バンギラス [編集]
No.248 タイプ:いわ/あく 通常特性:すなおこし(天候が砂嵐になる)※ヨーギラスの時「こんじょう」 隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実を食べられなくなる)※ヨーギラスの時「すながくれ」 体重 :202.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
すなおこし | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 100 | 134 | 110 | 95 | 100 | 61 | 600 | すなおこし/きんちょうかん |
すなおこし補正込 | 160 | 660 | 特防無振換算 | |||||
カバルドン | 108 | 112 | 118 | 68 | 72 | 47 | 525 | すなおこし/すなのちから |
ギガイアス | 85 | 135 | 130 | 60 | 80 | 25 | 515 | がんじょう/すなおこし/すなのちから |
すなおこし補正込 | 130 | 565 | 特防無振換算 |
唯一のいわ×あく複合にして第二世代の600族。天候変化特性持ちとしては群を抜いた性能を誇る。
種族値は素早さ以外にバランスよく配分されており、攻撃面・防御面共に高水準。
耐性面は弱点・半減以下共に7タイプと多く、有利不利がはっきりしている。
一方、特性により砂嵐中いわタイプ特防が1.5倍となる恩恵を常に受けるため、特殊低火力なら弱点技を持つ相手でも有利に立ち回れる。
素の能力の高さ、カスタマイズ性の高さから使用率も高く、シングル・ダブル問わずあらゆる環境で使用される強豪。
同特性のカバルドン、ギガイアスと比較すると特殊耐久や耐性の多さからくるサイクル適性、一致技の範囲やりゅうのまいを習得することによる抜き性能で勝る。
特攻も十分で、特殊技のバリエーションも豊富のため、サポート重視なら特殊型もこなせる器用さを持つ。
一方で自主退場手段は持たず、場作りを得意とする二者と比べて後続への影響力が低い点には注意。
また4倍弱点かつ威力の高い技が多いかくとうに極端に弱いため、安定感は他に比べ劣る。
第八世代ではほえる、ロックカット、おいうちが剥奪。素早さ補強についてはりゅうのまいに依存することに。
またメガシンカの廃止によってステータスの底上げは出来なくなり、前作ほどの抜き性能は期待できなくなった。
新規習得技はロックブラスト、ヘビーボンバー、ボディプレス等。単なるアタッカーとしては技が豊富になっている。
新要素のダイマックスとの相性は抜群。元々高い耐久が、HPの増加で更に強化される。
けたぐり、くさむすびが無効となり、役割破壊を受けにくくなるのも大きい。
元々多弱点・多耐性の性質上、じゃくてんほけんとの相性が更に良好に。
特殊技相手であれば、無補正無振りであっても特化眼鏡サザンドラのきあいだまを確定で耐える程の強靭な耐久を得られる。
攻撃技の撃ち合いとなった場合、『弱点を突いても倒しきれずにじゃくてんほけん発動』『等倍では碌なダメージが通らずじり貧』というジレンマを発生させることができる。
初期環境ではゴーストタイプの流行、それによるかくとうタイプの減少により、上述のじゃくてんほけんアタッカー型が猛威を奮っていた。
しかし鎧の孤島DLCにて、隠れ特性が解禁されたエースバーン、ゴリランダーが流行し、
準伝説格闘タイプのウーラオスも新しく登場したことにより、一撃で倒されてしまう機会が増え数を減らした。
冠の雪原以降では特殊アタッカー気質の準伝説が大量に解禁され、タイプ相性で大きく優位に立てるレイスポスやガラルファイヤー、
その他比較的有利なサンダーやウツロイド、アーゴヨンなどが環境に現れたため需要が増加。
総じて有利・不利がはっきりするようになり、これらのポケモンへの役割を重視したとつげきチョッキやたべのこしなどを持たせた型が改めて注目されるようになってきている。
現在使用できない型はノートにあります。
特性考察 [編集]
- すなおこし
- 通常特性。バンギラスの採用理由のひとつでもあり、基本はこれ。5ターン限定ではあるが登場した時に天候を砂嵐に変更する。スリップダメージ、特殊耐久の向上と利点は多い。
盤面を整える性能はカバルドン、ギガイアスの方が弱点の数や技などの観点から優秀なものの、
バンギラスはアタッカー性能の高さからエースと始動役を同時に担えるという利点がある。
勿論後続への影響は考慮が必要。特にきあいのタスキを持たせるポケモンの選択には注意。
対面からであれば、アナウンスの出る特性相手なら素早さ判定にも使える。
難点としては天候変化特性としては中途半端な素早さ数値であり、奪い合いで少々不利な点ぐらい。
相手にすなおこしを利用されてすなかき等を発動させてしまうことで負け筋を生み出すこともある点に注意。
- きんちょうかん
- 隠れ特性。相手のきのみを使えなくする。効果はバンギラスが場に存在する間のみ。
そこまで悪い特性ではないが、耐久補強+スリップダメージを両立するすなおこしの汎用性には到底及ばない。
味方の砂嵐耐性を持たないポケモンのタスキを潰さないという消極的なメリットはあるが、
それならば最初から別のエースを採用するべきであり、基本的に候補外。トレース対策にもすなおこしで十分。
特性の発動順が素早さに関係なく最初なので、素早さ判定にも使えない。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ストーンエッジ | 岩 | 100(150) | 80 | 急所ランク+1 | タイプ一致技。高威力・命中不安。 | |
いわなだれ | 岩 | 75(112) | 90 | 怯み30% | タイプ一致技。りゅうのまいやスカーフとあわせれば怯みを狙える。 ダブルでは相手全体攻撃。 | |
ロックブラスト | 岩 | 25(37)*2~5 | 90 | - | タイプ一致技。タスキやコオリッポ、ミミッキュを意識するなら。 期待値は3発。 | |
がんせきふうじ | 岩 | 60(90) | 95 | 素早↓100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。サポート用。 | |
かみくだく | 悪 | 80(120) | 100 | 防御↓20% | タイプ一致技。性能安定。 | |
うっぷんばらし | 悪 | 75/150 (112/225) | 100 | 能力低下ターンで 威力2倍 | タイプ一致技。ダイドラグーンや威嚇を牽制出来る。 通常時でもかみくだくと然程威力差もない。 | |
イカサマ | 悪 | 95(142) | 100 | 相手依存 | タイプ一致技。攻撃無振りでも使える攻撃技。 | |
ダメおし | 悪 | 60/120 (90/180) | 100 | 相手がダメージを 負っていると2倍 | タイプ一致技。条件付きだが最大火力、主にダブル用。 味方との同時攻撃や、ステルスロックと合わせて。 状態異常や天候ダメージはターン終了時に判定が出るので適用外 (設置技ダメージは交代出しには適用、死に出しには適用外)。 | |
しっぺがえし | 悪 | 50/100 (75/150) | 100 | 後攻で威力2倍 | タイプ一致技。条件を満たせばかみくだくより高威力。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対鋼。ダブルでは周囲全体攻撃。 | |
10まんばりき | 地 | 95 | 95 | - | 同上。ダブル用に。グラスフィールドに阻害されない。 | |
アイアンヘッド | 鋼 | 80 | 100 | 怯み30% | 対フェアリー。抜群でも等倍ストーンエッジとほぼダメージが変わらない。 | |
ボディプレス | 闘 | 80 | 100 | - | 防御力依存攻撃。高防御と相性が良い。デメリットもなく扱いやすい。 | |
ばかぢから | 闘 | 120 | 100 | 攻撃・防御↓ | 能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。 | |
かわらわり | 闘 | 75 | 100 | 壁破壊 | 追加効果が優秀。 | |
かみなりパンチ | 電 | 75 | 100 | 麻痺10% | ギャラドスなどの水タイプに。 | |
れいとうパンチ | 氷 | 75 | 100 | 凍り10% | 氷4倍相手に。 | |
ゆきなだれ | 氷 | 60/120 | 100 | 優先度-4 被弾で威力2倍 | 後攻前提で動く場合の選択肢。交代先には負担を与えられない。 | |
ほのおのパンチ | 炎 | 75 | 100 | 火傷10% | アイアントやナットレイに。 | |
ヘビーボンバー | 鋼 | 40~120 | 100 | - | 対フェアリー。相手の体重が40kg以下なら威力120。 相手がダイマックスしていると無効。 | |
ワイドブレイカー | 竜 | 60 | 100 | 攻撃↓100% | 物理にもある程度強くなれる。 ダブルでは相手全体攻撃。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | タイプ一致技。スカーフとあわせれば怯みを狙える。 | |
げんしのちから | 岩 | 60(90) | 100 | 全能力↑10% | タイプ一致技。唯一の特殊岩技。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | ランドロスに。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | ギャラドスやペリッパーに。 | |
だいもんじ | 炎 | 110 | 85 | 火傷10% | 対鋼。主にアイアントやクチート、ナットレイに。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | だいもんじと選択。威力で劣るが命中で勝る。 | |
だいちのちから | 地 | 90 | 100 | 特防↓10% | セキタンザンやストリンダーを見るなら。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 対悪・鋼。高威力・命中不安。 | |
なみのり | 水 | 90 | 100 | - | 呼ぶ相手への一貫性は高めだが攻撃範囲が優秀なため弱点を狙ったほうが良い。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
りゅうのまい | 竜 | - | 攻撃・素早さ補強。抜き性能の向上に。 | |||
でんじは | 電 | 90 | 妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。 | |||
まもる | 無 | - | ターン稼ぎに。味方のどくどくやすなおこしとあわせて。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。 | |||
ステルスロック | 岩 | - | サポート用。高い流し性能を活かして。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 補助技対策。耐久型に。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|
ダイロック | ストーンエッジ いわなだれ ロックブラスト | 130(195) | 天候:砂嵐 | 一致技。塗り替えられた天候を取り戻す際にも。 | |
がんせきふうじ げんしのちから | 110(165) | ||||
ダイアーク | イカサマ かみくだく うっぷんばらし あくのはどう | 130(195) | 相手:D↓ | 一致技。物理型との相性は微妙。 特殊型では高い崩し性能を発揮できるメインウェポン。 | |
ダメおし | 110(165) | ||||
しっぺがえし | 100(150) | ||||
ダイアース | じしん 10まんばりき だいちのちから じだんだ | 130 | 味方:D↑ | 岩との補完に優れる技。パッチラゴンなどに。追加効果でさらに特防を強化。 | |
ダイスチル | アイアンテール ヘビーボンバー | 130 | 味方:B↑ | 対フェアリー。こちらも追加効果が優秀。 | |
ダイナックル | ばかぢから きあいだま | 95 | 味方:A↑ | 馬鹿力と気合玉の場合、元より威力低下。反動を嫌う場合や攻撃しながら積みたい場合に。 ボディプレスはダイナックル化すると普通の攻撃技になる。 | |
ボディプレス | 90 | ||||
ダイバーン | だいもんじ | 140 | 天候:晴 | 対くさ・はがね。ナットレイやアーマーガアに。 範囲は優秀だが砂嵐と相性が悪い。 | |
ほのおのパンチ | 130 | ||||
ダイアイス | ふぶき | 140 | 天候:霰 | 対くさ・じめん・ドラゴン。アップリューやフライゴンに。 範囲は優秀だが砂嵐と相性が悪い。 | |
れいとうパンチ れいとうビーム | 130 | ||||
ゆきなだれ | 110 | ||||
ダイサンダー | かみなり | 140 | 場:EF | 対みず。ギャラドスやパルシェンに。 | |
かみなりパンチ | 130 | ||||
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックスによる攻撃を防ぐ。 |
使用率・採用率の低い技 |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:すなおこし
性格:いじっぱり/ゆうかん/ようき
努力値:HA252をベースにSor耐久調整
持ち物:じゃくてんほけん/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/ラムのみ/オボンのみ/きあいのタスキ/ヨプのみ/たつじんのおび
確定技:ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
攻撃技:アイアンヘッド/かみくだく/じしん/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/れいとうパンチ/ばかぢからorボディプレス
変化技:ステルスロック/でんじは/ちょうはつ/りゅうのまい
種族値に従った最もポピュラーな型。ダイマックスと合わせた圧倒的耐久力と、高いAからの豊富な技で攻める重火力アタッカー。
一致岩技はどれも一長一短。ストーンエッジは安定して高威力だが命中不安、岩雪崩は命中安定だが弱点保険発動前はやや威力不足、ロックブラストはタスキやばけのかわに強いが威力が最も不安定。ダイマックス時の威力はどれも130なので個人の好みや重視するポイントで選択しよう。
アイアンヘッドは現環境に多いフェアリーに刺さり、ダイマックス時の追加効果でB上昇も付いて優秀なので優先度高め。ダイアース(地震)はD上昇を狙えるが、飛行タイプやロトムなどの浮遊持ちに通らないので撃ち所には注意。
格闘技は通りが悪く、搭載する場合はバンギラスミラーをピンポイントで意識したものになりがち。ただ相手の弱点保険を考慮すると等倍である岩技で削った方が安定のため、優先度はあまり高くない。技スペースに余裕があるならダイナックルによるA上昇狙いで搭載するのはあり。
アーマーガアに対しては、バンギラス側はワンパンすることができず、オボンと羽休めでこちらのダイマックスが切れるまで耐久されてしまうので、見せ合いの時点で警戒が必要。
↑格闘技はどちらかというとナットレイ対策。炎技だと晴れになってしまう。
- 持ち物考察
- じゃくてんほけん
第八世代シーズン1で最もメジャー。ダイマックス時の耐久力は凄まじく、ウオノラゴンのエラがみですら(A特化ハチマキでなければ)耐える。不利対面やパーティで突破が難しい相手を強引に処理することが可能。全18タイプ中14タイプを半減以下or弱点保険発動にできるので、非常に強力。
- 耐久系
オボンやチョッキなら低火力の相手を流しやすく、タスキならタイマンに強くなる。
ラムのみやヨプのみがあれば、おにびやきあいだまを持つゴーストの処理が安定する。
有利な相手への繰り出しの安定など役割を重視する場合はこちら。
- 火力系
こだわりハチマキも撃ち逃げの機会が多いバンギラスと相性が良いが、攻撃範囲の広さやダイマックスとの相性も考えるとたつじんのおび等も選択肢に入る。持ち前の耐久を削ってしまういのちのたまは相性が悪いか。
特殊アタッカー型 [編集]
特性:すなおこし
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:HC252
持ち物:たつじんのおび/こだわりメガネ/オボンのみ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:だいもんじ/れいとうビーム
優先技:あくのはどう
特殊技:10まんボルト/げんしのちから/だいちのちから/きあいだま
物理技:ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ
変化技:でんじは/ステルスロック
特殊型のメリットは読まれにくい点、いかくや物理受けに強い点など。H振りカバルドンやアーマーガア程度なら、C特化で確2にできる。
一方で一致技の威力が低く、本来有利な相手に対して役割を持てなくなるのがネック。C特化げんしのちからの火力指数は、下降補正無振りいわなだれにも劣る。そのため物理技の併用も考えられるが、両刀型にする際は素早さに注意。下降補正をかけると4振り50族+1となり、50族にも抜かれる恐れがある。
第八世代ではタイプ一致ダイアークのDダウンが強力なので、第七世代以前に比べあくのはどうの優先度は高くなった。
ダイアークの追加効果を活かせるのは物理型にはない強みなので、この点だけ見るとダイマックスと相性が良いように見えるが、炎や氷技を撃つと天候が変わり特防1.5倍補正を無くしてしまう点には注意。
こだわりスカーフ型 [編集]
特性:すなおこし
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:いわなだれorストーンエッジ/かみくだく
優先技:れいとうパンチ
攻撃技:ばかぢからorけたぐり/じしん/ほのおのパンチ/かみなりパンチ
スカーフで素早さを補い奇襲する型。最速で116族抜き。
りゅうのまいと異なり火力は上がらないものの隙が小さく、速攻低耐久アタッカーを不意打ち気味に先制確1にできる。
砂嵐でタスキに強いのもポイント。
しかし現環境ではエースバーンに先制できないのが非常に痛い。
特殊流し型 [編集]
特性:すなおこし
性格:いじっぱり/ゆうかん/しんちょう
努力値:H252 耐久調整 残りA
持ち物:とつげきチョッキ/ラムのみ/オボンのみ
優先技:がんせきふうじorいわなだれorストーンエッジorロックブラスト
攻撃技:かみくだく/じしん/ほのおのパンチorだいもんじ/けたぐりorばかぢからorボディプレス/れいとうパンチ/イカサマ
変化技:でんじは/ステルスロック
すなおこしと耐久振りで特殊への役割を重視する型。
流しつつステルスロックやでんじはを撒ける。
- 持ち物考察
- とつげきチョッキ
補助技を使えなくなるが、特殊技に対しては圧倒的な耐久力を得られる。
極端な例だが、特防特化、砂補正、ダイマックスで特化ウォッシュロトムのこだわりメガネハイドロポンプで4分の1も削れなくなる。
岩技はストーンエッジやロックブラストのほか、追加効果狙いのがんせきふうじも候補。
- ラムのみ
おにびやさいみんじゅつ等の状態異常技に強くなるが、
エスパーやゴーストはきあいだま持ちも多いので注意。
- オボンのみ
擬似的耐久力は1.25倍にしかならず、調整も難しい。
格闘技のような確1にされる大技に対しては無力。
起点作り型 [編集]
特性:すなおこし
性格:わんぱく/ようき/ずぶとい など
努力値:H252をベースに火力・耐久・素早さ調整
持ち物:レッドカード/ゴツゴツメット/きあいのタスキ/ヨプのみ/ふうせん/だっしゅつボタン/さらさらいわ
確定技:ステルスロック
優先技:がんせきふうじorストーンエッジ
攻撃技:イカサマ/かみくだくorあくのはどう/じしんorだいちのちから/ほのおのパンチorかえんほうしゃorだいもんじ/かわらわり
補助技:でんじは/ちょうはつ
先発に繰り出し、ステルスロックを撒き後続のサポートをしていく型。
砂ダメージとあわせて相手を削り、エースアタッカーで全抜きを狙う。
ちょうはつを撃たれにくく、耐久力や流し性能も高いので遂行しやすいのが強み。
第八世代では相手はまず弱点保険を警戒してくるため、初手で弱点技を撃たれにくいのも良い。
カバルドンやギガイアスに比べ圧倒的な種族値を持つため、様々な調整が可能。
耐久面に振れば一致弱点も耐えるようになり、素早さに振れば先手で撒きやすくなる。
- 持ち物考察
- レッドカード
相手後続を引きずり出して定数ダメージを与えられるが、一撃で倒されると効果が出ない。
有効活用するには耐久・素早さともに厚く振る必要がある。
ダイマックス中のポケモンに対しては発動しない。
- ゴツゴツメット
対面の相手にダメージを蓄積させる。じしんには無効だがくさむすびには有効。
ステルスロックや砂ダメージと異なり、タイプによって無効化・軽減されない。
- きあいのタスキ・ヨプのみ・ふうせん
耐久面を補強して確実にステルスロックを撒く。火力・素早さに特化できるため、
がんせきふうじで負荷をかけつつ素早さ逆転→先制ステルスロックの流れも狙える。
- だっしゅつボタン・さらさらいわ
砂パ用。後続の砂エースに有利な状況を作ることに徹し、
ドリュウズなどでつるぎのまいを積んで全抜きを狙う。
【ダブル】アタッカー基本型 [編集]
特性:すなおこし
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:HA252 or AS252
持ち物:じゃくてんほけん/こだわりスカーフ/いのちのたま/こだわりハチマキ/回復実/とつげきチョッキ
確定技:いわなだれorストーンエッジ/うっぷんばらし
優先技:まもる
攻撃技:ばかぢからorけたぐりorかわらわりorボディプレスorリベンジ/れいとうパンチorゆきなだれ/ほのおのパンチ/じしんorじだんだ/かみなりパンチ/ヘビーボンバーorアイアンヘッド/げきりんorワイドブレイカー
補助技:りゅうのまい/ちょうはつ
一致いわなだれを持つ高火力・高耐久の砂起こし要員としてダブル適性も高い。
単体性能の高いグッドスタッフとしては勿論、天候上書き性能による対天候パとしての採用や、ドリュウズなどのすなかき要員と組ませるのも良い。
ただし砂パ運用はドリュウズのじしん・じならしが全体を巻き込むため、まもる、地面耐性を持つ裏との連携が必要でシングルほど単純ではない。
しかし、バンギラス自身の高い物理耐久を活かしてわざとドリュウズの地面技に巻き込み弱点保険を発動させるコンボも頻繁に使われる。
巻き込む技がじならしであればうっぷんばらしのトリガーにもなり、弱点保険の攻撃上昇も合わせてナットレイ等の物理受けを強行突破してしまうことも出来る。
スカーフによる先手一致いわなだれも強力で、怯みの追加効果もあって単純ながら強い。
多弱点かつ強力なステータスを持つゆえ集中攻撃を受けやすいが、逆手に取ってまもるで相手の攻撃を一手に引き受けられる場合もある。
よってこだわり型、チョッキ型以外ではまもるもほぼ確定技。りゅうのまいを持たせて積みエースを兼ねるのも良い。
【ダブル】ダメおしエース型 [編集]
特性:すなおこし
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:HA252 or AS252
持ち物:じゃくてんほけん/いのちのたま/こだわりハチマキ/回復実/とつげきチョッキ
確定技:ダメおし/いわなだれorストーンエッジ
優先技:まもる
攻撃技:ばかぢからorけたぐり/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/じしんorじだんだ/かみなりパンチ
補助技:りゅうのまい/ちょうはつ/ステルスロック
最大火力のダメおしの使い手であることを活かしたエース。
こごえるかぜなどのS操作+全体ダメージを与えるポケモンと組ませ、それに続いてダメおしで殴る。
もしくは事前にステルスロックを撒き、終盤に登場した相手をステロダメージ(受け出し時のダメージにもダメおしは適用される)とともに一掃する運用が基本。
バンギラスの種族値ともなると無効化されない一致威力120技の火力はかなりのもので、持ち物も合わせればかなりの崩し能力に。
対バンギラス [編集]
- 注意すべき点
- 合計種族値600に加え、特性すなおこしにより特防1.5倍と禁止伝説級の能力値を持つ。
特殊アタッカーやタスキ持ちなど、多くのポケモンが見せ合いの時点で選出を縛られる。
ダイマックス+弱点保険はこちらの有利な戦況であっても無理矢理覆される可能性が高い。いわゆる「種族値の暴力」は第8世代でも健在である。
バンギラス自体に優位に立てるポケモンは少なくないが、後続のドリュウズや格闘受けにも注意して立ち回る必要がある。
- 対策方法
- 4倍弱点の格闘技が最も効果的。特に格闘タイプのポケモンはバンギラスの一致技も両方半減できるため受け攻め両面で最も安定する。物理技ならすなあらしの影響も受けない。
また、じゃくてんほけんが発動したところでバンギラスは格闘に有効打を持たない。
また物理技主体で弱点保険やとつげきチョッキ持ちが多いためおにびやでんじはなどの状態異常が比較的有効。しかしそれを掻い潜る特殊型やラムのみ+りゅうのまい型も存在する。
格闘の他にも弱点は多いものの、不一致弱点や特殊技では有効打になりにくい。中途半端に弱点を突くと弱点保険で一気に形勢逆転される可能性があるので要注意。
特殊耐久が非常に高いため、H252振りバンギラスにダイマックスされると「C特化ルカリオのタイプ一致きあいだま」でもこだわりメガネを持たせない限り耐えられる(メガネ込みでも確1ではなく高乱数)レベルの超耐久となることに留意。
なので、素早く倒すなら威力120以上の物理格闘技をタイプ一致orこだわり系アイテムを持たせて出すのが手っ取り早いが、それができない場合は正面から倒しにいくのではなく、変化技や物理受けポケモンなどでダイマックスターンを凌ぐなどの工夫も必要となる。
メジャーな物理アタッカー型に対し、比較的有利なポケモンは以下の通り。
- アーマーガア、エアームド
受け出しから羽休めで耐えてターンを稼ぎ、バンギラスのダイマックスが切れ次第ボディプレスで突破可能。
相手の弱点保険を発動させなければ積みの起点にすらすることができ、B一段階上昇ボディプレスでH252振りバンギラスを確1。
- ルカリオ
耐久は低いものの、一致技半減・すなあらし無効。先制技もある。交代読みのじしんには注意。
H252振りに対して、A252インファイトで確1。C252きあいだまも確1にできるが命中不安。ダイマックスに対しては火力強化アイテムか事前に積まなければ少々厳しい。
- ウオノラゴン
A特化鉢巻エラがみでH252バンギラスがダイマックスしても確1。いのちのたまでも高乱1。特性がすなかきならすなおこしに便乗できる。
- ウーラオス
一致技半減。いちげきのかたならあく技は1/4。A特化インファイトなら持ち物なしでもH252バンギラスがダイマックスをしても確1。