ハリーセン [編集]
No.211 タイプ:みず/どく 通常特性:どくのトゲ(接触技を受けると30%の確率で相手をどく状態にする) すいすい(天気が「あめ」の時、素早さが2倍になる) 隠れ特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる) 体重 :3.9kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
同特性・同複合 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハリーセン | 65 | 95 | 85 | 55 | 55 | 85 | 440 | どくのトゲ/すいすい/いかく |
ドククラゲ | 80 | 70 | 65 | 80 | 120 | 100 | 515 | クリアボディ/ヘドロえき/あめうけざら |
ギャラドス | 95 | 125 | 79 | 60 | 100 | 81 | 540 | いかく/じしんかじょう |
ドヒドイデ | 50 | 63 | 152 | 53 | 142 | 35 | 495 | ひとでなし/じゅうなん/さいせいりょく |
第二世代出身のみず×どく複合。同複合は他にドククラゲ、ドヒドイデ。
種族値合計は最も低いが、いかくと優秀な耐性により、物理に対しある程度の役割を持つことが可能。
ただし回復技が無いので流すに留まり、耐久型として扱うとドヒドイデの壁が非常に厚い。
いかく持ちの物理流しという観点でも、複合こそ異なるがやはり優秀な耐性を持つギャラドスは意識が必要。
こちらはいわを等倍で受けられるが相性補完の優れたじめんを抜群で受けてしまい、タイプの違いだけでは明確な優位点にはならない。
まきびし・どくびし、みちづれ、ちいさくなる等の豊富な補助技を活かした差別化は必須。
第八世代では第三世代以来、久々につるぎのまいを習得可能に。他の採用されうる技はきしかいせい、ダイビング辺り。
後者はダイマックスやどくどくのターンを稼ぐのに使え、一致技なので受け出しに対してもある程度の負担をかけられる。
しかし、相変わらず相性補完に優れた物理こおり技は覚えられず、扱いの難しさは否めない。
失った技で痛いのはいばる、いたみわけ程度。だいばくはつは元々自主退場用の技という趣なので、じばくで代用可能。
習得者の激減したどくどくは引き続き習得可能。一致補正で必中だが、ドヒドイデの存在は変わらないので注意。
ベトベトンが原種・リージョンフォーム共に不在であり、どくタイプ唯一のちいさくなる使いに。
ただしダイマックス技が必中になったことで、回避戦法は下火気味。
単純なアタッカーとしても少々力不足であり、自身とダイマックスの相性はいまひとつ。
一応、能動的に攻撃しながらすいすいを自力で発動できるようになったのは優位点となる。
特性考察 [編集]
- すいすい
- 雨下で素早さ倍。ダイストリームで能動的に発動も可能。
他の物理型すいすいと違い4倍弱点が無く、くさやフェアリーへの有効打もあるが攻撃は控えめ。
そのため、雨エースとしてフルアタック構成にするよりは補助技も採用した方が差別化は図れる。
すいすい発動からのみちづれはハリーセンが違いを出せる1つだが、第八世代ではダイマックス相手には無効なので注意。
- どくのトゲ
- 接触技を受けた時に30%の確率で毒にする。でんじは、ねっとうの邪魔になる。
毒にしたいなら必中のどくどくがあるので役に立つ盤面はほぼ無く、他の特性も優秀であり候補外。
- いかく
- 隠れ特性。場に出た時に相手の攻撃ランクを1段階低下。
物理耐久を補うだけでなく、後続サポートにもなる。使い勝手という面で見れば最も取り回しが良い。
ただし第八世代ではいかくを無効化する特性が増加。自身が物理アタッカーなのでトレースにも弱い。
ダイマックス技の出現によりあまのじゃく、まけんき、かちきも採用率を増やしている。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
アクアテール | 水 | 90(135) | 90 | - | タイプ一致で最高火力。命中不安。 | |
アクアブレイク | 水 | 85(127) | 100 | 防御↓20% | タイプ一致技。威嚇とあわせて。 | |
たきのぼり | 水 | 80(120) | 100 | 怯み20% | 命中重視。すいすいやでんじはと合わせてひるみ狙いも。 | |
ダイビング | 水 | 80(120) | 100 | 溜め技 | 耐久型の時間稼ぎに使えるが、相手の起点にされないように注意。 | |
アクアジェット | 水 | 40(60) | 100 | 優先度+1 | タマゴ技。あると便利な先制技。 | |
どくづき | 毒 | 80(120) | 100 | 毒30% | 水技と相性がよい。毒が入れば火力の補強にもなる。 | |
じたばた | 無 | 20~200 | 100 | - | タマゴ技。きあいのタスキと合わせて。 | |
きしかいせい | 闘 | 20~200 | 100 | - | 低い耐久と相性が良い。 | |
じばく | 無 | 200 | 100 | 自分瀕死 | 第8世代ではだいばくはつを習得できないのでこちらで代用。 | |
ミサイルばり | 虫 | 25*2~5 | 95 | - | 対エスパー、悪。 | |
とどめばり | 虫 | 50 | 100 | 相手を倒すと 攻撃↑↑↑ | 第七世代で威力と追加効果が強化され、それなりに使いやすくなった。 | |
とびはねる | 飛 | 85 | 85 | 溜め技 麻痺30% | ダイジェットやダイマックス枯らしに。 | |
スケイルショット | 竜 | 25×2~5 | 90 | 素早さ↑ 防御↓ | 対竜。相手のタスキを潰しつつ素早さ補強にも。 | |
リベンジ | 闘 | 60/120 | 100 | 優先度-4 | みちづれとのコンボに | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ねっとう | 水 | 80(120) | 100 | 火傷30% | 耐久型でやけど狙い。 | |
アシッドボム | 毒 | 40(60) | 100 | 特防↓↓100% | タマゴ技。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を2段階強化。 | |||
でんじは | 電 | 90 | 自身の素早さを補い、たきのぼりでひるませたり、ちいさくなるで回避したり。 | |||
どくどく | 毒 | 必中 | 耐久型のダメージ源に。毒タイプなので必中。 | |||
まもる | 無 | - | どくどくと併せて。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 耐久型対策や積みの起点にされるのを防ぐ。 | |||
どくびし | 毒 | - | サポートに。特性いかく持ちでは唯一の習得。 いかくの流し性能と好相性で、鋼や毒には水技やでんじはが通りやすい。 | |||
まきびし | 地 | - | どくびし同様いかく持ちでは唯一の習得。ステルスロックは覚えない。 汎用性ではステルスロックに劣るが、鋼や格闘・地面への確定数の変動を重く見るなら十分に候補。 | |||
あまごい | 水 | - | 擬似的な積み技として。だいばくはつやみちづれで後続につなぐこともできる。 | |||
たくわえる | 無 | - | 耐久を上げられる唯一の積み技だが、回復が間に合うか。 | |||
ちいさくなる | 無 | - | でんじはやみがわりと組み合わせて有利な展開に持ち込む。必中技が増えたので注意。 | |||
ねむる | 超 | - | カゴのみを持たせて耐久型の回復手段に。 | |||
みちづれ | 霊 | - | 役目を終えた後に。すいすいだと使いやすいが、連続で使用すると失敗する。 |
ダイマックス技考察 [編集]
使用率・採用率の低い技 |
型考察 [編集]
物理流し型 [編集]
特性:いかく
性格:ずぶといorわんぱく
努力値:HB252ベースでS調整
持ち物:ゴツゴツメット/きあいのタスキ/くろいヘドロ/オボンのみ
確定技:でんじは
優先技:どくびしorまきびし
攻撃技:ねっとう/アクアブレイクorたきのぼり/アクアジェット/アシッドボム
補助技:どくどく/ちょうはつ/みちづれ/みがわり
炎・格闘・虫・鋼・フェアリーなどの物理アタッカーをいかくで流し、でんじはやどくびし・まきびしを撒く。
どくびし・まきびしによる持続的な相手サイクルへの負荷は馬鹿にならず、ギャラドスとの差別化点としても重要。
パーティ全体で浮いているポケモンを強く牽制できる構築に出来ると効果がより実感できる。
自身の火力にはあまり期待できないため、攻撃よりも変化技によるサポートを優先的に狙いたい。
そのため攻撃技は選択技止まりで、基本行動は初手でんじはで物理エースの足止めを行う。
素早さも耐久型としては高めの水準なので、麻痺させれば殆どの相手に上を取れるようになる。
無振りでも130族周辺を抜けるが、12振りでドラパルト、44振りで剣王ザシアンまででんじは後に抜けるので基準として覚えておきたい。
一応52振りで黒馬バドレックスやフェローチェも抜けるが、前者は特殊型なので役割対象ではなく、後者はとんぼがえりで逃げられてしまう。
種族値が乏しく努力値の余裕が無いため、持ち物や役割対象からのダメージとよく相談したうえでSの調整ラインは検討したい。
ギャラドスと違い4倍弱点が無いため、ちゃんと物理を相手取れば一発は耐えてでんじ+αの動きに期待できる。
目安としてB特化でA252剣王ザシアンのきょじゅうざん+ワイルドボルトをいかく込みで確定耐えできるため、後出しが可能。
一方で特殊は紙同然で、ポリゴン2の無振りトライアタックで乱数2発(44.1~52.3%)という頼りなさ。
C特化10まんボルトで乱1なので、不一致でも特殊弱点技は基本的に耐えられないと見たほうが良い。
基本となる持ち物はゴツゴツメット。物理技に後投げするだけで負荷が見込め、貴重なダメージソースになる。
くろいヘドロは長期戦や、前述のザシアンなどの攻撃を耐えつつSに努力値を割きたい場合に有効。
きあいのタスキは特防の脆さを突かれて出落ちするのを防ぐ。みちづれと相性がよく、最低でも1:1交換に持ち込みやすい。
オボンのみは6~7割のダメージで確定2発を取られる技を受けた場合に確定数の明確な変動が見込める。
ハリーセン | ギャラドス | |
---|---|---|
種族値 | H65 A95 B85 C55 D55 S85 | H95 A125 B79 C60 D100 S81 |
耐性 | ○電2倍 ○岩等倍 ○氷半減 ○毒半減 ●地2倍 ●超2倍 | ●電4倍 ●岩2倍 ●氷等倍 ●毒等倍 ○地無効 ○超等倍 |
固有技 | アクアジェット、どくづき、リベンジ、アシッドボム みちづれ、どくびし、まきびし ちいさくなる、たくわえる | ストーンエッジ、じしん、こおりのキバ りゅうのまい |
その他 | タイプ一致の範囲が広い どくどく無効・くろいヘドロを所持可能 | ダイジェット+じしんかじょう型がメジャー 地面技に無償降臨可能、耐久も高め |
ちいさくなる耐久型 [編集]
特性:いかく
性格:ようきorおくびょう
努力値:HS252
持ち物:くろいヘドロ
確定技:ちいさくなる/みがわり
攻撃技:たきのぼり/どくづき/ねっとう/アシッドボム
補助技:でんじは/どくどく/ちょうはつ
ちいさくなるで回避率を上げる耐久型。どくどく無効が強み。
基本的には先制でみがわりを置くために素早さに努力値を振るが、でんじはを使うなら他に振ってもよい。
ダメージ源としてどくどくorねっとうorアシッドボムは入れたい。
ダイマックス技は全て必中だが、こちらがダイマエースを残した状態で
相手がわざわざハリーセンにダイマックスを切ってくれるなら、儲けものである。
すいすいアタッカー型 [編集]
特性:すいすい
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:アクアテールorたきのぼり/どくづき
攻撃技:とどめばり/アクアジェット/れいとうビーム
補助技:みちづれ/どくどく/ちょうはつ
ダイストリームや味方の雨サポートから殴る型。
相手にダイマックスされるとみちづれが効かなくなったりダイロック等で天候を上書きされたりするので注意。
対ハリーセン [編集]
- 注意すべき点
- 特性「いかく」と優秀なタイプによる流し性能。
でんじは+たきのぼり、ねっとう、どくびし、ちいさくなる、ちょうはつ等、補助技が豊富。起点構築能力が高い。
毒無効であり、耐久潰しとして有用な技を多く覚える。
みちづれやじばくを覚えるので、死に際に一体持っていかれることも。
- 対策方法
- 攻撃力は低いので後出しは簡単だが、でんじはやねっとうが怖い。
特殊型の電気タイプやラム持ちで水等倍の地面タイプなら出しやすい。
ほとんどが補助技を使ってくるのでちょうはつやこだわりトリックも有効。
ちいさくなるの耐久型には必中技、みがわり貫通技、ほえる・ふきとばしなども有効。