サマヨール - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

サマヨール [編集]

No.356 タイプ:ゴースト
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)
体重  :30.6kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
耐久単霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
サマヨール40701306013025455プレッシャー/おみとおし
40702056020525605しんかのきせき
40702216022125637しんかのきせき+BD特化
ヨノワール451001356513545525プレッシャー/おみとおし
ガラルサニーゴ60551766516030546しんかのきせき+防御特化

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)どく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

ヨノワールの進化前であるためしんかのきせきを適用でき、数値受けが成立するほどの耐久力を得られる。
少ないHPも一見するとデメリットだが、疑似再生技のいたみわけと好相性。
加えて、激戦区である30族やフレフワンムシャーナなどを下回る遅さのトリックルーム使いという点も見逃せない。
サマヨール自身の火力ではアタッカーを兼ねるのは難しく、退場技もおきみやげしかないが、
トリパで力を発揮するポケモン達に上から妨害技を仕掛けられるのがサマヨールの強みになっている。
また、トリックルームを使う前ならナットレイに先手を取れる絶妙な素早さでもある。

攻撃性能は貧弱で遂行速度が遅いため、起点にされやすいことには注意。
ちょうはつやどくどくといった従来の耐久型対策もそのまま刺さってしまう。はたきおとすも非常に痛い。
またじこさいせいといった再生回復技を覚えないため、回復ソースがいたみわけ頼りなのも難点。
幸いのろい、おきみやげ、くろいきり等起点化を阻止する技を揃えているため居座り運用以外の活路も見出したい。

第八世代ではZワザ廃止、どくどくやはたきおとすの習得者減少という朗報こそあるものの、同タイプかつしんかのきせき枠としてガラルサニーゴが新登場。
スキルスワップやいたみわけ、トリックルームといったサマヨール独自の要素も決して小さくはないが、
ちからをすいとるやのろわれボディにより受け性能ではあちらに分があり、ステルスロックにより流し先に負担をかける事も可能。
事実、シングルバトルでは使用率でも大幅に差を付けられてしまっている。
翻ってダブルでは、てだすけの一般解禁に加え、トリックルームやサイドチェンジなどダブルで重要な技を数多く覚えるためサポーターとしてトップメタに上り詰めている。
しかし、役割が異なるもののピッピも台頭してきており、しんかのきせきの奪い合いが発生している。

どくどく・まとわりつく・みちづれなどの重要な技が過去作限定になってしまった。
新規習得技はリベンジくらいしかなく、相性の良いボディプレスも習得しなかった。耐久型としてのアイデンティティに影が差している。



特性考察 [編集]

プレッシャー
いたみわけと合わせて相手のPPを枯らす。
サマヨールの耐久も相まって、耐久勝負に強くなる。
おみとおし
隠れ特性。相手の型をある程度見破れるようになる。
トリックを仕掛けてきそうな相手やラムのみ持ちを見抜く。
また、こちらであればスキルスワップで押し付けやすい。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
シャドーボール80(120)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定だが、火力を出すには積み技やじゃくてんほけん等が欲しい。
ナイトヘッド-100-特攻無振りでも使える攻撃技。
たたりめ65/130
(97/195)
100状態異常の相手に
威力倍
タイプ一致技。おにびとあわせて。
れいとうビーム90100凍り10%四倍狙い。
ふぶき11070凍り10%威力重視。
こごえるかぜ5595相手全体素早↓100%ダブルバトル用。
りんしょう60/120100-ダブルバトル用。トリパでは自分が開始役になれる。
物理技タイプ威力命中効果解説
かげうち40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。
どろぼう60100道具奪取おみとおしで使いやすい。
なげつける-100-技スペースを喰うがどろぼうとのコンボが強力。
いわなだれ7590相手全体怯み30%トリックルーム下なら怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
かわらわり75100壁破壊壁対策に。
はいよるいちげき7090C↓100%火力は並だがサポート用。
変化技タイプ命中解説
おにび85物理アタッカー対策。おみとおしでラムのみを見抜ける。
いたみわけ-削り技兼回復技。低めのHPと相性がよい。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補える。
ねむる-状態異常も含め全回復できるが素眠りは危険。
トリックルーム-サポート用。鈍足と相性がよい。
のろい-ダメージ源。まもる・みがわり貫通かつ必中。
スキルスワップ-強特性対策。おみとおし型で。
じゅうりょく-サポート用。味方の命中率補強・地面技の一貫性向上に。
おきみやげ100サポート後の退場、起点作りに。
ちょうはつ100サポート用。優秀な妨害技。
ふういん-ダブル用。相手のトリル上書きや守るを封じる。高耐久と相性がよい。
てだすけ-ダブル用。味方アタッカーの火力を補助。
サイドチェンジ-ダブル用。主に味方を攻撃から守るが、運や読みが絡む。

型考察 [編集]

しんかのきせき耐久型 [編集]

特性:おみとおしorプレッシャー
性格:ずぶとい/おだやか/のんき/なまいき
努力値:H252 BorD252
持ち物:しんかのきせき
確定技:いたみわけ
優先技:おにび
選択技:ナイトヘッド/スキルスワップ/くろいきり/ちょうはつ

しんかのきせきによる純粋な耐久型。耐久力はヨノワールを凌駕する。
再生回復技は無いが、HPが低いのでいたみわけで相手を大幅に削りつつ回復できる。
ねむるは状態異常も回復できるがどうしても素眠りになるため、基本はダメージソースにもなるいたみわけ。
隠れ特性のおみとおしにより、スカーフトリック等には若干耐性がある。

特性頼みの強力なポケモンが増えており、それらを潰せるスキルスワップの有用性が高い。
プレッシャーはともかくおみとおしを渡したところでこの特性は出たときに仕事を終えている上、
持ち物がしんかのきせきなのはわかりきっていることなので相手に見られたところで痛くも痒くもない。

トリックルームサポート型 [編集]

特性:おみとおし
性格:のんきorなまいき
努力値:H252 BD調整
持ち物:しんかのきせき
確定技:トリックルーム
優先技:のろいorおきみやげ
選択技:ナイトヘッド/おにび/いたみわけ/ちょうはつ
選択技(ダブル):じならし/サイドチェンジ/てだすけ

トリックルームを使って味方をサポートする型。
攻撃性能に乏しいサマヨールの場合、自主退場手段としてのろいやおきみやげの優先度は高い。
トリル始動の役割が主だが、技構成によっては耐久型の役割をある程度持つことも可能。

型サンプル
技構成:おにび/いたみわけ/トリックルーム/のろい
汎用性を求めた構成の例。
序盤は物理アタッカーに受け出ししおにびやいたみわけで相手の攻撃力とHPを削ぎ、後半にトリックルーム→のろいでサポートからの全抜きを狙う。
また、相手PTにナットレイなどの超鈍足ポケモンがいてトリックルームを使用したくない場合でも腐らずに済む。
型サンプル(ダブル)
技構成:いたみわけ/トリックルーム/サイドチェンジ/ナイトヘッド
ダブルで非常に多い構成。
トリルエースを通しつつ自身はサイドチェンジで守ったりいたみわけなどで削りを入れる。
いたみわけは味方の回復にも使える場合がある。
味方ドサイドンなどの弱保を発動させるためにじならしを入れるケースも多い。

対サマヨール [編集]

注意すべき点
しんかのきせきを持つことにより圧倒的な耐久力を得る。
物理・特殊どちらにも対応でき、便利な補助技も多く持ち合わせる。
プレッシャーで耐久勝負に強く、おみとおしなら情報のアドバンテージを得ることができる。
トリックルーム使いの中では最鈍で、トリックルーム下では重火力アタッカーも先手で妨害されてしまう。
対策方法
はたきおとすが最善手。しんかのきせき持ちポケモンの中でもタイプ相性も相俟って致命傷となる。
ちょうはつやどくどくにも弱い。いたずらごころ持ちならトリックルーム下でも先手で撃てる。
キリキザンサザンドラといった高火力の悪タイプアタッカーで押していけるが、おにびには注意。
一撃必殺技も有用だが、ハサミギロチンとつのドリルはタイプの関係上無効なので注意。

外部リンク [編集]