ヒートロトム - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ヒートロトム [編集]

No.479 タイプ:でんき/ほのお
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:0.3kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヒートロトム506510710510786520ふゆう

ばつぐん(4倍)じめん
ばつぐん(2倍)みず/いわ
いまひとつ(1/2)ほのお/でんき/くさ/こおり/ひこう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)はがね
こうかなし---

特性「ふゆう」により、じめん無効


ロトム:ゴースト ヒート ウォッシュ フロスト スピン カット


唯一のでんき×ほのお複合。ほのおタイプながらFCロトムという性質上、ほのお技はオーバーヒートのみ。
特性とタイプの噛み合いが良く、本来4倍弱点であるじめんふゆうにより無効化。
実質抜群2・半減以下9と恵まれた耐性を持ち、数値上の耐久の割に後出しを狙いやすい。
特にサンダーの主な攻撃技を全て半減で受けられるのは大きいが、かいでんぱ持ちの相手は厳しい。
ダイロックにも注意。

第八世代ではめざめるパワーが技ごと廃止。こおりじめん技を喪失。
採用率は低下しているもののガブリアス相手も厳しく、でんきタイプ特有の技範囲の狭さはロトムにも課題。
他の失った技としてはいたみわけ、ふいうち程度か。先制技を失ったことで、上から縛られやすい中速帯であるデメリットは目立つ。
一方、新技としてライジングボルト、わるだくみ、かいでんぱを獲得。
条件はあるが一致でんき最大火力を更新し、おにびと合わせ物理・特殊双方のアタッカーを起点化出来るようになった。
めざめるパワーの廃止に伴い勢力を拡大しているナットレイを後出しから容易に処理できる点も魅力。
メガシンカ、Zワザの廃止に伴いトリックが使いやすくなったのも追い風。

難点としては、前述の通りほのお技がオーバーヒートのみという点。
他の同様の反動技にも言えることだが耐性受けされたり、先手みがわりで受けられるとそのまま起点化させられかねない。
範囲・威力の都合上、でんき無効の相手にはオーバーヒートを撃たざるを得ない盤面が多く、相手の動きを読む必要がある。

新要素のダイマックスとは比較的相性良好。
技範囲は広くなく、豊富な変化技も使用出来なくなるものの、オーバーヒートのリスクを回避できる。
更にダイバーンで天候を変えれば事実上弱点がいわのみとなり、火力の補強も狙える等いいことずくめ。
ロトム唯一のフェアリー耐性や、アタッカーもサポーターもこなせる器用さから、引き続き活躍が予想される。



特性考察 [編集]

ふゆう
隠れ特性はなく全フォルム共通の特性。
本フォルムで特筆すべき点は、無効化できるじめん技が本来4倍弱点であること。
じめんを含め耐性9つ、弱点2つという唯一無二の優秀な耐性を得られる。
ダイサンダーによるエレキフィールドの恩恵を得られない点はデメリットだが、
逆にエレキ・ミストフィールド下でもねむるが使える点は耐久型にとってメリットと言える。
当然、かたやぶりには貫通されるため過信しないこと。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。
かみなり110(165)70麻痺30%タイプ一致技。ダイバーンとは相性が悪い。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退可能。
ライジングボルト70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。相手がエレキフィールド接地なら威力2倍。
ダイマックスとあわせて。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発は効かない。撃ち逃げ向き。
炎技はこれのみ。
シャドーボール80100特防↓20%ミミッキュドラパルトに。
たたりめ65/130100-状態異常の相手に威力倍増。おにびやでんじはとあわせて。
あくのはどう80100怯み20%シャドーボールと選択。スカーフなら怯みを狙える。
イカサマ95100-物理受けやとつげきチョッキでの積み抑制に。
変化技タイプ命中解説
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
おにび85物理アタッカー対策。炎は呼びにくいが、こんじょうに注意。
トリック100メガネやスカーフとあわせて。以前より通しやすくなった。
わるだくみ-新規技。オーバーヒートの反動を相殺できる。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
ねむる-カゴのみと合わせて全回復。ふゆうにより各種フィールドに阻害されないため好相性。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサンダーかみなり140(210)場:EFメインウェポン。ロトム自身はフィールドの恩恵は受けられない。
ライジングボルトの前準備に。
ライジングボルト
10まんボルト130(195)
ほうでん
ボルトチェンジ120(180)
ダイバーンオーバーヒート140(210)天候:晴れメインウェポン。特攻低下無し。2発目から威力1.5倍。かみなりと相性が悪い。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓ゴースト。追加効果は微妙だがミミッキュに抜群。
たたりめ120
ダイアークあくのはどう130相手:D↓ゴースト。追加効果は優秀だがミミッキュに等倍。
イカサマをダイアーク化した場合は通常の物理技と同じ扱いなので注意。
ダイウォール変化技-まもる状態フェイントで解除されないが、ダメージは受ける
相手のダイマックスターン枯らしに。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

汎用アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:HC252orCS252をベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ/オボンのみ/たつじんのおび
確定技:オーバーヒート/ボルトチェンジ
優先技:10まんボルトorほうでんorかみなり/おにび
攻撃技:あくのはどうorシャドーボールorたたりめ/イカサマ
補助技:でんじは

オーソドックスなアタッカー型。
オーバーヒートや10まんボルトで攻めていき、苦手な相手がきたらボルトチェンジ。
基本はウォッシュロトムと同じ動きだが、より対でんきくさフェアリー性能に秀でている。

後出し性能と撃ち合いを意識するならHC振り、先手ボルトチェンジやオーバーヒートで負荷を掛けるならCS振り。
火力増強アイテムならどちらの振り方もメリットがあるが、とつげきチョッキやオボンのみを持たせる場合はHCベースが使いやすい。
中低速のみずタイプに先手を取れるかどうかは重要。

オーバーヒート使用後のことも考えて動けると尚良い。
ボルトチェンジで逃げることでもある程度対処はできるが、でんじはやおにび、イカサマで相手の積み行動を妨害するのも有効。

こだわりアタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:HC252orCS252をベースに調整
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ
確定技:オーバーヒート/ボルトチェンジ
優先技:10まんボルトorかみなり/トリック
選択技:イカサマ/あくのはどうorシャドーボール/おにび

こだわりアイテムを持たせ、火力や素早さを補強する。
メガネの場合は持続的な高火力が魅力。有利なパーティに対して高威力のボルトチェンジでサイクルを回せる点は格別な強み。
スカーフの場合本来不利な相手にも役割が持てる。先手ボルトチェンジで逃げることでロトムの消耗が抑えられることもポイント。
こだわりトリックで耐久型を機能停止にする事もできる。

一方で技の切り替えが出来ないため、不用意なオーバーヒートが負け筋を生む場合もあることには注意が必要。
交代読みは勿論のこと、相手をそのまま倒してしまうと後続の積み起点にされる可能性も考慮して運用したい。

耐久型 [編集]

性格:ずぶといorおだやかorおくびょう
努力値:HB252orHD252orHS252をベースに調整
持ち物:カゴのみ/たべのこし/ゴツゴツメット/かえんだま
確定技:オーバーヒート/ボルトチェンジ(推奨)or10まんボルトorほうでん
優先技:おにび
選択技:イカサマ/みがわり/ねむる/トリック

優秀な耐性を活かし、有利な相手に何度も繰り出してサイクルを疲弊をさせる。
マンムーナットレイなど多くの相手に有利。
耐久に大きく振ることで有利な相手に対する安定した役割遂行が狙える。

HBベースの場合は接触技に対してスリップダメージの狙えるゴツゴツメットが好相性。
おにびとあわせて物理アタッカーを容易に機能停止させられる。

自身が炎タイプなのでかえんだまは発動せず相手の持ち物剥奪+物理アタッカー弱体化ができるかえんだまトリックも選択肢に追加。

壁サポート型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか/のんき/なまいき
努力値:H252 BD調整
持ち物:ひかりのねんど
確定技:リフレクター/ひかりのかべ/ボルトチェンジ/オーバーヒート

優秀な耐性を活かし、先発で1発耐えて壁を張る。
防御・特防も悪くなく、特化することで一致等倍もかなり耐えるようになる。

Sを低めに調整することで壁貼り→後攻ボルトチェンジで後続エースの無償降臨を狙うことも可能。
特定のポケモンを意識したS下降補正の性格や、S個体値を調整するのもあり。


対ヒートロトム [編集]

注意すべき点
特性で4倍弱点である地面技を無効にするため、耐性9つに弱点2つとなる。
火傷や麻痺にならないので状態異常受けとしても機能する。
火力・耐久・素早さの全てが並以上にありカスタマイズ性が高く、
耐久振りから壁張り、アタッカー、こだわりメガネ・こだわりスカーフなど型の判別が難しい。
タイプ一致技の等倍範囲が広く、ボルトチェンジ、おにび、でんじは、トリックを考慮すると
型が判別しないうちは受け出しがしづらい。
対策方法
炎+電気を両方半減以下にできるのは、水・地面、岩・地面、炎・地面、岩・電気、水や飛行などを含まないドラゴンタイプ。
その他ではちくでんランターンやひらいしんアズマオウ、ヒートロトム自身がいる。
炎技は連発が効かないオーバーヒートしか覚えず、居座って連発してくる攻撃技は10まんボルト程度なので、
電気に耐性のある耐久型のポケモンであれば、炎は等倍でも相手できるだろう。
おにびを空かして繰り出すことができ、上から叩けるのであれば、かたやぶり持ちのポケモンでじしんを撃つとよい。
再生技がなく、主力技の性質上あまり居座りに向かないポケモンなので、耐久型の相手も苦手。1/4削れるステルスロックも効果的。

外部リンク [編集]