ギガイアス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ギガイアス [編集]

No.526 タイプ:いわ
通常特性:がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る)
     すなおこし(天候が砂嵐になる)※ダンゴロ、ガントルのとき「くだけるよろい」
隠れ特性:すなのちから(天気が「すなあらし」の時、じめん・いわ・はがねタイプの技の威力が1.3倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
体重  :260.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
すなおこし/すなはきHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特徴
ギガイアス85135130608025515がんじょう/すなおこし/すなのちから
カバルドン108112118687247525すなおこし/すなのちから
バンギラス1001341109510061600すなおこし/きんちょうかん
サダイジャ72107125657071510すなはき/だっぴ/すながくれ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/かくとう/じめん/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

非常に鈍足な重火力アタッカー。すなおこしとしては最鈍で、物理方面の種族値が高い。
天候始動役としては、コータスに次ぐ遅さであり、トリックルームとの相性も良い。
自身がいわタイプなので、自分で起こした砂嵐で特殊耐久が補強される点も魅力的。
無振りでも種族値にして130相当、特化させると146相当の特防を獲得できる。

すなおこしとしては唯一自主退場技を習得し、ドリュウズ等のエースを早急に無償降臨させられる。
またじゅうりょくを用いて後続のじめん技の一貫性向上、不安定な技のサポートも可能、
ワイドガードを習得することからダブルにおいても一定の役割がある等、意外と器用なポケモン。
カバルドンよりも天候補正込みの合計耐久指数が高く、バンギラスと違い4倍弱点が無い。
鈍足・多弱点ながら行動機会も確保しやすく、砂だけ起こして退場、という盤面が少ないのも強み。

一方、他の始動役と違いふきとばし、ほえるといった起点回避を持たず、単タイプ故に突破力もいまいち。
威力自体は問題無いのだがいわ技は命中や攻撃回数が不安定なものが多く、アタッカーとしては不安が残る。
再生回復を持たないことから居座って受け続けることも出来ず、良くも悪くもだいばくはつに依存しやすい。
エース運用はバンギラス、起点作成はカバルドンが非常に優秀な性能を持つので、しっかり差別化を意識しておきたい。

第八世代ではどくどくが剥奪。他の失った技は採用に至る性能が無いものが多く、せいぜいいわくだき程度か。
攻撃に振らずとも一定の火力を得られるボディプレス、低火力だが受け出しのリスクを減らせるすなじごくを獲得。
ダイマックスは命中不安の一致技を安定択にした上で、攻撃・防御・特防をそれぞれ積みながら攻撃できる。
多弱点もじゃくてんほけんで逆手に取ることも可能で、戦術の選択肢が増加したのは嬉しい変更点。
反面、ダイマックスにより他のポケモンも天候を塗り替えやすくなり、砂嵐を維持するのが難しくなっているのは逆風。



特性考察 [編集]

がんじょう
強力な特性ではあるが、同タイプに同特性を持つライバルが多く、優位点に乏しい。
元々耐久が高く、強烈な突破力を持つ相手に一致弱点を突かれなければ、素で一撃耐えてくれる。
一応じゅうりょくとの両立は現環境ではギガイアスしか出来ず、重力パの起点役とするなら選択肢か。
※がんじょう型は[[ノート>ギガイアス/ノート#ve1b9242/ノート]]にあります。
すなおこし
基本的にはこれ。コータスに次いで遅い為、先発からの天候の奪い合いに強い。
タイプ特性で特防も上がり、撃ち合いを想定するアタッカー運用の場合も役立ち汎用性が高い。
すなおこし+自主退場を両立できるのはギガイアスのみであり、差別化の観点からも有益。
すなのちから
隠れ特性。いわ・じめん・はがね技の威力が上昇。全て習得可能。
第八世代ではダイマックスにより発動しやすくはなったが、砂パのアタッカーはドリュウズの壁が厚い。
トリパに砂パのギミックを組み込む場合に役立つ可能性はあるが、基本的には汎用性・差別化の観点からすなおこしが優先される。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<砂の力>
命中効果解説
ストーンエッジ100(150)
<195>
80急所ランク+1タイプ一致技。高威力だが命中不安。空振り保険やじだんだでフォロー可能。
ロックブラスト25(37)*2~5
<48*2~5>
90-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
5発ならストーンエッジを超えるが期待値は3発。
がんせきふうじ60(90)
<117>
95素早↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。サポート用。
だいばくはつ250100自分瀕死サポート後の退場に。差別化にも実用面でも有用。
じしん100
<130>
100-対鋼。メタグロスギルガルドに。10まんばりきは覚えない。
じだんだ75/150
<97/195>
100-ダブル用。岩技外しの後に使えば威力倍で打てる。
隣のドリュウズ等を巻き込まず、ダイソウゲンにも強い。
すなじごく35
<45>
85バインドすなおこしと合わせて毎ターン3/16ダメージなので相性は良い。
ただし、普通に殴っても火力はそこそこ出るのと、たまに外れるのが玉に瑕。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対鋼。能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
だっしゅつパックとあわせて後続無償降臨。
ボディプレス80100-防御依存ダメージ。耐久に努力値を回しつつ火力が出せる。
アイアンヘッド80
<104>
100怯み30%すなのちから対象技。怯みは狙いにくい。
ヘビーボンバー40~120
<52~156>
100-軽い相手には高威力だが、有効に使うには軽すぎる。
ただしフェアリータイプは軽いポケモンが多いため、最高威力が出ることも多い。
変化技タイプ命中備考
ステルスロック-サポート用。味方の火力補強に。砂ダメージと異なり無効タイプ無し。
じゅうりょく-サポート用。味方の命中率補強・地面技の一貫性向上に。
てっぺき-防御2段階上昇。ボディプレスと好相性だが居座って積める相手は限られる。
のろい-攻撃・防御上昇。デメリットは気にならない。
ねむる-回復技。カゴのみとあわせて。
まもる-ターン稼ぎに。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
ロックブラスト
130(195)天候:砂嵐メインウェポン。奪われた天候を取り返せる。
すなのちから型では特性の発動として必須の技。
がんせきふうじ110(165)
ダイアースじしん
じだんだ
130味方:D↑岩技との補完に優れる。砂嵐とあわせればかなりの特殊耐久に。
ダイナックルばかぢから95味方:A↑岩技との補完に優れる。負担を与えながら攻撃上昇。
ボディプレス90
ダイスチルアイアンヘッド
ヘビーボンバー
130味方:B↑対妖。物理方面の鉄壁化を狙う。
ダイアタックだいばくはつ150相手:S↓高威力&広い等倍範囲。S低下は自身には生きない。
トリックルームと相性が悪い点に要注意。
ダイウォール変化技-まもる状態ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。
+  ピンポイント採用の技

型考察 [編集]

種族値上Hに努力値を振る機会が多くなるが、252振りだとHPが16n(実数値192)となり定数ダメージが最大になるので、基本は244振り推奨。

サポート型 [編集]

特性:すなおこし
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:A252 H244 BorD12
持ち物:さらさらいわ/ノーマルジュエル/オボンのみ/カゴのみ/メンタルハーブ
確定技:だいばくはつ/ステルスロック/ストーンエッジ(推奨)orロックブラストorがんせきふうじ
選択技:じしん/じゅうりょく/ボディプレス

カバルドンバンギラスとの明確な差別点であるだいばくはつは確定技。
ジュエル以上の火力補佐があれば無振りガブリアス程度はだいばくはつで確1にできる。岩や鋼を呼びにくいのもポイント。
後続に自信があれば半減無効を承知でだいばくはつを撃ってしまっても構わない。その方がすなあらしのターンを稼げる。

じゅうりょくでのサポート、ステルスロック撒きもできる。
じゅうりょくは後続の地面技の通りがよくなり、だいばくはつからゲンガーを出して重力催眠を展開できる。
ステルスロックはタスキ潰し。控えの全抜きがやりやすくなる。
エースアタッカーは特性すなかきのドリュウズが一般的。

道具は天候補助のさらさらいわ、耐久補助のとつげきチョッキ、火力補助のノーマルジュエルなどが主流。
その他ねむカゴ用にカゴのみや、安全にじゅうりょくやステルスロックを使うためのメンタルハーブなど。

物理アタッカー型 [編集]

特性:すなおこし/すなのちから
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:A252 H244 BorD12
持ち物:ラムのみ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:ストーンエッジorロックブラスト
選択技:じしん/ボディプレス/ヘビーボンバーorアイアンヘッド/だいばくはつ
補助技:ねむる/のろい/ステルスロック

バンギラスをも上回る攻撃と一貫性の高い岩技で攻める。鈍足ゆえ当然ほぼ後攻になるが、すなわちトリックルーム下でエースになれる可能性を持つ。
ライバルとなるバンギラスには器用さでは敵わないが、4倍弱点を持たない為じゃくてんほけんとバンギラス以上に相性が良い。さらにトゲキッス相手も砂を起こせばダイナックルやダイソウゲンすら余裕で耐えて返り討ちに出来る。
トリル発動要員としては同じく鈍足かつ特性が強力なブリムオンや高火力を持つシャンデラ、相性補完が良くいたずらごころを持つエルフーンあたりか。

物理偏重の環境のため、Bに厚く振る調整も一考。
Aに振った余りの256をH84B172と振れば実数値171-172となり物理耐久指数が最大になる。
(H92B164と振って実数値172-171にしたほうが特殊耐久指数が僅かに高いがH=4nになる。オボンを持つなら回復量最大のこちらでもアリ。)

特殊流し型 [編集]

特性:すなおこし
性格:いじっぱり/しんちょう
努力値:H244 AorD252 B12
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/じゃくてんほけん/オボンのみ
確定技:ストーンエッジ(推奨)orロックブラストorがんせきふうじ/じしん
選択技:だいばくはつ/アイアンヘッドorヘビーボンバー/ばかぢから/ステルスロック

すなおこしによる特防上昇を活かし、主に特殊アタッカーに繰り出してサイクルを回す型。
突撃チョッキ+D特化の場合、C特化群ヨワシのハイドロポンプを6.25%の低乱数2に抑える超耐久となる。

持ち物は受け出し回数を稼げるとつげきチョッキが基本。火力重視ならHA、受けだし回数を稼ぐならHD振り。
A無振りでもそこそこ火力はあるが、火力確保による早期処理で結果的に延命できることも多いため、基本はHA振りのほうが使いやすい。

なお、とつげきチョッキなしのHD振りのみでもサザンドラのあくのはどうが極低乱数4と、並の特殊技は余裕を持って耐える。
再生回復技がなく耐久に特化しても延命には限界があるため、持ち物で火力を補うHD振り+こだわりハチマキという構成もあり。
ハチマキがあれば無補正無振りでもH振りサザンドラがストーンエッジで確定2。

物理耐久は元々高いうえに4倍弱点も無いためバンギラスより役割破壊されづらく、サイコショックもさほど気にならない。
攻撃性能にも優れるため後続に削りを入れることができるほか、撃ち合いのダメージレースでも優位に立ちやすい。
退場技のだいばくはつを持つおかげで、とつげきチョッキを持ちつつ起点回避も可能な点も大きな利点。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:すなおこし
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:H244 A252ベースに耐久調整
持ち物:ラムのみ/ノーマルジュエル/メンタルハーブ/さらさらいわ/だっしゅつパック/とつげきチョッキ/ふうせん
確定技:いわなだれorストーンエッジorロックブラスト(併用可)
選択物理技:じしん/ばかぢから/アイアンヘッド/だいばくはつ
補助技:まもる/ワイドガード/じゅうりょく/ステルスロック

叩き台。先発ならコータスが出ない限り確実に天候を砂嵐にできる。
砂嵐以外にもじゅうりょくの習得が大きく、後続の地面技や低命中の大技で勝負を仕掛けられる。


対ギガイアス [編集]

注意すべき点
天候始動やステルスロック・じゅうりょくで場作りしつつ、攻撃種族値135からのだいばくはつで痛手を負わせてくる。
砂嵐込みで耐久はBDともに種族値130相当にもなり、一撃必殺技でもない限り物理はもちろん特殊でも一撃で落とすのは困難(がんじょうだと一撃必殺技も無効)。
いじっぱりドリュウズの一致抜群じしんでさえH振りギガイアスに確定2、返しの特化じしんで無振りドリュウズが確定1にされてしまう。
多くの中耐久ポケモンをだいばくはつで乱数圏内に捉え、そのまま後ろに控える砂嵐エースで全抜きされることもあるので注意が必要。
また、天候始動としてはかなり鈍足なので、天候パーティは天候を奪われて崩壊する可能性もある。
対策方法
後続のエースとのセットの対策が必要。
基本先発のため、物理耐久力が高いポケモンやゴーストタイプを先発に置けばだいばくはつによる被害を抑えられる。
もっとも、その手のポケモンにはだいばくはつを使わずサイクルを回すこともあるのでだいばくはつのタイミングを見極めることが重要。
かなり硬く攻撃も強いので、中途半端な火力では落とせず反撃で痛手を負う。火傷させるのも手。
参考までに、がんじょうあごウオノラゴンの先制エラがみで非ダイマックス個体は確1。

外部リンク [編集]