フシギバナ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

フシギバナ [編集]

No.003 タイプ:くさ/どく
通常特性:しんりょく(HPが最大HPの1/3以下の時、草タイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:ようりょくそ(天気が「ひざしがつよい」の時に素早さが2倍になる)
体重  :100.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
草/毒HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フシギバナ80828310010080525しんりょく/ようりょくそ
ラフレシア7580851109050490ようりょくそ/ほうし
ロズレイド60706512510590515しぜんかいふく/どくのトゲ/テクニシャン
晴れエースHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フシギバナ80828310010080525しんりょく/ようりょくそ
リザードン78847810985100534もうか/サンパワー
エレザード62555210994109481かんそうはだ/すながくれ/サンパワー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/ひこう/エスパー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/かくとう/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

初代御三家の一角で、くさ×どく複合。良くも悪くも平坦な種族値を持つ。
くさタイプらしく変化技が豊富で、平均以上の耐久と粉技、毒無効のタイプ特性により、居座る性能が高い。
素早さも絶妙な数値で、最速スカーフで最速ドラパルトを抜け、ようりょくそも持つので型の幅が広い。

第8世代では一致技との補完に優れるだいちのちから、ウェザーボールを習得。
これにより晴れパでの特殊アタッカー性能が大きく上昇。味方のサポートにより天候を展開しやすいダブルではトップメタの一角となった。

メガシンカが廃止。耐性・数値共に低下した上、多くのポケモンがどくどくを失いどくタイプの優位が減少。
また、ダイジェットの流行でひこう弱点が目立つように。
ダイマックス技によって天候を起動できるようになったのはメリットもデメリットもある。

専用のキョダイマックスを持つポケモンの1体。他の初代御三家同様、特定のタイプ以外の相手にスリップダメージを与える。
ターン終了時に発生するので行動保証を潰せる訳ではないが、最初の一撃の合計火力はダイソウゲンを上回る。
後続に対しても火力補助・タスキ潰しになるので、グラスフィールドを戦略に組み込まないのであれば十分選択肢。



キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイベンタツくさくさタイプ以外のポケモンに4ターンの間最大HPの1/6分のダメージを与え続ける。
考察及びダイマックスとの比較
一発度でも発動すればフシギバナの状態とは関係ない独立した効果として相手フィールドに残り続ける。
タスキで耐えた体力を追加攻撃で倒せる点や総合的に見て初擊の威力が16%上乗せされる点は優秀である一方で、グラスフィールドが貼れなくなるので2擊目以降にも連発するときは総合的な威力で劣る。
ただ、通りの悪いくさタイプの技である以上、3ターン連続してダイソウゲン(キョダイベンタツ)を乱発するという場面はあまり無く、飛行・氷弱点故にダイジェットやダイアイスの天候上書きなどで上が取れなくなり、そのまま二擊目でお陀仏になる=ダイソウゲンが連発できない場面もそれなりにあるため、自分のパーティにグラスフィールドがどの程度必要なのか次第だろう。
フシギバナはタイプ上くさタイプを呼ぶことがまずないため、追加ダメージが腐りにくいのも長所。
エースバーンのコートチェンジの対象でもあるのでコートチェンジにも注意。
ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

しんりょく
通常特性。くさ技の通りの悪さを補える。
耐性・耐久共に安定しており、回復技も習得する為、発動自体は比較的容易。
体力が削れた状態から、高威力のギガドレインによる巻き返しも可能。
ようりょくそ
隠れ特性。晴れ下で素早さ倍増。
ダイバーンで簡単に晴れが展開できるようになった事とウェザーボールを習得した事で扱いやすさは向上。
また、需要の増加によりひでり持ちや相手のダイバーンを牽制しやすくなった。
ただ、フシギバナ本人は晴れにする目的でダイバーンを撃てないので注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ヘドロばくだん90(135)100毒30%タイプ一致技。性能安定。
ギガドレイン75(112)100HP回復タイプ一致技。回復効果付き。
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
ソーラービーム120(180)100晴れで溜め無しタイプ一致技。ようりょくそ用。
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発は利かない。撃ち逃げ向き。
ハードプラント150(225)90行動不可タイプ一致技。
ダイマックス・キョダイマックスや最後っ屁に。
ウェザーボール50/100100-晴れ・雨で威力150。ようりょくそ発動の為、基本的には晴れと合わせて。
また、他の天候でも炎・飛・虫などに刺さる。
だいちのちから90100特防↓10%対炎・毒・鋼。電気への遂行にも。
一致技との相性補完に優れる。
物理技タイプ威力命中効果解説
パワーウィップ120(180)85-タイプ一致技。命中不安。
はなふぶき90(135)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
例えばそうしょく持ちの味方と組ませると良い。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルバトルでは単体攻撃。
はなふぶきとは選択で。
タネマシンガン25(37)×2~5100-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
じしん100100-だいちのちからを習得したので、物理型のみ採用候補。
ダブルでは周囲全体攻撃。
グラスフィールドと相性が悪い。
げきりん120100行動固定呼ぶ竜への奇襲。基本はダイドラグーン化前提。
変化技タイプ命中備考
こうごうせい-回復技。晴れ下で効果増大。
やどりぎのタネ90削り技兼回復技。草には無効。
しぜんのちから-攻撃技だが変化技扱い。フィールド展開できる味方とあわせて。
ねむりごな75妨害技。草やぼうじんには無効。
どくどく必中ダメージ源。自身のタイプにより必中。毒や鋼には無効。
せいちょう-攻撃と特攻を同時に強化。晴れ下では2段階上昇。
つるぎのまい-攻撃を強化。全抜きは厳しい。
のろい-攻撃・防御を補強、素早さ低下。回復技とあわせて。しんりょく型で。
あまえる100物理型対策。あまのじゃくまけんきに注意。
ドわすれ-特殊技対策。4倍まで上げられるが後続には生きない。
ひかりのかべ-サポート用。特殊技半減化。後続にも生きる。
にほんばれ-ようりょくそなら高速移動感覚で使用できる。相手の炎技強化に要警戒。
グラスフィールド-草技強化&小回復&地震半減。耐久型と相性が良い。
こらえる-ダイマックス枯らしに。ダイジェットを誘いやすいので、
ようりょくそ型でじゃくてんほけんと合わせれば逆襲もできる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
キョダイベンタツハードプラント150(225)相手場:毎ターン
1/6ダメージ(くさ以外)
一致技。グラスフィールドを貼れなくなるが、がんじょうやタスキ潰しに有効。
スリップダメージがとても大きく、単純な火力補助としても使える。
無効にするくさタイプには基本的に有利。
だがナットレイにだけは晴れウェザーボール以外不利なので注意。
リーフストーム140(210)
ソーラービーム
エナジーボール130(195)
ギガドレイン
ダイソウゲンハードプラント150(225)場:GF一致技。フィールド展開で草技威力1.3倍&小回復&地震威力半減。
リーフストーム140(210)
ソーラービーム
エナジーボール130(195)
ギガドレイン
ダイアシッドヘドロばくだん90(135)味方:C↑一致技。初動の威力は低いが追加効果が強力。
ダイアースだいちのちから130味方:D↑対炎毒鋼。役割対象と追加効果がマッチ。
ダイバーンウェザーボール130天候:晴炎天限定。対鋼。
ダイドラグーンげきりん140相手:A↓対竜。かなり奇襲寄り。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れを狙う。
+  晴れ以外のウェザーボール等

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:しんりょく/ようりょくそ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 HS調整
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ/オッカのみ/オボンのみ/ラムのみ/じゃくてんほけん
確定技:リーフストームorエナジーボール/ヘドロばくだん
優先技:だいちのちから
選択技:ハードプラント/ウェザーボール/みがわり/やどりぎのタネ/ねむりごな/どくどく

種族値に沿った一般的なアタッカー型。
水、電気や草、妖などに後出しし負担をかけていく。
特攻種族値は100とただ殴っていくだけでは力不足なので、持ち物による火力補強もしくはどくどく、やどりぎなどの搦め手がほしい。
じゃくてんほけんは効果は絶大だがめざパが無くなったため電気や草相手には発動が望めず、フェアリーのマジカルフレイムでは差し引き+1にしかならないので微妙。

特性はしんりょくが基本だが、相手の不一致ダイバーンに便乗できるようりょくそも一考の余地があるか。
その場合は耐久調整必須。例としてはサザンドラのダイバーンを無補正H140振りで確定で耐えられる。

ライバルにラフレシアロズレイドがいるが、彼らと違ってだいちのちからを覚えるので差別化は容易。
炎・毒・鋼と一致技の通らない相手に抜群を取れ、電気への遂行にも利用できるのでぜひ入れておきたいところ。

また、しんりょくの場合はウェザーボールが安定して使えないので、ハードプラントも候補に挙がる。
ジュカインに次ぎジュナイパーと同率2位のハードプラントを使えるポケモンであり
キョダイマックスと合わせば相手に大きな負荷をかけられる。
しんりょく発動後のハードプラントの火力は凄まじく、火力指数は56362まで昇り、ダイマックスしたH252のマリルリに確定一発を取れたり
グラスフィールドの補正があれば、ダイマックスしたH252D4のラプラスにまで確定一発が取れる。

ようりょくそアタッカー型 [編集]

特性:ようりょくそ
性格:ひかえめ
努力値:HC252ベースでS調整
持ち物:じゃくてんほけん/こだわりメガネ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ/オッカのみ/オボンのみ/ラムのみ
確定技:ソーラービーム(推奨)orエナジーボール
優先技:ヘドロばくだん/ウェザーボール
選択技:だいちのちから/せいちょう/こうごうせい/やどりぎのタネ/ねむりごな/どくどく/にほんばれ

あらかじめひざしがつよい状態にしておいた後、暴れまわる型。

晴れを活かす型なのでソーラービーム採用が基本だが、現環境ではダイアイスやダイロックで妨害される機会が多く、
相手のバンギラスなどへの交代により大きな隙を作ってしまう場合もある。
前者は予測しがたいが他の草技を採用するなりダイソウゲン化するなりして対策できる。後者は明らかに晴れを維持できないのに選出する時点で間違っている。

他の晴れエースのリザードンエレザードと比べるとどうしても火力が不安なので、基本的にはいのちのたま以上の補正アイテムが必須。
こだわりメガネで高負担をかけながらダイマックスで撃ち分けるといった形式がおすすめ。
いっそ晴れ始動要員を用いず、自身が高速移動感覚でにほんばれを使用し、受ける技で弱点保険を発動させるのも良いかもしれない。

葉緑素が発動すればすばやさは無振りでも129族相当ある。
Sに52でドラパルトを、132でテッカニンを、188で最速スカーフサザンドラを抜ける。
仮想敵にあわせて調整。迷ったらスカーフドリュウズや準速スカーフサザンドラもまとめて抜けるテッカニン抜きまで振っておけば大抵先手を取れる。その分耐久は下がるがダイマックスで補える。
前述のとおり天候が変わりやすい環境のため、通常時抜ける範囲も把握しておきたい。

くろいヘドロ耐久型 [編集]

特性:しんりょく/ようりょくそ
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:HB252orHD252ベース
持ち物:くろいヘドロ
確定技:やどりぎのタネ
優先技:みがわり
攻撃技:ギガドレイン/ヘドロばくだん
変化技:ねむりごな/どくどく/こうごうせい/まもる

やどりぎのタネに加え、くろいヘドロによる定数回復を得られる。長期戦に強く、みがわりも使いやすい。

HPは172振りでくろいヘドロの回復量が最大になるが、単純に合計耐久指数を高めたいなら全振りでも良い。


対フシギバナ [編集]

注意すべき点
平均以上の耐久と4倍弱点が無い耐性、豊富な回復技を持ち不一致弱点技ではなかなか落としにくい。
相性有利なポケモンにもサブウェポンや妨害技が刺さるため、安易に後出しできない。
ようりょくそアタッカーは高い素早さから高威力のソーラービームを連発してくる。耐久型はやどりぎやギガドレインで攻撃と回復を同時にこなす。どちらも厄介。
キョダイベンタツによるスリップダメージも危険。
対策方法
一致技は通りが悪く、ねむりごなもぼうじんゴーグルなどで無効化できる。
しかしこちらからの有効打が無いと、やどりぎのタネやこうごうせいで受け切られてしまう。
弱点技のほか、一撃必殺技やちょうはつもあると良い。
剣盾環境ではナットレイに有効な手段が限定的になっているため、パーティにいれておくだけでも牽制になる。
ようりょくそ型にはダイジェットやダイアイスがあると対抗しやすい。また晴れ下では不一致炎技でも大ダメージを与えられる。

外部リンク [編集]