アップリュー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

アップリュー [編集]

No.841 タイプ:くさ/ドラゴン
特性:じゅくせい(きのみの効果が2倍になる)
   くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる)
隠れ特性:はりきり(使用する物理技が威力1.5倍、命中率0.8倍になる)※カジッチュの時「ぼうだん」
体重:1.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
草/竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アップリュー7011080956070485じゅくせい/くいしんぼう/はりきり
(191)(566)はりきり全振り換算
タルップル11085801008030485じゅくせい/くいしんぼう/あついしぼう
Aナッシー95105851257545530おみとおし/しゅうかく
はりきり竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アップリュー7011080956070485じゅくせい/くいしんぼう/はりきり
(191)(566)はりきり全振り換算
パッチラゴン9010090807075505ちくでん/はりきり
(176)(581)はりきり全振り換算

ばつぐん(4倍)こおり
ばつぐん(2倍)どく/ひこう/むし/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)じめん
いまひとつ(1/4)みず/でんき/くさ
こうかなし---

くさドラゴン複合。今作ではメガシンカが廃止されたので、同複合はタルップルAナッシーのみ。
合計種族値は対になるタルップルと同値だが、こちらは中速低耐久アタッカーであり、隠れ特性ははりきり
はりきりとしては最高の攻撃を誇り、特攻も高めなので役割破壊もこなせる。攻めてる間は強力なポケモン。

一方で攻撃を受ける側になると低めの耐久、不安定な耐性が目立ち、打たれ弱い。その割に中速の為、運用には工夫が必要。
幸いりゅうのまいを覚えるので、積みエースとして採用するのが主流。積むのに下準備が必要だが、それだけの価値はある。
命中は不安とはいえ連続技のタネマシンガン、先制技のふいうちを覚えるので、一度嵌った後の一貫性はなかなか高い。
ただし一致技は抜群範囲が狭く、特にはがねへの有効打はまともに持たないので選出されそうな場合は注意。

専用技、Gのちからは防御ダウンの追加効果がある他、じゅうりょく状態では威力が1.5倍になる隠し効果がある。
はりきりのデメリットとも相性が良いので、重力パのエースとして運用するのも良い。
ただし、じゅうりょくと同じく相性の良いじめん技は覚えない。

はりきりの命中不安をカバーし、耐久も補強してくれるダイマックスとの相性は抜群。
キョダイマックスできるポケモンの1匹でもある。詳細は後述。
ただ、キョダイマックス技の効果が今一つであり、シングルではダイマックスが優先される。
ダブルなら始動役が倒れた状態でじゅうりょくが切れた際の緊急手段になる。



キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイサンゲキくさ攻撃と同時に相手の回避率を1段階下げる。
考察及びダイマックスとの比較
ダイソウゲン→キョダイサンゲキ。グラスフィールドに変える能力を失い、回避率を低下させる。
しかし必中のダイマックス技との相性はイマイチで、ダイマックス中は追加効果無しとほぼ同義。
一応、ダイマックス終了後の特性はりきりとは相性が良いものの、相手に攻撃を耐えられる前提であり、恩恵はかなり限定的。
どうしてもグラスフィールドにしたくない理由が無ければ、素直に火力増が狙えるダイソウゲンのほうが扱いやすい。

ダブルであれば相方の命中不安技のサポートとして撃つ事で活用しやすいが、ダイマックスしてまでやる事かと言えば微妙。
重力パで採用した場合なら、重力が切れた後の緊急手段としては利用できる。
なおじゅうりょく状態にする訳ではないので、Gのちからは強化されない。
ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

じゅくせい
きのみの効果が2倍になる準専用特性。耐久の都合上タルップルよりも使いづらいが、はりきりの命中不安を嫌う場合に。
基本的には回復きのみを持たせ、不一致弱点や一致等倍の確定数をずらすのが安定。
半減きのみの効果も倍になるのでこおりも等倍、2倍弱点は半減に抑え込むが、弱点が多いので狙うのは難しい。
素でりゅうのまいを使用出来るとはいえ、初手ダイマックス等積むつもりが無ければカムラのみ、チイラのみを持たせるのも良い。
リサイクルも覚えるが、何度もきのみを使うだけの余裕はほぼ無い。ちなみにたべのこしにも反応するものの効果は据え置き。
くいしんぼう
効果は悪くないが低耐久・多弱点の性質と相性が悪い。
わざわざHPを減らしてチイラのみなどを使わずともりゅうのまいでASは上昇させられるのもあり、採用率は低い。
回復きのみを採用する場合でも、オボンのみ+じゅくせいが発動条件は同じで回復量で上回る。
はりきり
隠れ特性。命中が低下するが攻撃力が上昇。同特性ではパッチラゴンを抜き、攻撃種族値は最高。
適用時の種族値換算はまさかの191。当然、全ポケモントップである。
ただし、一致技が少々威力控えめだったり、癖が強かったりするので実際の運用はやや難しい。
ダイマックスすることで技が必中になり、デメリットを打ち消しつつ技威力を向上させられる。
アップリューの性能と噛み合っており、基本的にこの特性を選択。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中
(はりきり)
効果解説
Gのちから80(120)100
(80)
防御↓100%専用技。交代先にも負担をかけられる。
じゅうりょく状態で威力1.5倍。
タネマシンガン25(37)*2~5100
(80)
連続攻撃4回以上出ればGのちからより火力は上だが期待値は低い。お好みで。
げきりん120(180)100
(80)
行動固定一致最高火力。フェアリーに注意。ドラゴンクローは覚えない。
はりきりで外すと技が中断される。場合によっては混乱踏み倒しも。
ドラゴンダイブ100(150)75
(60)
怯み20%行動は縛られないが、はりきりだと命中はわずか60。
とんぼがえり70100
(80)
攻撃後交代不利な相手から上手く撤退したい。ただしはりきりだと外して交代失敗も。
グラススライダー70(105)100
(80)
GF時優先度+1GF時に限るが一致先制技。
はりきりなら同条件のゴリランダーより高火力。
ふいうち70100
(80)
優先度+1先制技。フィールドに関係なく使えるが読みは要る。
はりきりA252珠でドラパルト超高乱数1発。
そらをとぶ9095
(76)
溜め攻撃対草虫。ダイジェット化で素早さを補強できる。ターン稼ぎにも。
はりきりと相性の良いつばめがえしは覚えない。
ダブルウイング40x290
(72)
連続攻撃若干外しやすいのとゴツメなどに注意。
アクロバット55/110100
(80)
道具消費で威力倍木の実を消費するじゅくせいくいしんぼうと相性が良い。
ヘビーボンバー40~120100
(80)
-対フェアリー。体重が極めて軽い[1]為、使用にはダイマックス化が必須。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ソーラービーム120(180)100溜め攻撃一致技。晴れやダイマックス前提。
エナジーボール90(135)100特防↓10%一致技。性能安定。
ギガドレイン75(112)100半分吸収一致技。居座りを視野に入れるなら。
くさむすび20~120
(30~180)
100体重で威力変化一致技。不安定。明確な相手がいるなら。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓一致技。物理型の役割破壊でも。
りゅうのはどう85(127)100-一致技。りゅうせいぐんよりも火力は低くなるが命中安定。
エアスラッシュ7595怯み30%対草虫。ダイジェットで加速。
アシッドボム40100特防↓↓100%追加効果が優秀。火力補強や流しの手段、後続補助として。
変化技タイプ命中解説
りゅうのまい-微妙なすばやさを補いつつ火力を補強する。
やどりぎのタネ90便利なサポート技。草は呼びにくいが、ナットレイには注意。
リサイクル-じゅくせい型で。きのみを使いまわせる。
みがわり-補助技を読んで使い、りゅうまいを積みたい。
こらえる-ダイマックス対策に。じゅくせいしたカムラのみの消費にも。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
キョダイサンゲキタネマシンガン130(195)相手全体の回避↓一致技。相手の回避率を下げ命中難の技でも当てやすくする。
はりきりと相性がいいが3ターン生き残れるかはまた別。
グラスフィールドの小回復や地震威力半減を嫌う場合に。
ダブルでは命中難の技を持つ味方の補助ができる。
Gのちから
グラススライダー120(180)
ダイソウゲンタネマシンガン130(195)場:GF一致技。グラスフィールドで2発目から威力1.3倍。
グラススライダー先制化にも。シングルでは基本こちら。
キョダイマックスでは使用不可
Gのちから
グラススライダー120(180)
ダイドラグーンげきりん140(210)相手:A↓一致技。先制で疑似物理耐久向上。
ドラゴンダイブ130(195)
りゅうせいぐん140(210)
ダイジェットそらをとぶ130味方:S↑くさむし
りゅうのまいやじゃくてんほけんとあわせて全抜きを狙う。
ダブルウイング
アクロバット110
ダイワームとんぼがえり120相手:C↓くさ。先制で疑似特殊耐久向上。
ダイアシッドアシッドボム70味方:C↑くさフェアリー。特殊アタッカーとして運用する場合に。
追加効果だけをみれば通常アシッドボムの方がランク上下幅が大きい。
ダイアークふいうち120相手:D↓ゴーストはがねにも等倍。
ダイマックス時、先制技として使えなくなってしまうので注意。
ダイウォール変化技-まもるダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。
先制技を撃ちたい場合にダイマターンの調整にも使える。
+  採用率の低い技

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:はりきり/じゅくせい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/じゃくてんほけん/からぶりほけん/ラムのみ/オボンのみ/ヤチェのみ/ハバンのみ/チイラのみ/カムラのみ
確定技:Gのちから/げきりん
優先技:ふいうち/そらをとぶorアクロバットorダブルウイング
選択攻撃技:タネマシンガン/グラススライダー/とんぼがえり
選択補助技:りゅうのまい/みがわり

種族値に沿った物理型。はりきりでA全振りなら攻撃種族値は191相当になる。
草技は基本的に追加効果の優秀な専用技のGのちからでOK。タスキやばけのかわを意識するならタネマシンガンも考慮。
はりきりの場合、ダイマックスする場面が多いため、ダイソウゲンによるグラスフィールド下でダイマ後に先制できるグラススライダーも候補。
はりきり特化珠フィールド補正込みグラススライダーで耐久無振りのダイマックスカイオーガが62.5%の乱数で落ちる火力を誇る。
げきりんはタイプ一致なのでほぼ確定。ダイドラグーンで相手の攻撃も下げることができる。
A特化げきりんダイドラグーンでH振りサンダー程度の耐久なら確定1発圏内、珠ならばHB特化サンダーも中乱数(56.25%)で落ちる火力。
優先技はドラパルトに強くなれるふいうちと、ダイジェットですばやさが上げられるそらをとぶを追加。
アクロバットでも良いがそらをとぶは相手のダイマックス技を透かすことが出来る。
安定して使うなら癖のないダブルウイング。
りゅうのまいはダイジェットで代用できるので優先度は低め。

特性はドラゴンポケモン随一の爆発的な火力を得られるはりきりが基本だが、
ヤチェのみを持って水タイプの氷技を受けつつ竜の舞を積んだり、ハバンのみを持って速い竜を返り討ちにしたりと、奇襲と相性のよいじゅくせいも一興。
はりきりの命中不安を嫌う場合で安定性を求めるなら、オボンのみを持たせると良いがいまいちパッとしない。

両刀型 [編集]

特性:はりきり/じゅくせい
性格:いじっぱり/ようき/やんちゃ/むじゃき
努力値:AS252ベースCS調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/じゃくてんほけん/からぶりほけん/オボンのみ/ヤチェのみ/ハバンのみ/ラムのみ
優先技:りゅうせいぐん
選択物理技:Gのちから/ふいうち/アクロバット/げきりん/ドラゴンダイブ/とんぼがえり
選択特殊技:エナジーボールorくさむすび/エアスラッシュ/りゅうのはどう/アシッドボム
選択補助技:りゅうのまい/こらえる

げきりん・ドラゴンダイブしかドラゴンタイプのまともな物理技を覚えないため、
95もあるCの種族値も活かしダイマックスが切れたときのためにりゅうせいぐんを採用した型。
C下降を避けたいならりゅうのはどうも選択肢に入る。
また、はりきりの場合に命中安定攻撃技として特殊技を採用することで、命中を気にせずに相手にとどめを刺せるという利点も。
Sは最速から1段階上昇しても最速ドラパルトを抜けないので、Sを調整して余りをCに回す配分が基本。

【ダブル】重力パ組み込み型 [編集]

特性:はりきり
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HS調整
持ち物:じゃくてんほけん/こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ/ヤチェのみ/ハバンのみ/ラムのみ/カムラのみ
確定技:Gのちから/ドラゴンダイブ
優先技:アクロバット
選択技:ふいうち/りゅうせいぐん/とんぼがえり/まもる/りゅうのまい/やどりぎのタネ

味方の重力によってはりきりの命中不安を補い超火力で攻める型。
重力時の命中率は1.67倍補正がかかるので、通常時命中率60%のはりきりドラゴンダイブでも100%で当てることが出来る。
さらに、専用技"Gのちから"は重力によって威力が1.5倍の120(180)になり、半減はされやすいものの強力なメインウェポンとして使っていける。
重力構築のメインウェポンである味方の地面技を半減する草と虫にはアクロバットが刺さる。そらをとぶは重力状態で使えなくなるので候補外。

火力は申し分ないものの、すばやさには不安が残るのでダイジェット等で補いたい。

ダイマックスしなくても十分な火力を得られることがコンセプトの型なので、ダイマックスは味方に譲ることが多いが
キョダイマックス個体を採用していれば、じゅうりょくを枯らされた場合でもキョダイマックス技で命中不安を補うことも出来る。
重力始動が難しい場合や、始動出来ずに倒されてしまった場合の裏の手としては有効な選択肢になる。

重力の持続は5ターンなのでシングルで使うのは難しい。

+  じゅうりょくを展開できるポケモン

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対アップリュー [編集]

注意すべき点
はりきりによる高火力と命中低下を補うダイマックスのコンボが強力。
ダイマックスせずともりゅうのまいや防御低下のGのちからがあり、安易な受け出しを許さない。
対策方法
弱点が多く、耐久もすばやさも低めなのでなので上から殴ればあっさり落ちる。
タスキ貫通のドラパルトのドラゴンアローは特に有効だが、ふいうちには注意。
技範囲の関係からはがねタイプには分が悪く、ゴリ押しも無理があるため引かざるを得ない。
やどりぎのタネやアシッドボムも効かないナットレイは特に苦手。
ただしはがねタイプであってもGのちからからのダイアークごり押しで押し負けることもあり得る点は注意。
迅速な処理やダイマックスをやりすごす動きが必要。
くさ技を半減できるフェアリー複合ポケモンに対しても有効打が少ない。
りゅうのまいやダイジェット等で先に展開されていなければ有利に立ち回ることが可能。
特にトゲキッスはダイジェット等倍で逆に一致ダイジェットにて攻撃可能。ヘビーボンバー採用個体は稀なため安定。
はりきりの命中低下をついたみがわり連発も有効。

外部リンク [編集]


[1] 体重わずか1.0㎏。威力120で撃てる最終進化形がカミツルギのみ。威力80で撃てる相手でもユクシー、エムリット、アグノム、各種ロトム、単独ヨワシ、キュワワーしかいない。威力60に広げてもアブリボン、Gサニーゴ、マホイップ、ポットデス、サニゴーンが加わるだけで、ミミッキュ相手にも威力40しか出ない。