ブルンゲル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ブルンゲル [編集]

No.593 タイプ:みず/ゴースト
通常特性:ちょすい(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化し、HPを最大値の1/4回復する)
     のろわれボディ(30%の確率で受けた技をかなしばり状態にする)
隠れ特性:しめりけ(じばく、だいばくはつ、ビックリヘッド、ミストバースト、ゆうばくを無効にする)
体重  :135.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
のろわれボディ耐久霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブルンゲル10060708510560480ちょすい/のろわれボディ/しめりけ
Gサニーゴ60551006510030410くだけるよろい/のろわれボディ
(160)(160)しんかのきせき換算

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)くさ/でんき/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね/どく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

特性ちょすいの場合、みず無効


耐久型のステータスを持った、唯一のみず×ゴーストの複合タイプ。
数値上は特殊耐久向けに見えるが、耐性の傾向や習得技の都合上、物理受けとして採用されることが多い。
物理方面は数値受けをするには心許ない数値しかなく、その役割は耐性や状態異常ありき。
受け出しにもリスクを伴う為、慎重な扱いを求められる玄人向けのポケモン。

ちなみに、攻撃方面の数値は並程度だが一致技の補完はなかなか優秀。
こおり技を搭載した場合、全て半減以下に抑えられるのはサメハダーシザリガーのみとなる。
しおふきを習得する為、受けが成立しがたいダブルにおいてもアタッカーとして活躍することが可能。

第八世代ではちからをすいとるを獲得。物理受けに磨きがかかった。
一方で耐久型のゴーストタイプにGサニーゴが登場した。
のろわれボディが被っており、きせき込みの耐久指数では上回られている。
尤もタイプが違い、弱点も増えたが耐性も増えている為、あまり差別化を意識せずとも問題無いだろう。
ダイマックスにかなしばりが無効となるのもあり、現環境ではちょすいの採用率が高め。
他の新技としてはうずしお、みちづれ等。後者はやはりダイマックス相手は無効になる。
失った技はどくどく以外は廃止されためざめるパワー程度。



特性考察 [編集]

ちょすい
元々半減ではあるが、半端な物理耐久もあって半減と無効(回復)はかなり差が大きい。
ウオノラゴンギャラドス連撃ウーラオス辺りに安定して繰り出せるのは嬉しい。
環境上位にこれらのポケモンが多いこともあり、第八世代では最も採用率が高い。
トレースされると一致技を無効化される点に注意。特にポリゴン2相手はほとんどの場合退くしかなくなる。
のろわれボディ
運次第ではあるが耐性が多く、また高速再生も習得し試行回数の多いブルンゲルと相性は良好。
ただしGサニーゴが同様の特性と性質を持ち、またダイマックス相手はかなしばり自体が無効。
差別化・第八世代の仕様変更との相性の悪さから採用率は低下しているが、まだ採用圏内。
しめりけ
元々じばく・だいばくはつは無効、ビックリヘッドも半減。接触技を使わずゆうばくも怖くない。
技の発動自体を防ぐ為、起点作成に対しては強くなれるが、突破力の半端なブルンゲルとの相性はいまいち。
第八世代でミストバーストにも有効になったが汎用性が低く、他の特性も優秀なので基本的に候補外。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
しおふき1~150
(1~225)
100-タイプ一致技。スカーフやトリックルーム、ダイマックスとあわせて。
ダブルでは相手全体攻撃。
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。被弾によるしおふきのダメージ減少を嫌う場合の選択肢。
なみのり90(135)100-タイプ一致技。性能安定。
火力に関してはメガネを持たせても持ち物なししおふき未満。
ねっとう80(120)100火傷30%タイプ一致技。追加効果狙い。耐久型向け。
うずしお35(52)85拘束タイプ一致技。耐久型向け。
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。性能安定。
たたりめ65/130
(97/195)
100-タイプ一致技。状態異常の相手に威力倍増。
おにびやねっとうとあわせて。
ナイトヘッド-100-特攻無振りでも使える攻撃技。
れいとうビーム90100凍り10%対草・ドラゴン。水定番のサブウェポン。
こごえるかぜ5595素早↓100%主にダブル向け。相手2体の素早さダウン。トリパ以外なら。
ギガドレイン75100HP吸収1/2対水。回復効果付き。
エナジーボール90100特防↓10%ギガドレインと選択。威力重視なら。
サイコキネシス90100特防↓10%水/毒や草/毒に。
マジカルシャイン80100-対悪。サザンドラと一撃ウーラオスに有効。
変化技タイプ命中解説
ちからをすいとる100相手の攻撃の実数値だけHPを回復し、相手の攻撃を下げる。
物理アタッカー相手ならじこさいせい以上の回復性能になる。
回復量は相手の攻撃ランク補正の影響を受け、ランクが下げられない状況では失敗する。
ミラーアーマーあまのじゃく等には注意。
じこさいせい-回復技。のろわれボディとあわせて。ちからをすいとると比べると安定した回復ができる。
いたみわけ-回復とダメージを兼ねる。
おにび85物理アタッカー対策。ねっとうより確実。炎は呼びにくい。
とける-防御を強化。おにびと比べ命中不安がなく重ねがけ可能、ラムのみ+積み技のような状態異常メタにも強い。
一方でダメージソースにはならず急所に弱い点、効果が永続でない点で劣る。
あやしいひかり100妨害技。火傷でも自傷ダメージは低下しない。
ちょうはつ100補助技対策。技構成次第ではドヒドイデナットレイなどの受けループに大幅有利。
トリックルーム-サポート用。自主退場技は無い。ダブルでは始動役兼アタッカーも。
トリック100メガネやスカーフ、のろわれボディとあわせて。
みちづれ-ダイマックス相手には無効。また連続で使うと必ず失敗する。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームしおふき150(225)天候:雨一致技。雨で2発目から威力1.5倍。
しおふきなら残りHPに関わらず常に威力150で撃つことができる。
ハイドロポンプ140(210)
なみのり130(195)
ねっとう
ダイホロウシャドーボール130(195)相手:B↓一致技。水の通らない相手に。追加効果は微妙。
たたりめの場合、状態異常たたりめの威力>ダイホロウの威力となってしまうので注意。
たたりめ120(180)
ダイアイスふぶき140天候:霰くさドラゴン。水との補完に優れるがダイストリームと相性悪め。
アタッカー型以外では起点にしてくる竜などを倒す奇襲として採用。
れいとうビーム130
こごえるかぜ110
ダイアシッドヘドロウェーブ90味方:C↑くさフェアリー。撃ち合いでの火力補強手段にも。
ヘドロばくだん
ダイフェアリーマジカルシャイン130場:MFあくドラゴン。ねっとう、おにび、どくどくと相性が悪い。
C無補正無振りでも無振りサザンドラ確1。
ダイソウゲンエナジーボール130場:GFみず。追加効果が高耐久に嬉しいが、相手のくさの便乗に要注意。
ギガドレイン
ダイサイコサイコキネシス130場:PFかくとうどくへの役割遂行。追加効果でふいうち・かげうちなどの先制技封じ。
ブルンゲルに唯一害のないフィールドなので、他のフィールドを消したい際にも。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる猛攻をしのぐ場合に。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

特性:ちょすいorのろわれボディ
性格:ずぶとい
努力値:H252 B252orBS調整
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/ラムのみ/オボンのみ/混乱実/ナモのみ
確定技:ちからをすいとる/ねっとうorおにび
攻撃技:なみのりorうずしお/シャドーボールorたたりめ/れいとうビーム/マジカルシャイン/ナイトヘッド
変化技:とける/ちょうはつ/あやしいひかり

優秀な耐性を活かした物理受け型。
回復技は自己再生もあるが、物理受けならちからをすいとるで確定。
役割遂行重視ならおにび、攻撃技も欲しいならねっとう。
火傷無効の炎、からげんき(ノーマル)、根性(主に格闘)に対して軒並みタイプ相性で有利なため、火傷と非常に相性が良い。

攻撃技は一致技+補完に優れた氷技の他、役割対象に刺さりやすいマジカルシャインも選択肢。
火力に乏しいため、ゴリ押しよりも弱点を狙いたい。
うずしおを採用し、火傷と併せて定数ダメージで削る戦術も有効。
ちょうはつがあると受け同士の対面に強くなれる。

ナモのみがあるとエースバーンやウーラオス(一撃)に対面で勝てるようになる。
どちらもトップメタの物理アタッカーのため、環境に刺さっており中々有用。
はたきおとすの対策にもなる。

特殊受け型 [編集]

特性:のろわれボディorちょすい
性格:おだやか
努力値:HD252
持ち物:たべのこし/ラムのみ/オボンのみ/混乱実
確定技:じこさいせいorちからをすいとる
攻撃技:なみのりorねっとう/シャドーボールorたたりめ/ナイトヘッド/れいとうビーム/ギガドレイン
変化技:おにびorとける/ちょうはつ/あやしいひかり

種族値に沿った役割を持たせた型。
あく・ゴースト技の搭載率が上がっているものの、不一致なら余裕で確3以上にできる。

アタッカー型 [編集]

やや鈍足なのですばやさ調整に応じて3つの型に分離できる。
みずゴーストの高い一貫性を活かして攻めていくのはどの型も変わらない。

スカーフ型 [編集]

特性:ちょすい(推奨) or のろわれボディ
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:しおふき
攻撃技:ハイドロポンプorなみのり/シャドーボール/れいとうビームorふぶき/ギガドレインorエナジーボール/ヘドロウェーブorヘドロばくだん
変化技:トリック/おにび

ブルンゲル=受けポケモンの先入観を逆手に取った速攻アタッカー型。
特攻の種族値は85と高くないが、一貫性の高い威力150の水技しおふきが優秀。その火力はインテレオンのハイドロポンプを一回り上回る。
ブルンゲルを鈍足の受け型だと決め込んで立ち回る相手に思わぬ痛手を負わせることができる。
ただし本来の受け性能は削がれているので、耐性を充分発揮できないことも。

スカーフ型でしおふきを使う場合、2発目以降の威力安定の水技としてハイドロポンプを一緒に覚えさせるのもあり。
ただし、技範囲が狭くなってしまうので注意。
第八世代では、HPが減ってもダイマックスすれば威力150のまま3ターン潮吹きを使い続けることができる。その間スカーフの効能は得られないので注意。

最速スカーフで115族まで抜け、116族と同速。

同速でスカーフしおふきができるポケモンにホエルオーがいる。
こちらは弱点と耐性が多め、サブウェポンの種類が豊富、一撃必殺を持たないといった違いがある。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ちょすい/のろわれボディ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:HC252ベースでS微調整
持ち物:こだわりメガネ/オボンのみ/混乱実/たつじんのおび/じゃくてんほけん
確定技:ハイドロポンプorなみのり
攻撃技:シャドーボール/れいとうビームorふぶき/ギガドレインorエナジーボール/ヘドロウェーブorヘドロばくだん
変化技:トリック/おにび/じこさいせい

ブルンゲル=受けポケモンの先入観を逆手に取った一般的な特殊アタッカー型。
特攻の種族値は85と高くないが、水・ゴーストの攻撃範囲が優秀。悪タイプにも一応の有効打としてマジカルシャインがある。
ブルンゲルを受け型だと決め込んで立ち回る相手に思わぬ痛手を負わせることができる。
ただし本来の受け性能は削がれているので、耐性を充分発揮できないことも。

Sに84振れば無振り70族を抜ける。S調整するならここが基準。

特性はどちらも有用なので選択。
のろわれボディは後続にとっても有益な効果をもたらすことがあり、こだわりトリックとも好相性。
ちょすいはサイクル戦のおいて無効耐性・回復ソースとなりうる点が嬉しい。
アタッカーとバレたら相手のダイマックスを誘う(=かなしばり無効)ので、どちらかといえばちょすいのほうが活きやすいか。

トリックルーム型 [編集]

特性:のろわれボディorちょすい(しおふき採用時)
性格:れいせい
努力値:HC252 Sは最鈍
持ち物:じゃくてんほけん/メンタルハーブ/くろいてっきゅう/ルームサービス
確定技:トリックルーム/ハイドロポンプorなみのり
攻撃技:しおふき/シャドーボール/れいとうビームorふぶき/ギガドレインorエナジーボール/ヘドロウェーブorヘドロばくだん
変化技:トリック/おにび

ブルンゲル=スカーフ潮吹きのイメージを覆したトリルアタッカー型。
トリル使いのイメージは強くないので読まれにくい。ただし、挑発はかなり飛んでくる。

弱点保険は流行のゴーストとそれを追うあくにマッチしたアイテムで、ほか弱点のくさでんきも合わせればかなり発動できる機会が多い。
トリックルームとあわせてうまく発動できれば全抜きも夢ではない。
メンタルハーブはアタッカーとしてよりトリル始動役としての役割を重視したい場合に選択。

最鈍で実数値58。トリル下においては無振り39族(トリトドン)まで抜ける。ドサイドンもギリギリ抜ける。
ドヒドイデや無振り30族(カビゴンGサニーゴ)、無振り20族(ナットレイシュバルゴコータス)あたりは抜けない。
これらが相手PTにいる際は選出やトリルの使用をよく考える必要がある。
黒い鉄球を持てば最鈍30族まで抜け、トリル終了直前に押し付けたりできるが、アイテム枠を消費してしまうので火力が大きく削がれる。


対ブルンゲル [編集]

注意すべき点
優秀な耐性と補助技、特性のろわれボディを持ち、こちらの有効打を封じて受け流す。
高威力のしおふきを覚えるため、スカーフやトリックルームとあわせたアタッカー型も。
対策方法
一般的な再生持ちの耐久型に対する対処法、すなわちみがわり・ちょうはつ・どくどくなどが有効。
サザンドラ等、水やゴーストに耐性があり、おにびで機能停止しない特殊アタッカーならなおよい。
じわれやぜったいれいどといった一撃必殺技(ハサミギロチンとつのドリルはタイプ相性の関係でそもそも無効)で落としてしまうのも良い。
相手のHPを半分以上削れる技が2つ以上あれば、のろわれボディが発動しても突破可能。

外部リンク [編集]