ローブシン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ローブシン [編集]

No.534 タイプ:かくとう
通常特性:こんじょう(状態異常の時に攻撃が1.5倍になる・やけどによる物理技の威力低下を無視)
     ちからずく(一部の技の追加効果がなくなり、威力が1.3倍になる)
隠れ特性:てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる)
体重  :87.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
鈍足根性格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ローブシン10514095556545505ちからずく/こんじょう/てつのこぶし
カイリキー9013080658555505ノーガード/こんじょう/ふくつのこころ
ナゲキ12010085308545465せいしんりょく/こんじょう/かたやぶり

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

高い攻撃と物理耐久を備えた第五世代の単かくとうタイプ。
ドレインパンチによる居座り性能、マッハパンチによる高い縛り性能が何よりの魅力。
3つある特性はいずれも優秀で、サブウェポンも豊富。第五世代では対面性能の高さからトップメタとして活躍した。

第八世代では新たにインファイトを習得。ドレインパンチとの相性は悪いが癖の少ない高威力一致技。
ただしミミッキュドラパルトといったトップメタにゴーストが多く、
また対ゴースト用の技であったはたきおとすが過去作限定になってしまい、有効打はしっぺがえし程度に。
追加効果の優秀なダイジェットが蔓延しており、かくとうタイプ全般に対する環境の逆風は依然強く残る。

反面、そのゴースト対策としてバンギラスサザンドラなどのあくタイプが復権を果たしている。
バンギラスと同時選出されやすいドリュウズにも強い点から、独自の需要が存在。
カビゴンナットレイ、鎧の孤島で復帰したポリゴン2ハピナス等も突破しやすい。
かつてのようなとりあえず編成に入れておけば強い、というほどの制圧力は無くとも、広範囲に圧をかけられる性能は健在である。
一方で冠の雪原では以前より弱体化したがカプ神が復帰。特にカプ・テテフはマッハパンチを無効化される難敵。

新要素であるダイマックスとの相性は比較的良好。ダイナックルの威力難も元が居座るタイプのローブシンにはあまり関係ない。
主力技のドレインパンチで回復する筈だったHPも増加分で相殺可能で、実質デメリットは先制技が使えなくなる程度。
技範囲も相変わらず広めであり、任意の追加効果を狙いやすいのも利点。ダイジェットは使えないが、元が鈍足なので影響は少ない。



特性考察 [編集]

こんじょう
とつげきチョッキやビルドアップで持ち前の耐久を活かしつつ、火傷対策をする際に採用される。3つの中では1番火力が上がる特性。(1.5倍)
かえんだまを持たせて能動的に発動し、火力アップかつ催眠対策を狙うこともできる。
第六世代では状態異常技の流行で高い採用率を誇ったが、第七世代ではやけどを含め各種状態異常が総じて弱体化。
状態異常技の搭載率が下がったことで、とつげきチョッキを持ちつつ火力補強できる他2つの特性も有力となっている。
状態異常にさえなれば、第八世代の仕様であるダイマックス中に唯一効果が乗る特性である。
ちからずく
三色パンチを大幅に強化できるほか、いわなだれやどくづきなどの火力もアップできる。3つの中では2番目に火力があがる。(1.3倍)
いのちのたまを持てばこんじょう以上の火力が出て、反動ダメージもない。
強力ではあるものの、主軸となるマッハパンチとドレインパンチの強化ができないことがネック。
ダイマックスすると全ての技に適用されなくなりいのちのたまの反動を受けてしまうのも注意が必要。
パンチ技以外のサブウェポン重視で運用する場合に選択肢となりうるが、今のところ採用率は低い。
てつのこぶし
隠れ特性。こんじょうと違い最初から火力がアップでき、ターンダメージもない。
3つの中では1番火力が上がらない(1.2倍)が、他の特性とは違いかえんだまやいのちのたまといった道具に左右されずに採用できる。
ちからずくと違い主力のドレインパンチやマッハパンチにも適用される。
ダイマックスすると全ての技が適用されなくなるのはちからずくと同じ。
火傷には弱くなるため、おにび持ちには注意が必要。ただしこんじょう型も多くいるため、対面で鬼火を撃たれにくいことは評価できる。
第七世代での各種状態異常弱体化により、採用優先度が上がっている。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
通常力ずく鉄拳
マッハパンチ40(60)-72100優先度+1鈍足を補える先制技かつ主力技。基本的にどの型でも必須。
トリックルームで素早さを補う場合は若干優先度が下がる。
ドレインパンチ75(112)-135100HP吸収1/2回復効果付き。高耐久と相性がよい。
ビルドアップやとつげきチョッキとあわせて。
アームハンマー100(150)-18090素早↓素早さ低下はあまり気にならないが、たまに外す。
きあいパンチ150(225)-270100優先度-3みがわりとあわせて。
インファイト120(180)--100防御・特防↓耐久低下は痛いが高威力。
グロウパンチ40(60)7872100攻撃↑100%積み技感覚で。
ちからずくだと追加効果が無くなるため候補外。
ばくれつパンチ100(150)19518050混乱100%空振り保険の発動に。
ストーンエッジ100--80急所ランク+1対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。
いわなだれ7597-90怯み30%命中重視。ちからずくならストーンエッジに近い威力を出せる。
れいとうパンチ759790100凍り10%対飛行。ドラパルトにも。冠の雪原で4倍弱点持ちが増えた。
かみなりパンチ759790100麻痺10%対飛行。ギャラドスペリッパーに4倍。ブルンゲルドヒドイデにも。
ほのおのパンチ759790100やけど10%ザシアンナットレイハッサム。技スペースが厳しいか
しっぺがえし50/100--100-対エスパー・ゴースト。
交代したポケモンには2倍にならないので受けに来た相手には弱い。
じごくづき、DDラリアットは覚えず、はたきおとすは過去作限定。
どくづき80104-100毒30%対フェアリー。ミミッキュには等倍、クチートには無効。
じしん100--100-対毒。ギルガルドにも。
10まんばりき95--95-同上、ダブルでの単体攻撃に。
からげんき70/140--100-状態異常で威力倍増。こんじょうとあわせて。
変化技タイプ命中備考
ビルドアップ--攻撃・防御を補強。ドレインパンチとあわせて。
みがわり-補助技対策や、きあいパンチとあわせて。
みきり-様子見や、かえんだまの発動に。まもるの多いダブルでは相手のふういん対策になる。
+  サブウェポン詳細考察

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイナックルきあいパンチ100(150)味方:A↑一致技。威力の高いグロウパンチ。
けたぐり
きしかいせい
インファイト95(142)
アームハンマー
90(135)
ドレインパンチ
マッハパンチ70(105)
グロウパンチ
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐一致技との補完に優れる。砂嵐は耐久を削られるので残念。
いわなだれ
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴れむしくさタイプにも。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰ひこうドラパルトなどにも。霰のHP削りに注意。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EFひこうギャラドスブルンゲルドヒドイデなどのみずにも。
ダイアースじしん130味方:D↑どくギルガルドなどに。追加効果が優秀。
10まんばりき
ダイアークはたきおとす120相手:D↓ゴーストエスパー。威力が低く追加効果も残念。
はたきおとすは過去作限定なので注意。
ぶんまわす110
しっぺがえし100
ダイアシッドどくづき90味方:C↑フェアリーへの最高打点だが威力が低い。
ダイアタックからげんき120相手:S↓等倍範囲は広いが、S調整しない限り使っても抜ける相手は少ない。トリルとの相性も悪い。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる攻撃を防ぐ。

型考察 [編集]

こんじょうベース [編集]

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:こんじょう
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:A252 残りHをベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ドレインパンチ/マッハパンチ
優先技:れいとうパンチ
選択技:かみなりパンチ/じしん/ストーンエッジorいわなだれ/どくづき

特殊耐久を上げタイマン性能を底上げした構成。本来Dに振る努力値をABに回す事ができる。
有利な相手はバンギラスドリュウズサザンドラルカリオなど。
サブウェポン次第でさらに範囲を広げられるため、パーティの苦手な相手を処理する穴埋め役として適任。

基本構成
性格 :いじっぱり
努力値:H212-A236-B12-***-D20-S28
実数値:H207-A209-B117-***-D88-S69
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ドレインパンチ/はたきおとす/れいとうパンチ/マッハパンチ

H:16n-1(定数ダメージ最小)
A:11n
S:4振りカバルドン抜き
D:2n
残りB

かえんだま型 [編集]

特性:こんじょう
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:ABベース/HAベースで調整
持ち物:かえんだま
確定技:マッハパンチ
優先技:ドレインパンチ
選択技:からげんき/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/じしん/どくづき/みがわり

自ら状態異常になることで火力を補強しつつ、状態異常対策もできる。

Hに振らない場合(ABベースなど)だと、ドレインパンチによる回復効率が上がる。
ただ、Hに振っていればある程度保てるはずの特殊耐久を削ることになるので、どちらを採用するかは好みで。
からげんきは中々採用する技スペが厳しいので候補技に。

基本構成
性格 :いじっぱり
努力値:84-252-60-***-84-28
実数値:191-211-123-***-96-69
H:16n-1
A:特化
  こんじょうマッハパンチでH4振りドリュウズを高乱1、H振りバンギラスを確1
  こんじょうドレインパンチでH振りカバルドンを低乱2
S:4振りカバルドン抜き
残りD

ビルドレイン型 [編集]

特性:こんじょう
性格:いじっぱり/しんちょう
努力値:HBベース/HDベースで調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし
確定技:ドレインパンチ/マッハパンチ/ビルドアップ
選択技:ストーンエッジ/いわなだれ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/どくづき

起点にできる対象を広げ、おにびで対策されないビルドレイン。
基本的には壁張りなどのサポート後に積むのが望ましい。

第七世代でのフェアリー台頭や特殊火力のインフレにより、積み技による居座りはかなり難しくなりつつある。

てつのこぶし型 [編集]

特性:てつのこぶし
性格:いじっぱり
努力値:A252 残りHをベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ/オボンのみ/ラムのみ/ゴツゴツメット/こだわりハチマキ
確定技:マッハパンチ/ドレインパンチ
優先技:れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ
攻撃技:ストーンエッジ/どくづき/じしん
補助技:ビルドアップ/ちょうはつ

メインのマッハパンチ・ドレインパンチが強化できる。
こんじょうと異なり発動条件がなく最初から強化された状態なのが強み。
特性を生かしたいので優先技をすべてパンチ技に。4つの技をパンチ技にしている事が多い。

こんじょうが一定数いるため与ダメージから特性が見抜かれない限りは状態異常を呼びにくいのがポイント。
持ち物の自由度も高いので下記を参考に選択。

持ち物考察
とつげきチョッキ
タイマン性能を底上げする持ち物。変化技を切る場合の選択肢。
オボンのみ
ビルドアップなど補助技を搭載する場合、耐久力上昇を目的として持たせる。
ラムのみ
こんじょうと違いおにびが厳しいため、火傷や催眠対策を兼ねる持ち物。
ゴツゴツメット
マッハパンチ連打でソーナンスに対策されない構成。
(ちょうはつしてからマッハパンチをすることで、たとえカウンターされてもゴツゴツメットでソーナンスの方が先に落ちる)
こだわりハチマキ
火力重視かつマッハパンチでのストッパー性能を高める。
アームハンマーは威力120(一致180)の技となり、耐久の落ちないインファイトのように扱える。
ドレインパンチは火力で劣るものの、回復によりタイマン性能を高められるため好みによって変える。

ちからずく型 [編集]

特性:ちからずく
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HAベース/ASベースで調整
持ち物:いのちのたま/とつげきチョッキ
確定技:ドレインパンチ/マッハパンチ
優先技:どくづき/れいとうパンチ
選択技:かみなりパンチ/いわなだれ/ほのおのパンチ

こんじょう型に比べサブウェポンが高威力であるため、格闘技の一貫性が下がった現環境での優位性が増している。

基本構成
性格 :いじっぱり
努力値:68-236-124-***-52-28
実数値:189-209-131-***-92-69
H:10n-1
S:4振りカバルドン抜き

対ローブシン [編集]

注意すべき点
マッハパンチによる縛り性能、ドレインパンチ+ビルドアップ・とつげきチョッキによる居座り性能。
火力を上げる3種類の特性を持ち、サブウェポンも豊富なため、受け出しは困難。
特にこんじょうの可能性があるためおにびでの受けが安定しない点が厄介。
物理耐久も高く、一致等倍技でも火力が半端だと2耐えされることも。
対策方法
格闘技に耐性のあるポケモンで、一致弱点を突くのが手っ取り早い。
受け出しの場合はサブウェポンのどくづきやれいとうパンチや岩技などに注意。
ミミッキュ
ローブシンは鋼技やゴースト技を覚えないので弱点を突かれない。
ニンフィア
C特化せいれいプレートのスキンハイパーボイスでH振りとつげきチョッキ持ちを高乱1(87.5%)。
カプ・テテフ
無補正C振りこだわりメガネのフィールド下サイコキネシスでHD特化とつげきチョッキ持ちは乱数1。サイコフィールドの倍率が1.3倍に落ちたので確1にならなくなった。

外部リンク [編集]