パルスワン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

パルスワン [編集]

No.836 タイプ:でんき
通常特性:がんじょうあご(キバを使った技の威力が1.5倍になる)※ワンパチのとき「たまひろい」
隠れ特性:かちき(相手に能力を下げられると特攻が2段階あがる)※ワンパチのとき「びびり」
体重:34.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速でんきHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
パルスワン6990609060121490がんじょうあご/かちき
サンダース65656011095130525ちくでん/はやあし
カプ・コケコ70115859575130570エレキメイカー/テレパシー
レジエレキ801005010050200580トランジスタ
そうでんHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
パルスワン6990609060121490がんじょうあご/かちき
エレザード62555210994109481サンパワー/かんそうはだ/すながくれ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代初登場となる、典型的な紙耐久・高速アタッカーの種族値を持つ単でんき
攻撃と特攻は同値だが、習得する積み技・技範囲のレパートリー的にはどちらかというと物理向け。
両刀に配分されているので耐久は低く、火力面も不足感が否めず、単独での制圧力は高くない。
強みである素早さもカプ・コケコレジエレキがより素早く、火力でも敵わない。

純粋なアタッカーよりも、麻痺撒きなどのサポートの役割を兼任させるほうが、自慢の素早さも活きてぐっと使いやすくなるだろう。
幸い、ほっぺすりすり、サイコファング、そうでん等、サポート・攪乱に向いた技は豊富に習得する。

特性は双方火力を増強するものであり、それぞれ物理、特殊型に噛み合う性質を持つ。
特性自体の性質や、パルスワンの技範囲を考慮すると物理はシングル、特殊はダブル向けの傾向が強い。
本人の火力が中途半端なのもあって、影響は小さくないので運用によって使い分けるのが吉。



特性考察 [編集]

がんじょうあご
牙を使う技の威力が1.5倍になる。物理型ならこちらで確定。
かみなりのキバの威力がワイルドボルトを僅かながら上回る。
サブウェポンもタイプ一致相当の強化になり、攻撃範囲が大きく広がる。
ただし適用技の素の威力は決して高くないので、的確に弱点を突いていかないと火力不足気味。
ダイマックスワザには特性の効果が適用されないこともネック。
かちき
隠れ特性。発動は相手に依存するが型が読みづらく、がんじょうあごを警戒されていかくを誘えないこともない。
特にいかくの採用率が高いダブルで有効だが、パルスワンの特殊技は範囲がとにかく狭く威力も控えめ。
特殊一本で行くよりも、ある程度物理、変化技を採用しておいた方が使いやすいだろう。
かちきでは唯一のでんきタイプなので、同特性持ちとの差別化は考慮する必要はない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力頑丈あご命中効果解説
かみなりのキバ65(97)14695麻痺10%
怯み10%
タイプ一致技。
がんじょうあごによりワイルドボルトよりも高威力なメインウェポンに。
ほっぺすりすり20(30)-100麻痺100%タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。サポート用。呼ぶドラパルトにも。
サイコファング85127100壁破壊がんじょうあご対象技。対格闘、毒。壁構築に強くなる。
かみくだく80120100防御↓20%がんじょうあご対象技。対エスパー、ゴースト。
特性により高威力で、電気の等倍補完としても優秀。
ほのおのキバ659795火傷10%
怯み10%
がんじょうあご対象技。対鋼、草。
ニトロチャージ50-100素早↑100%追加効果が優秀。積み技感覚で。
じゃれつく90-90攻撃↓10%対ドラゴン。キバが全部通らないサザンドラに刺さる。たまに外す。
すてみタックル120-100反動ダメージ1/3タマゴ技。高威力だが反動あり。
あなをほる80-100溜め攻撃1ターン目に穴へ潜り、2ターン目に攻撃。基本的にはダイアース用。
時間稼ぎにもなるが、地震を撃たれやすいので素で使うには相手を選ぶ。
特殊技タイプ威力命中効果解説
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。
かみなり110(165)70麻痺30%タイプ一致技。命中不安。雨パかダイマックスで。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。攻撃と麻痺撒きを同時にできる。タマゴ技。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。とんぼがえりはないので物理型でも。
こだわりアイテムと相性がいい。
ライジングボルト70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。エレキフィールドに接地している相手には威力が倍になる。
そうでんによるダイマックス技のダイサンダー化と相性がいい。
バークアウト5595特攻↓100%追加効果が優秀。みがわり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。
ハイパーボイス90100-みがわり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。
はかいこうせん15090反動で
攻撃不可
特殊技が少ない為、これも候補になる。
変化技タイプ命中備考
そうでん-準専用技。相手のダイマックス技を強制的にダイサンダーにしてエレキフィールドを張らせる。
じゅうでんちと併せて。地面タイプにも有効。
でんじは90自分より速い高速アタッカーの機能停止に。ほっぺすりすりの接触を嫌うなら。
ほえる-積み崩しや交代読みで。
ビルドアップ-攻撃↑防御↑。先制で積めば耐久面にも活きる。
こうそくいどう-素早さ↑↑。でんじはで十分か。
じゅうでん-特防↑&次の電気技威力2倍。電気半減などへの交代読みで。
みがわり-先手で出しやすく使い勝手は良い。ダイマックス枯らし、補助技読み、様子見など用途は多い。
あまえる100相手の攻撃↓↓。速いので決まりやすい。
かいでんぱ100相手の特攻↓↓。速いので決まりやすい。
とおぼえ-味方全員の攻撃↑。主にダブル用。てだすけと違い次ターン以降も効果を残せる。
てだすけ-ダブル用。優先度が高く、物理特殊を問わない。
エレキフィールド-催眠対策や、ダイマックスを使わずフィールドを取り返したいなら。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサンダーかみなり
ライジングボルト
140(210)場:EFメインウェポン。フィールド展開で2発目から威力1.3倍。
かみなりのキバの場合、少ししか威力が上がらない。
ワイルドボルト
10まんボルト
ほうでん
130(195)
かみなりのキバ
ボルトチェンジ
120(180)
ダイフェアリーじゃれつく130場:MFドラゴンなど。ダイサンダーやほっぺすりすりと相性が悪い。
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴くさ。晴れで2発目から威力1.5倍。かみなりと相性が悪い。
ニトロチャージ100
ダイアースあなをほる130味方:D↑でんき。通常時のあなをほるはかなり使いにくい。
ダイサイコサイコファング130場:PFかくとうなど。頑丈顎サイコファングとほぼ同じ威力。
ダイサンダーと相性が悪いが、速いので先制技封じは嬉しいところ。
ダイアークかみくだく130相手:D↓ゴーストなど。頑丈顎かみくだくと威力があまり変わらない。
特殊型なら追加効果の耐久崩しが嬉しいが威力低め。
バークアウト110
ダイアタックハイパーボイス130相手:S↓元から速いので抜きたい相手は少なめ。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる猛攻をしのぐ場合に。

型考察 [編集]

そうでん+じゅうでんち型 [編集]

特性:がんじょうあご
性格:ようき推奨
努力値:AS252ベース
持ち物:じゅうでんち
確定技:そうでん/かみなりのキバ
優先技:ほのおのキバ/サイコファング/かみくだく
選択攻撃技:ほっぺすりすり/からげんき/ニトロチャージ/あなをほる/じゃれつく
選択補助技:あまえる/かいでんぱ

そうでんで電気タイプ化した相手の技を半減で受け、じゅうでんちを発動して火力アップを図る型。
パルスワン自身は紙耐久だが相手の技を確実に半減できるので、よほどの高火力技でない限りある程度の攻撃は耐えられる。
他に同じことができるのはエレザードのみ。物理型で育成すれば差別化はほぼ必要ない。

相手のダイマックス技やキョダイマックス技も電気タイプ=ダイサンダーになるため、こちらの技スペースやダイマックス枠を節約しつつエレキフィールドを展開させて一方的に電気技の火力を上げることも可能。
キョダイラプラスをはじめとしたキョダイマックス技に依存した戦術を大きく狂わせることもでき、パルスワンよりも速いキョダイマックスポケモンは存在しないため、紙耐久ながらキョダイマックスキラーとしての活躍も見込める。

物理アタッカー型 [編集]

特性:がんじょうあご
性格:ようき/いじっぱり/むじゃき(ボルトチェンジ採用時)
努力値:AS252ベース
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/こだわりハチマキ/きあいのタスキ/ふうせん/ラムのみ
確定技:かみなりのキバ
優先技:ほのおのキバ/かみくだく/サイコファング
選択攻撃技:じゃれつく/あなをほる/ほっぺすりすり/ニトロチャージ/ボルトチェンジ
選択補助技:ビルドアップ/みがわり/エレキフィールド

がんじょうあごで強化されたキバ系の技で攻める高速アタッカー型。

電・炎・悪・超・妖の広範囲を攻めることができるのが長所。レジエレキとはサブウェポンの有無で差別化しやすい。
電気以外の技はパーティと相談して決定する。

「あなをほる」はダイマックスが選択肢に入る場合に選択。
キョダイラプラスが増加したのでサイコファングを優先技に。かわらわりとは違いじゃくてんほけんを恐れずに立ち向かえる。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252ベース
持ち物:こだわりメガネ/きあいのタスキ/いのちのたま/ふうせん
確定技:10万ボルトorかみなり
優先技:ほっぺすりすり
選択技:ボルトチェンジ/ハイパーボイス/バークアウト/みがわり/エレキフィールド

特殊技で攻める型。意表は突けるもののとにかく技範囲が狭い。
純粋に扱うだけではライボルトレジエレキが立ち塞がる為、差別化になるほっぺすりすりの習得を優先したい。

流石にC90でアタッカーを任されるには火力補助系のアイテムを持たせるか特性が発動していないと厳しく、倒しきれない場面も増えることには留意。

【ダブル】そうでんサポート型 [編集]

特性:がんじょうあご/かちき
性格:ようき/おくびょう
努力値:HS252ベース
持ち物:ふうせん/エレキシード/のどスプレー/オボンのみ
優先技:そうでん/まもる
物理技:かみなりのキバ/ほのおのキバ/じゃれつく/サイコファング/ほっぺすりすり
特殊技:10万ボルト/かみなり/ほうでん/ボルトチェンジ/バークアウト/ハイパーボイス/ライジングボルト
変化技:てだすけ/ほえる/とおぼえ/あまえる/かいでんぱ/エレキフィールド

高速と優秀な補助技の数々を活かしダブルでのサポートに回る型。
てだすけやとおぼえで相方の火力を補強したり、ほうでんやほっぺすりすりで麻痺をばら撒いたり、バークアウトで特殊耐久を補強したりなどできる。

準専用技のそうでんは選んだ相手の技を電気タイプ化する。地面タイプの味方に来る水技や草技を電気タイプにできれば無傷にできる。
相手のダイマックス技をダイサンダー化できればエレキフィールドも貼れて美味しい。
相手の技を電化した場合でも、パルスワン自身に来るといまひとつのダメージを喰らってしまう。過労死に注意。
優先度がないので自分より速い相手に使ってもまったく意味がない。S低下時は要注意。
ひらいしん持ちは天敵。そうでんが吸われてしまい、型のコンセプトが破綻してしまう。

同じことができるポケモンにエレザードがいる。
特殊アタッカーとしては向こうが優れているが、補助技のラインナップではこちらが勝る。

威嚇の飛び交うダブルではかちきの発動機会が多い。
元の特攻がそれなりに高いゆえ、1度発動するだけでCに振ってなくてもアタッカーとして活躍できるようになる。

鎧の孤島でかちきとライジングボルトを獲得。
サポーターとして居座っているあいだ各種能力低下の択を咎められること、相手のダイマックス技をダイサンダー化する機会の多さから、どちらもこの型との相性はいい。

  • パルスワンに限らないが、サポーター業を放棄してアタッカーへと転じる際はどのくらいダメージが入るのかをよく考慮しておきたい。参考までに、無補正H252D4ガオガエンに対して、特攻2段階上昇無補正C252の威力140ダイサンダーでぴったり確定一発。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対パルスワン [編集]

注意すべき点
高いすばやさが特徴。攻撃・特攻も平均以上。
両刀気味の種族値のため、広い技範囲を持つ物理・高い威力を持つ特殊、攻撃されるまでどちらかわからない。
物理型ならいかくが有効だが、特性がかちきの特殊型だった場合は逆効果になってしまう。
ダブルでは優秀なサポート技を駆使して味方のサポート&敵への妨害を行う。
対策方法
耐久はもろい。じめんタイプへはあまえるで嫌がらせするぐらいでしか抵抗できないので、後出しして地震を撃つだけで簡単に倒せる。
技範囲が広いのでほのおフェアリーが4倍の相手は注意。

外部リンク [編集]