バチンウニ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

バチンウニ [編集]

No.871 タイプ:でんき
通常特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
           ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
隠れ特性:エレキメイカー(場に出た時、フィールドがエレキフィールドになる。
                        地面にいるポケモンはねむり状態にならなくなり、でんきタイプの技の威力が1.3倍になる)
体重  :1.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
エレキメイカーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バチンウニ4810195918515435ひらいしん/エレキメイカー
カプ・コケコ70115859575130570エレキメイカー/テレパシー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ひらいしん」の場合、でんき無効


第八世代出身の単でんきタイプ。同タイプとしては珍し目の鈍足両刀タイプ。
防御・特防は並以上あるがHPが低く耐久は心許ない。しかしエレキメイカーの存在が強烈な採用理由になる。
同特性はカプ・コケコしか持たず、ライジングボルトの習得により最大火力はこちらが上回るように。
ただしひこうふゆうには威力倍増は無い。前者は元々抜群で影響は薄めだが、後者には注意が必要。
技範囲においても、こちらは対地面として優秀な水技を豊富に習得するため差別化できている。
一方で対ドラゴンは厳しく、一致フェアリー技で対処できるカプ・コケコに軍配が上がる。

ダイマックスの登場で気軽にフィールドを展開出来るようになり、フィールド展開特性、天候変化特性の価値は相対的には低下。
とはいえ交代するだけでエレキフィールドを展開できるのは相変わらず優秀で、設置技や自己退場も習得し起点作成も得意。
勿論、両刀気味の種族値を活かしてアタッカーとして運用することも可能で、
最終進化・無進化ポケモン内ワースト3の素早さからトリックルームとの相性も良好。
極端な鈍足は、フィールド特性同士でかちあった場合の奪い合いに強くなれる利点にもなる。

ただし並以下の耐久と鈍足という負のかけ算であることは変わりなく、耐性の少なさもあって場持ちが悪い。
また、他のフィールド特性にも言えることだが後続に効果を活用出来るポケモンを並べると弱点が被りがち。
でんき自体が無効耐性および無効特性の存在から一貫性は高くなく、催眠対策と割り切った採用も視野となる。



特性考察 [編集]

ひらいしん
でんき技を引き寄せつつ、吸収して特攻を1段階上げる。
元々でんき技は半減だが、バチンウニの耐久では半減と無効の差は小さくない。
ボルトチェンジを追加効果ごと無効化できるのも大きい。ダブルにおいてはより有効。
ただし、もう1つの特性であるエレキメイカーがバチンウニの採用理由に直結しており、
トゲデマルガラガラなど同特性のライバルも多く、トレースされると一致技が通らなくなる。
エレキメイカー
隠れ特性。場に出た瞬間エレキフィールドを展開する。同特性はカプ・コケコのみ。
ライジングボルトの習得、鈍足によるフィールド奪取性能の高さなど、差別化は容易であり基本的にこちらを優先。
とはいえ素の種族値で大きく上をいかれていることには変わりないので、パーティ単位で構築を考えたいところ。

技考察 [編集]

電気技の威力の<>はエレキフィールド込の威力。

物理技タイプ威力命中効果解説
びりびりちくちく80(120)
<156>
100怯み30%タイプ一致技。トリックルーム下ならひるみが狙える。
じばく200100自分ひんしまきびし設置や天候を変えた後の自主退場手段として。ボルトチェンジは覚えない。
アクアブレイク85100防御↓20%対じめん。安定性能で追加効果も優秀。
ミサイルばり25*2~595-対くさ。唯一の連続技。
どくづき80100毒30%対くさ。マシェードに役割が持てる。追加効果が出ればおいしい。
きしかいせい20~200100-鈍足なので使うタイミングが難しい。トリル下ならある程度使いやすい。
じごくづき80100音技封じドラパルトなどのゴーストやエスパーに。
ふいうち70100優先度+1条件付き先制技。鈍足なのであると便利。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ライジングボルト70/140
(105/210)
<273>
100-タイプ一致技。バチンウニの要。
浮いている相手には威力70のままだが、ひこうタイプの相手なら抜群取れるので実質同じ。
一方、最終進化で特性がふゆうのポケモンは2021年1月現在23体いるのには注意。
ロトムフライゴンの様に電気技を半減・無効化する相手はそのうち11体。
かみなり110(165)
<214>
70麻痺30%タイプ一致技。命中不安だが最大威力。雨下で必中。
10まんボルト90(135)
<175>
100麻痺10%タイプ一致技。命中安定。
ほうでん80(120)
<156>
100麻痺30%タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃なので
ひらいしんちくでんでんきエンジン持ちとのコンボも。
ハイドロポンプ11080-対じめん。命中が不安だがアクアブレイクより威力がある。
なみのり90100-命中・威力ともに安定した水技。ダブルでは全体攻撃なので
ちょすいかんそうはだよびみず持ちとのコンボも。
だくりゅう9085命中↓30%追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
ねっとう80100火傷30%追加効果が優秀。
たたりめ65/130100-状態異常の相手に威力倍増。どくびしやでんじはとあわせて。
変化技タイプ命中解説
あまごい-主に後続サポート。かみなりが必中になる。
どくびし-設置技1。相手の控えに継続ダメージを与えられるが、ふゆうひこうどくはがねタイプには無効。
どくタイプが場に出ると消滅してしまう点に注意。
まきびし-設置技2。浮いているポケモンに無効。ステルスロックは覚えられない。
エレキフィールド-フィールドを奪い返されそうなときに。
おきみやげ100自主退場技。起点作りに。
のろい-攻撃・防御を補強。もともと極端に遅いのでデメリットは無いに等しい。ふいうちもある。
じこさいせい-高性能な回復技。ひらいしん型で居座りたいときに。
でんじは90妨害技。自身への恩恵は少なめ。でんきやじめん、ひらいしんなどには無効。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサンダーライジングボルト140(210)場:EF一致技。エレキフィールドの再展開、
及び既にエレキフィールドが出ている際はさらに威力1.3倍となる。
ライジングボルトならダイマックス解除後も多くの相手に威力維持。
かみなり
10まんボルト130(195)
ほうでん
びりびりちくちく
ダイストリームハイドロポンプ140天候:雨呼ぶじめんへ。かみなりと相性がいい。
なみのり130
だくりゅう
アクアブレイク
ねっとう
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑はがね。物理型なら火力上昇。
ダイアシッドどくづき90味方:C↑くさ。特殊型の火力増強にも。
物理型では追加効果の恩恵が無い。
ベノムショック85
ダイワームミサイルばり130相手:C↓通りが悪い。疑似的に特殊耐久上昇。
ダイホロウたたりめ120相手:B↓ゴーストエスパー。追加効果と分類がミスマッチ。
ダイアークじごくづき130相手:D↓ゴーストエスパー。追加効果と分類がミスマッチ。
ふいうち120
ダイアタックじばく150相手:S↓高威力&広い等倍範囲。追加効果で抜ける相手はいない。
トリックルームと相性が悪い点に要注意。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックス技を完全シャットアウト。
連続使用で失敗しやすくなる。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

起点作り型 [編集]

特性:エレキメイカー
性格:BD上昇性格
努力値:H252 BDを調整
持ち物:ふうせん/オボンのみ/グランドコート/しめったいわ/きあいのタスキ
補助技:あまごい/でんじは/どくびし/まきびし/エレキフィールド
攻撃技:ライジングボルトorかみなりorほうでんorびりびりちくちく/だくりゅうorねっとう/ふいうち
退場技:じばくorおきみやげ

エレキメイカーの展開に加え、雨降らし、麻痺撒き、どくびし撒きなどの仕事を行い、おきみやげで後続の起点を作って退場する型。
風船を持たせておけば、いきなり地震で弱点を突かれて死亡といった展開がなくなるため、ある程度は仕事をしやすくなる。
バチンウニのサポート技から考えると、後続はみずでんきどくタイプのエースアタッカーがおすすめ。
相性補完に優れエレキシードとあわせてかるわざの即時発動も狙えるルチャブルフワライドなどもよい。
ただし、それらの弱点の電気技も強化してしまっているので相手の便乗に十分気を付けたい。

トリックルームアタッカー型 [編集]

特性:エレキメイカー
性格:ゆうかん/れいせい
努力値:H252A252 / H252C252
持ち物:いのちのたま/エレキシード/とつげきチョッキ/オボンのみ
確定技(物理):びりびりちくちく/アクアブレイク
確定技(特殊):ライジングボルト/ハイドロポンプorなみのり
選択攻撃技:どくづき/ミサイルばり/じごくづき/たたりめ/ふいうち

エレキフィールドによる高い一致火力を活かし、先発のトリックルームから攻撃に転じるアタッカー型。
特にダブルバトルで真価を発揮する。その場合は常套手段であるまもると、一挙に掃討を狙えるほうでんの採用も。
技範囲をできるだけ広げるためにフルアタ推奨。
一致でんき技とじめん対策のみず技は確定として、くさ対策のどく技、ドラパルトに通るあく技も優先的に持っておきたい。

数値的に耐久力は若干の不安が残るため、エレキシード(B↑)かチョッキを持たせておくと安定感が増す。
環境が物理寄りなのでエレキシードが使いやすいか。
Bランク+1で無補正A252ウオノラゴンの先制補正なしエラがみや同条件珠ドラパルトのドラゴンアローを2耐えできるようになる。
それぞれびりびりちくちく・じごくづきで確定2。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対バチンウニ [編集]

注意すべき点
鈍足でんきポケモン。HPとすばやさは極端に低いが、それ以外のステータスは高水準。
特性のエレキメイカーによって場に出てくるだけでエレキフィールドを展開される。
一致でんき技の威力は馬鹿にならず、じめんタイプで受けようにもみず技が豊富なので安心して繰り出せない。
対策方法
でんき定番サブのくさこおり技がなく、ドラゴンへの有効打もほとんどない。
でんき技以外の火力は中程度なので、でんき技が効かないちくでんひらいしん、ちょすいヌオー・よびみずトリトドンなどなら繰り出しやすい。
残ったエレキフィールドを塗り替えられるもしくは処理できるポケモンが用意できていれば万全。

外部リンク [編集]