ヤドラン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

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ヤドラン [編集]

No.080 タイプ:みず/エスパー
通常特性:どんかん(メロメロ状態にならない、ちょうはつ・いかくを無効化)
     マイペース(混乱状態にならない、特性いかくを受けない))
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :78.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/エスパー/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

みず×エスパー複合タイプの一角であり、ほぼ全ての世代でメジャーな物理受けの一角を担う。
数字上の物理耐久がブラッキー並、かつ耐性が優秀でかくとうこおりほのおを半減。
再生回復を所持している上にさいせいりょくによりサイクル戦にも強く、生半可なアタッカーには崩されない。
鈍足だが特攻もそこそこあり、サブウェポンにも高威力の物が多く、トリックルームと合わせアタッカーになることも可能。
どんかんによるちょうはつ耐性もあり、画一的な対処が難しいポケモン。

第八世代ではわるだくみ、アシストパワー、ボディプレスを獲得。火力の出力が早くなった。
更に念願の高威力みず技、ハイドロポンプも習得し、火力面が大幅に強化。
ダブルにおける主力技としてだくりゅう、ワイドフォースが使用可能に。総じてかなりの強化が為された。
反面おさきにどうぞ、どくどく、リサイクルは剥奪。とはいえどれもそこまで必須の技では無い。
新たにリージョンフォームが登場したが、数値上の耐久指数はこちらが勝る。

物理受けとして有用な選択肢だったメガシンカが廃止された一方、新要素であるダイマックスとの相性はなかなか優秀。一致技で続く攻撃の火力を強化できる。
元々技範囲が広く、任意の追加効果を得ることに長じる。ひこう技は覚えないが、元々鈍足すぎてほとんど影響は無い。
耐久面も更に底上げされ、ダイマックス中のダメージは手元に戻せばさいせいりょくで回復できる。
総じて第八世代の追加要素、仕様がヤドランに追い風となるものが多い。

反面、環境に強力な物理アタッカーが増加し、ヤドランでも受けきれない相手も多い。
苦手なゴーストが跋扈しているのも辛く、新顔のドラパルト、続投したミミッキュは本作のトップメタ。
一致ダイホロウで強みの物理耐久を潰されてしまうのも厳しく、またゴーストが跋扈したことで、
そのメタとしてあくも採用率を伸ばしており、仕様に恵まれた割に環境的には仕事がしづらいと言わざるを得ない。



特性考察 [編集]

どんかん・マイペースは第8世代でいかくを無効化する効果を得たが、原種ヤドランにはほぼ関係ない。

どんかん
ちょうはつを無効化できるので、サポート性能が高まる。
いやしのはどう等も覚えるので、ちょうはつで止まらないダブルバトルのサポート役も可能。
かたやぶりで貫通して挑発状態にされても直後に回復するため問題は無い。
マイペース
混乱を防ぐ。第8世代でいばるの習得者が激減したため、活きる機会が大幅に減った。
汎用性ではどんかんやさいせいりょくに劣るため、候補外。
さいせいりょく
隠れ特性。サイクル戦を重視するならこの特性。十分な体力を維持しつつ何度も受け出ししていける。高耐久のヤドランと噛み合っているので基本的にはこれ。
いえきやスキルスワップ等何らかの方法でさいせいりょくを消された場合は交代しても回復しないので注意。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-高火力の水技。最大火力。
なみのり90(135)100-自身のでんじはやどくどく、
あくびを邪魔したくない場合に採用。
ねっとう80(120)100火傷30%火傷で物理アタッカーの弱体化を狙えるが、補助技と相談。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%格闘タイプへの遂行技。水タイプにも通る。
サイコショック80(120)100-特防の高い相手を意識するなら。
だいもんじ11085火傷10%鋼タイプに対する遂行技。また呼びやすい草・虫タイプに有効。
無補正C振りでH振りナットレイを確1、D特化ハッサムを高乱1(87.5%)。
かえんほうしゃ90100火傷10%上の弱化技、命中率が気になるならこっち。
Cに振らない場合はだいもんじと確定数が変わらないことも多い。
れいとうビーム90100凍り10%対ドラゴンや、草タイプに対して。
ふぶき11070凍り10%命中が不安だが威力が欲しい場合に。
くさむすび20~120100-ブルンゲル、ヤドランミラーや水・地面タイプなどに。
ボディプレス80100-はがね。高い防御と好相性。命中安定。
きあいだま12070特防↓10%対悪タイプ。命中不安。
イカサマ95100-積んで強行突破を狙う相手を止める。
変化技タイプ命中備考
なまける-高速再生技。さいせいりょくだけで間に合う場合も多い。
でんじは90麻痺弱体化によりS4振りでは無振り80族までしか抜けなくなった。
後続サポートと割り切ればまだ使えるが呼ぶ電気には無効。
あくび-交換読みで当てて相手を流す。
トリックルーム-発動要員兼アタッカーができる。特性どんかんでちょうはつを受けない。
てっぺき-もともと高い防御がさらに高くなる。
ドわすれ-Dを2段階UP。積めば両受けも不可能ではない。
わるだくみ-火力を強化できる。
めいそう-火力と特防を強化し要塞化。
いやしのはどう-ダブル専用。味方のサポートをするなら。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームハイドロポンプ140(210)天候:雨メインウェポン。雨で2発目から威力1.5倍。相手のかみなりに警戒。
なみのり130(195)
ねっとう
だくりゅう
ダイサイコみらいよち140(210)場:PFメインウェポン。フィールド補正で超技威力1.3倍。
先に張れればふいうち・かげうち・であいがしら等の苦手な先制技を防げる。
サイコキネシス130(195)
サイコショック
ワイドフォース
アシストパワー
ダイアイスふぶき140天候:霰水技との補完に優れる。ダイストリームとは相性が悪いが、ふぶきと相性が良い。
れいとうビーム130
ダイバーンだいもんじ140天候:晴対草虫氷鋼。水技との相性は最悪。
かえんほうしゃ130
ダイナックルきあいだま95味方:A↑対悪鋼。必中になるが威力が低い。Aアップによりイカサマリスク増大。
ボディプレス90
ダイソウゲンくさむすび130場:GF対水。回復は高耐久と相性が良いが相手の草強化に注意。
ダイアシッドゲップ95味方:C↑フェアリー、条件なしで使える技。殴りながら高い特殊火力をさらに強化。
ダイアークイカサマ130相手:D↓ダメージは期待できない、火力補強手段として。
イカサマでも自分の攻撃力を使って攻撃するため注意。
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑追加効果が優秀だが物理技。現環境ではダイアシッド優勢。
ダイアタックはかいこうせん150相手:S↓使っても抜ける相手は皆無。トリルとの相性×
トライアタック130
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らしに。

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:ずぶといorのんき(トリックルーム採用時)
努力値:HP252 防御252 を基本に調整
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ/ラムのみ
確定技:なまける/ねっとう
選択攻撃技:サイコキネシス/だいもんじ/れいとうビームorふぶき/ボディプレス
選択変化技:でんじは/あくび/トリックルーム/てっぺき

第5世代からある物理受けヤドラン。 第7世代ででんじはの素早さ下降が1/4→1/2になり、素早さ51調整の意味は薄れた。
↑一応麻痺込みで素早さ調整をすると、近いラインでは素早さ52の準速50族抜き、53の無振り85族抜きがある。

HPの努力値は244振り(実数値201)にすることにより、さいせいりょくの回復量が最も効率的となる3nと
なまけるの回復量が最も効率的となる2n+1を両立できる。
H244 防御252まで振ると鉢巻ファイアローのブレイブバードを確定3発にでき、ゴツゴツメット+なまけるで潰すことも可能。

特性は受けとしては高めの火力からの流し性能があり、サイクル戦での運用がベースになるため、基本的にさいせいりょくを選ぶ。
また役割対象にはちょうはつ持ちが少なく、それらはヤドランの反撃でほぼ一発なためちょうはつを考慮してどんかんを選ぶ必要性はあまりない。

アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorれいせい(トリックルーム時)
特性:どんかん(トリックルームを使う場合)orさいせいりょく
努力値:HP252 特攻252
持ち物:こだわりメガネ/たつじんのおび/いのちのたま/とつげきチョッキ
確定技:ハイドロポンプ/サイコキネシスorサイコショック
選択攻撃技:だいもんじ/れいとうビームorふぶき/きあいだま/くさむすび
選択補助技:でんじはorトリックルーム/なまける/トリック/わるだくみ

ヤドランの特殊技はタイプ一致の水・超を始め、炎、氷、草、格闘とかなり豊富であり、アタッカーとして申し分ない。
特性さいせいりょくならばこだわりメガネで撃ち逃げしつつ特性で回復できる。
反動ダメージをさいせいりょくで回復できるのでいのちのたまもあり。

これだとヤドキングでいい気がする。
↑タイプ、火力、特性が同じで物理受け寄りなタイプ耐性を持ちながらも防御が低いヤドキングはあらゆる点においてヤドランの劣化。
「ヤドキングでいい」と言い張るのなら何か理由をお願いします。
↑誰も言い張ってないしヤドキングの方が特防は高いんだから「あらゆる点において劣化」は言い過ぎ
↑それにしたってタイプ耐性的に特防の高さがあまり意味を成していないヤドキング使う方がいいような状況が全く浮かびませんが。
速攻性重視のトリルアタッカー型で耐久性をそれほど重視しないにしても、耐性が優秀に越した事はありませんし。
(今作からは悪巧みの習得で差別化もできなくなってしまった)
↑耐性だけで判断すべきではない。等倍で撃ち合うシーンは普通にある。例えば対ムゲンダイナにおいてヤドキングはH252D12振るだけで無補正C252ダイマックスほうを確3に抑えられたりする。
もっともデータ上はヤドキングの方がアタッカーとして採用されててヤドランは物理受けでの採用例がほとんどだからヤドランの場合は奇襲気味になるかもしれないけど。
↑↑耐性で言えばヤドランが上。だけどアタッカーのように1発耐えられればそれでいいような場合、
種族値で特殊を受けられてタイプ耐性で格闘や鋼を受けられるヤドキングに分があると言える。

横からだけど、ヤドキングが劣化かどうのこうのってヤドランのアタッカー型で話す事じゃなくないか?
ヤドキングのノートか掲示板・運営方針議論ページで話す方が良いと思うけど

結局ヤドキングの方がいいという結論になったみたいだしこの型は荒れる前にノートに移動でいいんじゃないですかね
↑試しに冷静HCヤドキングを使った結果、「満遍無く一発耐える」事よりも「ヤドランなら耐えられたような物理技を耐えられない」デメリットの方が大きく、結局はヤドランの方が安定するという印象だった。


対ヤドラン [編集]

注意すべき点
優秀な物理耐久、広い攻撃範囲とそれを活かす最低限の火力もある。
でんじは、あくび、トリックルーム、ひかりのかべ、なまける、かなしばり、めいそう、トリックなど優秀な補助技に加え、どんかんならちょうはつも無効。
特性さいせいりょくによりサイクル戦に強く、トリックルームからのアタッカーも存在する。
対策方法
ほぼ物理受けかトリルアタッカーなため、特殊技で弱点を突くのが定石。
ゴツゴツメットの所持率がとても高いので、接触技で攻撃するのは避けたい。
麻痺しない電気タイプのポケモンなら安心して処理できる。
回復はなまけるとさいせいりょくに頼っているので、どくどくを入れてしまうのもよい。
物理アタッカーでも、はたきおとすなどでゴツゴツメットを奪ってしまえば一矢報いることができるだろう。

外部リンク [編集]