ナマコブシ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ナマコブシ [編集]

No.771 タイプ:みず
通常特性:とびだすなかみ(倒れた時、最後に残っていたHP分のダメージを相手に与える)
隠れ特性:てんねん(相手の能力変化を無視する)
体重  :1.2kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
最鈍HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ナマコブシ5560130301305410とびだすなかみ/てんねん
ツボツボ2010230102305505がんじょう/くいしんぼう/あまのじゃく
ゴンベ135854040855390ものひろい/あついしぼう/くいしんぼう
86138(489)しんかのきせき(B振り)
てんねんHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ナマコブシ5560130301305410とびだすなかみ/てんねん
ヌオー959585656535430しめりけ/ちょすい/てんねん
ピクシー957073959060483メロメロボディ/マジックガード/てんねん
+  耐久値比較

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

ソーナンス同様に能動的な攻撃技を一切習得できない単みずポケモン。
前述の特徴に加え、ツボツボほどではないが極端な種族値分配をしており、純粋な耐久型以外の運用には全く適さない。
特に素早さはツボツボゴンベに並ぶ最鈍の一角。

他の戦い方が一切出来ないのは欠点だが、耐久型としての性能は中々に優秀。
特にてんねんの中で最も総合耐久指数が高く、単タイプ故に弱点が少ないこともありストッパー性能が高い。
多くの積みエースを後投げから機能停止に追い込むことが出来るのは魅力的で、相手の選出を縛る性質も強い。
一方で自身も縛られやすく、ちょうはつ・みがわりには致命的に弱い。
自身もちょうはつを覚えるが、最鈍なので交代読み以外では決まらず対策になるとは言い難い。
またマジックガードマジックミラーにも弱いなど、極端な性能故に相性は出やすい。

専用特性、とびだすなかみは瀕死になった際に、直前に残っていたHPの数字だけ相手にダメージを与える。
条件の緩いゆうばくのようなもので、効果自体は優秀だが低HPのナマコブシとはあまり噛み合わない。
採用する場合はいたみわけを併用する、仕事終了後の退場際に相手に負担をかける等、使い方を想定しておきたい。

第八世代ではミラーコートを習得。特殊アタッカーにも反撃を行えるようになった。
没収された技で目立つのはリサイクル、じこあんじ程度。習得者が激減したどくどくは今回もちゃんと覚えられる。
Zワザの廃止に伴い、Zじょうかからのバトンタッチは消滅。バトンできる技はみがわり、のろい、かたくなるだけに。

追加要素のダイマックスは、総合的にはプラス。
自身のダイマックスについては、基本的に時間稼ぎ以外の使い道がないものの、
耐久型以外の運用が出来ないナマコブシにとって、ダイマックス枯らしという明確な役割が増えた点はプラス。
ダイマックス技・じゃくてんほけんの積みアタッカーも増加しており、環境的にてんねんの役割対象も増えている。
総じて対ダイマックスという役割を持てるようになったことで、活躍の場は広がっている。

なお、反射技をダイマックス化すると、唯一の能動的な攻撃手段になる。
ただし火力は低く、追加効果も相性が悪いなど実用性は皆無。



特性考察 [編集]

とびだすなかみ
専用特性。耐久が高いため半端に耐えることが多く、本人との相性は微妙。
ちなみにこちらが全振り、相手が無振りであるなら86族までが確定圏内となるが、前述の通り一撃でやられる相手は少ない。
ダイマックス中に倒された場合も増加分を考慮に入れてダメージが入る。みがわりやばけのかわなども貫通する。
基本的には積みアタッカーや止まらないこだわり持ち相手に強引に相打ちに持ち込むという使い方になる。
また、いたみわけを習得する為、採用するのであれば受け型でも利用可能。てんねんの能力低下無視を嫌う場合にも消去法的にこちら。
てんねん
隠れ特性。てんねん持ちとしては物理・特殊双方でトップの耐久を持ち、シンプルな受けに特化するならこちらが優先。
かたやぶりには貫通される。エースアタッカーが多い性質上、積み技を採用しているケースも多いので注意。
また能力低下も無視してしまう。特に弱点であるリーフストームを連打されてしまう点は忘れずに。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。なお、がまんは削除された。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。遺伝技。
変化技タイプ命中解説
どくどく90耐久型に必須級の削り技。最も安定したダメージ源。
みずびたし100相手の一致技の火力低下、どくどくの一貫性向上、反射技が通用する様に。
ギルガルドのキングシールドなどによる上書きに注意。
相手ポケモンのダイマックス化では上書きされない。
じこさいせい-耐久型に必須級の回復技。最も安定した回復ソース。
ねむる-状態異常も含めて全回復。カゴのみとあわせて。
いたみわけ-削り技兼回復技。低めのHPと相性が良い。
とびだすなかみと上手くあわせれば相手を道連れにできる。
いばる85運任せだが強力なダメージ源。てんねんと相性が良い。遺伝技。
みがわり-状態異常技対策や、どくどく等とのコンボに。バトンタッチ可。
まもる-ターン稼ぎに。どくどくやたべのこしとあわせて。
いえき100かたやぶりマジックガード、その他の強特性対策に。
ただしマジックミラーには反射され、逆に自分の特性が無くなるので注意。
ちょうはつ100補助技対策に。カウンターとの相性がよい。
相手からのちょうはつ対策にもなるが、遅いので使いにくい。
リフレクター-後続のサポートに。物理耐久を強化。
ひかりのかべ-後続のサポートに。特殊耐久を強化。
おきみやげ100自己退場技。後続の起点作りに。
間違ってもあまのじゃく持ちに使ってはならない。
じょうか-専用技。対象の状態異常回復&自身のHPを半分回復。
Zワザが廃止され、使う機会が減った。主にダブルでの補助手段として。
バトンタッチ-のろいをバトンタッチ。後攻バトンタッチで後続の無償降臨も。
うらみ-ナマコブシが唯一みがわりを貼った相手に通せる技。PPを削って無理矢理引かせるorわるあがきに持ち込む。

ダイマックス技考察 [編集]

ナマコブシはダイマックスには向いていない。するとしてもHPを2倍にしないと相手の攻撃をしのげない場合だけ。
それもナマコブシを犠牲にして後続をダイマックスさせたほうがいい場合の方が多い。

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイナックルカウンター75味方:A↑唯一の物理技。Aが上がってもいいことはない。
ダイサイコミラーコート100場:PF唯一の特殊技。サイコフィールドを貼って草や電気の妨害。
状態異常技を防ぐミストフィールドの除去にも。
ダイウォール変化技-まもる相手の猛攻を凌ぐ。連続使用で失敗しやすくなる。

型考察 [編集]

てんねん耐久型 [編集]

特性:てんねん
性格:ずぶといorのんきorおだやかorなまいき
努力値:H252orH244 BorD252
持ち物:ゴツゴツメット/アッキのみ/タラプのみ/メンタルハーブ/たべのこし
確定技:じこさいせい/どくどく
選択技:カウンター/ミラーコート/いたみわけ/いえき/ちょうはつ/とおせんぼう/みずびたし

高い耐久と優秀な耐性、特性てんねんを活かした持久戦を展開する型。
再生回復技を覚えて特性てんねんにより積み技も無効、弱点タイプも2つと少ないため受けとしては優秀なステータスを誇る。
軽いのでくさむすびも怖くはない。
守ってばかりでは勝てないのでどくどくは必須。

パルシェンをはじめとした積み技ありきの積みアタッカーにはめっぽう強く、弱点さえ突かれなければ突破困難な壁となる。
現環境は積みアタッカーが蔓延しており、それらの多くに対して役割を持てて、場合によっては後出しからでも処理していける。
耐久は高いといってもギルガルドに劣る程度なので過信は禁物。

ミラーコートも習得したけど、スペック的にカウンター・ミラーコートに頼らずにどくどく主体で戦う方が強い感じだろうか?

型サンプル1
性格 :ずぶといorのんき
努力値:H252 B252
持ち物:タラプのみ
技構成:みずびたし/どくどく/じこさいせい/カウンター

相手を選んで選出すれば全抜きもあり得る。
B特化+タラプのみorD特化+アッキのみも1つの選択肢。

型サンプル2
持ち物:たべのこし
技構成:どくどく/じこさいせい/まもる/みずびたし

まもる+たべのこしで麻痺怯み狙いの相手にも危なげなくターンを稼げて便利。
たべのこしを持たせるなら、HPが偶数となる252振りよりも16n+1となる244振りの方が良い。


対ナマコブシ [編集]

注意すべき点
高耐久に優秀な耐性、再生回復技を揃え、耐久型として申し分のないスペックを持つ。
特に積みアタッカーに滅法強く、てんねんなら突破困難、とびだすなかみなら相打ちに持ち込まれる。
どくどくやいたみわけでの削り、バトンタッチや両壁での後続サポート等、変化技が豊富。
対策方法
反射技と変化技しか覚えないため、ちょうはつやみがわりで機能停止する。
どくどく+みずびたしのコンボはギルガルドで対策可能。物理型ならカウンターも無効。
かたやぶりならてんねん無効。
火力補強アイテムや各種フィールド等で積み技に依存せず高火力を出せるポケモンも有利。
いたずらごころ持ちヤミラミのちょうはつがあればほぼ完封できる。

外部リンク [編集]