ヤレユータン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ヤレユータン [編集]

No.765 タイプ:ノーマル/エスパー
通常特性:せいしんりょく(ひるまない・特性いかくを無効化する)
     テレパシー(ダブルバトルで味方の攻撃に当たらない)
隠れ特性:きょうせい(道具を失った味方に自分の道具を渡す)
体重  :76.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
ノーマル/エスパーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヤレユータン9060809011060490せいしんりょく/テレパシー/きょうせい
イエッサン6065551059595475せいしんりょく/シンクロ/サイコメイカー
イエッサン7055659510585475マイペース/シンクロ/サイコメイカー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/あく
いまひとつ(1/2)エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

数少ないノーマル×エスパー複合タイプ。キリンリキが不参戦の為、同複合は新登場のイエッサンのみ。
専用技であるさいはいが非常に強力で、特性も含めダブルバトルで真価を発揮するタイプのポケモン。
強力なアタッカーと並べることで連続攻撃を行う、からをやぶる等の積み技を連打させる等のサポート適性を有する。
せいしんりょくにより、怯まずにトリックルームを使用できる点も評価できる。
耐久もそこそこ高く、弱点も少ない上に技の威力が低めのあく、通りが悪くサブウェポンとしての採用率が低いむしのみ。
役割破壊されづらく、合計種族値は高くないが無駄も少なめの配分であり、崩されにくいサポーターとして一定の需要を持つ。

反面、強みはほぼ補助技依存。一致技が弱点を突けないノーマル、威力の低いエスパーと難があり、
対策していないとちょうはつ一発で機能停止になることも。特性で対処不能の為、メンタルハーブの優先度が非常に高い。
役割を遂行する前に置物にされないよう、プレイングには細心の注意を払いたいところ。

第八世代ではふういん、あくび、アンコールと優秀な補助技を多数習得。
相変わらず攻撃性能には期待できないが、条件付きとはいえエスパー最大火力かつ全体攻撃のワイドフォース、
反動があるとはいえ最大火力を更新したはかいこうせんを習得し、多少ながらアタッカー性能も改善されてはいる。
失った技はじゅうりょく、めざめるパワー、はたきおとす、どくどく辺りが大きいか。
シングルにおける性能の低下が気になるが、主戦場であるダブルバトルにおいては強化傾向が強め。

新要素のダイマックスは自身はサポーターなので基本的に使用しない。
元々エースの横に置くことで活躍できるタイプであり、ヤレユータンに使うよりはエースに直接使うべきだろう。
ただし、さいはいはダイマックスしたポケモンには失敗してしまうので注意。
相方をダイマックスさせる想定の場合は、その間はさいはい以外で盤面を整える動きが重要になる。



特性考察 [編集]

せいしんりょく
怯まなくなる。第八世代ではいかくを無効化するようになったが、ヤレユータンにはあまり関係なし。
シングルで効果のある特性はこれのみなので、シングル想定の場合は必然的にこれで確定。
ダブルにおいても採用率の高いねこだましに妨害されなくなり、役割遂行を最優先にする場合は優先度が高い。
テレパシー
味方による周囲全体攻撃を受けない。高威力全体技を気にせず撃つことが出来るようになる。
エースに全体攻撃を持たせたい場合は優先順位が高い一方、そうでない場合は採用されない。
さいはいにより全体攻撃を連発させることが可能なので、最も能動的に役割を持たせやすい。
なお、かたやぶりで貫通される。相方選択の際は忘れないように注意。
きょうせい
隠れ特性。道具を消費した味方に自分の道具を渡す。やはりダブル専用特性。
消費アイテムを持たせたエースに、更に続く道具を渡せるが強制発動なのでその点には注意。
こだわり系により突破力を向上させる、回復きのみで確定数をずらす等、用途は広い。
トリックを習得可能であり、一度発動した後も相手の道具を相方にパスするという真似も可能。
第八世代ではフラージェスが不在の為、実質上の専用特性。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
アシストパワー20(30)100-味方の積み技+じこあんじや味方のなげつける+じゃくてんほけん、めいそうなどとあわせて。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100-タイプ一致技。サイコフィールドで強化される。
はかいこうせん150(225)90次ターン行動不能タイプ一致技。反動が痛いのでダイマックス向きか。
きあいだま12070特防↓10%対岩・鋼・悪。広範囲・命中難。
シャドーボール80100特防↓20%対ゴースト・エスパー。
エナジーボール90100特防↓10%みずじめんいわトリトドン等にも。
10まんボルト90100麻痺10%みずひこうギャラドスペリッパーに。
りんしょう60/120
(90/180)
100タイプ一致技。ダブル用。詳細下記。
物理技タイプ威力命中効果解説
じならし60100全体S↓100%ダブル用。低火力で味方のじゃくてんほけんの発動に。
ぶんまわす60100全体 100%ダブル用。低火力で味方のじゃくてんほけんの発動に。
かわらわり75100壁破壊壁破壊に。
イカサマ95100対エスパー・ゴースト。攻撃無振りでも使える攻撃技。
変化技タイプ命中解説
さいはい-専用技。ダブル用。対象のポケモンが直前に使用した技をもう一度使わせる。
アンコールとは異なり、その場で同じ技を再使用させる。溜め技・行動不能技は失敗するので注意。
対象の回避ランクが上がっていても、それによって「さいはい」自体が失敗することはない。
トリックルーム-トリパ用。せいしんりょくならねこだましで妨害されない。
アンコール100起点作りに。
あくび-同上。
ちょうはつ100補助技対策。
リフレクター-味方の防御を強化。
ひかりのかべ-味方の特防を強化。
おさきにどうぞ-ダブル用。相方の素早さ補助。優先度±0。
わるだくみ-自身の特攻を強化。
めいそう-自身の特攻・特防を補強。
じこあんじ-主にダブル用。積み技を連発させてコピー。
サイドチェンジ-ダブル用。優先度+2で味方と場所を入れ替える。特に格闘と相性がよい。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックはかいこうせん150(225)相手:S↓一致技。元にする技が少ない。
抜ける相手の数は微妙で、トリックルームと相性が悪い。
りんしょう110(165)
ダイサイコみらいよち140(210)場:PF一致技。追加効果で超技1.3倍&ふいうちなどの先制技防ぎ。
味方にサイコシードを持たせればきょうせい即時発動。
サイコキネシス130(195)
サイコショック
アシストパワー
ダイナックルきあいだま95味方:A↑対悪鋼。追加効果は自身には活きない。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対霊超。追加効果は自身には活きづらい。
ダイサンダーかみなり140場:EF対水飛。味方にエレキシードを持たせればきょうせい即時発動。
10まんボルト130
ダイソウゲンエナジーボール130場:GF対水地。味方にグラスシードを持たせればきょうせい即時発動。
ダイウォール変化技-まもるダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。
+  物理技

型考察 [編集]

【シングル】特殊アタッカー型 [編集]

特性:せいしんりょく
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:C252 残り耐久
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:サイコキネシス
優先技:イカサマ/きあいだま
攻撃技:はかいこうせん/シャドーボール/10まんボルト/エナジーボール
補助技:トリックルーム/めいそうorわるだくみ/ひかりのかべ/リフレクター/あくび/アンコール

主にシングル用、ゴーストに強いエスパーアタッカー。
ギルガルドとは同速だが、イカサマで無補正H振りブレードフォルムを確1。

【ダブル】トリルさいはい型 [編集]

特性:せいしんりょく/テレパシー/きょうせい
性格:なまいき/のんき
努力値:S調整 残りHBD
持ち物:メンタルハーブ/混乱実/オボンのみ/ぼうじんゴーグル/ラムのみ/こだわりスカーフ/ルームサービス
確定技:さいはい
優先技:トリックルーム/ちょうはつ
攻撃技:イカサマ/サイコキネシス
変化技:まもる/サイドチェンジ/いばる/リフレクター/ひかりのかべ/あくび/アンコール

トリックルーム後は基本的にエースを対象にさいはい連打。
特性はエースの攻撃技と相談。周囲全体攻撃技ならテレパシー、それ以外ならせいしんりょく
Sはエースより遅く行動できるよう、トリル採用/非採用に応じて調整すること。
むし/あく共に物理技寄りのタイプなので物理耐久寄りの耐久調整が無難か。HBDVの無補正H252B244D4振りで物理特殊耐久が同値となる。

サポート要員ではだいばくはつやだっしゅつボタンを用いてエースを素早く場に出すものや、バイバニラのようにサポートとエースを兼ねられるポケモンとあわせて用いたい。
ユニークな所ではトリックルームを発動してもさいはいを用いることで縛りを解除せずにすむため、高速の高火力をトリックルームの発動サポートとして使う事もできる。

単純に高火力エース、特に全体技持ちを2回行動させるだけでもかなり強力である。
以下はダブル補正(0.75倍)込みの確定数目安。

味方(備考)攻撃技仮想敵確定数
ホルードちからもちA特化こだわりハチマキ)じしん無補正HBカプ・レヒレ確2
ドリュウズすなのちから込みA特化こだわりハチマキ)補正有HBきせきラッキー砂ダメ抜き確2
無補正HBナットレイ確2
ワルビアル(A特化こだわりハチマキ)無補正H振りカプ・レヒレ超高乱2(99%)
同上ちからずく無補正HBカプ・レヒレ超高乱2(99%)
ツンデツンデ(A特化こだわりハチマキ)無振りマンムー確2
バクオング(C特化こだわりメガネ)ばくおんぱ無補正H振りカプ・レヒレ確2
オニシズクモ(C特化こだわりメガネ)なみのり無補正H振りテッカグヤ確2
ペリッパー(雨下C特化こだわりメガネ)無補正D振りテッカグヤ確2
バイバニラ(霰下C特化こだわりメガネ)ふぶき無補正H振りテッカグヤ霰ダメ抜き確2
ニンフィアフェアリースキンC特化こだわりメガネ)ハイパーボイス無補正H振りカプ・テテフ確2
ポリゴンZ(C特化Cランク+1一致てきおうりょくほうでん無補正H振りギルガルド(シールドフォルム)超高乱2(98%)
コータス(晴れ下&無傷 C特化こだわりメガネ)ふんか無補正HDきせきポリゴン2確2
無補正H振りガブリアス高乱2(80%)
ねっぷう無振りきせきポリゴン2高乱2(80%)※命中率込み

ドリュウズなどは半減ですらH無振り中耐久アタッカーくらいなら大抵倒せる。コータスは半減600族でも無振りで受けるのは困難だろう。
ツンデツンデはジャイロボールが使用可能。
いわなだれは命中不安と低威力がつきまとうが、怯みにより相性の悪い相手を突破しやすい。
高火力全体攻撃を撃てるアタッカーなら基本的に誰とでも組み合わせられるため、組み込めるパーティは多いだろう。
ラランテスなど行動回数が火力に直結するエースも相性が良い。
ワイドガード対策はしっかりしておくこと。その点ではちょうはつの必要度は高い。

【ダブル】弱点保険りんしょう型 [編集]

性格:ひかえめ/れいせい
特性:せいしんりょく/テレパシー
努力値:C252 S調整 残り耐久
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:りんしょう/アシストパワー
攻撃技:きあいだま
変化技:まもる/トリックルーム/サイコフィールド

ヤレユータン=サポートの印象を覆すアタッカー。じゃくてんほけんとりんしょうで高火力を出せる。
味方にヤタピのみを投げつけさせることで、じゃくてんほけんとあわせてCランク+3の補正を得られる上、アシストパワーの威力も120まで上がる。

  • 悪弱点(=なげつけるでじゃくてんほけんが発動する)
  • りんしょう、アシストパワー共にタイプ一致
  • S60というほど遅くもなく、トリックルームを搦めてりんしょう要員を幅広く選べる

これらの要因からヤレユータンはりんしょうアタッカーの適性が高い。
メイン半減の鋼にはきあいだまがあるが、鋼に強い相方がいればなおよい。

じゃくてんほけんでAもランク+2の補正を得るためイカサマは致命傷となる。ふいうちにも弱い。


対ヤレユータン [編集]

注意すべき点
トリックルームやさいはい、両壁等を覚え、ダブルでのサポートに長ける。
高めの耐久とせいしんりょくでの怯み無効によりコンボを防ぎにくい。
対策方法
変化技が主体なのでちょうはつが有効。ただしメンタルハーブ持ちも多い。
ヤレユータンか相方、どちらかを集中攻撃して落とせばさいはいコンボを防げるが、相方を集中して落とす場合、物理アタッカーはイカサマに注意。

外部リンク [編集]