カブトプス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

カブトプス [編集]

No.141 タイプ:いわ/みず
通常特性:すいすい(雨の時に素早さが2倍になる)
     カブトアーマー(攻撃を急所に受けない)
隠れ特性:くだけるよろい(物理技を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)
体重  :40.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
水岩すいすい物理HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カブトプス60115105657080495すいすい/カブトアーマー/くだけるよろい
ジーランス10090130456555485すいすい/いしあたま/がんじょう
アバゴーラ74108133836532495ハードロック/がんじょう/すいすい
カジリガメ9011590486874485がんじょうあご/シェルアーマー/すいすい

ばつぐん(4倍)くさ
ばつぐん(2倍)でんき/かくとう/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/こおり/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)ほのお
こうかなし---

冠の雪原で復活した初代出身の化石ポケモンの一角。
同タイプのライバルは多いがその中では最も素早さが高く、特性すいすいにより更に加速可能。

第八世代では同タイプ、かつ種族値傾向が類似し、特性も被り気味のカジリガメが登場。
攻撃の数値は同じだが技の威力で負けており、耐久力もHPの差によりやや劣る。
一方で素早さはカブトプスが上回り、同タイプ中最速の座は明け渡さなかった。
種族値6の間には、最速すいすい発動でダイジェット1積みエースバーン、最速レジエレキ等を抜けるラインがある。

第七世代に引き続き、ペリッパーが続投。カブトプスの苦手なじめん無効、かくとう半減、くさ等倍と相性が良い。
攻撃面においてもペリッパー自体が強化されており、攻守両面においてシナジーのある優秀な相棒候補。
従来よりすいすい物理エースの印象が強いポケモンだが、隠れ特性としてくだけるよろいを持ち、1回の発動ですいすいと同値に。
ダイマックスの登場により天候の奪い合いは第七世代より更に激化しているので、素早さの補強はこちらに頼るのも手。
すいすい型と違い天候を気にせずダイロックを使える点も魅力で、第八世代以降は着実に採用者を増やしつつある。

技方面ではロックブラスト、クイックターンを新規習得。
前者は念願のタイプ一致連続技、後者はみずタイプ版のとんぼがえり。
更にサイコカッターやクロスポイズン等を習得し、技範囲はかなり広がっている。
習得者の激減したはたきおとすも遺伝技で続投。失った技でめぼしいものはつばめがえし程度か。



特性考察 [編集]

すいすい
雨パアタッカーとして使う場合に。無補正・無振りでも実数値200(最速130族と同速)。
くだけるよろい1回発動でも同速になれるが、こちらは同時に水技が強化され、高いBも生かせる。
ダイマックスにより自力で能動的に発動可能になったが、天候を奪われやすくもなっているので注意。
ダイロックを使用すると砂嵐ですいすいが解除されてしまうので注意。
カブトアーマー
攻撃が急所に当たらなくなる。元々急所率自体が低く、他の特性に比べて有用な盤面が少ない。
一応耐久調整が無駄にならなくなるのは魅力的だが、個性を失ってまで採用する意義に欠ける。
くだけるよろい
隠れ特性。物理技を受けると防御ランクが1下がるが、素早さランクが2段階上昇。
発動は相手依存だが、天候に頼らずすいすい以上の素早さを得られるのは特筆に値する。
連続技は1発ごとに発動してしまうので天敵。タネマシンガンを食らった日には目も当てられない事態となる。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%確定数がわずかに変わるが、たきのぼりの怯みの方が有用か。
たきのぼり80(120)100怯み20%命中安定。すいすいと併せて怯みも狙える。
アクアジェット40(60)100優先度+1雨下では強力な先制技。
クイックターン60(90)100交代不利対面から逃げるときに。
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1強力な一致技。
いわなだれ75(112)90怯み30%命中高め。怯みを狙うなら。
サイコカッター70100急所ランク+1対格闘。命中安定。
ばかぢから120100攻撃・防御↓強力なサブウェポンだが撃ち逃げ用。ナットレイへの有効打。
けたぐり20~120100-反動はないが威力が不安定。仮想敵に合わせて選択。
はたきおとす65/97100道具排除タマゴ技ヤドランラティオスブルンゲル等に。
限定的だが高威力。嫌がらせも可能。
つじぎり70100急所ランク+1同上。急所に当たりやすい。
きゅうけつ80100HP吸収1/2貴重な回復手段。呼びやすい草タイプやヤドランラティオス等にも。
じたばた20~200100-タマゴ技。水の通らない相手に一貫する。
きあいのタスキやみがわり、こらえると合わせて。
フェイント30100優先度+2威力は低いが相手の先制技に先制できる。すいすい唯一のフェイント使い。
変化技タイプ命中備考
つるぎのまい-火力を強化。
つめとぎ-火力と命中を強化。ストーンエッジやアクアテールを安定させたいなら。
みがわり-状態異常の回避やきのみの発動に。
こらえる-くだけるよろいの発動、じたばたの調整用。
あまごい-積み技兼サポート技として。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技威力元にする技効果解説
ダイストリームアクアブレイク130(195)天候:雨一致技。雨で2発目から威力1.5倍。すいすいの発動にも。
たきのぼり
クイックターン110(165)
アクアジェット90(135)
ダイロックストーンエッジ130(195)天候:砂嵐命中不安を無視できるだけでなく、特防の強化、相手へのスリップダメージでタスキも潰せる。
一方で天候に干渉するため、すいすいとの相性が非常に悪い。
いわなだれ
ロックブラスト
がんせきふうじ110(165)
ダイサイコサイコカッター120場:PF相手の先制技を封じる。
こちらのアクアジェットも通らなくなるので注意。
ダイナックルけたぐり100味方:A↑威力は通常時より下がるが火力の補強になる。
ばかぢから95
ダイワームきゅうけつ130相手:C↓
ダイアークはたきおとす120相手:D↓
つじぎり
ダイアタックじたばた130相手:S↓
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン切れを狙う。

型考察 [編集]

すいすい型 [編集]

特性:すいすい
性格:いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりハチマキ/いのちのたま
確定技:たきのぼりorアクアブレイク/ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
攻撃技:ばかぢからorけたぐり/アクアジェット/はたきおとす/きゅうけつ
変化技:つるぎのまい

水・岩の優秀な攻撃範囲で上から制圧する型。両方を半減以下に抑えるメジャーポケモンは多くなく、
ナットレイよびみずトリトドンぐらい。

耐久調整も考えられるが、素早さインフレの進む現環境においては特に理由がなければASぶっぱでよい。
サブウェポンはナットレイ意識のばかぢからが最有力。
カジリガメとの差別化を考慮するならはたきおとすの優先度は高い。

また、きあいのタスキならば行動回数が確保できるためつるぎのまいも積みやすくなる。雨始動にしめったいわを持たせ全抜きを視野に動くとなおよいか。

くだけるよろい型 [編集]

特性:くだけるよろい
性格:ようきorいじっぱり
努力値:A252 S調整
持ち物:きあいのタスキ/ラムのみ/じゃくてんほけん
確定技:たきのぼりorアクアブレイク/ストーンエッジorいわなだれ
攻撃技:アクアジェット/きゅうけつ/つじぎりorはたきおとす/けたぐりorばかぢから
変化技:つるぎのまい/こらえる

第7世代で強化され、くだけるよろい1回発動ですいすいと同速になれる。雨に依存しないため柔軟なパーティ構築ができる。
ニョロトノペリッパーを使う必要が無いため、雨パよりパーティ全体のタイプが偏らないのが最大の強み。
見せ合い6on3シングルには強いが、あめふらし持ちと同時に選出可能なダブルではすいすいの方が遥かに扱いやすく、基本的にシングル向け。

「つるぎのまい」を積むと同時に攻撃を受けてすばやさアップ、というのが理想だが、
控えに置いた状態で受け出しして、半減以下に抑えられる物理技を受けて相手を抜く戦術も取れる。

こらえるを入れておくと、タスキを持たずとも安全にくだけるよろいの発動が狙える。
持ち物をじゃくてんほけんにして、じしんなどの弱点物理技読みで使えれば非常に強い。
連続技に弱いとされるが連続技のほとんどが物理で、こらえるを使うとHP1で耐え続け、3回以上攻撃を受ければ素早さが最大化する。
先制技はカプ・テテフのサイコメイカーやサイコフィールドで封じられるが、こちらも先制技が使えなくなるので注意。

ステロサポート型 [編集]

特性:くだけるよろいorすいすい
性格:ようき
努力値:AS252orHS252
持ち物:きあいのタスキ/ふうせん/しめったいわ/回復の実/半減実
確定技:ステルスロック/がんせきふうじ
攻撃技:たきのぼり/アクアジェット/ストーンエッジorいわなだれ/はたきおとす/クイックターン
変化技:あまごい/つるぎのまい

ステルスロックを撒くサポート型。
相手の素早さを下げるがんせきふうじや、各種特性の発動などS逆転手段が豊富なので好相性。
特性が発動できない場面でも最速+がんせきふうじで最速145族まで抜ける。

特性すいすいでしめったいわとあまごいを持たせれば天候始動役兼エースとしても採用できる。
同様の技構成はオムスターなどライバルも可能だが、同タイプで最も素早さが高いのでサポート適性はこちらのほうが上。


対カブトプス [編集]

注意すべき点
岩・水タイプ最高の攻撃と素早さを持ち、アタッカーとしての抜き性能が高く技範囲もかなり広い。
すいすいだけでなく、くだけるよろいとつるぎのまいを併用しての突破力増強もできる。
対策方法
草タイプが4倍弱点。くだけるよろいを発動させない特殊技、またはタネマシンガンが有効。
トリックルームで素早さをひっくり返してしまうのも良い。

外部リンク [編集]