ミカルゲ [編集]
No.442 タイプ:ゴースト/あく 通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす) 隠れ特性:すりぬけ(リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して攻撃できる) 体重 :108.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
数少ないゴースト×あく複合タイプで、同複合のヤミラミに素早さ以外は同値か大きく上回る。
ただし無効こそ3タイプと多いがHPは低めであり、HPに極振りしても耐久無振りのガブリアスに総合耐久指数で負ける。
鈍足が祟って等倍技で削られやすい為、搦め手一本だと少々辛い。
こちらの優位点はすりぬけにより、壁やみがわりを貫通して技をたたき込める点にある。
純粋なアタッカー、サポーターとして使うよりも、相手に応じて動きを変えるサブアタッカーとしての運用が基本。
第八世代ではたたりめ、しっとのほのお、ゴーストダイブ、ポルターガイストを新規習得。
どれも癖は強いが正しく使えば高い火力を発揮したり、条件を満たせば確実に火傷にしたりと優秀。
反面、どくどく、まとわりつくは剥奪されており、純粋な耐久型としての運用は少々弱体化傾向。
ダイマックスとの相性は悪くは無い。変化技を使えなくなるが、耐久力がかなり改善される。
一致技でそれぞれ相手の防御、特防を低下させるので自身の型に応じて使い分けられるのも優秀。
技範囲も狭くは無く、鈍足を活用してフィールドや天候を奪い返しやすい。
みがわりにダイマックス対策を依存する相手はすりぬけで突破できる等、時間稼ぎに強い点も魅力。
特性考察 [編集]
ミカルゲの特性はアナウンスが出るものと出ないもの1つずつなので、どの特性かは必然的にバレる。
- プレッシャー
- 通常特性。相手のPP減少を増加させる。耐久値は中の上で発動機会は多め。
とはいえ元々等倍範囲が広く、弱点であるフェアリーはPPの多い技が豊富。
鈍足なので素早さの判別も然程必要な盤面は多くなく、採用する場合は何か明確な理由が欲しい。
- すりぬけ
- 隠れ特性。壁を貫通して攻撃できる他、みがわりを無視して変化技を叩き込める。
変化技を利用するサブアタッカーとしての採用が多いミカルゲとの相性は良く、基本こちらを優先したい。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | タイプ一致技。ノーマルに通るがフェアリーに半減。 | |
バークアウト | 悪 | 55(82) | 95 | 特攻↓100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。プレッシャーでもみがわり貫通。 | |
シャドーボール | 霊 | 80(120) | 100 | 特防↓20% | タイプ一致技。フェアリーに通るがノーマルに無効。 | |
たたりめ | 霊 | 65/130 (97/195) | 100 | - | タイプ一致技。新規習得。おにびやしっとのほのおと併せて。 | |
サイコキネシス | 超 | 90 | 100 | 特防↓10% | ノーマルや格闘に。 | |
しっとのほのお | 炎 | 70 | 100 | 同ターン中 能力が上がった相手に 火傷100% | 積みの牽制に。相手全体攻撃。 鈍足ゆえ火傷を狙いやすい。 | |
こごえるかぜ | 氷 | 55 | 95 | 素早↓100% | 追加効果が優秀。ボーマンダやランドロスに。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ふいうち | 悪 | 70(105) | 100 | 優先度+1 | タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。 | |
イカサマ | 悪 | 95(142) | 100 | - | タイプ一致技。攻撃無振りでも使える攻撃技。 | |
ゴーストダイブ | 霊 | 90(135) | 100 | 溜め攻撃 | タイプ一致技。ダイマックス枯らしにも。まもる貫通。 | |
ポルターガイスト | 霊 | 110(165) | 90 | - | タイプ一致技。高威力だが相手の持ち物消費を見逃さないように。 | |
かげうち | 霊 | 40(60) | 100 | 優先度+1 | タイプ一致技。低威力だが使いやすい先制技。 | |
がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早↓100% | 追加効果が優秀。リザードンやウルガモスに。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
まもる | 無 | - | 状態異常技・のろいのターン稼ぎや、プレッシャーとあわせて。 | |||
ねむる | 超 | - | 状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。 | |||
いたみわけ | 無 | - | 削り技兼回復技。低めのHPと相性がよい。 | |||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻を強化。特殊型の決定力向上に。 | |||
めいそう | 超 | - | 特攻・特防を補強。特殊方面を補える。 | |||
おにび | 炎 | 85 | 妨害技。物理アタッカーに。すりぬけならみがわり貫通。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。プレッシャー・ふいうちと相性がよい。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 補助技対策。遅いので使いにくい。 | |||
おきみやげ | 悪 | 100 | 起点作りに。すりぬけならみがわり貫通。 | |||
みちづれ | 霊 | - | 苦手なアタッカーを道連れに。連発で必ず失敗。 | |||
のろい | 霊 | - | 起点回避・退場技。プレッシャーでもまもる・みがわり・ミストフィールド貫通。 | |||
トリック | 超 | 100 | こだわりアイテムとあわせて。すりぬけならみがわり貫通。メガストーン・Zクリスタル廃止で通りが良い。 | |||
うらみ | 霊 | 100 | 低PPの大技に。プレッシャーとあわせて。 |
ダイマックス技考察 [編集]
型考察 [編集]
物理流し基本型 [編集]
特性:すりぬけ
性格:ずぶといorのんき
努力値:HB252ベースで調整
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ/カゴのみ
確定技:おにび
優先技:イカサマ
攻撃技:ふいうち/かげうち/あくのはどう/シャドーボール
補助技:いたみわけ/ねむる
ゴーストの耐性を活かした基本的な物理受け。
特性すりぬけが、他の物理受けポケモンとの最大の差別化点。
みがわりを恐れずにおにびを入れることができるので、非常に有用と言える。
物理受けの性質上、高火力アタッカーと対峙することが多い。
その際、相手の高い攻撃を利用できるイカサマの優先度は高い。
いたみわけ型 [編集]
特性:すりぬけ
性格:しんちょうorおだやかorなまいき
努力値:HD252
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:いたみわけ/おにび
攻撃技:かげうち/ふいうち/あくのはどうorシャドーボール
選択技:まもる/みちづれ/みがわり/のろい
物理技はおにび、特殊技はD特化で耐えていたみわけで粘る型。
両耐久型 [編集]
特性:すりぬけ
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:カゴのみorたべのこし
確定技:めいそう/おにび/あくのはどうorシャドーボール
選択技:サイコキネシス/ねむる/いたみわけ/みがわり
防御に特化し、めいそうで特防を強化する型。
火力も上がるので攻撃技も活かせる。
とつげきチョッキ型 [編集]
特性:すりぬけ
性格:なまいき
努力値:H252 BD調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:イカサマ
選択技:ふいうちorかげうち/シャドーボール/バークアウト/がんせきふうじ/こごえるかぜ/しっとのほのお
特殊型エスパー・ゴースト対策を意識した構成。
ギルガルドなどが役割対象に含まれるため、イカサマは確定。
物理型 [編集]
特性:すりぬけ
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:H252 A調整
持ち物:オボンのみ/ラムのみ/こだわりハチマキ
確定技:ポルターガイストorゴーストダイブ/イカサマ
選択技:ふいうちorかげうち/サイコキネシス/がんせきふうじ/おにび/トリック
エスパー、ゴーストや物理耐久の低い相手を狩る型。
ふいうち対策でみがわりを張られても、すりぬけで貫通できるので不利になりにくい。
ギルガルドに安定してダメージが入るシャドーボールかあくのはどう採用も推奨。
ギルガルドに対しては後攻でブレードフォルムを叩けるため、無補正無振りでH振りギルガルド(ブレード)を低乱1程度の威力となる。
がんせきふうじはおにび無効の炎タイプに有効なほか、起点にされることを防いだりと汎用性がある。
特殊型 [編集]
性格:ひかえめorれいせい
努力値:H252 C調整
持ち物:オボンのみ/カゴのみ/メンタルハーブ/くろいメガネ/こだわりメガネ/こうこうのしっぽ
確定技:あくのはどうorシャドーボール
攻撃技:しっとのほのお/サイコキネシス/ふいうち/かげうち
補助技:おにび/めいそう/わるだくみ/ねむる/いたみわけ/トリック
無効タイプが3つあるので、H振りだけでもこれらを読んでエスパーや格闘に出していける。
物理型に比べメインウェポンが性能安定で使いやすいが、威力は80止まりなので火力不足気味。
先制技や補助技も活用したい。
対ミカルゲ [編集]
- 注意すべき点
- 攻防に優秀なタイプと種族値、豊富な補助技、みがわりを貫通できるすりぬけと、撹乱性能が高いポケモン。
フェアリー以外に弱点は無く、防御面に特化すれば多くのポケモンの攻撃を1発は耐える事が多い。
そのタイプと特性から、みがわりを主体とする受け戦術に対して強い。
- 対策方法
- あくタイプやフェアリータイプに対してはあまり有効打がない。
イカサマやおにびがあるのでできれば特殊で相手をしたい。ちょうはつを持っていればなおさらよい。
じこさいせい等の再生回復技は持たないので、高火力の一致等倍技でも押していける。
すりぬけ持ちのあくタイプなのでいたずらごころやみがわりの使用は厳禁。