アマージョ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

アマージョ [編集]

No.763 タイプ:くさ
通常特性:リーフガード (晴れの時に状態異常にならない)
     じょおうのいげん(先制技を無効化する)※アマカジ、アママイコのとき「どんかん」
隠れ特性:スイートベール(自分と味方のポケモンが眠らなくなる)
体重  :21.4kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
物理草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アマージョ7212098509872510リーフガード/じょおうのいげん/スイートベール
ゴリランダー10012590607085530しんりょく/グラスメイカー
リーフィア65110130606595525リーフガード/ようりょくそ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/どく/ひこう/むし
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第七世代出身のくさタイプ。専用特性じょおうのいげんにより、先制技を無効化できることが大きな個性。
今作では同じ効果の特性を持つハギギシリが未登場であり、専用特性であると同時に専用効果でもある。
いたずらごころ持ちのサポーターや、先制技に強く依存するポケモンたちを纏めて牽制可能。
種族値の配分も無駄が少なく、中速帯のアタッカーとしては申し分なし。

ただ、くさ単タイプの宿命として攻撃面・耐性面ともに少々不安が残る。
サブウェポンは豊富ながら一致技の通りが悪く、アタッカーとしては少々汎用性に欠ける。
耐性面についてはもはや言わずもがな。採用率の高いほのおこおりが弱点というのは致命的。
今作においてはダイジェットの影響でひこう技も採用数を増やしており、平均以上の耐久も過信できない。

第八世代では先制技のフェイントが習得不可に。はたきおとすも喪失し、搦手が使いづらくなった。
代わりにソーラーブレード、トリプルアクセル、グラススライダー、ちょうはつを新規習得。
くさ技最高火力を更新した他、補完として優秀なこおり技の習得は嬉しい。連続技なのでタスキ、身代わりにも強い。
こうそくスピンの強化、とびはねるを引き続き習得することから、中途半端な素早さも補強しやすくなった。

ただし、同タイプ・同傾向の種族値を持つポケモンに強力な特性のグラスメイカーを持ち、
攻撃・素早さ共に上回るゴリランダーが存在することには留意が必要。特性で差別化は容易だが、
あちらは一致高火力先制技、優秀な効果を持つキョダイマックスも備えている。
一方で、そのゴリランダーに対して特性でGF下グラススライダーを完全に無効化できるため安全に交換でき、
さらに相手が展開したGFにタダ乗りでき、ひこう技やこおり技で弱点を突ける等、独自の対ゴリランダー性能を持つ。
特性そうしょく持ちはキョダイコランダで貫通されるのに対し、こちらは特性貫通による直接の影響はないのがポイント。

ダイマックスとの相性はそこそこ良好。ダイジェットが使用できるので素早さを補強可能。
技範囲も広めなので任意の追加効果を発動でき、またやや不安な火力も補完できる。

ダイマックス禁止ルールのシーズン21ではねこだましの復権により強固な先制技耐性が評価され、ダブルにおいてランキング7位の快挙を成し遂げる。
グラススライダーが致命傷となるカイオーガレジエレキとの同時採用が多く、ゴリランダー対策としての評価は盤石なものとなっている。



特性考察 [編集]

リーフガード
晴れている場合に状態異常を防ぐ。発動前に発生した状態異常は回復しない。
ほのお技を習得しないので能動的に発動するにはにほんばれを使うしかなく、
第八世代ではダイマックスの影響で天候の奪い合いが激化している。
物理アタッカーとしてやけどを防げるのはありがたいが、条件の維持が厳しすぎる。
同特性を持つライバルが多いこともあり、基本的に候補外。
じょおうのいげん
専用特性。優先度+1以上の技をすべて無効化。ダブルでは味方にも効果が及ぶ。
いたずらごころにも有用だが、味方を対象とする技のみが対象で、壁張り・積み技は防げない。
グラスフィールドであれば相手の先制技を防ぎ、こちらだけグラススライダーを撃てる。
トレースされるとグラススライダーが通らなくなるので注意。
かたやぶりには貫通されるが、先制技とかたやぶりを両立しつつ環境で見るのはせいぜいオノノクス程度。
アマージョの大きな個性であり、同時に採用理由に直結する特性。シングル・ダブル問わず基本的にはこれを選択。
スイートベール
隠れ特性。自身と味方の眠り状態を防ぐ。ただし、自身はタイプ特性でねむりごなは元から無効。
シングルでは相手のあくびによるサイクル回しを防ぐ為に採用することになる。
じょおうのいげんと比べると警戒されづらく、また実際にじょおうのいげんでなくとも相手はそれを警戒する。
必然的に先制技は特性が割れるまで打たれづらいので、割り切って催眠対策を重く見るなら選択肢。
先制技読みでの無償降臨は出来なくなるので、採用する場合は先発推奨。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
パワーウィップ120(180)85-タイプ一致技。高威力だが命中不安。ダイマックスで命中率を確保できる。
ソーラーブレード125(187)100溜め技タイプ一致技。最大火力だが天候の奪い合いに弱い。
ダイマックス前提の方が使いやすいか。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。中威力だが非接触。
トロピカルキック70(105)100攻撃↓100%タイプ一致技。専用技。中威力だが追加効果が優秀。
グラススライダー70(105)100GF下で
優先度+1
タイプ一致技。GF下で高威力の先制技となる。
習得不可となったフェイントの代わりに。
トリプルアクセル20→40→60903回攻撃対飛・竜・草。くさの補完として優秀かつ高威力。
ただし3発全て命中は72%。
とびひざげり13090外すと反動対鋼。タネばくだん・トロピカルキックより高威力。
ローキック65100素早↓100%対鋼。追加効果が優秀。
けたぐり20~120100-威力不安定。最大時はとびひざげりに近い威力が出せて反動もない。
ダイマックスされると無効。
じゃれつく9090攻撃↓10%対ドラゴン。格闘・悪にも抜群。一撃ウーラオス等に。
とんぼがえり70100自分交代対草。攻撃しつつ撤退。流し際に。
とびはねる8585溜め技
麻痺30%
ダイマックス用。相手のダイマックスのやり過ごしにも。
アクロバット55/110100対草・虫。消費アイテムやなげつけるとあわせて。
がむしゃら100じょおうのいげんやこらえると好相性。
こうそくスピン50100罠・拘束解除
素早↑100%
積み技感覚で。ステルスロックやどくびし等の除去も可能。
なげつける100道具消費でんきだまとあわせて。
ギガインパクト15090行動不能ダイマックス用。草も格闘も通らない飛行を強引に粉砕できる。
しねんのずつき8090怯み20%対毒。メイン技は全て半減されてしまうので貴重な対抗手段。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100耐久型に。撃ちやすさは普通程度。
リフレクター-サポート用。物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。特殊耐久を強化。
こうごうせい-タマゴ技。回復技。壁やトロピカルキックとあわせて。
てだすけ-ダブル用。特性と合わせて味方のサポートに回ることも可能。
こらえる-ダイマックス対策や、がむしゃらと合わせて。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイソウゲンパワーウィップ140(210)場:GF一致技。
フィールド展開で草技威力1.3倍&小回復&地震半減&グラススライダー先制。
ソーラーブレード
タネばくだん130(195)
トロピカルキック120(180)
グラススライダー
ダイナックルけたぐり100味方:A↑サブ技。負担を与えつつ攻撃上昇。
けたぐりの威力変動やとびひざげりの命中不安を嫌う場合に。
とびひざげり95
ローキック85
ダイジェットとびはねる130味方:S↑対草虫。追加効果で加速。
一回で最速だと134族相当に、準速だと117族(エンニュート)抜き。
アクロバット110
ダイアイストリプルアクセル140天候:霰やや不安な命中が解消されるが連続ヒットではなくなる。
天候が上書きされる点に留意。
ダイワームとんぼがえり120相手:C↓対草。先制すれば疑似特殊耐久強化。
ダイフェアリーじゃれつく130場:MF対竜。グラスフィールドを消してしまう点に注意。
竜技を半減できるがサブで弱点を突かれやすいので、
竜の一貫性を消して後続の負担を軽くする使い方が無難か。
ダイサイコしねんのずつき130場:PF対毒。グラスフィールドを消してしまう点に注意。
サイコフィールドの効果はじょおうのいげんと被る。
ダイアークなげつける100相手:D↓対霊超。威力・追加効果共に微妙。
ダイアタックギガインパクト150相手:S↓抜きたい相手はかなり多めだが、追加効果はダイジェットと被る。
しかし、がむしゃらやこうそくスピンの採用価値は高いため使いどころは多い。
がむしゃら130
こうそくスピン100
ダイウォール変化技-まもる状態ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

特性:じょおうのいげん
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252orHA252
持ち物:こだわりスカーフ/きあいのタスキ/こだわりハチマキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん(ダイマックス運用時)/でんきだま(なげつける採用時)
確定技:パワーウィップorトロピカルキックorグラススライダー(ダイマックス運用時優先)/とびひざげり
優先技:トリプルアクセル(ダイマックス除)
選択技:とんぼがえり/とびはねる/じゃれつく/しねんのずつき/なげつける/がむしゃら/とびはねる

純粋な物理アタッカー型。鋼にはとびひざげり、草にはトリプルアクセルやとんぼがえりや飛行技で対抗。

特性により先制技を無効化できるため、素早さを補えれば上を取れる相手が増える。
こだわりスカーフを持たせるなら性格はようき推奨。最速スカーフで実数値204(130族+α)。
物理相手に先手でトロピカルキックを撃つことで擬似的な耐久補強にもなる。
でんきだま+なげつけるも可能。こちらは無補正無振りで115族抜き、68振りで130族抜き。
ユキノオールンパッパ以外で氷技を使えるため、優先的に採用したい。

先制技によるタスキ潰しも受けないので、きあいのタスキとの相性もよさそうだが、
不一致弱点や一致等倍程度なら無振りでも耐えられる程度の耐久はあり、
一致弱点を突かれる炎や飛行、毒には有効打が無い事が多く、退いた方がよいので
先手でトロピカルキックやとんぼがえりを撃てるこだわりスカーフの方が有用だろう。
火力補強のこだわりハチマキやいのちのたま、特殊水への安定感が増すとつげきチョッキ等も候補。
そこそこある耐久を活かせるダイマ運用なら弱点保険もあり。

耐久型 [編集]

特性:じょおうのいげん
性格:わんぱく
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット/かえんだま(なげつける採用時)
確定技:トロピカルキック/こうごうせい
優先技:とんぼがえり/ひかりのかべorリフレクター
選択技:とびひざげり/じゃれつく/アロマセラピー/なげつける

物理耐久に特化し、トロピカルキックとこうごうせいで受ける型。
先発で相手の火力を下げ起点を作り、とんぼがえりで後続に繋ぐことも可能。

【ダブル】サポート兼アタッカー基本型 [編集]

特性:じょおうのいげん
性格:いじっぱりorゆうかんorようき
努力値:AS252ベースで耐久調整
持ち物:とつげきチョッキ/こうかくレンズ/いのちのたま/オボンのみ/混乱実/きあいのタスキ/じゃくてんほけん
確定技:パワーウィップorグラススライダー(両立可)/トリプルアクセル
優先技:とんぼがえり/とびひざげり
攻撃技:しっぺがえし/トロピカルキック/じゃれつく
補助技:まもる/てだすけ/ちょうはつ/リフレクター/ひかりのかべ

特性による先制技封じや、てだすけなどのサポート性能を持ちながら、高い攻撃性能を持つアタッカー型。
選出画面にいるだけでねこだまし等の先制技を使うのを躊躇させることができたり、選出時点で出しづらくさせることができる。

役割対象であるゴリランダーの先制技を封じつつ上からとんぼがえりやトリプルアクセルで削るために、素早さをある程度上げておきたい。
S負けすると逆にとんぼがえりで削られつつ逃げられてしまう。
ただし、S振りアマージョに対応してSを上げているゴリランダーも一定数存在するため注意。


対アマージョ [編集]

注意すべき点
特性による先制技封じと、トロピカルキックによる攻撃低下が厄介。
とびひざげりを始めとするサブ技、壁やこうごうせい等の補助技も豊富。
対策方法
クリアボディまけんきあまのじゃく持ちや特殊アタッカーならトロピカルキックに強い。
ほのおどくタイプはアマージョの主力技を半減しつつ一致弱点を突ける。
ひこうタイプも有効だがトリプルアクセルには注意。

外部リンク [編集]