レジドラゴ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

レジドラゴ [編集]

No.895 タイプ:ドラゴン
通常特性:りゅうのあぎと(ドラゴンタイプの技の威力が上がる)
体重  :200.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
単竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
レジドラゴ200100501005080580りゅうのあぎと
クリムガン7712090609048485さめはだ/ちからずく/かたやぶり
オノノクス7614790607097540とうそうしん/かたやぶり/きんちょうかん
ヌメルゴン901007011015080600そうしょく/ぬめぬめ/うるおいボディ
類似種族値竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
レジドラゴ200100501005080580りゅうのあぎと
アクジキング22310153975343570ビーストブースト

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/でんき/くさ
いまひとつ(1/4)---

第八世代の準伝説の一角であるレジ系。単ドラゴンタイプであり、極端に高いHPが特徴。
ただし防御・特防が低いので、高いHPに反して無振りでの耐久はそこまで高くない。例に漏れず、HPより防御に努力値を振ると効率が良い。
B=Dであることから明確な役割対象を設定しない限り、ダウンロード対策にD>Bとするのが推奨される。
無振り時の総合耐久指数は38500であり、これは同条件エムリット(38750)とほぼ同程度。

専用特性りゅうのあぎとはドラゴン技を強化。これにより、火力面では種族値傾向の似たアクジキングに大きく勝る。
一方、素早さは中速帯に属し、上から削られやすいのが難点。S補正+236振り+りゅうのまい1積みで最速ドラパルトを抜ける。
りゅうのまいの採用・不採用、仮想敵の設定に合わせて細かく調整しておきたいところ。

難点として第八世代のポケモンの例に漏れず、サブウェポンがかなり貧弱な点が挙げられる。
幸いドラゴン技は等倍範囲が広いものの、苦手な相手はとことん苦手。特にフェアリーへの有効打は皆無。
また、ミストフィールドによりダメージが半減されるのでミストメイカー持ちは勿論、ダイフェアリーでも機能停止する。
最悪だいばくはつで1-1交換を狙うことも出来なくは無いが、可能な限り他で対応できるように構築しておきたい。

なお、専用技ドラゴンエナジーはドラゴン版しおふき(ふんか)。
シングルでも強力な技だが、しおふき等と同様にサポートのあるダブルで真価を発揮しやすい。

本人のダイマックスとの相性は悪くなく、癖の強いドラゴン技を必中技として、更にりゅうのあぎとを適用させて発動できる。
サブウェポンの貧弱さも多少補えるが、戦闘能力を特性に強く依存する性質上、フェアリーが出てくると結局退かざるを得なくなりがち。
考え無しに使うのではなく、全抜きを狙える一貫性を作り出してから切るのが重要となる。



特性考察 [編集]

りゅうのあぎと
隠れ特性は無くこれのみ。
図鑑説明では「ドラゴンタイプの技の威力が上がる」とあるが、正確には「ドラゴンタイプの技使用時、攻撃と特攻が1.5倍になる」効果を持つ。
抜群こそドラゴンタイプにしか取れないが、はがねとフェアリーにしか半減以下にされないので多くの相手に強い負荷をかけられる。
ドラゴンタイプの技の火力のみで言えば禁止伝説のホワイトキュレムすら超える火力を叩き出せる。

技考察 [編集]

※ドラゴン技の()内威力表記は一致補正とりゅうのあぎと補正込み

物理技タイプ威力命中効果解説
げきりん120(270)1002~3ターン後混乱タイプ一致技。相手にかけられる負荷は相当なものだが行動制限に注意。
スケイルショット25(56)*2~590防御↓
素早さ↑
タイプ一致技。
微妙な素早さを補えるが、威力は不安定かつ物理耐久がさらに下がる。
ドラゴンクロー80(180)100-タイプ一致技。追加効果はないが無難な選択肢。
ワイドブレイカー60(135)100攻撃↓100%タイプ一致技。威力は物足りないが物理耐久を補える。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
鋼に刺さるサブウェポン。特に理由がなければ入れて損はない。
かみなりのキバ6595麻痺10%
怯み10%
4倍を突いても僅かに等倍げきりんより弱いため、
ほぼマリルリアシレーヌカプ・レヒレピンポイント。
かみくだく80100防御↓20%ほぼメタグロスギルガルドピンポイント。
アームハンマー10090素早さ↓対鋼。強力だが素早さが下がるのは痛い。ばかぢからは覚えない。
きしかいせい20~200100-努力値配分がシビアだがドラゴンエナジーと両立してHP残量で撃ち分け。
ダイナックル最高威力。
だいばくはつ250100使用後瀕死フェアリーと鉢合わせた時の最終手段。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ドラゴンエナジー1~150
(1~337)
100HPが少ないほど
威力↓
タイプ一致技にして専用技。ドラゴン版ふんか(しおふき)。
スカーフ型などで。
りゅうせいぐん130(292)90特攻↓↓タイプ一致技。撃ち逃げ用。メガネ型やスカーフ型で。
両刀として仕込ませてもよい。
りゅうのはどう85(191)100-タイプ一致技。追加効果はないが無難な選択肢。
げんしのちから60100全能力↑10%貴重なサブウエポンだが威力は低い。ダイロックとして使う。
はかいこうせん15090次ターン行動不能対妖。数少ない特殊サブウェポン。ダイマックスやラス1などで。
変化技タイプ命中解説
りゅうのまい-攻撃と素早さアップ。物理アタッカー型ならほぼ必須。
リフレクター-物理耐久強化。ほぼサポート用。
ひかりのかべ-特殊耐久強化。同上。
みがわり-おにび、でんじは対策に。きしかいせいのHP調整にも。

ダイマックス技考察 [編集]

※ドラゴン技の()内威力表記は一致補正とりゅうのあぎと補正込み

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイドラグーンドラゴンエナジー150(337)相手:A↓一致技。特性と併せて凄まじい火力になる。
ドラゴンエナジーやりゅうせいぐん、げきりんのデメリットも無くなる。
りゅうせいぐん
げきりん
140(315)
りゅうのはどう
スケイルショット
130(292)
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴はがね。ダイマックスすればそれなりの威力にはなる。
ダイナックルアームハンマー90味方:A↑はがね。威力は元より低くなるが積みが出来る上に素早さが下がらない。
ダイサンダーかみなりのキバ120場:EFみずフェアリー。Aが上がっていないと威力は厳しい。
ミストフィールドの書き換えにも。
ダイロックげんしのちから110天候:砂嵐対抗手段に乏しいはがねには効きづらく、追加効果もメリットはほぼ無い。
ほぼアブリボントゲキッスなどフェアリー複合ピンポイント。
ダイアークかみくだく130相手:D↓追加効果は優秀だが、特殊悪技は覚えない。
ダイアタックはかいこうせん
だいばくはつ
150相手:S↓等倍範囲が広い。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン切れを狙う。

型考察 [編集]

ドラゴンエナジー型 [編集]

特性:りゅうのあぎと
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:C252 S252
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ
確定技:ドラゴンエナジー
優先技:りゅうせいぐん/だいばくはつ
選択技:りゅうのはどう/げんしのちから/はかいこうせん

専用技ドラゴンエナジーに特化させた型。
特性で威力が1.5倍になるタイプ一致の最大威力150を、鋼とフェアリー以外の全てのタイプに等倍以上で叩き込むことができる。
持ち物無し無補正C252ドラゴンエナジーの火力指数が51300。等倍でも特殊耐久指数19300程度までは確定1発。
無振りテラキオンの特殊耐久指数が18260であり、耐久に振らない速攻アタッカー型なら大抵は落とせるといった具合。
また、確定2発の圏内も広く、HD特化ブラッキークラスの特殊耐久でようやく高乱2発に抑えられるほど。
半減してくる鋼タイプも特殊耐久が薄いことが多く、半減でもなお確定2発圏内に入っていることも多い。
完全無効化が可能なフェアリー以外で後投げできるポケモンは相当限られる。

持ち物は主にこだわりスカーフ。
最速スカーフならば最速アギルダーまで抜いて先手でドラゴンエナジーを撃てる。
また、おいかぜなどの素早さ補強手段を別に用意する場合はこだわりメガネを持たせるのも手。

当然ではあるが、ドラゴンエナジーの技の性質上、動き出す前に先制技などで削られないように注意。

ドラゴンエナジー以外ではダメージ変動が無く、それでいて最大威力のドラゴンエナジーに次ぐ火力が出るりゅうせいぐん、
および最後の手段の自主退場用としてだいばくはつを優先的に採用したい。

りゅうのまい物理アタッカー型 [編集]

特性:りゅうのあぎと
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 S252 or 耐久調整 残りS
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/ロゼルのみ
確定技:りゅうのまい/げきりんorスケイルショットorドラゴンクロー
優先技:ほのおのキバ
選択技:かみなりのキバ/かみくだく/アームハンマー/ギガインパクト/だいばくはつ/みがわり/ドラゴンエナジー/りゅうせいぐん

りゅうのまいを積む物理アタッカー型。
最速で積めばドラパルトを追い抜けるが、準速だとカプ・コケコを命の珠ギガインパクトで高乱数なので悩ましい。
元々の耐久がそこそこ高いため、多少強引に積めることも。

例として、少し素早さを削ってD36振りを施すとCS252振りカプ・コケコの命の珠マジカルシャインを確定耐え。

ドラゴンエナジー型とは違い、初速は劣るがこだわりアイテムによる技の制限がなく、比較的ではあるが技の範囲が広い。
またドラゴンエナジーの圧力のおかげで初手から挑発されることはほぼないのが強み。
フェアリーor鋼がいないのならそのまま全抜き狙いも出来るようになるが、まず間違いなく対策として選出されるのでそれをどうするかが課題になる。
陽気A252のA+1命の珠持ちだいばくはつでHB特化カプ・レヒレが低乱数、意地っ張りでも高乱数。


相性考察 [編集]

ドラゴン技の高火力を押し付けるというレジドラゴの戦術上、それが通用しないフェアリーの対策ができるポケモンを用意するのが必須。
ついでにはがねを相手にでき、環境に多いミミッキュアシレーヌカプ・レヒレトゲキッスなどに強いポケモンだとなお良い。
地面が一貫しがちだが、無振りドリュウズくらいならレジドラゴのA振りほのおのキバで確定2にできる。

アーマーガアエアームドテッカグヤ
互いの弱点をこおり以外補完しあえる。ランドロスドリュウズガブリアスを受けられ、アーマーガアは両壁やおいかぜでのサポートも可。
特にテッカグヤははがねへの有効打となる炎・地面技を習得できる。
ジバコイル
多くのフェアリーに対して優位に立てる。じりょくならはがねも逃がさない。後攻ボルトチェンジでHP温存も。
じめん複合が辛いので、ふうせんがあると安心か。
ヒードラン
フェアリーに強く、ナットレイはじめ多くのはがねタイプにも有利。拘束技もある。
じめん技が恐いほか、カプ・レヒレ、アシレーヌに一貫を取られる。
ナットレイカミツルギ
水複合のフェアリーにも強く、ナットレイならやどりぎでのフォローもできる。
ボディプレス・せいなるつるぎがあれば対はがねも一応可能。マジカルフレイムに注意。
ニドキング
はがねとフェアリー両方に一致で弱点を突ける。特にカプ・コケコあたりに刺さる。素早さが微妙なのでスカーフを取り合うのは考えどころ。
ゴリランダー
ミストフィールドを塗り替えつつカプ・レヒレに強烈な草技を叩き込める。ミミッキュもキョダイコランダで有利がとれる。
グラスフィールドでレジドラゴのHPの温存も。カプ・ブルルでも良いが汎用性ではゴリランダーが勝る。
氷が一貫するのでそこは注意。

対レジドラゴ [編集]

注意すべき点
特性で強化されるドラゴン技が強力。
鋼とフェアリー以外全てのタイプに等倍で通るため、負担をかけられやすい。
特にドラゴンエナジーが最大威力で直撃すると甚大なダメージを受けることになる。
加えて中速寄りだが補強も十分可能な素早さに加えて無振りでもなかなかの耐久力を持つため、殴り合いにも強い。
対策方法
ドラゴン技以外は平凡な火力しか出せないので、フェアリーを選出に必ず入れるのが第一。
基本的にフェアリータイプに対しては特に無力。
単体ではだいばくはつで無理やり道連れを狙うことくらいしかできない。
しかし一方で、フェアリータイプ以外でレジドラゴの火力を安定して止められるポケモンは相当限られる。
半減出来るはずの鋼タイプでも物理と特殊を読み間違えるとごり押されて致命傷になりうる。
相手が他のポケモンで対策してくるということを念頭に置いておき、レジドラゴのみに注意を逸らされないようにしたい。
どうしてもパーティのフェアリータイプが落とされてしまった場合にも、ダイフェアリーを撃つことでミストフィールドを展開すれば受け流すことは可能。
応急措置として覚えておこう。
徹底的にメタを張るつもりならカプ・レヒレを投入すればほぼなにもできなくなるが、かみなりのキバには注意。

外部リンク [編集]