ギギギアル [編集]
No.601 タイプ:はがね 通常特性:プラス(特性が「プラス」か「マイナス」の味方が戦闘に出ると特攻が1.5倍になる) マイナス(特性が「プラス」か「マイナス」の味方が戦闘に出ると特攻が1.5倍になる) 隠れ特性:クリアボディ(相手に能力を下げられない) 体重:81.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
単鋼 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ギギギアル | 60 | 100 | 115 | 70 | 85 | 90 | 520 | プラス/マイナス/クリアボディ ※プラス/マイナスの補正が入ると特攻種族値115相当 |
ダイオウドウ | 122 | 130 | 69 | 80 | 69 | 30 | 500 | ちからずく/ヘヴィメタル |
ニャイキング | 70 | 110 | 100 | 50 | 60 | 50 | 440 | カブトアーマー/かたいツメ/はがねのせいしん |
レジスチル | 80 | 75 | 150 | 75 | 150 | 50 | 580 | クリアボディ/ライトメタル |
ばつぐん(4倍) | --- |
ばつぐん(2倍) | ほのお/かくとう/じめん |
いまひとつ(1/2) | ノーマル/くさ/こおり/ひこう/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー |
いまひとつ(1/4) | --- |
こうかなし | どく |
禁止級含めて5系統のみ存在する単はがねタイプの一角。
はがねタイプとしては高めの素早さと、優秀な専用技ギアソーサー、準専用技ギアチェンジを持つのが特徴。
ギアソーサーははがねタイプで威力50×2(一致補正込みで計150)の優秀な連続攻撃技。
ギアチェンジは素早さ2段階上昇、攻撃1段階上昇の高性能な積み技。元々優秀な素早さを補強できる。
ただし専用技以外が貧弱で、はがね以外の物理技はノーマル、でんき、あくのみ。
特殊を含めてもいわが追加される程度で範囲が狭く、特にじめん相手の有効打はほぼ存在しない。
補助技も豊富ではあるが、後続の負担を抑える技に欠け、全体的に融通がきかない。
ギアソーサーも優秀ではあるが命中不安であり、どの面においても不安定さが拭えない不器用さが欠点。
第八世代ではおんがえし、いわくだきが没収。技範囲の狭さが更に深刻になっている。
リサイクル、でんじふゆう、じゅうりょくといった補助技も失い、扱いづらさに拍車がかかってしまった。
新技としてはダメおし、てっていこうせん、パワージェム辺り。特攻の低さや癖の強さ、HPの低さ(じゃくてんほけんとの相性)から、使いどころは限られる。
鎧の孤島でアイアンローラー、ライジングボルトを習得。やはり癖が強いが、それぞれはがね、でんきの最大火力を更新してはいる。
一方で新たな役割対象としてブリムオンが登場。マジックミラーとタスキを盾に、トリックルーム軸の構築に採用率が高い。
こちらはH振りブリムオンをA特化、或いは無補正A振り+火力アイテムのギアソーサーで確1に出来る。
たとえトリックルームを張られても、返しのターンで張り直してやる事も出来る。
ミミッキュも続投。ばけのかわの仕様変更により、タスキを貫通して突破できる。
なお、準専用技であったギアチェンジはストリンダーが習得するようになり、ランクマッチにおいて専用技ではなくなった。
とはいえ習得技、タイプ、種族値傾向と全てがまるで別物であり、差別化を気にする必要はない。
特性考察 [編集]
- プラス/マイナス
- 実質ダブル専用特性。プラスとマイナスは名前は異なるが同効果。
この特性を持つポケモンが味方にいれば特攻が1.5倍になる。
シングルではアシストギアやじばそうさを使用しない限り候補外。
ダブルでもいかくを無効化できるクリアボディの方が、基本的に汎用性が高い。
- クリアボディ
- 隠れ特性。能力低下を防ぐ。今作ではダイマックスによる能力低下が飛び交うので有用性が高い。
プラス・マイナスがダブル専用であり、シングルでは消去法的にこれ。ダブルでも汎用性はこちらが高い。
ただし、かたやぶりで貫通される。ダイマックス相手は一応注意。
技候補 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ギアソーサー | 鋼 | 50(75)*2 | 85 | - | タイプ一致技。アイアンテールより高性能な専用技。 がんじょうやばけのかわ、みがわり、タスキに強い。 | |
アイアンローラー | 鋼 | 130(195) | 100 | フィールド除去 | タイプ一致技。グラスフィールドの破壊は注意。 相手のフィールド除去目的でしのばせるのもあり。 | |
ワイルドボルト | 電 | 90 | 100 | 反動1/4 | 対水。炎・鋼にも等倍だが、電気には半減。きあいのタスキとの相性は悪い。 | |
ダメおし | 悪 | 60/120 | 100 | 右参照 | 相手が同ターンにダメージを受けていると威力2倍。 一貫性はあるがシングルでは追加効果は期待できない。 ステロとの相性は悪くないがギギギアル自体の流し性能は低い。 | |
からげんき | 無 | 70/140 | 100 | - | 状態異常で威力倍増。おにび対策になるが、ゴーストには無効。 | |
ギガインパクト | 無 | 150 | 90 | 行動不可 | ギアソーサーと同威力。ラス1やダイマックスとあわせて。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ラスターカノン | 鋼 | 80(120) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
てっていこうせん | 鋼 | 140(210) | 95 | HP1/2消費 | タイプ一致技。退場技としても。 | |
かみなり | 電 | 110 | 70 | 麻痺30% | 対みず。雨やダイマックスが前提。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | 対みず。性能安定。 | |
ほうでん | 電 | 80 | 100 | 麻痺30% | 対みず。効果が優秀。 | |
ライジングボルト | 電 | 70/140 | 100 | - | EFの効果を受けている相手に威力2倍。使いどころは難しい。 | |
ボルトチェンジ | 電 | 70 | 100 | 自分交代 | 攻撃しつつ撤退。無効に注意。積み技との相性は悪い。 | |
でんじほう | 電 | 120 | 50 | 麻痺100% | 当たれば強いがギャンブル性が強い。ダイマックス化またはからぶりほけんとの併用が望ましい。 | |
パワージェム | 岩 | 80 | 100 | - | リザードンやウルガモスにどうしても大ダメージを与えたいなら。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ギアチェンジ | 鋼 | - | A+1・S+2の高性能な準専用技。抜き性能の向上に。 | |||
いやなおと | 無 | 85 | 物理受けを弱体化。交代読みで。 | |||
でんじは | 電 | 90 | 妨害技。電気や地面、ひらいしん等に無効。 | |||
じゅうでん | 電 | - | 特防を補強、電気技を強化。水を牽制できるか。 | |||
エレキフィールド | 電 | - | EFを展開。自身の電気技の強化及びアイアンローラーを使用可能に。 | |||
トリックルーム | 超 | - | サポートや、トリパ対策に。ギアチェンジとは相性が悪い。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。 | |||
じばそうさ | 電 | - | プラス/マイナス持ちの味方全体の防御・特防を補強。 ダブル向きだが効果がかなり限定的。 | |||
アシストギア | 鋼 | - | 対象は上記同様で攻撃・特攻を補強。 |
ダイマックス技考察 [編集]
採用率の低い技 |
型考察 [編集]
ギアチェンジ型 [編集]
特性:クリアボディ
性格:いじっぱり
努力値:A252 H252orS252orHS調整
持ち物:オボンのみ/ラムのみ/ふうせん/じゃくてんほけん/メタルコート
確定技:ギアチェンジ/ギアソーサー/ワイルドボルト
攻撃技:からげんき/ギガインパクト/ボルトチェンジ/ダメおし
変化技:みがわり/でんじは
積み技ギアチェンジで火力と素早さを補強し、連続技ギアソーサーで抜いていく。
流行りのミミッキュにばけのかわを貫通して一致技で弱点を突けるのは、禁止伝説を除くとギギギアルとかたやぶりドリュウズのみ。
ギギギアルのスタンダード型であり、シングルレートにおけるギギギアルの90%以上を占める。
第八世代は以前にも増してサブウェポン不足。
H振りとS振りは一長一短。
Hに振れば、大抵の不一致物理弱点は耐え、ワイルドボルトの試行回数も増える。
S4振りでもギアチェンジで準速スカーフ95族まで抜けるので十分候補。
Sに振れば、89以下の相手を抜けるので、遅い相手ならラムのみを持たずにみがわりだけで状態異常を回避したりできる。
準速ギアチェンジならスカーフ120族まで抜ける。高速低耐久を相手取るのに便利。
どちらにもメリットはあるので、スカーフ100族近辺を抜いて残りをHに回す、といった調整もよい。
持ち物について [編集]
- オボンのみ
- ギアチェンジ後、HPに余裕を持って戦いたい際に便利。
ワイルドボルトによる消耗もある程度カバーでき、あわよくば2度目のギアチェンジも積める可能性がある。 - ラムのみ
- いかくは防げてもやけどやまひはケアできないためあると心強い。
みがわりを持たない場合や、Sにあまり振らない調整で重宝する。 - ふうせん
- ギアチェンジの起点作り。
- じゃくてんほけん
- 不一致じしんは素でも耐えられるので、発動のチャンスは多い。
- メタルコート
- 単純な火力強化。デメリットはない。
A特化・ランク+1ギアソーサーで無振りドラパルトが中乱数1→確定1になる。 - いのちのたま
- 反動が大きくなるのは痛い。
A特化・ランク+1でH振りドサイドンが確2→超低乱1にしかならないので微妙。
こだわりハチマキ型 [編集]
特性:クリアボディ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HorS252
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:ギアソーサー/ワイルドボルト
物理技:からげんき/ギガインパクト/ダメおし
特殊技:ボルトチェンジ
変化技:でんじは/トリックルーム
「ギギギアル=積んでくる」というイメージを逆手に取ったハチマキ型。
積まないと火力が足りない割に攻撃範囲が狭く、後続に流されてしまいやすい性質のため、割り切って耐性を活かしたサイクル参加で確実に負荷をかける戦法。
専用技のギアソーサーを持っておくだけで差別化は気にならない。命中がイマイチではあるが無効化手段もなくとりあえずで選びやすい。
基本はギアソーサー・ワイルドボルト・ボルトチェンジ+何か攻撃技の4つだが、選択肢も少ないのでS操作技を仕込んでおいて後続に繋ぐのも一つの手。
当然だが、ギアチェンジを切っているので数値受けを後から積んで強引に突破するようなことはできない。
【ダブル】プラス・マイナス型 [編集]
特性:プラスorマイナス
性格:ようき/おくびょう/わんぱく/すぶとい/しんちょう/おだやか
努力値:H252 S252orBD調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/ラムのみ/ふうせん/メンタルハーブ
確定技:じばそうさorアシストギア (同時採用可)
物理技:ギアソーサー/ワイルドボルト/からげんき
特殊技:ラスターカノンorてっていこうせん/10まんボルト/ほうでん/ボルトチェンジ/パワージェム
変化技:まもる/みがわり/でんじは/サイドチェンジ/トリックルーム
特性をプラス・マイナスにし、味方の特攻を上げながらじばそうさ・アシストギアでサポートする型。
自身の特攻も上がるのでメインウエポンには特殊技が選ばれやすいが、アシストギアによって攻撃も上がっていくので物理技にしても良い。
シングルでも使えなくはないが、特性や能力値上昇のメリットが少ないので基本はダブル。
何度も味方の能力値を上げてやりたいので、自身が生き残るためにもH振りは確定。
残りは先手を生かしたS振りか、更に耐久を高めるBD振りになる。
味方の素早さも考慮し、どちらに振るか考えておきたい。
第八世代(2020年8月現在)において、ギギギアル以外で特性がプラス・マイナスなのは以下。
いずれもでんきタイプであり、地面技で一貫を取られてしまう。
先手を取って高火力を振るうのも良いが、シュカのみやでんじふゆうで弱点を補うのも手か。
特性プラス・マイナスのポケモン |
対ギギギアル [編集]
- 注意すべき点
- 優秀な積み技ギアチェンジと連続技ギアソーサーを持ち、高い抜き性能を発揮する。クリアボディによりいかくが効かない。
4倍弱点が無く、物理耐久が高いので、不一致弱点技は耐えられじゃくてんほけんを発動させてしまう恐れもある。
対ミミッキュに優れるほか、鋼等倍の水/フェアリーにも電気技で弱点を突けるため、フェアリー全般に強い。
- 対策方法
- 技の範囲が狭い。ギアソーサーを半減できる炎・電気・鋼で受けて、炎・地面・格闘技で対処できる。
ドリュウズは無・電・鋼を全て半減以下に抑え、一致弱点をつける。
ナットレイも無・電・鋼を半減に抑え、てつのとげややどりぎのタネで削れるので後出しも安定する。
ギギアル [編集]
No.600 タイプ:はがね 通常特性:プラス(特性がプラスかマイナスの味方が戦闘に出ると特攻が1.5倍になる) マイナス(特性がプラスかマイナスの味方が戦闘に出ると特攻が1.5倍になる) 隠れ特性:クリアボディ(相手に能力を下げられない) 体重:51.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ギギアル | 60 | 80 | 95 | 70 | 85 | 50 | 440 | プラス/マイナス/クリアボディ |
152 | 137 | 549 | ※しんかのきせき無振り | |||||
ギギギアル | 60 | 100 | 115 | 70 | 85 | 90 | 520 | プラス/マイナス/クリアボディ |
進化後のギギギアルに比べ、素早さで大きく負け攻撃と防御もやや劣るが、HP、特攻、特防は同じ。
しんかのきせきを持たせることでそれなりに硬くなり、はがねの耐性や低いS+ボルチェンによりクッション性能は高め。
Sが低いためギアチェンジは使いにくいが、ギアソーサーによりミミッキュにも強く出られる。
欠点としては回復技をねむるしか覚えないこと。
受け回しができないため、HP管理は気を付けて運用しなくてはならない。
また、炎・格・地というメジャーなタイプに弱点を突かれてしまうのも痛い。相手を選んで扱いたい。
型考察 [編集]
クッション型 [編集]
特性:クリアボディ
性格:のんき(推奨)/なまいき
努力値:H252 AC調整 残りBorD
持ち物:しんかのきせき
確定技:ギアソーサー/ボルトチェンジ
選択技:ほうでん/でんじは/いやなおと など
耐性を活かして繰り出し、後攻ボルトチェンジで有利対面を作るのが仕事。耐久振りの最遅が基本となる。
状況に応じて麻痺を撒くなどして味方をサポートしていきたい。
無補正無振りギアソーサーはミミッキュ確定2。すでに皮が剥がれていれば確定1。
特殊耐久は無補正H252D4だけでも臆病C振りインテレオンのハイドロポンプがピッタリ確定3になるので物理耐久ベースが基本になる。
剣盾ではめざめるパワーとどくどくを失ってしまいできることが狭まってしまった。
実用性は要検証。