ムゲンダイナ [編集]
No.890 タイプ:どく/ドラゴン 特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす) 体重:950.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
同特性禁伝特殊竜 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ムゲンダイナ | 140 | 85 | 95 | 145 | 95 | 130 | 690 | プレッシャー |
ディアルガ | 100 | 120 | 120 | 150 | 100 | 90 | 680 | プレッシャー/テレパシー |
パルキア | 90 | 120 | 100 | 150 | 120 | 100 | 680 | プレッシャー/テレパシー |
第八世代第3の禁止伝説であり3体目のどく・ドラゴン。禁止伝説では初となるどくタイプである。
近年の伝説ポケモンでは珍しく特性がプレッシャーだが、その分ムダの無い能力値配分。
ダイマックスできないというデメリット仕様があるが、ダイマックスした相手に威力2倍になる専用技ダイマックスほうを持つ。
- アタッカー型
同複合のアーゴヨンを一回り強化したような種族値で長所も同様。
C145からの専用技(一致ドラゴン技)を軸にダイマックスによる強引な受けをも許さない。
フェアリー相手は一致毒技、はがねにはサブウェポンの炎技があるので補完にも優れている。
どくタイプではクロバットと並び最速、ドラゴンでもドラパルトに次ぐ速さであり対面性能も高い。
- 耐久型
禁止伝説級としては並のBDだが、HPの高さによって総合耐久指数は同条件レジギガス(HBD110)を僅差で上回っている。
S130からの先手コスモパワーにより実際は数値以上に固い。自己再生、必中どくどく、特性プレッシャーなどの要素が噛み合い非常に堅牢。
耐性7と多めなのでサイクル適性も低くない。
さすが禁止伝説級だけあって上記はどちらも高性能であり、判別を読み違えると1匹でPTを崩壊させられることも珍しくない。
ただし同期のザシアン(剣王)は禁止伝説環境で採用率1位をキープし続けており、一致技双方を無効にしてくる厄介な相手。
耐久無振りの場合、A252+攻撃一段階上昇のサイコファングが乱数1発。こちらはかえんほうしゃで耐久無振りザシアンを確2。
Sで上を取られているため剣舞の起点にされてしまうとそのまま全抜きを許しかねない。
幸いこちらは持ち物が自由なので、そこで相手の計算を狂わせたい。
なおHPの高いポケモンの例に漏れず、耐久に振る場合はHPよりBDに振った方が硬くなる場合がある。
例として、CorSに252振った余りを耐久に振る場合、H180B36D36(C4orS4)で振ると一番効率が良い。
専用技ダイマックスほうはアンコールが効かないことが確認されている。
他にもさいはいで出せない・ねごとで選ばれないなど仕様に特殊な部分が多いため注意が必要。
なお、近い技効果を持つきょじゅうざん及びきょじゅうだんはこれらの仕様に当てはまらない。
10月21日(金)より色違いのムゲンダイナが配布された。
しかし6Vで配布されており攻撃の個体値が最大になっている。あまり実戦での使用は推奨されない。
特性考察 [編集]
- プレッシャー
- 第2特性と隠れ特性は無く、これのみ。
禁伝ではおなじみPPを1多く削る特性。
アタッカー気質のムゲンダイナだが耐久も十二分に高く、多耐性、4倍なし、コスモパワーなどの存在から相性は良好。
アタッカーでもスカーフ判定に使えるため腐りにくい。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ダイマックスほう | 竜 | 100(150) | 100 | ダイマックス相手に 威力2倍 | 一致技。性能安定。アンコール無効。 「ほう」と付くがぼうだんには無効化されない。 | |
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 90 | C↓↓ | 一致技。撃ち逃げ用。 基本的にダイマックスほうでよいが、瞬間火力を求める場合に。 | |
ムゲンダイビーム | 竜 | 160(240) | 90 | 次ターン行動不能 | 一致技。最大火力。みがわりとセットで使うか、散り際やラス1に。 | |
ヘドロばくだん | 毒 | 90(135) | 100 | 毒30% | 一致技。対妖。毒発生率が高めで単体攻撃なので、シングル・ダブル共に有用。 | |
ヘドロウェーブ | 毒 | 95(142) | 100 | 毒10% | 一致技。対妖。ダブルでは味方も巻き込むため、隣に鋼かテレパシー持ちが欲しい。 役割対象であるゼルネアスに対し、 相方の「このゆびとまれ」や「いかりのこな」で妨害されなくなる。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | 鋼に通るサブウェポン。だいもんじは覚えない。 | |
マジカルフレイム | 炎 | 75 | 100 | 特攻↓100% | 同上。威力は火炎放射に劣る。受けに重点を置くなら。 | |
メテオビーム | 岩 | 120 | 90 | 特攻↑ 溜め攻撃 | 1ターン目でC上昇、2ターン目に攻撃。補完としてはイマイチだが、 パワフルハーブと併せることで積みながら殴れる高性能技に。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対超霊。こだわり型用。ソルガレオやルナアーラに刺さる。 | |
ラスターカノン | 鋼 | 80 | 100 | 特防↓10% | 対岩。こだわり型用。 | |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め攻撃 | 対水地面。味方のひでりとあわせて。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ドラゴンテール | 竜 | 60(90) | 90 | 優先度-6 相手交代 | 一致流し技。起点化回避。どくどくやどくびしとあわせて。 ザシアンなどのフェアリーには無効。 | |
ぶんまわす | 悪 | 60 | 100 | 全体攻撃 | 味方のじゃくてんほけん発動にはA無振りのが都合が良い。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
どくどく | 毒 | 必中 | 厄介な特殊受けに。 | |||
どくびし | 毒 | - | サポート用。鋼と飛やふゆうに無効化され、毒タイプに解除される。 | |||
じこさいせい | 無 | - | 回復技。どくどくとセットで耐久型に。 | |||
コスモパワー | 超 | - | 元々高めな耐久をさらに引き上げる優秀な積み技。 | |||
りゅうのまい | 竜 | - | 自分がじゃくてんほけんを持つ場合など物理技を使う余地があるなら。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 素早さ二段階上昇。ミュウツーの様に先手を取られたら確一を取られ得る相手が来る前に使う。 | |||
リフレクター | 超 | - | サポート用。物理半減。ダブルでは2/3。速いので使いやすく後続にも生きる。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。特殊半減。それ以外はリフレクターと同様。 |
ダイマックス考察 [編集]
ダイマックス化しない。
ストーリー上では合計種族値1125もある「ムゲンダイマックス」と戦闘する機会があるが、プレイヤー側で使用する手段は今のところ存在しない。
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:プレッシャー
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:CS252
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ/パワフルハーブ/いのちのたま/半減実/とつげきチョッキ
確定技:ダイマックスほう/かえんほうしゃ
優先技:ヘドロウェーブorヘドロばくだん
選択攻撃肢:メテオビーム/りゅうせいぐんorムゲンダイビーム/シャドーボール/ラスターカノン
選択補助技:こうそくいどう/みがわり/まもる/じこさいせい/どくどく
種族値に沿ったアタッカー型。
禁止級には珍しい高い素早さ(130族)を活かすため、Sにはできる限り振っておきたいところ。
これまではおくびょう最速がベターだったが、ゼルネアスを倒すべく、火力を高めたひかえめも台頭するように。
シーズン28現在、下記の耐久型用のくろいヘドロが主流。
他にはメテオビーム用のパワフルハーブと、こだわりメガネが若干数。
その他の持ち物は3%以下に留まっている。
技構成はダイマックス砲と補完の炎技は確定。
ゼルネアス等に対抗できる一致毒技も優先度は高い。
ラスト一枠はパワフルハーブならばコンボ用のメテオビーム。
その他はメガネ型で対ミミッキュの確定数が変わるシャドーボール、瞬間最大火力重視でりゅうせいぐんorムゲンダイビーム、
こだわりアイテム以外なら場持ちを良くするじこさいせい等が候補。
ゼルネアスに対しては、お互いの調整や持ち物次第。
おくびょうC252ヘドロウェーブで無振りゼルネアスに対して30%程度の低乱数。控えめであれば80%の高乱数。
耐久振りだと耐えられるが、いのちのたまorメガネであればH252でも上から確一。
アタッカー型は火力アップアイテムが主流のため、対面であれば基本的に有利と言える。
一方で倒しきれないと、ジオコンを積まれて返しのムーンフォースで確一にされる。
積まれるとスカーフでも抜けないので、基本ではあるが積むチャンスを与えない事が重要。
ちなみに臆病HP44 C212 S252で、自身のダイマックスほうが確2になる。
スカーフメタモンにコピーされてもメタモンのダイマックスほうを耐えつつ自身のダイマックスほうで返り討ちにできる。
メタモン対策としては効果的な一方で、火力アップアイテムを持てないので突破力が下がり、
前述のゼルネアスも耐久無振りでも低乱数になるなど、不利になる相手も増えてしまうので注意。
メタモン対策であれば、控えめC特化でとつげきチョッキ等も考えられる。
マックスレイドバトルに関する考察をノートに移動させました。
耐久型 [編集]
特性:プレッシャー
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:H204or196 + B252orD252orS252
持ち物:くろいヘドロ
確定技:コスモパワー/じこさいせい/どくどく/かえんほうしゃorマジカルフレイム
コスモパワーで要塞化しながら、どくどくで相手を削り切る耐久型。
弱点はメジャーながらも4倍弱点がないため、一度積んでしまえば簡単には落とされない。
じこさいせいで受け切れれば、プレッシャーでPP切れも狙える。
毒の効かない鋼は炎技で対策する。遂行速度を速めるかえんほうしゃか、特殊受けが出来るマジカルフレイムの選択。
欠点は遂行速度の遅さ。
つるぎのまい、わるだくみ等の積み技に対しては、炎弱点でもない限り分が悪い。
また汎用的な耐久型対策のこだわりトリック、ちょうはつ等も普通に有効。
積み耐久型の宿命として、急所による事故も怖い。
最大の強みは、行動するまでアタッカー型とは全く見分けがつかず、しかし対策は全く異なること。
積み技やちょうはつは耐久型対策としては効果的だが、アタッカー型だった場合に自殺行為となる。
しかしアタッカー対策でメタモンなどが来れば、耐久型にとっては格好の起点となる。
相手視点では、形が判明するまで迂闊な対策行動をとりにくく、
その隙にコスモパワーやどくどくを入れてしまうことで、その後を有利に立ち回ることが出来る。
環境の変遷に伴い、コスモパワーを切ってダイマックスほうを採用したアタッカーとの複合型も増加傾向にある。
努力値は大別して耐久振りか、上からコスモパワーを積むためのS振りの二択。
Hはヘドロを持たせるため、16nもしくは16n+1で調整したほうが効率が良くなる。
先発サポート型 [編集]
特性:プレッシャー
性格:おくびょう
努力値:S252 +C252 or H184 B36 D36
持ち物:ひかりのねんど/くろいヘドロ/オボンのみ/だっしゅつパック
確定技:リフレクターorひかりのかべ(両立可)
優先技:どくどくorどくびし(両立可)
攻撃技:ドラゴンテール/ダイマックスほうorりゅうせいぐん/ヘドロウェーブ/かえんほうしゃorマジカルフレイム
選択技:じこさいせい
禁止級の数の制限のない6vs6などで使える型。
高い素早さと安定した耐久から、壁を展開する。
必中どくどくと、禁止級では珍しいどくびし習得も特徴。
禁止級には少ないが、どくタイプはどくびしを解除してくるので注意。相手のムゲンダイナには警戒したい。
一致技はどちらも無効タイプがあるため、1ウェポンの場合には炎技も選択肢。
起点回避はドラゴンテールorりゅうせいぐん+脱出パック。
ただし、どちらもフェアリーには無効で、脱出パックはいかく等で発動してしまうなど若干不安定。
相性考察 [編集]
対ムゲンダイナ [編集]
- 注意すべき点
- 伝説ポケモンの高ステータスをバランス良い種族値に仕立てた特殊アタッカー。
ダイマックスほうにヘドロばくだん、かえんほうしゃと技数は少ないものの、最低限の攻撃範囲を揃えている。
ダイマックスほうの効果により、ドラゴン技が等倍以上で通る場合はダイマックスで耐久を誤魔化す動きは不可能であることは承知しておこう。
高い素早さ、耐久値からのコスモパワー、じこさいせい、どくどくなど耐久型に適した技を多く覚え、対策ポケモンがいなければほぼ詰んでしまう。
かと言って耐久型と決めつけて行動するとC145からの一致ダイマックス砲が飛んでくる可能性がある。
- 対策方法
- より素早さの高いドラパルトやトリックルームで先手を取る。幸いにも先制技は無い。
はがねタイプのポケモンではかえんほうしゃで痛手を負いがちなので、オッカのみで対策を。
アタッカー型にはバドレックス黒馬の一致エスパー技なども有効。
コスモパワーなどの耐久型は役割遂行速度が遅くダイマックス砲、毒技を切っていることも多い。
落ち着いて挑発やトリックなど耐久型対策を。ランドロスやゼクロムなどの剣舞、龍舞の起点にしてしまうのもアリ。
対策可能な禁止伝説ポケモン(一例) |
対策可能な一般ポケモン |
有効な戦術 |