エルレイド - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

エルレイド [編集]

No.475 タイプ:エスパー/かくとう
通常特性:ふくつのこころ(怯むと素早さが1段階上がる)
隠れ特性:せいぎのこころ(悪タイプの技を受けると攻撃が1段階上がる)
体重  :52.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
物理闘+同タイプサブ技HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エルレイド68125656511580518ふくつのこころ/せいぎのこころ
ネギガナイト6213595688265507ふくつのこころ/きもったま

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/ゴースト/フェアリー
いまひとつ(1/2)かくとう/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

エスパー×かくとう複合の物理アタッカー。チャーレム不在の今作では固有タイプ。
分岐進化のサーナイトと同様に豊富な搦め手を持ち、一致かくとう技の威力やサブウェポンのレパートリーも申し分ない。
先制技も備えており、初見では何をしてくるか分かりづらい器用さが売りのポケモン。

しかし第八世代ではメガシンカの廃止に伴い、低い物理耐久、半端な素早さが浮き彫りになってしまった。
更にゴーストとダイジェットが跋扈している環境で、複合の両タイプが逆風に晒されている。
結果、双方から弱点を突かれてしまうエルレイドの不安定さが一気に高まってしまう羽目に。
新たなライバルとして、習得するサブウェポンの範囲が被るネギガナイトが登場。
素早さは勝り、搦め手でも長じるがきもったまによる一貫性とながねぎの爆発力により、火力ではかなり劣る。

新規習得技としてはソーラーブレード、きしかいせい、トリプルアクセル辺り。
いずれも命中や条件に癖はあるが、条件を整えた際の火力や相性補完に優れている。
また、ダブル向けの回復技としていのちのしずくも習得。かくとうタイプで他に習得するのはルカリオのみ。
失った技に重要なものは見当たらず、せいぜいいたみわけ程度か。技範囲が広いのでどくどくは痛くない。
習得者が激減したはたきおとすをタマゴ技で引き続き習得可能なのは嬉しい。

環境は逆風ながら、新要素であるダイマックスとの相性自体は良い部類。
技範囲が非常に広いので任意の追加効果を選びやすく、つばめがえしも習得するのでダイジェットも利用可能。
中途半端な耐久をカバーでき、命中などに不安のある技も安定択として使用することが出来る。
ただし一致技のダイナックルは、威力が90以上の技をもとにすると初動が低下するので考えなしに切らないように。
また、豊富な補助技も使えなくなる点には留意が必要となる。



特性考察 [編集]

ふくつのこころ
怯むと素早さが上がるが、怯み自体を無効化出来るわけではないため使い勝手が悪い。
ダブルではねこだましを牽制することは可能ながら、元の耐久が控えめでありそのまま落とされてしまうことも。
今作ではダイマックスで怯みそのものを無効化可能。その場合特性が発動しないのもあり、基本候補外。
せいぎのこころ
隠れ特性。あく技を受けると攻撃ランクが上がる。ダメージ自体は無効化できず、等倍で受ける。
ダブルなら相方のふくろだたきで能動的に発動出来るが、中途半端な素早さが少々難点。
ダイマックス+ダイジェットでそれをカバーしつつ、耐久も底上げ出来るので使う場合はエース運用が基本。
シングルにおいても、ふくつのこころよりは発動機会があるので基本的にはこちら。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。能力低下が痛い。
ドレインパンチ75(112)100HP吸収タイプ一致技。回復効果付き。ビルドアップと相性が良い。
サイコカッター70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。性能安定。
しねんのずつき80(120)90怯み20%タイプ一致技。電磁波とあわせれば怯みも狙える。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。
いわなだれ7590怯み30%同上。Sアップ手段や電磁波を使うなら。
がんせきふうじ6095素早↓100%同上。微妙なすばやさも補える。
トリプルアクセル20→40→6090-合計威力120の優秀なこおり技。命中判定は1回ごとに行われる。
3回命中する確率は72.9%。
れいとうパンチ75100凍り10%命中安定だが威力不足。
リーフブレード90100急所ランク+1ブルンゲルウォッシュロトムに。
どくづき80100毒30%対フェアリー。ミミッキュには等倍。
じごくづき80100音技封じ対エスパー・ゴースト。性能安定。
ピーキーだが、ほえるやハイパーボイスを封じることもできる。
はたきおとす65/97100道具排除同上。一撃の威力はこちらが上で道具排除も可能。
ただし弱点保険は排除より先に発動判定が行われる。タマゴ技
なげつける-100持ち物消費トリックルームでのくろいてっきゅうなどで。
ほのおのパンチ75100火傷10%草/ゴーストや鋼に。アーマーガアにはかみなりパンチと選択。
かみなりパンチ75100麻痺10%ギャラドスペリッパーに。
じしん100100-ギルガルドなどに。
つばめがえし60必中-対虫。ダイジェットとしても。
かげうち40100優先度+1対エスパー・ゴースト。先制技。タマゴ技
フェイント30100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
こごえるかぜ5595相手全体
素早さ↓100%
優秀なサポート技。ダブル向け。
変化技タイプ命中解説
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
おにび85物理アタッカー対策。低めの防御を補える。
さいみんじゅつ60決まれば強力だが命中率が怪しい。からぶりほけんとあわせて。
ちょうはつ100補助技対策。搭載する場合はすばやさを調整したい。
かなしばり100起点作り用。こだわりアタッカーに。
アンコール100起点作り用。耐久型の補助技を固定。
トリック100道具交換。スカーフ型などで。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
ミストフィールド-サポート用。竜技の弱体化と状態異常予防。ダブル向け。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。ドレインパンチと相性が良い。
つるぎのまい-攻撃を強化。抜き性能の向上に。
おきみやげ100サポート後の退場、起点作りに。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連発すると必ず失敗する為注意。
スキルスワップ-強特性対策。火力を上げる特性の他、ムラっけに。身代わり貫通・必中。
トリックルーム-素早さが中途半端なのでスイッチトリパ用。どちらかといえばダブル向き。
ふういん-ダブル用。まもる・トリル・両壁はじめ様々な補助技を封印できる。
いのちのしずく-ダブル用。味方と自身のHP1/4回復。
いやしのはどう-ダブル用。味方のHP1/2回復。
ファストガード-ダブル用。先制技防ぎやいたずらごころメタに。
ワイドガード-ダブル用。範囲攻撃から味方を守る。
サイドチェンジ-ダブル用。優先度+2で味方と位置を入れ替える。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイナックルきしかいせい100(150)味方:A↑一致技。初動は低いが攻撃しながら積める。
けたぐり
インファイト95(142)
ドレインパンチ90(135)
かわらわり
ローキック85(127)
ダイサイコしねんのずつき130(195)場:PF一致技。フィールド補正で超技威力1.3倍。
かげうちを防げるが自身の先制技も封じる。
サイコカッター120(180)
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴れ対虫。2発目は威力1.5倍。
ソーラーブレードには必須。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF対水飛。催眠対策になるが、自身の催眠術も封じる。
サイコフィールドを消してしまう。
ダイソウゲンソーラーブレード140場:GF対水地面、HP回復。サイコフィールドを消してしまう。
地震との相性も悪い。
リーフブレード130
ダイアイストリプルアクセル140天候:霰対龍飛。スリップダメージは受ける。
れいとうパンチ130
ダイアシッドどくづき90味方:C↑フェアリー。威力は低い。シングルでの追加効果はほぼ意味なし。
ダイアースじしん130味方:D↑格闘技と範囲が被りがちだが追加効果は優秀。
じならし110
ダイジェットつばめがえし110味方:S↑すばやさ上昇で全抜きを狙える。
ダイワームシザークロス130相手:C↓対草。疑似的に特殊耐久上昇。
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐格闘との補完に優れる。スリップダメージは受ける。
いわなだれ
がんせきふうじ110
ダイホロウかげうち90相手:B↓ダイアークと選択。威力は低いが、徐々に相手の防御を削る。
ダイアークじごくづき130相手:D↓ダイホロウと選択。威力は高いが、追加効果が合わない。
はたきおとす120
ダイアタックフェイント90相手:S↓使えば抜ける相手は多いが、追加効果はダイジェットと被る。
ダイウォール変化技-まもるダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
フェイントを受けるものの守りを解除されない。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:せいぎのこころ
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252orHA252
持ち物:いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ/からぶりほけん
確定技:インファイト/サイコカッターorしねんのずつき
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/リーフブレード/はたきおとすorじごくづき/トリプルアクセル/かげうち/つばめがえし
補助技:アンコール/つるぎのまい/おにび/ちょうはつ/でんじは/さいみんじゅつ/みちづれ/トリック

豊富な攻撃技・補助技を駆使して戦うアタッカー型。

努力値を振らないと耐久はさほど高くない上、格闘が少ない環境なので降臨機会は多くない。
A特化バンギラスのかみくだくは無振りで耐えられるが砂ダメージ込みで1~2回しか行動できない。

HPに252振ると実数値175でちょうど16n-1になる。

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:せいぎのこころ
性格:いじっぱり
努力値:HA252/A252 H92 D164
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ドレインパンチ
選択技:サイコカッターorしねんのずつき/ストーンエッジorがんせきふうじ/リーフブレード/はたきおとすorじごくづき/トリプルアクセル/かげうち

変化技がすべて利用できなくなるので分離。
高めの特防を活かし特殊に対して繰り出せる。

豊富な補助技を使えないのは惜しいが型が割れない内は相手が警戒することも考えて動こう。
素早さは激戦区80族なので調整も考えられる。

起点づくり型 [編集]

特性:せいぎのこころ
性格:ようき
努力値:AS252 or HS252
持ち物:きあいのタスキ/ひかりのねんど/カシブのみ/バコウのみ
攻撃技:インファイト/がんせきふうじ/はたきおとす/かげうち
変化技:リフレクター/ひかりのかべ/アンコール/おきみやげ/おにび/でんじは/ちょうはつ

両壁をはじめとした豊富な補助技で味方のエースの潤滑な展開を狙う型。
格闘を苦手とする相手にはインファイトで1vs1を狙うと同時に自身の早期退場を促進することも可能。

おきみやげを搭載する場合はHSベースで調整したい、搭載しない場合はASタスキ推奨。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:せいぎのこころ/ふくつのこころ
性格:ようき/いじっぱり/わんぱく
努力値:AS252 or HS252 or HA252 or HB252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/オボンのみ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/ルームサービス/とつげきチョッキ
優先技:インファイト/ワイドガード
攻撃技:サイコカッターorしねんのずつき/ストーンエッジorがんせきふうじ/じならし/リーフブレード/はたきおとすorじごくづき/トリプルアクセル/かみなりパンチ/かげうち/フェイント
補助技:まもる/アンコール/つるぎのまい/おにび/ちょうはつ/でんじは/みちづれ/トリック/おきみやげ/スキルスワップ/ファストガード/リフレクター/ひかりのかべ/ミストフィールド/いやしのはどう/ふういん/トリックルーム/サイドチェンジ

ダブルでの基本型。
有利な相手にはインファイトで攻勢をかけ、不利な相手には豊富な変化技を駆使して立ち回る。
アンコール、挑発や封印といった相手の行動を制限する技に長けるほか、両壁を展開することも出来る。

特筆事項はワイドガードの存在で、
これを入れないにしてもエルレイドが存在するだけで相手の全体攻撃の使用を牽制することができる。
現在解禁済みのエスパータイプで使用できるのは自身とバリヤードのみ。

先制技はかげうちとフェイントがある、どちらも無効タイプが存在するのでパーティにあわせて選択。
アタッカーと並べる場合はフェイント、サポーターと並べる場合はかげうちが使いやすいだろうか。

トリックルームも覚えるので相手にあわせて展開もしくは封印してみるのも面白い。


対エルレイド [編集]

注意すべき点
高い攻撃と特防、広い攻撃範囲、豊富な補助技による読みづらさ。
攻撃面では一致技に加え先制技かげうち、道具排除のはたきおとす等を持つため受けにくく、
補助技も積み技をはじめ、おにびやちょうはつでの妨害、トリックルームでの場作りと非常に多彩。
対策方法
素早さと物理耐久は高くないので、上から高火力物理アタッカーで叩けばよい。
攻撃面は物理一本なので、鬼火で割と楽に機能停止できる。スカーフ型なら電磁波も有効。

外部リンク [編集]