ダダリン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ダダリン [編集]

No.781 タイプ:ゴースト/くさ
特性:はがねつかい(はがねタイプの技の威力が1.5倍になる)
体重:210.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
草/霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ダダリン70131100869040517はがねつかい
ジュナイパー781077510010070530しんりょく/えんかく
オーロット8511076658256474しぜんかいふく/おみとおし/しゅうかく
パンプジン特大85100122587554494ものひろい/おみとおし/ふみん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/ひこう/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

ゴースト×くさ複合の一角。同複合最高の攻撃を誇る。
更に特性により、はがねタイプの技を実質タイプ一致で使用可能。
サブウェポンも豊富で、特に高威力みず技を水複合以外で習得する点は珍しい。
特攻も役割破壊程度にはあるため、それら豊富な技を扱う上で困ることは少なく、その攻撃範囲はかなり広い。
反面、本来タイプ的には得意な変化技が貧相で、良くも悪くも重火力アタッカーとしての立ち位置を確立している。

火力は十分ながらかなりの鈍足であり、被弾回数が嵩む上にHPが低めなので、防御・特防の高さに反して耐久は高くない。
耐性は多いが弱点も多いため、仮にタイプ一致技が半減でもサブウェポンで弱点を突かれやすいなど安定しない。
先制技も条件つきのグラススライダーのみで、行動回数が稼ぎづらい。
とつげきチョッキで対面性能を底上げしたり、トリックルームで行動回数を稼いだりと工夫を心掛けたいところ。

専用技のアンカーショットは交代封じの効果がある。
ただしダダリンに対し居座る・繰り出されるポケモンを捕まえても自身で対処する能力は少ない。
主に有利対面の引き際に使用し、交代先に対し繰り出し読みのリスクを防止する保険として有効。
はがねつかいが適用され、また前述の通り攻撃種族値が高いので、交代先への負担もなかなか。
元々サイクル戦に適性のあるポケモンなので、読み負けからサイクルを崩される危険が減るのは心強い。

第八世代ではアクアブレイク、だくりゅう、ハイドロポンプとみず技が多数追加。
また、補完の優秀なかくとう技としてボディプレス、鈍足をカバーする手段として前述の通りグラススライダー。
更に一致ゴースト技最大火力を更新したポルターガイスト、同じくはがね最大火力のアイアンローラーを獲得。
どれも癖が強い技ではあるが、高い攻撃+高い威力を一致補正で撃てるので十分に採用圏内。
反面はたきおとす、つばめがえし、どくどく、こうごうせいといった技が剥奪。搦め手は更に苦手になった。

新要素のダイマックスとの相性は良好。前述の通り技範囲が広いので追加効果を選びやすい。
また、癖の強い高火力技を必中・条件なしで使用可能となり、特に一致技が使いやすくなるのは大きい。
特性により実質的に一致技を3タイプ持つのも大きく、追加効果もダダリンと相性が良い。
耐久も上昇するので安定感が増すが、素早さを上げる手段は無いので全抜き性能は低め。
あくまで対面性能を向上させつつ、火力を上昇させ受け出しを崩すことを目的としたダイマックス。



特性考察 [編集]

はがねつかい
専用特性。隠れ特性は持たない。はがね技の威力が1.5倍となる。
実質タイプ一致技を追加で獲得するようなもので、ダダリンのアタッカー性能を支える優秀な特性。
ゴースト・はがね・くさの組み合わせでガオガエンキリキザン以外に等倍以上が取れる。
タイプ上は有利だがガラルマタドガスかがくへんかガス下では効果が消えるので注意。

技考察 [編集]

※鋼タイプの攻撃技は「はがねつかい」適用後の威力も併記している。

攻撃技タイプ威力命中効果解説
パワーウィップ120(180)85-タイプ一致技。高威力・命中不安。
ソーラーブレード125(187)100溜め技タイプ一致技。高威力・命中安定だが晴れ依存。
グラススライダー70(105)100GF時優先度+1タイプ一致技。グラスフィールド下で先制。ダイマックス後の主力技に。
ポルターガイスト110(165)90-新たに習得した強力なタイプ一致技。やや命中不安。
相手の道具消費に注意。
ゴーストダイブ90(135)100溜め技
まもる貫通
タイプ一致技。ノーマルへの交代に注意。
アンカーショットとあわせて。
シャドークロー70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。使用条件や溜めがなく使いやすいが、威力不足。
アイアンローラー130(195)100フィールド破壊はがねつかい対象技。実質最大火力だがフィールドがないと失敗。
味方の特性や自身のダイソウゲンと合わせても。
アンカーショット80(120)100交代封じはがねつかい対象技。専用技。性能安定。接触技。
追加効果も優秀だが、ゴーストタイプは拘束できない。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%はがねつかい対象技。トリパで怯み狙いなら。
ジャイロボール1~150
(1~225)
100はがねつかい対象技。速い相手には高威力だが、有効に使うにはやや速い。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100はがねつかい対象技。軽い相手には高威力だが、有効に使うには軽すぎる。
じしん100100-対炎・毒・鋼。
かわらわり75100壁破壊対ノーマル・鋼。草ゴースト鋼全て半減のキリキザンに4倍。
ボディプレス80100-対ノーマル・鋼。鉄壁と相性は良い。
いわなだれ7590怯み30%対炎・飛行。トリパ以外では怯みは期待できない。
アクアブレイク85100防御↓20%対炎。炎に対しての反撃を重視する場合。
こうそくスピン50100トラップ排除&
素早↑
トラップの排除と素早さアップに。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2タイプ一致技。貴重なHP回復手段。
特殊技だが、じゃくてんほけん・せいちょうとは相性が良いので物理型でも。
変化技タイプ命中解説
すりかえ100妨害技。こだわりハチマキやくろいてっきゅうとあわせて。
つるぎのまい-攻撃を強化。グラススライダー以外に先制技が無いのでやや使いづらい。
せいちょう-晴れでAC↑↑とつるぎのまいの上位互換に。
自身と晴れの相性はベストではないが、積んでる間にダメージを喰らってもギガドレインに繋げられる。
天候合戦で天気が変わりやすくなったのは良くも悪くもある。
てっぺき-防御を強化。ボディプレスと相性がよく耐性も不遇と言うほどではないが、居座れる相手は限られる。
サイドチェンジ-ダブルバトル専用。優先度+2。
てだすけ-ダブルバトル専用。優先度+5。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイソウゲンパワーウィップ140(210)場:GF一致技。グラスフィールドで2回目から威力1.3倍。
小回復も高耐久と相性がいいが、地震の威力半減に要注意。
グラススライダー120(180)
ダイホロウポルターガイスト140(210)敵:B↓一致技。ゴーストダイブのラグを解消できる。追加効果で物理流し。
ゴーストダイブ130(195)
シャドークロー120(180)
ダイスチルアイアンローラー140(210)味方:B↑はがねつかい適用技。追加効果でさらに防御強化。
安定した高威力を出せる一方でアンカーショットの交代封じが利用できなくなってしまう。
アンカーショット
アイアンヘッド
ジャイロボール
ヘビーボンバー
130(195)
ダイアースじしん130味方:D↑草技との補完に優れ、追加効果でさらに特防強化できる。
グラスフィールド化で地震を使うときにも。
ダイナックルかわらわり90味方:A↑範囲はダイアースと被りがち、トリルでの積みや4倍狙いで。
ダイストリームアクアブレイク130天候:雨対炎。雨の炎技威力半減が嬉しい。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる猛攻をしのぐ場合に。
+  使用率の低い技&過去作限定技

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:はがねつかい
性格:いじっぱりorゆうかん
努力値:HA252ベース
持ち物:こだわりハチマキ/オボンのみ/ラムのみ/混乱実/いのちのたま/じゃくてんほけん
確定技:パワーウィップ
攻撃技:アンカーショット/ゴーストダイブorポルターガイスト/じしん/いわなだれ/アクアブレイク/ボディプレス
変化技:すりかえ/つるぎのまい

スタンダードな鈍足物理アタッカー。サブウェポンはそこそこ揃っているので範囲は広め。
こだわりハチマキを持たせる場合、耐久型、サポート型にすりかえで押しつけるのもあり。ハチマキ無しでも火力は充分ある。

HP種族値が低いため、全振りした場合の耐久指数の伸びはよいが実数値が177(16n+1)となる。
やけどやどくなどの定数ダメージを抑えたいなら236振り推奨。

+  持ち物考察

チョッキアタッカー型 [編集]

特性:はがねつかい
性格:いじっぱりorゆうかん
努力値:HA252ベース
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:パワーウィップ
優先技:アンカーショット
攻撃技:ゴーストダイブorポルターガイスト/グラススライダー/じしん/いわなだれ/アクアブレイク/ボディプレス

スタンダードなチョッキアタッカー。火力は充分なのでとつげきチョッキで耐久を確保した型。
特に電気・水の特殊アタッカーに対して受け出しがしやすくなる。
アンカーショットを持たせることで特殊フェアリーにも役割を持つことができる。

H252+チョッキでC特化ギルガルドのシャドーボールも耐えるため、S抜かれ調整(S個体値25~24で実数値57)にしてじしんで返り討ちにすることもできる。

ジャイロボール採用型 [編集]

特性:はがねつかい
性格:ゆうかん
努力値:HA252
持ち物:くろいてっきゅう(パワー系アイテム)
確定技:ジャイロボール/パワーウィップ
攻撃技:ゴーストダイブorポルターガイスト/じしん/いわなだれ
変化技:すりかえ/つるぎのまい

特定のアイテムを持たせることでジャイロボールの威力が上がる。

単純に威力で見ると、
持ち物無しパワーウィップ(120)<プレート・帯パワーウィップ(144)<鉄球ジャイロボール(150程度)<珠パワーウィップ(156)

ジャイロボールの威力補正のためだけに持ち物を固定するのは勿体無いため、Sを下げることを活かしたトリックルーム等で補佐できるポケモンと組ませる事を推奨。
こだわりハチマキナットレイと比べると火力も耐久も落ちるが、技固定のデメリットがなくなる事やじしん習得が利点。
草技と地面技で鋼の相性補完も万全。

以下はくろいてっきゅう時のジャイロボールの簡易威力表。

黄背景80~119、アンカーショット以上パワーウィップ未満
橙背景120~149、パワーウィップ以上
赤背景150、最高威力
表の見方
相手の
S種族値
努力値配分
※2
※1※3※3※3
※1:相手の素早さ種族値
※2:相手の素早さ努力値の振り方
※3:※1、※2の条件におけるジャイロボールのおおよその威力
相手の
S種族値
努力値配分
無振準速最速
5088128141
60101141150
70113150150
80126150150
100150150150
110150150150
120150150150
130150150150

【ダブル】アタッカー型 [編集]

特性:はがねつかい
性格:ゆうかん/いじっぱり
努力値:HA252
持ち物:くろいてっきゅう/ラムのみ/オボンのみ/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま
攻撃技:パワーウィップorグラススライダー/ジャイロボールorアンカーショットorアイアンヘッドorアイアンローラー/ゴーストダイブorポルターガイスト/いわなだれ/じしん/かわらわりorボディプレス
変化技:サイドチェンジ/てだすけ/まもる

主にダブルバトルにおけるトリックルームパーティのアタッカーとして戦う。
いかく」が通りやすいのが欠点なので、「かちき」の特性を持つニャオニクスミロカロスを控えに用意しておきたい。

ゴーストダイブは1ターン消費するが、まもるを貫通できる点で優れている。
トリックルーム下では「まもる」の代用としても使える他、ダイマックスすれば即放てる。

鎧の孤島で強力な攻撃技を新規習得したことで、トリルアタッカーとしての性能が大幅に上がった。
特にグラススライダーとアイアンローラーはダイソウゲンによるグラスフィールドと相性がよく、ダイマックスやトリルが切れた後も活躍が可能。
ポルターガイストはターンを消費しない高威力ゴースト技として主力にできる。ただし相手の持ち物消費に注意。


対ダダリン [編集]

注意すべき点
搦め手が少ない代わりに、撃ち合いに特化した重火力アタッカー。
一致くさゴースト技に加え、はがね技も威力1.5倍。サブウェポンも豊富。
安易な後出しはアンカーショットで拘束される恐れがある。
対策方法
主力技はすべて接触技。変化技も少なく回復技も採用率が低いため、高耐久の物理受けにゴツゴツメットを持たせて受け出しすれば疲弊させられる。
ブラッキー:ゴースト技読みで繰り出せ、一致イカサマで倒せる。ボディプレスには注意。アローラペルシアンでも同様のことができる。
アーマーガア:はねやすめで粘りつつ完封可能。つるぎのまいの搭載率も非常に低い。

外部リンク [編集]