バッフロン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

バッフロン [編集]

No.626 タイプ:ノーマル
通常特性:すてみ(反動でダメージを受ける技の威力が1.2倍になる)
     そうしょく(草タイプの技を受けると無効化して攻撃が1段階上がる)
隠れ特性:ぼうおん(音に関係する技が無効になる)
体重  :94.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
490族ノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バッフロン9511095409555490すてみ/そうしょく/ぼうおん
ケンタロス75100954070110490いかく/いかりのつぼ/ちからずく
ミルタンク95801054070100490あついしぼう/きもったま/そうしょく
ガルーラ1059580408090490はやおき/きもったま/せいしんりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

特性「そうしょく」の場合、くさ無効


鈍足重火力型の単ノーマルタイプ。すてみタックルの反動を削った優秀な専用技、アフロブレイクを所持。
単ノーマルの例に漏れずサブウェポンも豊富で、火力を増強できる特性を2つ持つ攻撃的な構成。
数値上の耐久、弱点の少なさから、一致かくとう相手以外であれば何も出来ず落とされることは少ない。
とはいえ耐性も少なく、主力技が反動技であり、鈍足から場持ちは今ひとつで、刹那的な運用になりがち。
また同タイプには種族値傾向の似たライバルも多く、特性を活かした運用を心がけないと独自性が薄くなるのが悩みどころ。
積み技も豊富だが再生回復を持たず、積む機会を確保する為に下準備が必要となる。

第八世代ではおんがえしが廃止。アフロブレイクがあるとはいえ、安定択は新規習得したのしかかりで代用することに。
どくどく、つばめがえしも剥奪され、弱点の素早さを補強する手段はじならしやダイアタックによる擬似的なものに限られる。
一方で10まんばりき、インファイト、じごくづき等、サブウェポンは結構豊富に。
ただし先制技や新たな高威力反動技は覚えられず、役割においては幅が広がっておらず、良くも悪くも前世代とほぼ同じ運用となる。

新たなトップメタゴリランダーに対してそうしょくで強く出られる点は特筆に値する。
キョダイマックス技で貫通され、また不一致とはいえかくとう技を使用出来る点は留意が必要だが、
役割として想定しやすい仮想敵が採用率上位に躍り出てきた点は追い風。そうしょく持ちとしては最も攻撃種族値が高い。

新要素であるダイマックスとの相性はなかなか。前述の通りダイジェットは使えないが技範囲自体は優秀。
元々安定している耐久を底上げしつつ、じゃくてんほけんや攻撃・防御・特防を上昇させるタイプの技が使える。
全抜きさせるのは難しいが殴り合いを制する能力が大幅に上がり、最低限のフィールド・天候作成により後続補助も出来なくも無い。



特性考察 [編集]

そうしょく
くさ技を無効化して攻撃力を上げる。単純に無効耐性が増加し、厄介な補助技もシャットアウト。
くさタイプを流しやすく、流し際に積み技を使えれば更に美味しい。これの存在により、他の特性でもくさ技を牽制可能。
現環境ではゴリランダー対策としての採用が主流。キョダイコランダには貫通されることを忘れずに。
ダブルバトルでは、味方の「はなふぶき」で相手を攻撃しながら能動的に発動できる。
禁止級だがザルードの「ジャングルヒール」でも発動する。ただし自身のHPと状態異常の回復はできなくなる。
すてみ
反動技の威力を増強。適用技は「アフロブレイク」と「ワイルドボルト」の2種類のみだが、安定した火力補強になる。
ただし、確定数が変わらない相手だと必要以上に反動を受けた状態で次の先手を譲ることになりかねないため、
この特性を選ぶならばこだわりハチマキなどの火力補強アイテムを持たせて一撃の突破力に特化させたい。
唯一の能動的な火力アップ特性ではあるが、鈍足で被弾しやすいバッフロンにとって繰り出し機会を増やせるほか2つの特性とは一長一短。
ダイマックス時は適用外となることを忘れないように。
ぼうおん
隠れ特性。「ハイパーボイス」や「ほえる」等の音技を無効化する。
「ほろびのうた」や「すてゼリフ」のような厄介な技で流されないのも利点。
珍しい特性なので差別化はしやすいが、対抗できる相手がややピンポイント気味か。

防げる技は以下。

攻撃技いびき、さわぐ、うたかたのアリア、エコーボイス、オーバードライブ、おしゃべり、スケイルノイズ
チャームボイス、バークアウト、ハイパーボイス、ばくおんぱ、むしのさざめき、りんしょう
補助技いやしのすず、いやなおと、うたう、おたけび、きんぞくおん、くさぶえ、すてゼリフ
ちょうおんぱ、ないしょばなし、なきごえ、ほえる、ほろびのうた

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<すてみ>
命中効果解説
アフロブレイク120(180)
<216>
100反動1/4タイプ一致専用技。すてみ適用技。
すてみタックルと同威力で反動が小さい。
のしかかり85(127)100麻痺30%タイプ一致技。威力は据置だが、反動無しで麻痺率も優れる。
からげんき70(105)/
140(210)
100状態異常で
威力倍
タイプ一致技。やけどが増えた環境と相性は良い。
ワイルドボルト90
<108>
100反動1/4すてみ適用技。エアームドブルンゲルなどに。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対岩・鋼。撃ち逃げになりがち。バンギラスナットレイに。
インファイト120100防御・特防↓ばかぢからと選択。火力は維持できるが防御と共に特防が低下する。
リベンジ60/120100優先度-4対岩・鋼。後攻かつ被弾で威力倍増。鈍足との相性はよい。
じしん100100-対岩・鋼。ノーマル技との相性補完に優れる。ギルガルドに。
10まんばりき9595-草食との相性を考えるとこちら。
じだんだ75/150100-メガホーンやストーンエッジなどの保険に。じわれは覚えない。
じならし60100全体S↓100%ダブルバトルでは、味方のうっぷんばらしの威力アップにもなる。
ただし、味方のまけんきかちきには適用されない。
アイアンヘッド80100怯み30%ミミッキュ。怯みは狙いにくい。
じごくづき80100音技封印基本的にぼうおん以外だが、悪技では安定。
うっぷんばらし75/150100-威嚇や一部の技などに逆襲できる。
しっぺがえし50/100100-対ゴースト。鈍足との相性はよい。
ストーンエッジ10080急所ランク+1高威力・命中難。炎や虫、飛行に。
いわなだれ7590怯み30%トリルよりも、こわいかお、じならし、空振り保険等とあわせて。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%サポート技。
メガホーン12085-そうしょくでの草への遂行技。エスパーや悪にも抜群。
ダイワーム化やじだんだ、空振り保険でフォロー可能。
どくづき80100毒30%そうしょくでの草への遂行技。フェアリーにも抜群。
しねんのずつき8090怯み20%そうしょくでの草/毒や草/格闘への遂行技。自身に先制技がないため、ダイサイコ化も。
げきりん120100行動固定行動固定が痛い。ドラゴンへは威力が出るがフェアリーに注意。
変化技タイプ命中解説
みがわり-補助技対策。ぼうおんと相性が良い。
ちょうはつ100補助技対策。遅いので使いにくい。
つるぎのまい-攻撃を強化。全抜きを狙うなら素早さ補強も欲しい。
こわいかお100相手の素早さ半減。無補正無振りで最速85族と同速。
コットンガード-防御を超強化。
ドわすれ-特防を強化。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックギガインパクト150(225)相手:S↓一致技。S調整すれば中速域のポケモンには上を取れるようになる。
トリックルームで使う際は相性が悪い。
アフロブレイク140(210)
のしかかり130(195)
からげんき120(180)
ダイナックルインファイト
ばかぢから
95味方:A↑いわはがね。威力は下がるが追加効果と耐久を削らない点は優秀。
ダイアースじしん
10まんばりき
130味方:D↑いわはがね。追加効果で特殊耐久アップ。
ダイアークじごくづき
うっぷんばらし
130相手:D↓ゴースト。追加効果は微妙。
しっぺがえし100
ダイスチルアイアンヘッド130味方:B↑フェアリーいわ。追加効果の防御アップも優秀。
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
130天候:砂嵐命中不安を解消できる。スリップダメージに注意。
がんせきふうじ110
ダイサンダーワイルドボルト130場:EFギャラドス。すてみワイルドボルトより高威力で反動もない。
催眠対策にもなる。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスを凌ぐ際に。

型考察 [編集]

そうしょく型 [編集]

特性:そうしょく
性格:いじっぱり
努力値:HA252ベースでBorSを調整
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/グラスシード/オボンのみ/ラムのみ/ヨプのみ
確定技:アフロブレイク
優先技:インファイト/じしん
選択技:ワイルドボルト/じごくづき/からげんき/ギガインパクト/ストーンエッジ

そうしょくを活かして草技読みで後出しし、そうしょく発動からサイクル崩しを狙う型。
ゴリランダーナットレイに強く、ギャラドスなどにもパワーウィップ読みで繰り出せる場合がある。
持ち物は打ち合いに強くなるとつげきチョッキ・オボンのみや、火力補強のこだわりハチマキなどが有力。

そうしょく発動A特化アフロブレイクで無振りゴリランダー中乱数1。ダイアタックなら確1。
A特化ワイルドボルトで無振りギャラドスを威嚇込み高乱数1、そうしょく後のワイルドボルトでH振りアシレーヌを確1、
Sに少し振れば抜ける相手は増えるが、Hを削りすぎると通常時にアフロブレイクやワイルドボルトを使いづらくなるのが難点か。

すばやさ調整
特記なければすばやさ補正なし。
努力値実数値対象ポケモン
075同速未満抜き。ダイアタック後無振り霊獣ランドロス抜き。
476S同族抜き。
4481無振り60族(ポリゴン2)抜き。ダイアタック後無振り100族抜き。
5282無振り61族(バンギラス抜き。
252107無振り86族(FCロトム)抜き。ダイアタック後準速100族+7(実数値159)まで抜ける。
最速117無振り96族(ミミッキュ)抜き。ダイアタック後最速100族+7(実数値174)まで抜ける。

すてみ型 [編集]

特性:すてみ
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:攻撃252 素早さ調整 残り耐久
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/オボンのみ/ラムのみ/ノーマルジュエル
確定技:アフロブレイク/ワイルドボルト
選択技:じしん/じごくづき/インファイト/メガホーン/ストーンエッジ/アイアンヘッド/げきりん/つるぎのまい

高火力のアフロブレイクを中心に攻める型。
そうしょくではないので、草技は無効化できない。
ワイルドボルトも特性を活かせるが、2倍相手なら等倍アフロブレイクと威力が変わらない。
有効な相手は地面と複合していない霊(特にブルンゲル、霊/飛)や鋼/飛、水/飛、岩/飛、水/岩 辺り。
ちなみにA特化ワイルドボルトでHB振りエアームドを確3。火力アップアイテムが無いと厳しい。

オノノクスの無補正A252振りハチマキ(or1舞)げきりん耐えには、H252に加えB28振りが必要。

もちものについて
  • こだわりハチマキ
    A特化でHB特化ポリゴン2@しんかのきせきをアフロブレイクで超高乱数2発(割合:49.4~58.3%)。
    S調整後、反動2回とポリゴン2の攻撃を1回耐える耐久調整が必要。
    HD特化ブルンゲルをワイルドボルトで確1。
    HB特化ブルンゲルにも通常ワイルドボルト→やけどワイルドボルトで確定。
  • とつげきチョッキ
    特殊相手との撃ち合いに。
  • ラムのみ
    やけどを始めとした状態異常に強くなり、行動回数を増やすことができる。
    防御特化ブルンゲルをつるぎのまい→ワイルドボルトで確1。

対バッフロン [編集]

注意すべき点
特性そうしょくによる草耐性と攻撃上昇。草技読みで降臨されると厄介。
特性すてみでのアフロブレイク・ワイルドボルトはかなりの火力。
じしん、ばかぢから、ストーンエッジ、ワイルドボルトなど攻撃範囲も広い。
コットンガードやドわすれなども覚え、ダイマックスによる反動無視ダイマックス技も強力。
対策方法
すてみ適用技は少なく、そうしょくも発動させなければ素の火力は並程度。
鈍足かつ先制技もないため、上からおにびを打てば簡単に機能停止できる。
ノーマル無効のゴーストタイプは受け出ししやすいが、ゲンガーギルガルドはサブのじしんに注意。
ゴツゴツメット持ちのエアームドならはねやすめと合わせて、バッフロンを消耗させつつ確実に受けられる。
耐性変化によりワイルドボルトも怖くなく、ばかぢからも連発は効かないので最安定と言える。
鈍足で耐性が少ない上にアフロブレイクやワイルドボルトの反動ダメージもあるため、等倍高火力で先制確2圏内に押し込むのはたやすい、
一定以上の火力を持つポケモンにタスキを持たせておけば対面で負けることはまず無いだろう。

外部リンク [編集]