ビリジオン [編集]
No.640 タイプ:くさ/かくとう 特性:せいぎのこころ(悪タイプの攻撃技を受けると攻撃が1段階上がる) 体重:200kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
第五世代イッシュ地方で登場した、所謂三闘の一体。
くさ×かくとう複合は本作ではキノガッサ、ブリガロンが不在なので固有タイプになる。
くさタイプとしては素早さが高めで、耐久も平均以上とバランスの取れた種族値配分。
攻撃技のラインナップは、範囲こそやや狭めながら高威力のサブウェポンや先制技を習得可能。
特攻も攻撃と同値だが技範囲がモロに被り、特性も無駄になってしまうので両刀がせいぜいだろう。
くさタイプ特有の補助技は全く覚えず、対面性能・抜き性能を向上させる性質が強い。
アタッカーとしての運用が基本ながら、そうなると少々数値不足が気になってくるか。
最大の難点は耐性。半減以下に出来るのも6タイプと多めで補完に使われやすいいわとじめんにも耐性がある。
のだがほのお、こおりとやはりメジャーなタイプを弱点にしてしまう。
特にダイジェットの登場で採用率が激増したひこう4倍は致命的。有利不利がかなり極端に出るタイプとなる。
技方面では、リーフストームを獲得。両刀型における特殊技として優先度は高い。
元々前述の通り、有利不利のはっきりしたポケモンなのでサイクル戦向けと言え、使い勝手はかなり良い。
その他、ソーラーブレード、エアスラッシュ、メガホーンといった技も習得。やや癖の強いものも多いが、選択肢はかなり広がった。
一方で技自体が廃止されためざめるパワーの他、どくどく、ほえるといった搦め手も剥奪されている。
総じてアタッカーとしての性質が強調された変更と言えるだろう。
新要素であるダイマックスは一致技双方が追加効果で火力を補強でき、HP増加による耐久面の恩恵も大きい。
ダイジェットやダイスチルも使用可能なので、一見相性は悪くないように見える。
しかし、前述の通り相手側のダイジェットにも非常に弱く、エースとして運用するには攻撃範囲と火力に不安が残る。
ダイマックスは全抜きよりも、有利サイクルの撃ち合いで確実に相手を崩すための選択肢と捉えたほうが良いだろう。
特性考察 [編集]
- せいぎのこころ
- 隠れ特性は存在せずこれのみ。
相手依存なので安定しないが、悪技を牽制する効果はある。
ダブルでは味方のふくろだたきを受けて一気に攻撃を上げる戦法が有名だが、ライバルも多い。
技候補 [編集]
ダイマックス技考察 [編集]
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/たつじんのおび/バコウのみ
確定技:リーフブレード/インファイトorせいなるつるぎ
優先技:ストーンエッジ
攻撃技:リーフストーム/しねんのずつき/とびはねる/メガホーン/スマートホーン/でんこうせっか
補助技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい
一致物理技を軸に攻めるオーソドックスなアタッカー。
決定力不足になりがちなので、可能な限り持ち物による火力補強を行いたい。
ストーンエッジは一致技が通らない炎・飛行・虫に刺さるため優先度が高い。
弱点は多いもののメジャー所のタイプに対する耐性を持っており、ウォッシュロトム等の特殊水には滅法強い。
特殊相手ならアイテムによる火力補正がなければ一致弱点でも1発、不一致弱点なら2、3発は耐えられる。
せいぎのこころにより、物理アタッカーながらイカサマやふいうちを牽制できるのも強み。
とびはねるはダイジェットの媒体にできるため一見強力だがビリジオンの役割対象であるみずやじめん、はがねは大半が中速以下。
加えてダイジェットの撃ち合いには滅法弱く、素早さを上げても縛り関係の逆転が狙えるような仮想敵が殆どいない。
そのため、基本的には火力補強のつるぎのまいや相性補完のストーンエッジを優先するのが無難。
特殊アタッカー型 [編集]
性格:おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:CS252ベースでA調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりメガネ/たつじんのおび
確定技:リーフストームorエナジーボールorギガドレイン/きあいだま
攻撃技:エアスラッシュ/ストーンエッジ/ばかぢから/くさむすび
補助技:みがわり/ちょうはつ/めいそう
特攻も攻撃と同じなので特殊ATとしても運用できる。
単純に意表がつけるのが利点。
一方で一致技以外の特殊技はエアスラッシュとノーマル技で相性補完はイマイチ。
きあいだまが命中不安なのも難点で、安定感ではインファイトを持つ物理型に大きく劣るため、他との補完が重要になる。
第8世代で習得技が大きく変わったため軽く補足。
リーフストーム・きあいだま等の威力の高い技を打ち逃げする(もしくはダイマックスで反動を踏み倒して居座る)戦い方と
めいそうを使い特殊を受けギガドレインで徐々に削る戦い型に分かれる。
↑これに関しては型を分けてもよいかもしれません。
↑今のゴースト飛行偏重環境的にめいそう型は使いづらいと思うので分けなくて良いと思います。もちろん環境が変わったら考慮の余地はあると思います。
特殊技以外に物理技のストーンエッジかインファイトを入れるのも選択肢。
ストーンエッジが一番範囲が広く、インファイトなら命中安定の格闘技を持てる。
インファイト・きあいだま両採用で相手の選出次第では受けループを崩すこともできる。
もちろんはかいこうせんなどの特殊技やめいそうを入れても良い。
両壁サポート型 [編集]
性格:ようき
努力値:S252 H調整 余りB or AS252 or CS252
持ち物:ひかりのねんど/だっしゅつパック
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:ちょうはつ
選択技:リーフブレード/リーフストーム/インファイト/かわらわり/ストーンエッジ
有利対面や自身より遅い相手との対面で壁を張る。
火力と攻撃範囲に欠けるせいで起点化されやすいため、基本的にはちょうはつの搭載を推奨。
カバルドンを始め起点作り役とカチ合った時にも展開阻止に役立つ。
退場技は厳密には持たないが、だっしゅつパックとリーフストームorインファイトを組み合わせることで擬似的に自主退場が可能。
強力だが技の追加効果やいかく持ちに注意しないと何もできずに控えに戻ることになるので扱いは慎重に。
このギミックを用いる場合は後続での対処がしやすく成るのでちょうはつの採用優先度は下がる。
現環境ではダイジェットの存在が厄介なものの、壁貼り要員においては先に壁さえ貼ることができればむしろ好都合。
早急に落としてもらえば壁ターンがその分後続に残るので、ダイマックスを凌ぎやすくなる。
後続にはひこう全般に強いバンギラスや、エースバーンのケアもできるボーマンダやカイリューなどのエースが好相性。
相性考察 [編集]
- セキタンザン
ビリジオンの苦手なエスパー以外の弱点を全て半減以下にできる。
一方でビリジオンはセキタンザンの苦手なかくとう以外の弱点を半減でき、かくとうには物理・特殊共に飛行技を備える。
3体目以降はあく・ゴースト・エスパー・フェアリーなどが候補になる。
対ビリジオン [編集]
- 注意すべき点
- 素早さが高く、つるぎのまいやせいぎのこころで攻撃を上げられると厄介。
特殊技では弱点を突いても落としにくく、水や電気の特殊アタッカーに強い。
- 対策方法
- ドラパルト等、より素早い物理アタッカーで上から叩けば楽に倒せる。
物理型が多いので、おにびも効果的。格闘無効のゴーストなら安全に撃てる。
飛行技が4倍弱点なのでダイジェットの起点にするのもあり。ただし、きしかいせいで反撃される可能性もある。