サーナイト - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

サーナイト [編集]

No.282 タイプ:エスパー/フェアリー
通常特性:シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常にする)
     トレース(相手と同じ特性になる)
隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
体重  :48.4kg(けたぐり・くさむすびの威力60)

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ゴースト/はがね/どく
いまひとつ(1/2)エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしドラゴン

第三世代出身の「エスパー×フェアリー」複合タイプ。
広い攻撃範囲と強力な補助技を併せ持つ。
前作まではメガシンカによる破壊力でダブル上位に君臨していたが今作で没収された。

同タイプのポケモンにブリムオンGギャロップが加わり、ライバルも多くなってきた。
特にブリムオンは高いCと特性マジックミラーを持ち、アタッカーとしてもサポーターとしても優秀。こちらはSが80とそこそこある点を活かしたい。
Gギャロップはつのドリルで圧力をかける事が出来るが、そもそもあちらは物理アタッカー気質なので差別化を意識するような相手ではなく、
こちらはスカーフトリックができる。今作ではみちづれはダイマックスで無効化されるのでこちらが主流の模様。
環境上位には最も有利なかくとうが少ないため採用率はまずまずといったところ。

第八世代にてめざめるパワー炎の上位互換マジカルフレイムを習得。
からぶりほけんも導入され、きあいだまやさいみんじゅつといった命中不安技にリカバリーが利きやすく。
地味ながらタマゴグループに人型が追加され、遺伝が多少容易に。
鎧の孤島ではミストバーストを習得して新たな退場技を得た。
(ちなみにエルレイドが覚えない様にする為か、キルリア以前はミストバーストを習得しないので注意)
またワイドフォースの習得により、条件付きだが高威力の一致技で相手に大きな負担を掛けられるようになった。

第七世代の相方として有名だったガオガエンが解禁。
しかし、メガシンカ廃止、威嚇弱体化、登場ポケモン一新と環境はめまぐるしく動いている。
新要素ダイマックスによるフィールド展開や豊富な補助技を活かしうまく立ち回りたい。

冠の雪原にて種族値が上位互換のカプ・テテフが解禁された。
ただしあちらはマジカルフレイムやワイドフォースを取得できなかった上にサイコフィールドが弱体化しており、
メガシンカがなくなった今世代でも差別化自体は容易い。



特性考察 [編集]

シンクロ
状態異常にかかると相手にも移す。自身の回復はできないため、状態異常対策としては弱い。
どちらかというと、トレースのデメリットを嫌う時に採用。
トレース
サーナイトの個性。相手と同じ特性になる。完全に相手依存になるのであまり安定はしないが、相手の特性を知れるという側面もある。
ばけのかわ等はトレースできず、なまけ等のデメリット特性を得てしまう事もある一方、いたずらごころやてきおうりょくなどをトレースできると強力。
ふゆうはじめん技を無効にできるようになるが、ダイマックス技で展開できる各種フィールドの恩恵を受けられなくなるので一長一短。
いかく物理やもらいび炎を動きにくくさせたり、ジャラランガドータクンなど特性が初見では見破りにくい相手でも判別できる。
ポリゴン2はDLCで復活したが、依然としてシングルでは基本的にこれ。
テレパシー
隠れ特性でダブル専用。味方の攻撃を受けなくなる。じしんやヘドロウェーブ持ちの相方と組むなら。
カプ・テテフと同じ特性だが、トリックルームやふういんといった有用な補助技の有無により、差別化は容易。
かたやぶりで貫通されるため、相方を選ぶ際には忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%タイプ一致技。優秀な攻撃技。
マジカルシャイン80(120)100-タイプ一致技。ダブルでの全体攻撃に。
ミストバースト100(150)100使用後瀕死タイプ一致技。大ダメージを与えて退場できる。MF下で威力1.5倍。
しめりけで不発に終わるため、自身のトレースにも注意。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。
積み技や味方からのバトンタッチとあわせて。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF時威力1.5倍
PF時相手2体攻撃
タイプ一致技。
条件を満たせばタイプ一致補正とフィールド補正を含めて威力234の超火力。
ふゆうトレースに注意。
マジカルフレイム75100特攻↓100%対鋼。Cダウンも美味しい。カプ・テテフは覚えないので差別化にも。
きあいだま12070特防↓10%対鋼。高威力・命中難。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー。鋼にも等倍。
10まんボルト90100麻痺10%水/飛行や鋼/飛行に。かみなりは覚えない。
エナジーボール90100特防↓10%ガマゲロゲトリトドンに。
くさむすび20~120100-威力不安定。100.0kg以上ならエナジーボール超え。ダイマックスには無効。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%サポートに。自身にも後続にも生きる。ダブルだと相手全体攻撃。
物理技タイプ威力命中効果解説
かげうち40100優先度+1唯一の先制技。タスキ潰しに。
変化技タイプ命中解説
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
おにび85物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。
ちょうはつ100妨害技。補助技対策。
アンコール100妨害技。積み技対策。
かなしばり100妨害技。アンコールやみがわりとあわせて。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連続で出すと必ず失敗。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊面を補える。
ねがいごと-回復技。主にサポート用。
いやしのねがい-後続の全回復。無償降臨に。
おきみやげ100退場技。起点作りに。
ふういん-ダブル向き。まもるやトリックルームとあわせて。
トリック100こだわり系アイテムとあわせて。メガストーン・Zクリスタルがなくなり使い勝手が向上。
てだすけ-ダブル用。味方の技威力1.5倍。
トリックルーム-ダブルでのS操作。ねこだましで守ってもらう等しながら発動する。
サイドチェンジ-ダブル用。相方を守る。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサイコみらいよち140(210)場:PF一致技。フィールド補正で2発目から威力1.3倍。
先制技封じは自身のかげうちにも及ぼされるので注意。
ダイフェアリーとアンチシナジー。
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
130(195)
ワイドフォースPFを維持できれば、ダイマ終了後も高火力を維持できる。
ダイフェアリーミストバースト
ムーンフォース
マジカルシャイン
130(195)場:MF一致技。フィールドで竜技半減&状態異常予防。
でんじは・おにびと相性が悪い。
ダイサイコとアンチシナジー。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対霊超。追加効果の恩恵は薄め。
ダイマックス解除後にサイコショックと併せると追加効果を生かせる。
ダイナックルきあいだま95味方:A↑対鋼。元より威力は下がる。確実に当てたい時に。
ダイバーンマジカルフレイム130天候:晴対鋼。天候パの妨害にも。
ダイアイスこごえるかぜ110天候:霰4倍狙いで。威力はこごえるかぜ2発と同じ。
ダイサンダー10まんボルト130場:EF対水飛行。一致技のフィールドを消してしまう。
ダイソウゲンエナジーボール
くさむすび
130場:GF対水地面。一致技のフィールドを消してしまう。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン切れを狙う。
+  採用率の低い技

型考察 [編集]

スカーフ型 [編集]

特性:トレース
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ムーンフォース/サイコキネシスorサイコショック
優先技:マジカルフレイム/トリック/10まんボルト
選択技:きあいだま/シャドーボール/エナジーボール/みちづれ

ドラゴンに上からムーンフォースを叩き込めることに加え、トレースとこだわりスカーフの組み合わせにより、
すなかきドリュウズやすいすいカマスジョーなどを上から叩くことができる点が特徴。
最速ドラパルトやスカーフウオノラゴンパッチラゴンを抜くためおくびょうCSで確定。

サイコキネシスは威力低いし通り悪いのでダイマックスして拘り解除&フィールド展開して撃つことになりがち。間違ってもふゆうをトレースしないように。
サイコショックは候補外。スカーフじゃなきゃ抜けない特殊受けなんていないし仮にいてもトリックで充分。
↑ピンポイントだが冠の雪原で解禁されたウツロイドを強く意識するならありかも。

変化技になるが、スカーフトリックや先制みちづれもあり。
メガストーンやZクリスタルがない第八世代では、トリックが通りやすくなっている。

サポート型 [編集]

特性:トレースorシンクロ
性格:ずぶとい/おくびょう/おだやか
努力値:H252 BorDorS252
持ち物:ひかりのねんど/きあいのタスキ/オボンのみ/からぶりほけん
優先技:ミストバーストorおきみやげorみちづれ
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/ムーンフォース/こごえるかぜ/マジカルフレイム
変化技:ひかりのかべ/リフレクター/ちょうはつ/でんじは/おにび/アンコール/かなしばり/しんぴのまもり/トリックルーム/いやしのねがい

先発に繰り出し、豊富な変化技を活かす型。壁張り・起点作り・トリックルーム・状態異常撒きなどが可能。

サーナイトより速い物理アタッカーを呼びやすいため、きあいのタスキなり防御特化なりを検討したい。
いやしのねがいもできるが、受け出しには不向きである。
麻痺を起点に展開する相手に対し、サーナイトが痺れなければ先手で変化技を使って阻止することができる。

【ダブル】アタッカー兼サポート型 [編集]

特性:トレース/テレパシー
性格:おくびょう/おだやか/ずぶとい
努力値:HS252/CS252/HD252/HB252
持ち物:きあいのタスキ/回復系実/こだわりスカーフ/いのちのたま/ひかりのねんど
確定技:ムーンフォースorマジカルシャイン(両立可)
攻撃技:サイコキネシス/マジカルフレイム/きあいだま/シャドーボール/10まんボルト/こごえるかぜ
変化技:まもる/ひかりのかべ/リフレクター/ちょうはつ/でんじは/おにび/アンコール/かなしばり/しんぴのまもり/トリックルーム/ふういん/サイドチェンジ/トリック/みちづれ/いのちのしずくorいやしのはどう

ダブルバトルで豊富な補助技を活用しつつ、自身もアタッカーとして動くことができる。
同族は少なくないが、補助技の多さなど習得技で差別化には困らない。
テレパシーで味方の範囲攻撃を防ぎながら、壁貼り、スカーフトリック、状態異常撒き、ふういんによるトリックルーム、相手の特殊アタッカーのメイン・サブ技を封じるなど、色々なことができる。
パーティに合わせて、特性、技を選ぶ必要がある。


対サーナイト [編集]

注意すべき点
特殊方面に優れ、こだわりスカーフでの奇襲・耐久特化でのサポートに注意。
メガシンカこそ失ったものの豊富な技は相変わらず。
各種サブウェポンやサイコショック・ちょうはつ等による役割破壊も厄介。
鈍足の多いガラル環境では相対的に速めの補助技使いなので安易な受け出しは起点にされかねない。
特性が強力だとトレースで逆用されてしまう事も。
対策方法
どの型でも安定するポケモンは少ないが、はがねタイプが攻防ともに比較的安全。
きあいだまやマジカルフレイムで4倍弱点を突かれないポケモンならなおよい。
ギルガルド等の先制技持ちはこだわりスカーフにも強い。

外部リンク [編集]