イオルブ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

イオルブ [編集]

No.826 タイプ:むし/エスパー
通常特性:むしのしらせ(HPが1/3以下のときに虫タイプの技の威力が1.5倍になる)
     おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる) ※サッチムシ・レドームシの時「ふくがん」
隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
体重:40.8kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
虫/超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イオルブ60451108012090505むしのしらせ/おみとおし/テレパシー
レドームシ503580509030335むしのしらせ/ふくがん/テレパシー
130145440しんかのきせき無振り
146161472しんかのきせきBD252振り
耐久虫複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イオルブ60451108012090505むしのしらせ/おみとおし/テレパシー
ビークイン70801028010240474プレッシャー/きんちょうかん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/ひこう/いわ/むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/じめん/エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなし---

初のむし×エスパー複合タイプを持つポケモン。
序盤むし枠だが種族値合計が505と高く、耐久に偏った分配を持つ。

しかし低HPでBDが高いという無駄の多い分配のため、総合的な耐久指数はそれなり。
タイプ耐性も半減4に対して弱点6とイマイチで、攻撃タイプとしても半減範囲が広めのタイプ同士。
とはいえ補完自体は悪くなく、はがね以外には単タイプで見れば等倍以上で入り、噛み合わせ自体は優秀。
問題は技で、そのままでは威力が100以上のものを習得せず、純粋なアタッカーとしては厳しいものがある。

技に目を向けるとめいそう、てっぺき、じこさいせい、ボディプレスと高めの耐久力と噛み合いの良いものを豊富に習得する。
積み技と相性が良いアシストパワー、バトンタッチなども習得し、固有タイプや技同士のシナジーにより、明確な採用意義は持たせやすいだろう。
元々搦め手が得意なタイプ同士の複合とあって、他の変化技もおみとおしと相性の良いトリックなど、なかなか強力なものが揃っている。

専用のキョダイマックスを持つ。攻撃しながらじゅうりょく状態にできるという代替の利かない性能。
フィールドを展開できなくなり、続けざまの攻撃の威力は上がらず、本人との相性は元々ダイマックス技が必中とあって今ひとつ。
せいぜいさいみんじゅつを当てやすくなる程度でシングルには向かないが、ダブルにおいては話が変わる。
はりきりをはじめとする命中不安な戦法を軸とするポケモンや、専用技の威力が上がるアップリューなど、相方候補は多数。
豊富な変化技が使えなくなるという欠点は無視できるものではないが、構築全体の連携によってはこれを目当てに採用することも十分考えられるだろう。
無差別に突っ張っていくのではなく、上手く味方と連携しながら役割重視で戦うことで活躍するポケモンといえる。

進化前のレドームシはしんかのきせきを持たせることで強固な耐久力を得る。
イオルブに比べると技が少ないものの、ボディプレス・トリックルーム・サイドチェンジなどは既に習得でき、耐久・サポート運用が可能。
残念ながらふくがんを活かせるさいみんじゅつは覚えられない。

レドームシでは覚えられない技
ミラーコート・サイケこうせん・とんぼがえり・サイコカッター・ギガドレイン・ギガインパクト・はかいこうせん・キョダイテンドウ
あやしいひかり・さいみんじゅつ・こうそくいどう・バトンタッチ・マジックコート・おさきにどうぞ


キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイテンドウエスパー攻撃と同時に場を5ターンの間「じゅうりょく」状態にする。
考察及びダイマックスとの比較
ダイマックス技はもともと必中なので、ダブルで味方の技を当てやすくするなど補助目的での使用が望ましい。
テレパシー採用の場合はパートナーの地震の一貫性の向上とも相性良好。
3ターン生存できるなら自身の覚える「さいみんじゅつ」などにも恩恵がある。
シングルだと生かせないのでサイコフィールドを張る方が圧倒的にメリットが大きい。
ダイサイコと違いサイコフィールドは展開しない。
ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

むしのしらせ
種族値・一致技の範囲共にアタッカー向きとは言い難い。発動しても、むし技しか強化されず優先度は低い。
奇襲気味の運用をするならば候補には入るが、それでもおみとおしに勝る部分は少ないか。
おみとおし
持ち物を見破れるのはシンプルに優秀。読み違えて致命傷を食らいづらくなる。
シングルでは基本的にこれ。相性の良いトリックも習得する。
ダブルにおいては効果が倍になるので、味方を巻き込む技を優先的に使わないならこちらが採用される。
テレパシー
隠れ特性。仲間からの攻撃を回避する。シングルだと効果無し。
必然的にダブル、かつ相方が仲間を巻き込む技を使用する場合に。
性質的に元々ダブル向けであり、採用機会は割と多いがかたやぶりで貫通されるのは忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説レドームシ
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。音技。性能安定。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。追加効果狙いで。ダブルでは全体攻撃。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。ダイサイコにすれば先制技をシャットアウトできる。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。現状仮想敵に乏しいか。
アシストパワー20~(30~)100-ランク+1毎に威力20増加。積み技や弱点保険と併せて。
エナジーボール90100特防↓10%地面への遂行。
ギガドレイン75100HP吸収1/2威力は低いが追加効果が優秀。めいそうと相性が良い。×
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー・ゴースト。鋼にも等倍で通る。
ミラーコート-100優先度-5特殊耐久を活かして倍返し。×
物理技タイプ威力命中効果解説レドームシ
とんぼがえり70(105)100攻撃後交代タイプ一致技。交代読みや、不利な相手にダメージを残しつつ撤退。×
ボディプレス80100-対はがね・いわ・あく。耐久振りでもそこそこ威力が出る。
てっぺきと併せても良い。
変化技タイプ命中備考レドームシ
さいみんじゅつ60当てればアドバンテージが大きいものの命中率が怪しい。からぶりほけんと併用したい。×
トリック100メガネやスカーフとあわせて。ステータス配分・特性おみとおしのいずれとも相性が良い。
めいそう-特攻・特防強化。
てっぺき-防御倍増。ボディプレスの威力も上がる。
こうそくいどう-素早さ倍増。じゃくてんほけんと併せてバトン用に。×
バトンタッチ-積み技やみがわり、保険系アイテムとあわせて。×
じこさいせい-回復技。めいそうやてっぺきと併せて要塞化。遺伝技。
ねばねばネット-後続の補助に。遺伝技。
リフレクター-味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-味方の特殊耐久を強化。
マジックコート-補助技対策。読みが要るが決まれば強力。×
スキルスワップ-強特性を奪い取る、いかくを掛け返すなど。
サイコフィールド-火力補強・先制技対策。ダイマックス枠を使わずにフィールドを塗り替えられる。
トリックルーム-読まれにくいが自身とは相性が悪い。ふういんと併せて。
ふういん-ダブル向き。まもるやトリックルームとあわせて。
サイドチェンジ-ダブル用。相方を守る。
おさきにどうぞ-ダブル用。そこそこの素早さを活かして。×
てだすけ-ダブル用。味方の火力を補強。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイワームむしのさざめき130(195)相手:C↓一致技。先制すれば受ける特殊ダメージをさらに減らせる。
むしのていこう100(150)
まとわりつく90(135)
キョダイテンドウみらいよち140(210)”じゅうりょく”キョダイマックス時の一致技。重力で命中up&浮遊飛行無効化。
催眠術とのコンボが強力。
そのほか、後続のじめんタイプのサポートとしても。
サイコキネシス130(195)
サイコショック
アシストパワー
ミラーコート100(150)
ダイサイコみらいよち140(210)場:PF非キョダイマックス時の一致技。
超技1.3倍補正&先制技封じがシンプルに便利。
キョダイマックスでは使用不可
サイコキネシス130(195)
サイコショック
アシストパワー
ミラーコート100(150)
ダイソウゲンソーラービーム140場:GFみずじめんいわ。サイコフィールドと相性悪め。
エナジーボール130
ギガドレイン
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓ゴースト。追加効果の恩恵は少ない。
ダイアークしっぺがえし100相手:D↓特殊崩しは優秀だが元技が物理技のみ。
ダイナックルボディプレス90味方:A↑元技より火力減少&敵のイカサマの被ダメ増大といいことはない。
間違ってもダイマックス下で使わないように。
ダイアタックりんしょう110相手:S↓使えば抜ける相手は多いが元にする技が少ない。
抜群も取れないので使いづらい。
ダイウォール変化技-まもる状態フェイントで解除されないが、ダメージは受ける
相手のダイマックスターン枯らしに。
キョダイテンドウから催眠術に繋ぐ際の時間稼ぎとしても。

型考察 [編集]

じゃくてんほけん型 [編集]

特性:おみとおし/むしのしらせ(むしのさざめき採用時のみ)
性格:ずぶといorおだやかorおくびょう
努力値:HBCDS調整
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:こうそくいどう
選択技:アシストパワーorサイコキネシスorサイコショック/てっぺき/めいそう/ボディプレス/むしのさざめき/バトンタッチ

おくびょう H252 C100 S156
この調整でようきドラパルトのゴーストダイブ・ひかえめポットデスのシャドーボールを確定耐え、
じゃくてんほけん+こうそくいどうにより最速S+1アーゴヨンの上を取った上でダイサイコでワンパン可能。
ダイマックスのダイサイコによりサイコフィールドを展開することで、ミミッキュ等の先制技を封じることができる。
素の素早さは最速77族、準速90族抜き。

さいみんサポート型 [編集]

特性:おみとおし
性格:ずぶとい
努力値:HB252,D4
持ち物:からぶりほけん
確定技:さいみんじゅつ/バトンタッチ/みがわり
選択技:リフレクターor鉄壁/ねばねばネット/まとわりつく

初手催眠からのサポートを行う型。
当たれば勿論状況がよくなり、外した場合でも上からバトンか催眠の選択が出来るのでリスクが少ない。
すばやさ2段階上昇でS無振りでも最速ドラパルトの上もとれる。
ちなみに最速にすれば2段階上昇でS146族以上は上をとれるようになる。
バトン先は耐久がそれなりにあり自身で積めるゴリランダーニンフィアギャラドストゲキッス等と相性がいい。

耐久型 [編集]

特性:おみとおし
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:HB252,D4
持ち物:たべのこし/半減実/オボンのみ/カゴのみ
確定技:じこさいせいorねむる/てっぺきorめいそう
選択攻撃技:サイコキネシス/むしのさざめき/むしのていこう/まとわりつく/ボディプレス/ミラーコート
選択補助技:トリック/さいみんじゅつ/マジックコート

回復技と積み技で粘る。
どくどくが無いので、攻撃技が最低一つ必要。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:おみとおしorテレパシー
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:H252 B252orD252orS252
持ち物:オボンのみ/半減実/ひかりのねんど/メンタルハーブ
選択攻撃技:むしのさざめき/サイコキネシス/とんぼがえり/まとわりつく
選択補助技:まもる/ふういん/さいみんじゅつ/リフレクター/ひかりのかべ/ねばねばネット/サイコフィールド/トリックルーム/サイドチェンジ/おさきにどうぞ/てだすけ

ダブルで味方のサポートに徹する型。
サイコフィールドやサイドチェンジ、おさきにどうぞ等、シングル以上に補助技が揃っている。

戦術例として味方の地面アタッカーと組ませて、サイドチェンジで水・草・氷技から助けつつ、テレパシーで気にせずじしんを連発するのも手か。

【ダブル】レドームシ基本型 [編集]

特性:ふくがん
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 + BD調整
持ち物:しんかのきせき
確定技:じこさいせい
攻撃技:むしのていこう/ボディプレス/アシストパワー
変化技:まもる/めいそう/てっぺき/リフレクター/ひかりのかべ/ねばねばネット/スキルスワップ/サイコフィールド/トリックルーム/サイドチェンジ/てだすけ

しんかのきせきを持たせることでイオルブを超える耐久を得ることができる。
ただし、さいみんじゅつなどの便利な技は覚えられなくなり、特殊火力やすばやさも大幅に下がるので注意。
また、挑発も非常に撃たれやすい。挑発を持つ相手には少ない攻撃技をどう活かすかが重要になってくる。

特性ふくがんが自身に生きる機会はほぼないが、ふぶきなどを使う味方にスキルスワップで渡すことも可能。

元のCが低すぎるため、追加効果が狙えるむしのていこう以外で実用的な攻撃技はボディプレスくらい。
ボディプレスはしんかのきせきがダメージ計算に適用されず、まともに殴ろうと思うとてっぺきと併用する必要がある。
火力指数はB特化ボディプレス11600、無補正無振りサイコキネシス9450(=めいそう1回アシストパワー)といった具合。
積極的に攻撃するならイオルブのほうが向くので、基本的には補助技を中心に構成を考えたい。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対イオルブ [編集]

注意すべき点
おみとおしトリック、さいみんじゅつ、ねばねばネット、両壁、積んでからのバトンタッチ、その他にも補助技の引き出しが異様に多い。
微妙に速いので上から縛れるポケモンがある程度限られてしまうのも厄介。
じこさいせいもあるので手こずっている間に能力を上げられてしまうとみるみる対処が難しくなる。
対策方法
補助技が主体のポケモンなので、S90を追い抜けるポケモンでちょうはつができればかなり楽に戦える。
積み技対策にふきとばし系の技か一撃必殺技、ほろびのうた・くろいきりなどを用意しておくのも良い。
また、一致技両方を半減するはがねタイプならある程度受けやすい。ただしボディプレスには注意。

外部リンク [編集]