ドラミドロ [編集]
No.691 タイプ:どく/ドラゴン 通常特性:どくのトゲ(接触技を受けると30%の確率で相手をどく状態にする) どくしゅ(接触技で攻撃した相手を30%の確率でどく状態にする) 隠れ特性:てきおうりょく(自分の使うタイプ一致技の威力が1.5倍でなく2倍になる) 体重:81.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
類似特殊竜 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドラミドロ | 65 | 75 | 90 | 97 | 123 | 44 | 494 | どくのトゲ/どくしゅ/てきおうりょく |
レジドラゴ | 200 | 100 | 50 | 100 | 50 | 80 | 580 | りゅうのあぎと |
ヌメルゴン | 90 | 100 | 70 | 110 | 150 | 80 | 600 | そうしょく/うるおいボディ/ぬめぬめ |
どく×ドラゴン複合の一角。他はアーゴヨンと禁止級のムゲンダイナのみ。
てきおうりょくによる高火力と、ドラゴン無効のフェアリーに対しどく技で一致弱点を突ける優れた一貫性が魅力。
その破壊力は禁止級を除くと、ドラゴンタイプではレジドラゴに次ぐ2位、どくタイプとしては1位。
特防も高めで、鈍足の重火力アタッカーとして運用される。
ただし火力はてきおうりょくが前提であり、サブウェポンは元の特攻種族値が控えめなのもあって火力不足気味。
一致双方に無効相性が存在することも事実であり、多耐性、鈍足とサイクル戦向けの特徴を持ちながら無償降臨を許しやすい。
同タイプのアーゴヨンがアタッカーとしてはシンプルに使いやすいのもあり、採用率では水を開けられてしまっているのが実情。
特に一致技の通りが悪いはがねへの有効打が、命中不安なきあいだましか無い点が不安要素。
第八世代ではめざめるパワーが廃止、本格的にはがねの相手が難しくなった。
他に特に問題のある技は失っておらず、種族値との相性は今ひとつながら交代技のクイックターンを覚えた。
多少サイクル戦の適性が高くなったが、基本的には前作からほとんど変わらない運用が基本となるだろう。
アーゴヨンとの差別化は種族値配分の違いから自然と為されるが、優位点とするならば多少工夫が必要。
鈍足を逆手に取ったトリックルーム下のエースとしての運用、あちらは習得しないみず技の採用など。
初動の遅くなるダイアシッドも、耐久が比較的高めなドラミドロならばアーゴヨンよりも活用しやすくはある。
現環境ではダイジェットの跋扈により、こごえるかぜを習得する点も有用な差別化点となっている。
クズモーの考察はノートにあります。
特性考察 [編集]
- どくのトゲ
- 接触攻撃を受けた場合に3割の確率で相手を毒状態にする。
確実性に欠ける上、毒or鋼タイプや毒無効特性のポケモンには効果がない。
誘う弱点技の氷・地面・エスパー技はいずれも非接触技が多く、
鋼タイプを強く呼び寄せることも考えるとミスマッチと言える。
- どくしゅ
- 接触攻撃時に3割の確率で相手を毒状態にする。
どくのトゲ同様、確実性がない上に猛烈に鋼タイプを呼ぶポケモンであるため、発動機会は極めて限定的。
A種族値が低い上、習得可能な接触物理技の威力も全体的に低いので選択する利点も薄く、基本的に候補にはならない。
- てきおうりょく
- 隠れ特性。デメリットなしで非常に高い一致火力を得られ、強化アイテムがあれば鋼タイプにも相当なダメージが狙える。
毒タイプを持つためフェアリーも出てきにくく、有利対面でドラゴン技を撃ちやすいことがポイント。
この特性による超火力がドラミドロの個性かつ最大の強みであり、他の特性が使いづらいのもあって基本これで確定。
トレース持ちには注意。一致技で弱点を突かれやすい。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 適応力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 260 | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。超火力だが連発には向かない。撃ち逃げ向き。 半減でも威力130と等倍きあいだま以上の威力。 | |
りゅうのはどう | 竜 | 85(127) | 170 | 100 | - | タイプ一致技。性能安定。りゅうせいぐんとの両採用もあり。半減時威力85。 | |
ヘドロウェーブ | 毒 | 95(142) | 190 | 100 | 毒10% | タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。 ドラゴン技同様半減でも削りが狙えるが鋼タイプに無効化される。 | |
ヘドロばくだん | 毒 | 90(135) | 180 | 100 | 毒30% | タイプ一致技。追加効果発生率では勝る。 | |
ベノムショック | 毒 | 65/130 (97/195) | 130/260 | 100 | - | タイプ一致技、状況限定だが毒技最高火力。どくどくやどくびしとあわせて。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 鋼対策として十分な威力を持つがいかんせん命中率が低い。 これだけではひこう・むしとの複合やギルガルドが辛い。 | ||
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対ゴースト・エスパー。鋼にも等倍で通り、 ギルガルドとフェアリーの並びに一貫する。 | ||
ハイドロポンプ | 水 | 110 | 80 | - | 対岩・地面。鋼にも等倍。命中難。 | ||
なみのり | 水 | 90 | 100 | - | ハイドロポンプと選択。命中安定。 | ||
ねっとう | 水 | 80 | 100 | 火傷30% | 追加効果狙いなら。威力は低い。 | ||
かみなり | 電 | 110 | 70 | 麻痺30% | 水・飛行に抜群で鋼にも等倍。鋼+水or飛行の並びに一貫。雨と合わせて。 | ||
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | かみなりと選択。命中安定。 | ||
こごえるかぜ | 氷 | 55 | 95 | 素早↓100% | 追加効果が優秀。鈍足なため自身への恩恵は少なめ。後続サポートに。 | ||
物理技 | タイプ | 威力 | 適応力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
げきりん | 竜 | 120(180) | 240 | 100 | 行動固定 | タイプ一致。行動固定が痛い。 | |
スケイルショット | 竜 | 25*2~5 (37*2~5) | 50*2~5 | 90 | 防御↓ 素早↑ | タイプ一致。Bが下がるが、低速の相手なら追い抜ける様に。 | |
ドラゴンテール | 竜 | 60(90) | 120 | 90 | 優先度-6 相手交代 | タイプ一致。積み技対策や、どくびしとあわせて。 | |
ダストシュート | 毒 | 120(180) | 240 | 80 | 毒30% | タイプ一致。高威力・命中難。非接触。 妖は防御の低い相手が多いので、ダメージに期待できる。 特殊型で採用する手も。 | |
アクアテール | 水 | 90 | 90 | - | 対岩・地面。鋼にも等倍。やや命中不安。 | ||
たきのぼり | 水 | 80 | 100 | 怯み20% | アクアテールと選択。命中安定。 | ||
クイックターン | 水 | 60 | 100 | 自分交代 | 鈍足を活かして後攻交代に。威力は低い。 | ||
とびはねる | 飛 | 85 | 85 | 溜め技 麻痺30% | ダイマックス枯らしに。命中難。 | ||
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||||
どくどく | 毒 | 必中 | 耐久型対策。自身のタイプにより必中。 | ||||
どくびし | 毒 | - | 設置技。ベノムショックやドラゴンテールとあわせて。 | ||||
くろいきり | 氷 | - | 起点回避技。相手の積みとりゅうせいぐんでのCダウンをまとめてリセットできる。 |
- ダストシュートの採用について
- ※こだわりメガネ、いのちのたまの場合はヘドロウェーブでも事足りるため、採用する場合はとつげきチョッキや回復アイテム等の場合に。
- アシレーヌなどの防御<特防のフェアリーを意識する場合、ダストシュートの採用はアリ。
りゅうせいぐんのCダウンを気にせず撃てるのも強み。
ニンフィアがH振りの場合、ヘドロウェーブはC特化でも特性込みで確2だが、ダストシュートなら無補正無振りでも特性込みで確1。 - H振りマリルリはC特化ヘドロウェーブで確1なので、基本的にダストシュートでの確定数を考慮する必要はない。
ただし、とつげきチョッキ対策として敢えて物理で攻める場合、努力値を振らないと耐えられる可能性が高い。
H振りマリルリに対してダストシュートはA60振り特性込みで50%の乱1、A148振り特性込みで確1となる。 - トゲキッスはH無振りならC特化ヘドロばくだんで確1だが、H252振りを確定で突破したい場合、A補正なし特性込み200振りでダストシュートを使う必要がある。
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 適応力 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ダイドラグーン | げきりん | 140(210) | 280 | 相手:A↓ | 一致技。追加効果により不安な耐久を補える。フェアリーを誘いにくく扱いやすい。 | |
りゅうせいぐん | ||||||
りゅうのはどう | 130(195) | 260 | ||||
スケイルショット | ||||||
ダイアシッド | ダストシュート | 95(142) | 190 | 味方:C↑ | 一致技。威力は控えめ。積み技として。 | |
ヘドロウェーブ | 90(135) | 180 | ||||
ヘドロばくだん | ||||||
ベノムショック | 85(127) | 170 | ||||
ダイナックル | きあいだま | 95 | 味方:A↑ | 対はがね・いわ。必中になるが威力が下がる。4倍狙いで。 追加で攻撃が上がるが特殊型とミスマッチ。 | ||
ダイサンダー | かみなり | 140 | 場:EF | 対みず・ひこう。眠り無効化、ミストフィールドの除去にも。 | ||
10まんボルト | 130 | |||||
ダイストリーム | ハイドロポンプ | 140 | 天候:雨 | 一貫性の高い技。雨で2発目から威力1.5倍。かみなりとあわせて。 | ||
なみのり | 130 | |||||
ねっとう | ||||||
ダイアイス | こごえるかぜ | 110 | 天候:霰 | 対じめん。追加効果ときあいのタスキが相性悪め。 こごえるかぜ2発と威力は同じ。 | ||
ダイホロウ | シャドーボール | 130 | 相手:B↓ | 対ゴースト。自身は追加効果の恩恵を得にくい。 | ||
ダイジェット | とびはねる | 130 | 味方:S↑ | 追加効果で加速できるが最速でも90族と抜ける範囲は非常に限られる。 | ||
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックス枯らし等に。 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:てきおうりょく
性格:ひかえめ/れいせい(トリルorダストシュート採用時)
努力値:HCベースにA調整
持ち物:こだわりメガネ/とつげきチョッキ/きあいのタスキ/いのちのたま
確定技:りゅうせいぐん/ヘドロウェーブorヘドロばくだん
選択技:きあいだま/りゅうのはどう/シャドーボール/ハイドロポンプorなみのり/かみなりor10まんボルト/ダストシュート/クイックターン
耐性を活かして有利な相手に繰り出し、一致技を中心に高火力で負荷をかける。
毒技の存在によりドラゴン技読みのフェアリーは出てきづらい一方、鋼タイプを強烈に呼ぶ。
半減りゅうせいぐん>等倍サブウェポンなので、うち逃げの場合は後続に鋼タイプがいても基本はドラゴン技を撃ったほうがよい。
半減でもこだわりメガネりゅうせいぐんはH252ギルガルドを44.3〜52.7%削る火力がある。
タイプ一致技が1.5倍→2倍とはいえ、特攻種族値が高くはないので基本はこだわりメガネなどの火力アップアイテムを持たせたい。
鈍足で被弾回数がかさみやすいため、とつげきチョッキを持たせて特殊への繰り出し回数を確保するのもあり。
上述のように基本は半減でも一致技のほうが威力が出やすいため、サブウェポンは特定のポケモンや並びに対するピンポイントでの採用となる。
その中でもきあいだまは一致技の通りにくい鋼に通るため、他のサブウェポンより優先される。
命中も低く特殊型で使う場合はダイナックルの相性が悪いので選択技に降格。
その他のサブウェポンはどうしてもピンポイントになりやすいため、パーティの呼ぶ仮想敵に合わせて選択すること。
ダストシュートを採用する場合はAに下降補正が掛からない性格を推奨。
れいせいでSVならちょうど最遅ギルガルド抜かれ(実数値57)になり、H252ブレードフォルムをこだわりメガネりゅうせいぐんで半減で確1にできる利点もある。
すばやさ調整について |
相性考察 [編集]
- ドータクン
- ドラミドロの弱点をドータクンがすべて半減以下にでき、ドータクンの弱点の炎にドラミドロが強い。
さらにドータクンのトリックルームで、素早さの低いドラミドロをサポートできる。
ただし、悪・ゴーストが共に一貫し、特性「かたやぶり」のじしんには共に弱点を突かれる。
- エアームド、アーマーガア
- ドラミドロの氷以外の弱点を全て半減以下に。一方ドラミドロはエアームドやアーマーガアの苦手な炎や電気に耐性を持つ。
また彼らはドラミドロに後出しされやすい鋼タイプやフェアリータイプにも、高威力ボディプレスもしくは一致鋼技で圧力をかけられることもあり、サイクル有利に持ち込みやすい。
前者はステルスロック+ふきとばしやがんじょうによる安定性、後者は特性により能力ダウンを受け付けないなど相方としての性能は一長一短。
対ドラミドロ [編集]
- 注意すべき点
- 特性てきおうりょくにより、一致技の威力が高い。特にりゅうせいぐんは脅威的。
毒複合なのでフェアリーも出しづらい。
特防が高く4倍弱点も無いため、特殊技では一撃で落とせず返り討ちにあうことも。
- 対策方法
- 鋼タイプなら一致技を両方半減以下に抑えられる。
ギルガルドならきあいだまも無効だが、明確な有効打を持たず後攻メガネりゅうせいぐん等で処理されてしまうこともあるため微妙。
防御は低く鈍足なので、ドリュウズ等で上から弱点を突くのが手っ取り早く安全。交代読みきあいだまには注意。