デンジュモク [編集]
No.796 タイプ:でんき 特性:ビーストブースト(相手を倒す毎に自分の最も高い能力値が上昇する) 体重:100.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
高火力特殊電気 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デンジュモク | 83 | 89 | 71 | 173 | 71 | 83 | 570 | ビーストブースト |
カプ・コケコ | 70 | 115 | 85 | 95 | 75 | 130 | 570 | エレキメイカー/テレパシー |
霊獣ボルトロス | 79 | 105 | 70 | 145 | 80 | 101 | 580 | ちくでん |
レジエレキ | 80 | 100 | 50 | 100 | 50 | 200 | 580 | トランジスタ |
単でんきのウルトラビースト。禁止級伝説すら凌駕するダントツの特攻が持ち味。メガ不在の剣盾環境では堂々の1位。
火力指数は特攻振りだけでもフィールド込みのカプ・コケコを上回る程。
ビーストブーストにより、相手を倒すと更に火力は高まり、抜きエースとしての適性はかなり高い。
反面、それ以外のステータスはいずれも中程度。耐久面は平均をやや下回る程度で、上を取られるとあっさり落とされやすい。
耐性は弱点が1つしか無いとは言えメジャーなじめんのため油断はできない。
火力についても、でんきタイプの宿命として技の威力か命中が物足りず、ビーストブーストがかからないと数値ほどの突破力は出ない。
サブウェポンとしてくさ、フェアリーを覚えるのは独特な個性。相性補完としてはなかなか優秀なのだが、ナットレイには手も足も出ない。
特性も考慮するとAガラガラ、トゲデマル等にも有効打が無く、苦しい相手になる。
第八世代では主力技であったほたるびとめざめるパワーが廃止され、火力補強や相性の差を覆すのが難しくなってしまった。
更にZワザの廃止に伴い、Zさいみんじゅつの素早さ上昇も使用不能に。ひこう技を覚えないので、素早さの上昇は味方のサポートが基本。
獲得した技はライジングボルト程度で、条件つきながら最大火力は更新したものの失った技の方が大きく、弱体化の面が目立つ。
新要素のダイマックスとの相性は良好。前述の通り一致技の性能に不安が残る点をカバーし、耐久力も等倍なら1,2発は耐える程度になる。
ダイサンダーにより2発目以降の火力を更に向上させることも可能となり、技範囲の狭さを一致火力でごり押しできるように。
反面、能力上昇の追加効果は一切無く、引き続き仲間によるサポートで一貫性を作っていくのが活躍のカギとなるだろう。
新たなライバルとしてレジエレキが登場したのは懸念点。圧倒的な素早さとトランジスタによりでんきに限ればほぼ同等の火力を出される。
尤も、向こうはサブウェポンの範囲が壊滅的であり、耐久も更に低め。また一致技以外の火力に大分差がある為、差別化自体は意識せずとも出来ている。
終盤の掃除役に向いたレジエレキ、編成全体でサポートする全抜きエースとしてのポテンシャルを持つデンジュモク、といったところか。
また、新アイテムのからぶりほけんでさいみんじゅつが外れた時に素早さを向上させられるようになったのもプラス要素。
ただし前述の通り耐久力は低く、また当然タスキも持たせられなくなるので、持たせる場合はより慎重な運用が求められる。
特性考察 [編集]
- ビーストブースト
- 1度発動すると生半可な特殊耐久では半減ですら受け出しが困難になる。
ちなみに、C個体値0かつ下降補正・無振りであっても他のステータスが特攻を上回ることはない。
実質じしんかじょうの特殊版であり、くろのいななきの相互互換となる。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
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かみなり | 電 | 110(165) | 70 | 麻痺30% | タイプ一致技。高威力・命中不安。雨下なら必中。 | |
10まんボルト | 電 | 90(135) | 100 | 麻痺10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
ほうでん | 電 | 80(120) | 100 | 麻痺30% | タイプ一致技。麻痺狙い。 | |
ライジングボルト | 電 | 70/140 (105/210) | 100 | EFの影響下に ある相手に威力倍 | タイプ一致技。相手が電気耐性の無い飛行タイプなら、 フィールドの有無を気にしなくても十分確1に出来る威力。 | |
でんじほう | 電 | 120(180) | 50 | 麻痺100% | タイプ一致技。からぶりほけんで疑似でんじは・こうそくいどうに。 | |
ボルトチェンジ | 電 | 70(105) | 100 | 自分交代 | タイプ一致技。こだわりアイテムとの相性がよい。 | |
エナジーボール | 草 | 90 | 100 | 特防↓10% | 対地面。性能安定。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 対地面。バンギラス等の重い相手に有効だが、ダイマックスに無効なので優先度は低め。 | |
マジカルシャイン | 妖 | 80 | 100 | - | 対ドラゴン。補完は優秀だがダイマックス時の効果がいまいち。 | |
はかいこうせん | 無 | 150 | 90 | 次ターン行動不可 | ラス1やダイアタックとして。地面・ドラゴンにも等倍で通るがドラパルトに無効。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ぶんまわす | 悪 | 60 | 100 | - | 貴重なダブル用技。A無振りでも、味方のじゃくてんほけんの発動に。 | |
なげつける | 悪 | - | 100 | - | でんきだまなどで状態異常・タスキ潰しに。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
めいそう | 超 | - | 特攻・特防を強化。ほたるびの代用としてはやや物足りないか。 | |||
さいみんじゅつ | 超 | 60 | 起点作りに。からぶりほけんと合わせて疑似的な積み技としても使える。 | |||
エレキフィールド | 電 | - | 電気技を補強できるが、さいみんじゅつとの相性は悪い。 | |||
でんじふゆう | 電 | - | 相手の地面技を無力化。鈍足相手に使えれば有利。 ただし、こちらもフィールド補正を受けられなくなる。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
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ダイサンダー | かみなり | 140(210) | 場:EF | 一致技。エレキフィールドやビーストブーストが合わさると超火力を発揮できる。 さいみんじゅつを使う場合はエレキフィールドが邪魔になるため注意。 | |
ライジングボルト | |||||
でんじほう | |||||
10まんボルト | 130(195) | ||||
ほうでん | |||||
ボルトチェンジ | 120(180) | ||||
ダイソウゲン | エナジーボール | 130 | 場:GF | 地震半減効果が地味にありがたい。 ダイマ後にさいみんじゅつを使いたい場合にも。 | |
くさむすび | |||||
ダイフェアリー | マジカルシャイン | 130 | 場:MF | さいみんじゅつと相性が悪い。カバルドンのあくびを空かせるのは利点。 | |
ダイアタック | はかいこうせん | 150 | 相手:S↓ | 中速なので追加効果の相性は良いが、抜群は狙えず技スペースも厳しめ。 | |
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックスターン枯らしに。 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:ビーストブースト
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252 or HS252
持ち物:こだわりメガネ/じしゃく/いのちのたま/きあいのタスキ/ふうせん/とつげきチョッキ/シュカのみ
確定技:10まんボルトorかみなりorボルトチェンジ(両立可)
選択技:くさむすびorエナジーボール/マジカルシャイン/はかいこうせん/みがわり/さいみんじゅつ/めいそう/でんじふゆう
特定の戦術にこだわらず戦う特殊アタッカー。
高い特攻により電気技が等倍以上の相手に強い圧力をかけることができる。
最速ギャラドスまで抜けるため最速推奨。
特攻が非常に高いので、多少Cを削っても確定数に差は出にくい。
耐久調整する場合は例として、H244にするといのちのたまの定数ダメージが最小の10n-1になる。
からぶりほけん型 [編集]
特性:ビーストブースト
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252ベースで耐久調整
持ち物:からぶりほけん
確定技:10まんボルトorライジングボルト/さいみんじゅつorでんじほう
選択技:エナジーボール/マジカルシャイン/はかいこうせん/めいそう
からぶりほけんにより起点作り兼素早さの確保を行い、全抜きを目指す型。
さいみんじゅつが当たった場合はそのまま攻撃に移り、外れた場合は次ターンで上を取ることができる。
でんじほうは確定麻痺orS2段階上昇。
前作のZさいみんじゅつに似ているが、こちらは外した場合にS2段階上昇できるので、抜ける範囲が広い。
さいみんじゅつを2回撃った場合一発でも当たる確率は84%。
相手が2ターン以上眠る場合以外勝ち筋が無い時などは、2連催眠で賭けに出るのも一考。
スカーフ型 [編集]
特性:ビーストブースト
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:10まんボルトorかみなり/ボルトチェンジ/くさむすびorエナジーボール/マジカルシャイン
選択技:はかいこうせん/ねごと
微妙な速さを補うスカーフ型。準速スカーフで最速130族+2 (S202)となる。
真上に準速フェローチェ(S203)、最速135族及び準速スカーフ85族(S205)などが居るため、これらを抜きたい場合はおくびょうを選択。
最速スカーフなら最速150族(S222)と同速。また、準速スカーフカプ・テテフ(S220)も抜くことができる。
奇襲度が高く、先に地面さえ何とかしてしまえば1手でビーストブースト発動から詰みに持っていけるのがウリ。
レジエレキと比べると、地面やドラゴンに対して有効打があることは利点。
対デンジュモク [編集]
- 注意すべき点
- 一般最強クラスの電気特殊火力。相性補完の草技、フェアリー技も完備。
一度でもビーストブーストが発動するとデンジュモクより速いポケモンがいないとあっという間に全抜きされてしまう。
さいみんじゅつとからぶりほけんを併用して全抜きを目指す型もいる。
- 対策方法
- まずは強力な電気技を封じること。地面タイプの他、ちくでんやひらいしんなど電気無効特性でもよい。
その他のポケモンの場合、ラムカゴでのさいみんじゅつ無効化、きあいのタスキで耐えての反撃、こだわりスカーフでの奇襲が有効。
- アローラガラガラ
- メインの電気を無効、サブの草・フェアリーを半減以下で受けられる対策の筆頭。
返しのフレアドライブや地面技で確1にできる。
- エレキブル
- でんきエンジンで電気技を無効化しつつ素早さを上げてからのじしんで乱1。
- また、さいみんじゅつはエレキフィールド・ミストフィールドでシャットアウトできるが、エレキフィールドは相手を強化することにもつながってしまうため注意が必要。エレキメイカーとミストメイカーを持つ4体はいずれも特化デンジュモクの10万ボルトで乱2~確2にされるため、ダイマックス技で対策するほうが良い。