アブリボン [編集]
No.743 タイプ:むし/フェアリー 通常特性:みつあつめ(戦闘終了後にあまいミツを持っていることがある) りんぷん(技の追加効果を受けない) 隠れ特性:スイートベール(味方のポケモンが眠らなくなる) 体重 :0.5kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
ちょうのまい +バトンタッチ | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アブリボン | 60 | 55 | 60 | 95 | 70 | 124 | 464 | みつあつめ/りんぷん/スイートベール |
バタフリー | 60 | 45 | 50 | 90 | 80 | 70 | 395 | ふくがん/いろめがね |
キレイハナ | 75 | 80 | 95 | 90 | 100 | 50 | 490 | ようりょくそ/いやしのこころ |
第七世代で登場した、唯一のむし×フェアリー複合ポケモン。
合計種族値は低めだが高い素早さが持ち味で、禁止級を除いたフェアリーではカプ・コケコに次ぐ単独2位。
それなりの特攻と、強力な積技ちょうのまいも持つが、技範囲が狭いためアタッカーとしてはやや扱いにくい。
自身がアタッカーになるよりも、バトンタッチで引き継ぐほうが活かしやすい。
りんぷんによるがんせきふうじ等の妨害耐性から、バトン役としての適性は高い部類。
ちょうのまい+バトンタッチを両立できるポケモンは他にもいるが、圧倒的な素早さにより差別化は容易。
またダブル適性が高いのも特徴で、元専用技のかふんだんごは勿論、
ねばねばネット、むしのていこう、てだすけといった相手の妨害・味方の援護を得意とする技構成。
かふんだんごは技レコードになり、多くのポケモンが習得可能となったものの、
禁止級伝説を含めても黒馬バドレックスに次ぐ単独2位の素早さで使えるので相変わらず有用。
りんぷんでダブルに跋扈するねこだましで怯まない点も優秀であり、サポート役として優れた個性を持つ。
スピードスワップもフェローチェに次ぎ、やはり単独2位の素早さから使用可能。
第八世代では、どちらかと言えば弱体化のほうが目立つ。
特にめざめるパワーの廃止により、積みアタッカー型が大幅に弱体化。
他にも、どくどく、はねやすめ、おいかぜ、おさきにどうぞ等の重要な技を数多く喪失。
サポート技は、ねばねばネットやてだすけ等が残っているものの、出来る事が減ってしまった。
一方で新規習得は、ふういん、あまえる、すりかえ程度で、目立った強化は無い。
更に新要素のダイマックスもサポート主体の上に技範囲が狭いのでイマイチ。
逆に相手のダイマックス技による能力低下や状態異常はりんぷんで防げない。
特性考察 [編集]
- みつあつめ
- 戦闘では無意味な特性。トレース対策もスイートベールで事足りるため候補外。
- りんぷん
- 技の追加効果を受けない。10まんボルトなどで麻痺にならないため、自慢の素早さを潰されづらくなる。
ねこだましによる怯みも無効なので、シングルは勿論ダブルでも採用価値は高い。
あくまで追加効果なので、能力低下・状態異常を直接発生させる技は無効化できない。
また、かたやぶりには貫通される。
ダイマックス技で生じる能力低下や状態異常も追加効果として扱われず、特性の適用外となる。ちからずくと同じ仕様。
- スイートベール
- 隠れ特性。自身を含め味方が眠らなくなる。主にダブルで採用される。特にマシェードに対し強く出られる。
一応シングルでも効果自体は発動するが、眠らされる前に落とされがちで発動機会は少ない。
先発に出やすい起点型のカバルドンやラグラージのあくびを逆に起点にできる点は優秀だが、メタ的な採用となり汎用性が高くないのが欠点。
なお、追加効果で眠らせる攻撃技は第八世代には存在しないのでりんぷんとの差別化は意識不要。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
かふんだんご | 虫 | 90(135) | 100 | - | タイプ一致技。ダブルでは味方に使うと回復。ぼうだんで防がれる。 | |
むしのさざめき | 虫 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。ぼうおんで防がれる。 | |
むしのていこう | 虫 | 50(75) | 100 | 特攻↓100% | タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。サポート用。 | |
ムーンフォース | 妖 | 95(142) | 100 | 特攻↓30% | タイプ一致技。性能安定。タマゴ技。 | |
マジカルシャイン | 妖 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。 | |
サイコキネシス | 超 | 90 | 100 | 特防↓10% | 対毒。炎にも等倍だが鋼には半減。 | |
エナジーボール | 草 | 90 | 100 | 特防↓10% | 水・岩・地面に抜群だが炎・毒・鋼等に半減。一致技の補完としては微妙。 スイートベールでカバルドンやラグラージを起点にする場合は優先度が上がる。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
とんぼがえり | 虫 | 70(105) | 100 | 自分交代 | タイプ一致技。サポート後に攻撃しつつ撤退。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ちょうのまい | 虫 | - | 特攻・特防・素早さを補強。自身にもバトンタッチ用にも。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策。バトンタッチも可能だが、きあいのタスキと相性が悪い。 | |||
バトンタッチ | 無 | - | ちょうのまいやみがわりとあわせて。 | |||
ねばねばネット | 虫 | - | 交代で出てきた相手の素早さを下げる設置技。タマゴ技。 | |||
リフレクター | 超 | - | 味方の防御を強化。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | 味方の特防を強化。 | |||
すりかえ | 悪 | 100 | 道具を入れ替え機能停止させる。こだわり系と合わせて。 トリックも覚えるが、ふういんを考慮するとすりかえが優勢。 | |||
スピードスワップ | 超 | - | 対象と「素早さの実数値」を交換する(ランク補正の交換ではない)。ダブル用。 | |||
てだすけ | 無 | - | ダブル用。 | |||
サイドチェンジ | 超 | - | ダブル用。 |
ダイマックス技考察 [編集]
型考察 [編集]
ちょうのまい積みアタッカー型 [編集]
性格:ひかえめ/おくびょう
特性:りんぷん(推奨)/スイートベール
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/ラムのみ
確定技:ムーンフォース/ちょうのまい
選択技:むしのさざめきorかふんだんご/サイコキネシス/エナジーボール
種族値に沿った積みアタッカー型。
ドラパルト以外のドラゴンを上から叩けるのが最大の強みだが、火力は不足気味。
攻撃技はムーンフォースが確定。
その他の選択肢としては毒タイプに有効なサイコキネシスが有力。
虫技はタイプ一致だが半減されやすく、フェアリー技と範囲も被るため優先度は低い。
特性はりんぷん推奨。ねこだましによる怯みや、不意の状態異常・能力低下を防げる。
特に採用率の高いがんせきふうじの追加効果を無視できる点は優秀で、きあいのタスキを持たせることでちょうのまいによる確実な強化が狙える。
スイートベールはあくびや催眠技による起点作りを阻止でき強力だが、汎用性に欠ける。
ちょうのまいバトン型 [編集]
性格:おくびょう
特性:りんぷん/スイートベール
努力値:HSベースで調整
持ち物:きあいのタスキ/たべのこし/メンタルハーブ
確定技:ちょうのまい/バトンタッチ
選択技:むしのさざめきorかふんだんご/ムーンフォース/サイコキネシス/みがわり
フェアリー複合によるドラゴン耐性と、ちょうのまいバトン使いの中で最も高い素早さが特徴。
げきりん等を起点に積み、積んだ後もこだわりスカーフ持ち等に抜かれず先制バトンタッチを決めやすい。
ただしドラゴンの所持率が高い炎・毒技やバトンタッチの天敵である先制技・流し技には弱い。
先発ねばねばネット設置型 [編集]
性格:おくびょう
特性:りんぷん
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねばねばネット
攻撃技:ムーンフォース/むしのさざめきorかふんだんご
変化技:リフレクター/ひかりのかべ/しびれごな
先発に繰り出しねばねばネットを設置するサポート型。
ねばねばネット使いの中では最速である。
【ダブル】基本型 [編集]
性格:おくびょう
特性:りんぷん/スイートベール
努力値:S252 HorC252
持ち物:きあいのタスキ/ひかりのねんど
攻撃技:かふんだんご/ムーンフォースorマジカルシャイン/むしのていこう
補助技:まもる/スピードスワップ/ねばねばネット/てだすけ/リフレクター/ひかりのかべ/サイドチェンジ/しんぴのまもり
りんぷんだとねこだましで怯まなくなり、スイートベールだとキノコのほうし等の催眠技を無効化できる。
どちらも有用なので、パーティと相談して決めたい。
てだすけ、サイドチェンジ、こだわりトリックなど、有用な補助技が揃っているのでサポートとしても優秀。
ただし耐久そのものは低いので、何も考えずにサイドチェンジを使ったりするとあっさり落ちる。
スピードスワップによる相方の素早さ底上げ、高速ねばねばネット設置など、個性的な動きも可能。
敵には普通の一致攻撃技、味方に使うと癒しの波動と同様HPを1/2回復できるかふんだんごが面白い。
対アブリボン [編集]
- 注意すべき点
- フェアリー屈指の素早さと、優秀な積み技ちょうのまいによる対ドラゴン性能。
特性りんぷんにより、ねこだましやほっぺすりすり等の妨害技で阻止しにくい。
シングルではバトンタッチ、ダブルではかふんだんごによるサポートもこなす。
- 対策方法
- 一致技に加え、サイコキネシス等のサブ技も半減の鋼タイプなら攻守共に有利。
その他のポケモンでもきあいのタスキ貫通の連続技、ステルスロックがあれば対処が楽だが、すりかえには一応注意。