ニャイキング - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

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ニャイキング [編集]

No.863 タイプ:はがね
通常特性:カブトアーマー(攻撃を急所に受けない)※Gニャースのとき「ものひろい」
          かたいツメ(直接攻撃の威力が1.3倍になる)
隠れ特性:はがねのせいしん(味方のはがね技の威力が1.5倍になる)※Gニャースのとき「きんちょうかん」
体重  :28.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
原種/リージョンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値差別化特性
ニャイキング70110100506050440カブトアーマー/かたいツメ/はがねのせいしん
ペルシアン6570606565115440じゅうなん/テクニシャン/きんちょうかん
Aペルシアン6560607565115440テクニシャン/ファーコート/びびり
単鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ニャイキング70110100506050440カブトアーマー/かたいツメ/はがねのせいしん
(158)(488)252振り+かたいツメ換算
ダイオウドウ12213069806930500ちからずく/ヘヴィメタル
ギギギアル60100115708590520プラス/マイナス/クリアボディ
レジスチル80751507515050580クリアボディ/ライトメタル

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしどく

ガラル地方のニャースリージョンフォームの進化系。
進化前・後共通の特徴であった素早さと器用さを捨て、物理方面に回した重火力アタッカー。

そこそこの攻撃種族値と火力アップ特性を持ち、原種が初代出身のノーマルなのもあってサブウェポンも豊富。
HPは低めだが物理なら一致等倍、不一致弱点程度なら一発耐えきれる程度の耐久はある。
合計種族値は低めの部類ながら、総じて物理方面についてはそこそこ優秀。

とはいえ鈍足ゆえに被弾が嵩みやすく、何発も耐えるような耐久は無いので一発耐えて返す、という刹那的な運用になりがち。
また、特殊耐久は低いので特殊アタッカー相手だと上から縛られやすいのも欠点。
更に同期のダイオウドウは同タイプ、かつ火力補強特性、広い攻撃範囲と特徴が似ている。
安定した耐久力、より鈍足ゆえのトリックルーム適性を兼ね備えており、差別化は必須。
とんぼがえりや豊富な補助技の習得、素早さの差によるおいかぜ等との相性を活かせば容易ではある。

ダイマックスとの相性はなかなか。前述の通りサブウェポンがなかなか豊富で、扱いづらい技も安定した技に出来る。
はがねのせいしんはダイマックス中も効果があり、はがね技についてはかなり高い火力を叩き出せる。
変化技は使えなくなり、またダイマックスしても特殊耐久はあまり高くないので、適当に切るのはリスキーだが使いでは十分。



特性考察 [編集]

カブトアーマー
攻撃が急所に当たらなくなる。回復技がねむるのみで、特殊耐久が脆く役割破壊されやすい。
急所の確率自体が低いので、不慮の事故を防ぐよりも火力を上げて確実に負荷をかけた方が役割に合致する。
ダイスチル、ダイアースと合わせバトンを担当するなら選択肢だが、基本的に優先度は低い。
かたいツメ
接触技の威力が1.3倍になる。一致技に加えてサブウェポンも適用技が多く使いやすい。
範囲を広げるなら優先されるが、ダイマックス時は全ての技が非接触になり実質特性無し。
採用する場合はニャイキングにはダイマックスを使用しないように構築したい。
はがねのせいしん
隠れ特性かつ専用特性。味方のはがね技の威力が1.5倍になる。
一致も合わせ威力が2.25倍という強烈な補正がかかるが、サブウェポンには適用されない。
ダイマックス時も効果が適用されるので、シングルでもダイマックスを想定するなら十分候補。
火力の目安として、A特化鉢巻アイアンテールでH振りヨクバリスがぴったり確1。
効果が累積するので、なりきり等を利用して相方もはがねのせいしんにすると更に火力が上がる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
通常硬い爪鋼の
精神
アイアンヘッド80(120)156180100怯み30%タイプ一致技。命中安定。トリパでないと怯みは狙いにくい。
アイアンテール100(150)19522575防御↓30%タイプ一致技。命中難。
ジャイロボール1~150
(1~225)
1~2921~336100-タイプ一致技。のろいと合わせて。
最高威力を狙わなくても特性込みだと火力を出しやすい。
メタルバースト---100反射技逆襲技。ダイスチル化で通常技としても使える。
優先度が0である事は忘れずに。
とんぼがえり7091-100自分交代攻撃しつつ撤退。こだわり型で。
鈍足高耐久を活かし味方の無償降臨を狙う。
インファイト120156-100BD↓かくとうはがね。ダイナックルでは威力は下がるが攻撃積みにも。
じゃれつく90117-90A↓10%かくとうドラゴン
タネばくだん80--100-みずじめん
イカサマ95123-100-ゴースト、特にドラパルトなどに有効。
超にも抜群だがAが低い相手が大半なので有効ではない。
かたいツメ補正が乗るため、積み技使用後の物理相手なら
一致技以上の火力が出ることも。
かみくだく80104-100防御↓20%ゴーストのほか、エスパーへの役割や安定威力を求めるなら。
音技持ちに強くなるじごくづきも選択肢。
あなをほる80104-100溜め技ダイマックス枯らしやダイアースとして。じしんに注意。
ねこだまし4052-100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
特殊技タイプ威力命中効果解説
通常硬い爪鋼の
精神
てっていこうせん140(210)-31595HP1/2
消費
起点化を避ける為の退場技だが、特性込みだと流石の威力になる。
わるだくみを積んでからダイマックスしてデメリットを
踏み倒すのも手か。
ラスターカノン80(120)-180100特防↓10%わるだくみ前提ならこちらも。
かみなり110--70麻痺30%起点にしてくるパルシェンギャラドスペリッパーへの逆襲用。
ダイマックス前提のピンポイント採用。
10まんボルト90--100麻痺10%バトン用にわるだくみを積む前提ならこちら。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃↑↑。みがわりとセットで。
わるだくみ-特攻↑↑。バトン用だがてっていこうせんが超火力に。
てっぺき-防御↑↑。鉄壁化を狙う。
ドわすれ-特防↑↑。低めの特殊耐久を補う。
のろい-AB↑S↓。遅いのでS低下は気にならない他、ジャイロボールを破格の威力にできる。
つめとぎ-A+命中↑。アイアンテール、じゃれつく、かみなりと相性が良い。
ただし、一致火力だけなら剣舞+アイヘの方が僅かに上回る。
バトンタッチ-積んだ能力を味方に渡す。積み技は豊富で毒も無効。
みがわり-補助技対策。
ちょうはつ100補助技対策。起点化回避に。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイスチルてっていこうせん140(210)
[315]
味方:B↑一致技。追加効果が優秀。鋼の精神なら等倍ダイスチル>抜群(2倍)他技。
アイアンテール
アイアンヘッド
ジャイロボール
130(195)
[292]
メタルバースト100(150)
[225]
ダイナックルインファイト95味方:A↑はがね。インファイトより威力は下がる、反動を嫌う場合や積みたい場合の選択肢。
ダイアースあなをほる130味方:D↑はがねほのおでんき。鋼技との補完に優れ、追加効果で双璧強化。
通常時のあなをほるがかなり使いにくいのが難点。
ダイフェアリーじゃれつく130場:MFかくとうドラゴン。火傷や睡眠の予防にも。
ダイホロウシャドークロー120敵:B↓ゴーストエスパー。威力は低めだが追加効果で耐久を削れる。
ダイアークイカサマ
じごくづき
かみくだく
130敵:D↓ゴーストエスパー。ダイマックス前提なら霊技推奨。
ダイソウゲンタネばくだん130場:GFみずじめん。地震を使ってくる相手への妨害としても。
ダイアタックあばれる130敵:S↓S無振りだと使っても抜ける相手は少なめ。
ダイサンダーかみなり140場:EFC下降補正無振り珠で無振りパルシェン確1。
C無補正20振り珠で無振りギャラドス確1。
ダイワームとんぼがえり120敵:C↓他技と範囲が被りがち。
ダイアシッドダストシュート95味方:C↑ダイスチルと範囲が被る。
ダイウォール変化技守る相手のダイマックス切れを狙う。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:かたいツメorはがねのせいしん
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ
努力値:HA252/AS252
確定技:アイアンヘッド
選択攻撃技:とんぼがえり/インファイト/かみくだく/じゃれつく/タネばくだん/ねこだまし/かみなり/メタルバースト
選択補助技:つるぎのまい/のろい/みがわり/ちょうはつ

単純なアタッカー型。
一致技の威力をさらに高めるはがねのせいしんか、サブ技の威力も上げられるかたいツメかはパーティ次第。
ダイマックス前提だとかたいツメの効果がなくなるので、自動的にはがねのせいしんになる。

素早さも特防も低いので、物理相手以外では攻撃機会そのものに恵まれにくい。
味方のトリックルームやおいかぜ等のサポートが欲しいところ。
↑A252HD調整 アイアンヘッド/インファイト/ねこだまし/とんぼがえり@とつげきチョッキで使っている。
役割を持ちたいフェアリーが大抵特殊型でかつマジカルフレイムを持っているのでチョッキだとかなり動きやすい。
インファイトは対ノーマル用だけど対竜想定のじゃれつくでも良いかもしれない。

からぶりほけん型 [編集]

特性:はがねのせいしん
性格:いじっぱり/ようき
持ち物:からぶりほけん
努力値:HA252/AS252
確定技:アイアンテール/アイアンヘッド
選択攻撃技:インファイト/かみくだく/じゃれつく/タネばくだん/かみなり
選択補助技:つるぎのまい/みがわり/ちょうはつ

わざと命中不安のアイアンテールを使うことによってからぶりほけんを発動させ、大幅なSアップからの全抜きを狙っていく型。
最速でスカーフサザンドラの1つ下(150族相当)、準速で134族相当。

命中したら命中したで威力150のはがね技で負荷を掛けられるので文句はない。

Sアップ後の技はやはり命中安定で怯みも狙えるアイアンヘッドがいい。鋼技を2つ搭載することになるので、特性ははがねのせいしんで確定。
あと2つは鋼に耐性を持つ相手をピンポイントで潰せるような技選びをする。

要塞バトン型 [編集]

特性:カブトアーマー
性格:わんぱく/しんちょう
持ち物:カゴのみ/オボンのみ/ラムのみ/たべのこし/メンタルハーブ
努力値:H252 & BorD252
確定技:てっぺき/ドわすれ/バトンタッチ
選択補助技:ねむる/つるぎのまい/わるだくみ/のろい/つめとぎ/みがわり/ちょうはつ

てっぺき・ドわすれの両壁の積み技を使えることを活かしたバトンタッチ型。
物理アタッカーに対し鉄壁を積み、流しを誘う。さらに流しの隙にドわすれを使って特殊耐久も高めエースに繋ぐ。
余裕があれば剣の舞や悪だくみを使いたいが体力や時間が厳しい。
ねむるは状態異常治癒&HP全回復のできる便利な技。優先して入れたいところではある。

元々がアタッカー向きなので初見では打たれ辛いが、挑発に非常に弱い。メンタルハーブを持ち挑発し返すのも手。

【ダブル】はがねのせいしん型 [編集]

特性:はがねのせいしん
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
持ち物:たつじんのおび/とつげきチョッキ/オボンのみ/ふうせん/からぶりほけん/くろいてっきゅう
努力値:HA252/AS252
優先技:ねこだまし/アイアンヘッドorアイアンテールorジャイロボール/まもる
選択攻撃技:とんぼがえり/インファイト/かみくだくorダメおし/じゃれつく/タネばくだん/イカサマ/なげつける/ほしがるorどろぼう
選択補助技:みがわり/つるぎのまいorのろいorつめとぎ/バトンタッチ/いばる/なきごえ/いやなおと/うらみ/ねむる/ちょうはつ/にほんばれ/あまごい

はがねのせいしんによって味方に鋼技1.5倍のサポートを付与しつつ、自身も高威力の鋼技で攻める型。
優秀なタスキ&コンボ崩し技であるねこだましはほぼ確定。ただし、今作ではダイマックス状態の相手は怯まない点を留意しておくこと。
鋼技は基本アイアンヘッド。からぶりほけんやくろいてっきゅうを持たせる場合は他も検討価値あり。

いばキーで味方を超火力にできるが、味方も鋼タイプだと地震や噴火で一掃されやすくなってしまうのが難しいところ。
また、鋼タイプには相手2体攻撃技が存在せず、メジャーな炎水電気に半減されるのも懸念事項。
無理に味方の鋼技を活かそうとはせず、使う機会があればラッキーと考えるのが落としどころか。

積み技がとても豊富でバトンタッチも覚えるがダブルで活かすのはやや難しい。
ほか、天候変更技も使用することが出来る。味方にあわせて適宜組み込もう。

参考として、A252はりきりアイアント@いのちのたまのダイスチル(アイアンヘッド)にはがねのせいしんが乗ると、
ダイマックス中のH252バンギラス・トゲキッスを確1にできる。
半減でも、H252ミロカロスくらいなら乱1の大火力。

余談だが、はがねのせいしんの効果は重複するため、レイドバトルで4体のニャイキングを使用すれば1.5^4つまり5.0625倍の補正を得られる。


対ニャイキング [編集]

注意すべき点
高い攻撃力と防御力が特徴の単はがねタイプ。
サブウェポンもかくとうフェアリーくさあくどくむしなどかなり幅広い。
特性でメインの鋼技やサブウェポンの威力をさらに強化してくる。
対策方法
特殊耐久とすばやさは低め。上から特殊ほのお技を叩き込めば簡単に倒せるだろう。
とはいえ、相手もそれを見越した動き方をしてくるので相手の控えに注意すること。
てきおうりょくと同じく一致技の威力が高い。受ける際は鋼を半減以下にできるポケモンがおすすめ。
ヒートロトムなら鋼技を4分の1で受けることができ、他サブウェポンも等倍以下で受けられる。

外部リンク [編集]