというとダブル向け。
ねこだましのみならずいかくも跋扈する環境であり、本人の習得技もダブルで役立つものが多い。
シングルでもいかく対策として有効だが、能動的な発動が容易であるすてみが優先されやすいか。
命中安定・反動無しのインファイトを習得したので、そちらを採用するなら優先度は高い。
さいせいりょく
交代すると最大HPの1/3を回復。とんぼがえり、バトンタッチと相性が良い。
みがわり+いのちのたま+スリップダメージを纏めて踏み倒せるので、みがわり採用時には優先度が上がる。
また、タスキ耐えから引いても先制技で縛られづらくなるのも強みとなる。
ただし元の耐久力は低いので、他の同特性持ちのようにサイクル戦で活用するのは難しい。
参考までに、耐久無振りの場合は特化130族の一致じしんで確1ライン。
すてみ
隠れ特性。反動を受ける技の威力が1.2倍。適用技はとびひざげりのみ。
ピンポイントな強化だがメインウェポンを強化し、確定範囲を広げられる。
火力の目安としては無補正A振り鉢巻のとびひざげりで、B特化ポリゴン2をしんかのきせき込みで確1。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<すてみ>
命中効果解説
とびひざげり130(195)
<234>
90外すと反動タイプ一致技。すてみなら高威力だが命中率とゴーストが怖い。
有利対面でも相手パーティにゴーストがいる限り迂闊には使用できない。
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。高威力・性能安定。元々耐久は低いのでデメリットはあまり気にならない。
ドレインパンチ75(112)100HP吸収タイプ一致技。回復効果付き。ビルドアップと相性が良い。
かわらわり75(112)100壁破壊タイプ一致技。サポート寄りでの採用。
きしかいせい20~200
(30~300)
100-タイプ一致技。最高威力はとびひざ超え。タスキとあわせて。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。高威力・広範囲。
いわなだれ7590怯み30%ストーンエッジと選択。怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。竜舞ドラゴン等に。
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー・ゴースト。交代読みで撃ちやすい。
メガストーン・Zクリスタル廃止で通りが良い。タマゴ技
どくづき80100毒30%対フェアリー。ミミッキュには等倍。
とんぼがえり70100自分交代対エスパー。攻撃しつつ撤退。さいせいりょくと相性が良い。
アクロバット55/110100-対虫。消費アイテムとあわせて。ダイジェットにも。
とびはねる8585溜め技
まひ30%
相手のダイマックスターン枯らし及び自身のダイジェット用に。
あなをほる80100溜め技じしんは覚えない。ダイアース用か。
相手のダイマックスターン枯らしにも。
ブレイズキック8590火傷10%
急所率+1
ナットレイ対策に。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。とんぼがえりと相性が良い。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
はどうだん80(120)必中-タイプ一致技。物理受けに。無補正無振り@珠でH振りナットレイを確2。
きあいだま120(180)70特防↓10%タイプ一致技。威力はこちらが上。
くさむすび20~120100-威力不安定。ミロカロスカバルドンに。ダイマックスには無効なので注意。
変化技タイプ命中解説
みがわり-補助技対策や、交代読みで。さいせいりょくで回復できる。
ちょうはつ100補助技対策。素早いので使いやすい。
つるぎのまい-攻撃を強化。全抜きを狙うなら。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。ドレインパンチと相性が良い。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊型なら。
こうそくいどう-自身は十分素早いので専らバトン用。
ワイドガード-ダブル用。全体攻撃を防ぐ。
ファストガード-ダブル用。先制技を防ぐ。
みきり-ほぼダブル用。まもるよりふういんされづらい。
バトンタッチ-積み技やみがわりとあわせて。さいせいりょくと相性が良い。
サイドチェンジ-ダブル用。読まれにくいが低耐久で無効タイプもないので過信は禁物。
コーチング-ダブル用。
てだすけ-ダブル用。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイナックルきしかいせい100(150)味方:A↑一致技。一部の技は元より威力は下がるものの、デメリットなしで使うことができる。
また、火力補強もできる。
けたぐり
とびひざげり95(142)
インファイト
ドレインパンチ90(135)
かわらわり
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐格闘定番のサブウェポン。スリップダメージは自身も受ける。
きあいのタスキとの相性も悪い。
いわなだれ
がんせきふうじ110
ダイアークはたきおとす120相手:D↓対霊超。はたきおとすの追加効果が消えるので注意。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑すばやさ上昇で全抜きを狙う。
最速で1回使えば最速サンドパンまで抜ける。
アクロバット110
ダイバーンブレイズキック130天候:晴れ対虫草。
ダイアシッドどくづき90味方:C↑対妖。威力が低めで追加効果も自身に恩恵がない。
ダイアースあなをほる130味方:D↑対毒。ギルガルドにも。格闘技と範囲が被りがち。通常使用にやや難があるか。
ダイワームとんぼがえり120相手:C↓エスパー。一貫性はダイアークに劣る。
特攻低下がうまく作用すれば不一致抜群程度なら耐えつつ突破できる可能性も。
ダイアタックねこだまし90相手:S↓追加効果はダイジェットと被る。
フェイント
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らしに。

型考察 [編集]

すてみ基本型 [編集]

性格:ようき
努力値:AS252 H4
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりハチマキ
確定技:とびひざげり
攻撃技:ねこだまし/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/はたきおとす/とんぼがえり/どくづき/フェイント/ブレイズキック
補助技:みがわり/ちょうはつ

メインウェポンのとびひざげりをすてみで強化し、高火力で攻める型。
性格はリザードンミミッキュなどに先手を取れるようきで確定。

とびひざげりがメインウェポンなので、HPは奇数を推奨。
端数の4を振れば実数値141になる。

持ち物無しでもB特化エアームドが高乱2(84.8%)。後出しを許さない。
いのちのたま持ちならH振りロトムハッサムが乱1。ねこだまし込みで確定。

ねこだまし読みで交代を誘いやすく、はたきおとすやがんせきふうじが有用。
どちらも追加効果が優秀で、苦手なエスパーゴーストやこだわりスカーフ持ちに強くなれる。

型サンプル
性格:ようき
持ち物:いのちのたま
技構成:とびひざげり/ねこだまし/がんせきふうじ/はたきおとす
相手パーティにゴーストがいないときは先発ねこだましで、相手のタスキやスカーフの可能性をみていく。
相手の反撃はまず耐えないので、味方のでんじはでの補助や確定範囲を見極めることが重要。

さいせいりょく基本型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:ようき
努力値:AS252をベースに調整
持ち物:いのちのたま(推奨)/きあいのタスキ
確定技:インファイト
優先技:みがわり&バトンタッチorとんぼがえり
選択技:ねこだまし/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/はたきおとす/どくづき/フェイント/ブレイズキック

みがわりやバトンタッチ、とんぼがえりを絡めてトリッキーに立ち回る型。
いずれもさいせいりょくと相性がよい。その他いのちのたまも使いやすい。
とびひざげりはすてみ型で十分なので相性がよく使いやすいインファイトでいい。

【すてみ型との比較】

利点
○みがわりを安定行動に取れるため、相手の行動に柔軟に対応できる。
○ステルスロックや天候、ゴツゴツメット、拘束技などあらゆるスリップダメージに強い。
欠点
×すてみ型より格闘技の火力が低く、確1にできない相手が多い。
×搭載できるサブウェポンが少なく、苦手な相手への対抗手段に欠ける。

最大火力や攻撃範囲は落ちるものの、みがわりを使いやすいのが一番の利点。
バンギラスナットレイなど、まもる持ちに対して様子を見ることができるので、気軽にみがわりを使えるのはかなり大きい。
また、交代を誘いやすいので、交代読みで張ることで優位に立てる場面も多い。
バトンタッチを搭載することで、回復しつつ後続に引き継ぐこともできる。

こだわりスカーフ型 [編集]

性格:ようきorいじっぱり
特性:すてみorさいせいりょく
努力値:A252 S252or調整 H奇数調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:とびひざげり(すてみ)・インファイト(さいせいりょく)
優先技:とんぼがえり
選択技:ストーンエッジorいわなだれ/はたきおとす/どくづき

コジョンドを上から叩きに来た相手に対し、スカーフで逆に上から叩く型。
準速でもドラパルトやスカーフ90族を抜ける。
スカーフ・さいせいりょくの双方と相性がよいとんぼがえりの優先度が高い。

【ダブル】せいしんりょく基本型 [編集]

特性:せいしんりょく
性格:ようき
努力値:AS252をベースに調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:インファイト/ねこだまし
選択攻撃技:がんせきふうじorいわなだれ/はたきおとす/フェイント
選択補助技:ファストガード/ワイドガード/てだすけ/みきり/コーチング/ちょうはつ

特性せいしんりょくを活かし、相手のねこだましで怯まずに役割を遂行する型。
豊富なサポート技と100族を抜ける素早さ、せいしんりょくによる怯み・威嚇無効が魅力。

インファイトを取得しダブルでも安定する格闘技を使用できる。ガオガエンに圧倒的に強いのは大きな魅力。

ダブル用の技としてはサイドチェンジも覚えるのだが、低耐久のせいで使いづらい。


対コジョンド [編集]

注意すべき点
すてみ+とびひざげりによるサイクル崩しと、さいせいりょく+とんぼがえりによるサイクル回し。
ダブルではせいしんりょくによりねこだましに強い。ワイドガードやファストガード、ねこだましなどダブル向きの技も豊富。
対策方法
ゴーストがいればとびひざげりを牽制でき、ねこだましも無効(はたきおとすには注意)。
ミミッキュには有効打が無い。大抵とんぼがえりでばけのかわを剥がしつつ撤退されるので、その隙につるぎのまいを積もう。
さいせいりょくがあるものの耐久は低いので、上から弱点を突けば一撃で倒せる。

外部リンク [編集]