ドクロッグ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ドクロッグ [編集]

No.454 タイプ:どく/かくとう
通常特性:きけんよち(相手が自分の弱点となる技や一撃必殺技を持っているかわかる)
     かんそうはだ(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化しHPが最大HPの1/4回復する。
            ほのおタイプの攻撃技で受けるダメージが1.25倍になる。
            天気が「あめ」の時、ターン終了時、HPが最大HPの1/8回復。
            天気が「ひざしがつよい」の時、ターン終了時、HPに最大HPの1/8のダメージ)
隠れ特性:どくしゅ(直接攻撃技でダメージを与えたとき、相手を30%の確率でどく状態にする)
体重  :52.2kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドクロッグ8310665866585490きけんよち/かんそうはだ/どくしゅ

ばつぐん(4倍)エスパー
ばつぐん(2倍)じめん/ひこう
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/どく/いわ/あく
いまひとつ(1/4)むし
こうかなし----

特性「かんそうはだ」の場合、みず無効、ほのお1.25倍


唯一のどく×かくとう複合タイプ。本来かくとうの天敵であるフェアリーを等倍に抑え、一致で弱点を突ける。
防御面においても優秀で、いわあく+かくとうのように補完に優れる組み合わせを全て半減に抑えられる。
タイプと特性によってどくどく、ねっとうも無効化可能、更にそこそこの素早さから挑発を撃てるので耐久型にも強い。
エスパータイプが4倍弱点の唯一の系統だが、エスパー技は不一致で使われるケースは少なく、そもそもエスパータイプ自体が逆風で環境にあまりいないので、4倍弱点を放置するリスクが少ないのも地味な利点。

ただし種族値配分は無駄が多く、元々足りない合計値を両刀傾向に配分したことで耐久・火力・素早さ全てが中途半端。
耐性も優秀だがメジャーなじめん、ダイジェットの登場により採用率が急上昇したひこうに弱く、
攻撃面においては高威力のかくとう技を習得しない為に火力不足を感じやすく、一致技は双方どく、ゴーストに半減される。
特性を活かした雨パメタとしても、ペリッパーガマゲロゲに一致弱点を突かれる為、いまいち機能しない。
総じて個性は豊富ながら要素が互いに食い合ってしまい、扱いづらさが目立ち採用率は少々伸び悩むのが実情。

第八世代ではバトンタッチとアンコールを獲得。多芸さに磨きがかかり、役割対象としてウオノラゴンが登場。
ダイマックスによりサブウェポンの火力・耐久を補完しつつ、一致技で攻撃方面を積めるようにもなった。
ただし一致技が機能しないゴーストが跋扈している環境である点には注意が必要。
また、相変わらずインファイト、ばかぢから等を習得できず、かくとう技の火力は依然として不安なままである。

通常環境ではマイナーなポケモンだが、毎世代末期に開催されるGSルールで高い採用率を叩き出すことで知られる。



特性考察 [編集]

きけんよち
一撃必殺技や弱点技、主にじしんの有無を見抜ける。発動しなければ相手に弱点を突かれず、特性も割れないが、
発動した相手からは基本的に退くしかないうえ、特性がきけんよちである(≒かんそうはだでない)ことが割れる。
そもそも、等倍でもちょっとした攻撃が致命傷になる程度には低耐久なため、発動しない状況でも常に油断できない。
現環境ではタスキを持たせて運用することが殆どであるため、恩恵を実感できる状況はほぼないと言って良い。
かんそうはだ
水技を無効化でき、水に役割を持てるので、基本的にはコレ。
雨パに多い鋼にも一致格闘技で弱点を突けるが、ペリッパーや水/地面には要注意。
また、炎技のダメージが増す事、晴れ下ではスリップダメージを受ける事、かたやぶりで貫通される事も忘れずに。
ドクロッグ自身はみず技を習得しないが、トレースされるとみず技が通らなくなるので後続との相性には注意。
どくしゅ
隠れ特性。対応技は多いが、毒状態なので麻痺や火傷のように相手を弱体化させる効果は無い。
3割を引いたところであまり旨味がなく、他のポケモンのでんじはやおにびを妨害する恐れもある。
対雨性能を重視せず、晴れの時にタスキが潰れるデメリットが大きいと捉えた場合は、消去法的意味合いでの採用が考えられる。
型とその議論はノートにあります。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果接触解説
クロスチョップ100(150)80急所ランク+1タイプ一致技。高威力・命中不安。
インファイト・ばかぢから共に習得できない為、火力重視だとこれになる。
ドレインパンチ75(112)100HP吸収タイプ一致技。回復効果付き。ビルドアップと相性がよい。
かわらわり75(112)100壁破壊タイプ一致技。ラプラスに。
けたぐり20~120
(30~180)
100-タイプ一致技。威力不安定。100.1kg以上ならクロスチョップ以上。
バンギラスナットレイカビゴンなど有効な仮想敵は多い。
どくづき80(120)100毒30%タイプ一致技。どくしゅとあわせて毒51%。
ダストシュート120(180)80毒30%×タイプ一致技。高威力・命中不安。
ふいうち70100優先度+1対エスパー・ゴースト。読みが要るが高威力の先制技。
ストーンエッジ10080急所ランク+1×対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。
がんせきふうじ6095素早↓100%×追加効果が優秀。交代読みや、サポートに。
じしん100100-×対毒。ギルガルドにも。
れいとうパンチ75100凍り10%呼ぶ飛行・地面のいずれにも通る。複合ドラゴンなどに当てられるとおいしい。
かみなりパンチ75100麻痺10%かんそうはだでの水への遂行技。
とびはねる8585溜め攻撃主にダイジェット用。相手のダイマターン枯らしにも。
バレットパンチ40100優先度+1いつでも使える便利な先制技。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。他の先制技より速い。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。タスキとあわせて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ゲップ120(180)90-タイプ一致技。威力は申し分無いがきのみ消費の条件付き。
ヘドロウェーブ95(142)100毒10%タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%タイプ一致技。毒で火力補強を狙える。
しんくうは40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。本作ではタマゴ技に。
きあいだま120(180)70特防↓10%タイプ一致技。高威力・命中難。
あくのはどう80100怯み20%対エスパー・ゴースト。スカーフなら怯みを狙える。
シャドーボール80100特防↓20%あくのはどうと選択。格闘/エスパーやミミッキュに。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。交代読みや、サポートに。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100補助技対策。ふいうちと相性がよい。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
アンコール100起点作りに。ふいうち読みの補助技に対して。
つるぎのまい-攻撃を強化。ふいうちとあわせて。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。ドレインパンチと相性がよい。
わるだくみ-特攻を強化。特殊型の決定力向上に。
どくどく必中耐久型対策。自身のタイプにより必中。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアシッドダストシュート
ゲップ
95(142)味方:C↑一致技。威力は低め。
特殊型なら攻撃しながら火力補強できる。
どくづき
ヘドロウェーブ
ヘドロばくだん
90(135)
ダイナックルきあいパンチ
けたぐり
100(150)味方:A↑一致技。威力は低め。
物理型なら攻撃しながら火力補強できる。
きあいだま95(142)
クロスチョップ
ドレインパンチ
90(135)
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
130天候:砂嵐格闘との補完に優れる。雨と相性が悪い。
がんせきふうじ110
ダイアースじしん130味方:D↑対毒。格闘技と範囲が被りがち。追加効果は優秀。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑加速用。最速で準速スカーフサザンドラ相当。
準速だとカマスジョーの1つ下の135族相当。要調整。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰対地飛竜。雨と相性が悪い。
こごえるかぜ110
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF対水飛。催眠対策やPFやMFの解除にも。
ダイアークイカサマ
じごくづき
あくのはどう
130相手:D↓対霊超。基本はこちら。
ふいうち
はたきおとす
120
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対霊超。ミミッキュを意識するならこちら。
ダイアタックねこだまし
フェイント
90相手:S↓抜ける相手は多い。調整はダイジェット参照。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックス切れを狙う。
+  採用率の低い技

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:かんそうはだ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252ベースで調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/きあいのタスキ
確定技:ドレインパンチorクロスチョップorけたぐり/ダストシュートоrどくづき
攻撃技:じしん/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ストーンエッジ/カウンター/ねこだまし/ふいうち/バレットパンチ/フェイント
変化技:みがわり/ちょうはつ/ビルドアップorつるぎのまい/アンコール

スタンダードな物理アタッカー。フェアリーに弱点を突かれない格闘タイプ。
加えて特性かんそうはだにより、マリルリ等の水/フェアリーに強い。
A特化@いのちのたまのどくづきでH205B102マリルリを高乱1(87.5%)。
相手の水技は無効で、A特化じゃれつくはB4振りで確定耐え。
格闘技は、無補正A振りクロスチョップでH振りバンギラスを確1。ドレインパンチの場合はいのちのたま以上で確1。
この辺りは威力と命中を天秤にかけて選ばなくてはいけない。
補助技はみがわりやちょうはつが使いやすい。
等倍でゴリ押しできる火力はないが、耐久が低いので、つるぎのまいは使いにくいか。

繰り出し性能が高いのだから、
ダストシュート、クロスチョップ、ストーンエッジの命中率を上げる為にこうかくレンズも有用だと思う。
スペック的にタスキや珠枠を潰すのは勿体無い。
↑たかだか8上げる為だけに持ち物潰す方が勿体無いですね
↑例えば元が命中60の催眠術だと外れる確率が40%→34%にしかならないが、元が命中80だと外れる確率が20%→12%と半分近く下がる。
連続で使う場合はこの差が大きく効いてくるから、これらの技をいくつも同時に採用するならこうかくレンズは十分に有用と言える。
期待値は珠>レンズだし優先して持たせたいということはないが、行動回数が稼ぎにくいドクロッグにとって一回の外しは仕事の量に大きく響くし、
襷や珠が余っていないなら選択肢くらいにはなっても良いと思う。
↑珠持たせてどくづきドレパン岩雪崩使えばいいだけなんですがそれは・・・
↑球が余ってない場合って条件読み飛ばしてるのは故意?
↑↑珠どくづきだと無振りゼルネアスが確1にならない。A特化持ち物無しダストシュートで無振りゼルネアスが確定1発。この差は流石に軽視できないと思う
↑↑↑↑横槍だけど「こいつにはもっといい道具が」ではなく「こいつに珠や襷は勿体無いから他の道具を」という提案は今までに無かったから、
このサイトの趣旨的に許される事なのかってのは真面目に考えた方がいいかもしれない。
珠や襷持たせりゃ大いに活躍できるマイナーポケ全般に言える事だし。

+  どくしゅについての議論

積みドレパン型 [編集]

特性:かんそうはだ
性格:しんちょう/わんぱく
努力値:HDベースまたはHBベース
持ち物:くろいヘドロ/オボンのみ
確定技:ドレインパンチ/つるぎのまいоrビルドアップ
優先技(先制技):ふいうち/バレットパンチ/フェイント
攻撃技:どくづき/れいとうパンチ/ストーンエッジ
変化技:みがわり/ちょうはつ/どくどく/まもる/アンコール

優秀な耐性とかんそうはだを活かして積み技を使う型。
ビルドレインをする格闘は多いが、耐性の違いから差別化は容易。
素の耐久は低いので耐久ベースで努力値を割く。
耐久水や雨パを意識するならHDベース、格闘(主にウーラオス)やバンギラスを意識するならHBベースとなる。

古来から存在する型だが弱点がメジャーなため、居座り向きの耐性ではないのが難点。
加えて現環境ではダイジェットが飛び交うため、低耐久のドクロッグで積む隙を作るのは至難の業。


対ドクロッグ [編集]

注意すべき点
格闘だがフェアリー等倍、かんそうはだにより水無効など耐性が独特。
攻撃範囲を補うサブウェポン、種族値を補う先制技・積み技が豊富。
対策方法
耐久が低く、じめん技が弱点であるためパーティ単位で倒せないということはあまりない。
ふいうち・はたきおとすで仕事をされないように立ち回りたい。
ゴーストタイプならタイプ一致技で弱点をつかれず基本的には有利に戦える。
ギルガルドは一致技の両方を無効にでき、ゲンガーも相性面で有利なうえにおにびを入れることができる。
ただし、前述の通り悪技の所持率は高いため過信は禁物。

外部リンク [編集]