ブリザポス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ブリザポス [編集]

No.896 タイプ:こおり
特性:しろのいななき(相手を倒すと攻撃が1段階上がる)
体重:800.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
鈍足氷物理HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブリザポス1001451306511030580しろのいななき
クレベース95117184444628514マイペース/アイスボディ/がんじょう
高火力物理単氷HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブリザポス1001451306511030580しろのいななき
ヒヒダルマ(ガラル)10514055305595480ごりむちゅう/ダルマモード

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)こおり
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代の準伝説ポケモン。
禁止級伝説であるバドレックスを「はくばじょうのすがた」にフォルムチェンジさせるのに必要なポケモンだが、
ブリザポス単体は禁止級の扱いではないので、ランクマッチに出場可能である。
典型的な重火力アタッカーのステータスで、高い合計値を持ちながらほとんど無駄のない非常に恵まれたステータス配分を持つ。
総合耐久指数で(やや物理寄りだが)スイクンをも上回り、そのうえで攻撃力が145もある。
素早さ種族値は30と極端に遅いものの、トリックルーム下でのエース運用を考えればメリットに転じることもできる。

攻撃範囲は同じく物理氷であるGヒヒダルマから炎技を抜いたものに近い。
あちらより数値上は僅かに攻撃が高く、特性も攻撃力を増強させるものという共通点もある。
瞬発力のあるGヒヒダルマ、耐久力のあるブリザポスといったところか。

難点と言えば、攻守両面で問題を抱えるこおり単タイプであること。
一致技の一貫性は高いが、無条件の最大火力は「つららおとし」止まりで、「ゆきなだれ」は被弾が前提でやや扱いにくい。
サブウェポンこそ豊富だが、数値ほどの火力は出ないのが実情。
また防御面は言わずもがなで、弱点を突かれやすく耐性もないに等しいので、せっかくの耐久を活かしにくい。
優れたステータスながら、タイプの不遇さに足を引っ張られる形でやや評価を落とすのが実情と言える。
反面、これらの欠点を一挙に解消し得る「じゃくてんほけん」との相性は極めて良好。
単純なHP振りだけでも、バンギラスのストーンエッジやリザードンのだいもんじといった高火力一致弱点すら耐えきる。
トリックルームを有効的に扱いやすいダブルバトルではサマヨールポリゴン2と組み、環境トップクラスの高種族値トリルアタッカーとして活躍している。



特性考察 [編集]

しろのいななき
相手を倒すごとに攻撃が1段階上昇する。じしんかじょうと同じ効果。トリックルーム下のエースとなれるか。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ゆきなだれ60/120
(90/180)
100優先度-4一致技。トリックルームを使わないなら。
つららおとし85(127)90怯み30%一致技。トリル下での安定した氷技だがたまに外す。
つららばり25(37)*2~5100-多段命中技。タスキやばけのかわを強く意識するなら。トリプルアクセルは覚えない。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対氷・鋼。能力低下が痛い。ダイナックル用にも。
インファイト120100防御・特防↓対氷・鋼。耐久が下がるが火力を維持できる。
ボディプレス80100-てっぺきと合わせて。
げきりん120100行動固定
混乱
ダイドラグーンを使いたいなら。
メガホーン12085-ほぼエスパーピンポイント。
10まんばりき9595-対炎、電気、鋼。氷との補完に優れる。じしんは覚えない。
かみくだく80100防御↓20%対ゴースト・エスパー。
じごくづき80100音技2ターン封印同じく対ゴースト・エスパー。
ヘビーボンバー40~120100-対フェアリー。自身の体重は重いため活かせるがダイマックスには無効。
フェアリーには禁止伝説2体を除き、威力120でダメージを与えられる。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100相手の補助技を封じる。使うなら最低でもドヒドイデ、出来ればカバルドン抜きまで欲しい。
つるぎのまい-積み技として。タイマン性能が高いため流せる相手は割といる。
てっぺき-一応てっぺき+ボディプレスも可能。
みがわり-補助技読みで使えば1ターンの猶予を生める。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアイスつららおとし130(195)天候:霰一致技。天候を奪取する。スリップダメージで追撃。
つららばり
ゆきなだれ110(165)被弾した場合元技の方が威力が高い。
ダイナックルインファイト95味方:A↑殴りながら攻撃力をさらに強化。威力は下がるが使いやすくなる。
ばかぢから
ダイアース10まんばりき130味方:D↑相性補完。特殊耐久のさらなる底上げ。
ダイスチルヘビーボンバー130味方:B↑フェアリーいわ。物理耐久の底上げ。
ダイアークじごくづき130敵:D↓通りは良いが自身に恩恵が無い。
かみくだく
ダイワームメガホーン140相手:C↓一致技で十分なことも多いが、ダブルのクレセリア対策として。
ダイドラグーンげきりん140相手:A↓疑似物理耐久アップ。だが一致技と範囲が被る。
ダイアタックからげんき120相手:S↓使っても抜ける相手はほとんどいない。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる攻撃を防ぐ。

型考察 [編集]

トリルアタッカー型 [編集]

特性:しろのいななき
性格:ゆうかん
個体値:4VC抜けS0
努力値:HA252
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:つららおとしorつららばり
攻撃技:インファイト/10まんばりき/ヘビーボンバー/じごくづきorかみくだく/メガホーン
補助技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい

オーソドックスな物理アタッカー。
Aが高く技範囲もそれなりなので、アタッカーとして必要な要素は十分揃っている。
特性を発動する事ができれば抜き性能はさらに高まる。

一方、防御面の種族値は悪くないとは言え、タイプの都合上弱点を突かれやすいのは難点。
Sも低いので、何も考えずに使うと折角の高攻撃力を活かせず落ちてしまいかねない。
じゃくてんほけんや味方のトリックルームと合わせる等、運用には一工夫が欲しいところ。

トリルで使う以上はすばやさを最遅に厳選したい。
ただし、捕獲時は『バドレックスの能力が参照される』ため要注意。
捕獲後キズナのタヅナを使い分離してブリザポスの能力を確認する必要がある。

非最遅アタッカー型 [編集]

特性:しろのいななき
性格:いじっぱり
努力値:HAベースでBDS調整
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/こだわりハチマキ/ラムのみ
確定技:つららおとしorつららばり
攻撃技:ばかぢからorインファイト/10まんばりき/ヘビーボンバー/じごくづきorかみくだく/メガホーン
補助技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい

トリックルームを積極的に使わないパーティに採用する場合の、最遅ではないアタッカー型。
トリックルーム下において全抜きを狙うアタッカーとしての役割がメインとなる最遅個体とは異なり、
こちらは種族値通りに高耐久を活かして相手との殴り合いを制していく役割がメインとなる。
シングルではダブルと比べてトリックルームを活かした戦術が少々機能しにくいためか、
ゆうかんではなくいじっぱりの採用が主流になっている。

格闘技はインファイトを優先しがちだが先手を取れない以上、対特殊アタッカーを考えてばかぢからを採用するのも手。
こちらなら攻撃低下のデメリットをしろのいななきで打ち消せる。

耐久だけではなく、素早さを調整して近い速度帯の相手を抜けるようにするのもあり。
ブリザポスの近くの速度帯にはブリザポスと同様に高い火力や耐久を持つポケモンが多く、
それらに対して素の状態で上を取ることで優位に立てるのは最遅個体にはない利点でもある。
その場合は補正無S4カバルドンを抜ける148振りや、補正無S4バンギラスを抜く準速まで振っておきたい。


対ブリザポス [編集]

注意すべき点
優秀な耐久種族値と非常に高い攻撃種族値を持つ。
サブウェポンは少なめなものの一致技の範囲を補うものはある程度備わっており、氷に耐性があるポケモンでも油断は禁物。
S30の遅い素早さと特性のA上昇もあり、トリル下では全抜きを狙える。
特にトリルを持ったクレセリアとの相性がよく、適当に暴れたあとに引っ込まれてトリルとみかづきのまいでの再展開でごり押しなども。
対策方法
通常では鈍足と弱点がやや多めな点が欠点。基本は物理アタッカーなので鬼火が有効。
氷に耐性があるタイプのうちみずタイプに抜群の取れる技が無いのである程度の火力が出せるみずタイプなら安定して相手ができる。
ただししろのいななきが発動した後の場合は数値でゴリ押されてしまう危険性があるので注意。
トリル下でじゃくてんほけんが発動するともはや手がつけられなくなるので、その二つだけは同時に発生させてはいけない。
万が一じゃくてんほけんを発動させてしまっても、てんねん、クリアスモッグで対策することはできる。

外部リンク [編集]