ポリゴンZ [編集]
No.474 タイプ:ノーマル 通常特性:てきおうりょく(タイプ一致による威力の補正が2倍になる) ダウンロード(相手の防御が高ければ特攻が、特防が高ければ攻撃が1段階上がる。同じなら特攻が上がる) 隠れ特性:アナライズ(後攻で繰り出す技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される) 体重 :34.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
進化前後 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポリゴンZ | 85 | 80 | 70 | 135 | 75 | 90 | 535 | てきおうりょく/ダウンロード/アナライズ |
ポリゴン2 | 85 | 80 | 90 | 105 | 95 | 60 | 515 | トレース/ダウンロード/アナライズ |
145 | 153 | 628 | ※しんかのきせき換算 |
第四世代出身、ポリゴン2の進化形。高い特攻と火力に直結する特性を持つ生粋の特殊アタッカー。
単ノーマルには競合先が少なく、同タイプどころか全ポケモンでも上位の特殊火力をたたき出せる。
第八世代ではZワザの廃止により、Zテクスチャーを用いた戦術は不可能に。
技方面でもめざめるパワーが廃止されじめん、ほのお技を喪失、突破不能な相手が増加した。
新技は癖の強い変化技が多く、敢えてポリゴンZで狙う必要が薄く、技方面ではかなり弱体化気味。
メガストーン、Zクリスタルが消滅したことで、トリックの通りが良くなったのは数少ない追い風ではある。
アタッカーとしてはなんといっても一致技で弱点を突けないのが痛く、必然的に数値によるごり押しが主戦術となる。
今作はゴーストの採用率が上がっており、一致技の通りが悪くなったのは否めないがあちらからの有効打も少ない。
ゴーストの跋扈でかくとうが逆風にあるのもあって、殴り合いを制する能力は比較的高い方。
新要素のダイマックスではC特化てきおうりょく+いのちのたまではかいこうせん(ダイアタック)を撃つと、
無振りであれば半減相手でもハッサム、特化であっても等倍ならばカバルドンが確定1発に収まるほどの火力を発揮できる。
ダイアタックの素早さ低下効果もあって、ゴースト以外での受け出しは許さないほどの破壊力を叩き出すポケモン。
一方、今作ではレジエレキ、ドラパルトといった更なる高速ポケモンが登場。
必然的に素早さの二極化が進んでおり、中速帯に位置するポリゴンZは上を取られやすく、かといってトリックルームで使うには早すぎる。
中途半端な素早さが仇となりやすい環境である点には注意が必要。
また、相手にダイマックスされると確定数を大きくずらされてしまい、撃ち合いに負けやすくなる。
ダイマックスアドベンチャーの道中に野生のポリゴンが出現。
ポリゴン2とともにあらゆるボールでの使用が可能となった。アナライズとの両立はとくせいパッチで可能。
特性考察 [編集]
- てきおうりょく
- ノーマル技限定だが相手に依存せず安定して高火力を出せる。
一貫性の高い一致ノーマルでの等倍ゴリ押しがポリゴンZの持ち味とあって基本はこれ。
抜群サブウェポン=等倍ノーマル技になるため、半減以下にされる相手以外はノーマル一本で十分。
一応テクスチャーで別タイプに切り替えることもできるが、Zワザが消滅した今1ターンかけるリターンがあるかは微妙。
- ダウンロード
- 補正はてきおうりょく以上で、サブウェポンの威力も上がる。特攻が上がった場合はC種族値212相当。
爆発力は高いが、一方で発動が相手依存で安定しない。
仮に攻撃が上がった場合でもA種族値130相当。ハピナスなど特殊受けを想定し、からげんきの採用も手。
現環境はポリゴン2の採用率が高いため、ダウンロード対策調整が多い点もマイナス。
環境に物理受けが多いと考える場合や、仮想敵への繰り出しを重視する場合に。
- アナライズ
- 隠れ特性。中速なので発動が安定せず、補正も最も低い。
交代際でも発動するため、サイクル戦では安定して効果を発揮できる。
しかし元々等倍範囲の広さでごり押しする性質上、受け出しされることは少ない。
他の特性が強力なこともあり基本的に候補外。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | てきおうりょく | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
トライアタック | 無 | 80(120) | 160 | 100 | 麻痺/火傷/凍り20% | タイプ一致技。性能安定。 | |
さわぐ | 無 | 90(135) | 180 | 100 | 行動固定 眠り解除 | タイプ一致技。音技なのでみがわり貫通。 疑似催眠対策にもなる。 行動固定はこだわりアイテムなら痛くないが、ゴーストには注意。 | |
はかいこうせん | 無 | 150(225) | 300 | 90 | 行動不可 | タイプ一致技。反動は痛いがラス1なら問題無し。 | |
りんしょう | 無 | 60/120 (90/180) | 120/240 | 100 | 複数体発動で2倍 | タイプ一致技。身代わり貫通。ダブルバトルで。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | - | 100 | 凍り10% | 対ドラゴン。電気技との相性補完に優れる。 | |
ふぶき | 氷 | 110 | - | 70 | 凍り10% | れいとうビームと選択。霰下なら必中。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | - | 100 | 麻痺10% | ノーマル技とあわせて全18タイプに等倍以上。 | |
かみなり | 電 | 110 | - | 70 | 麻痺30% | 10まんボルトと選択。雨下なら必中。 | |
ほうでん | 電 | 80 | - | 100 | 麻痺30% | 攻撃しつつ麻痺撒き。 | |
でんじほう | 電 | 120 | - | 50 | 麻痺100% | からぶりほけん用。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | - | 100 | 特防↓20% | 対ゴースト。ノーマルには無効だが、等倍範囲は最も広い。 ミミッキュやイエッサンをどう見るかであくのはどうと選択。 | |
あくのはどう | 悪 | 80 | - | 100 | 怯み20% | シャドーボールと選択。 やはり等倍範囲は広いが、突ける弱点がシャドーボールと丸被り。 ダイマ時の効果はこちらの方が優秀。 | |
サイコキネシス | 超 | 90 | - | 100 | 特防↓10% | ゲンガーやテラキオンに。 | |
サイコショック | 超 | 80 | - | 100 | - | サイコキネシスと選択。特殊受け対策。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | てきおうりょく | 命中 | 効果 | 解説 | |
からげんき | 無 | 70/140 (105/210) | 140/280 | 100 | - | タイプ一致技。状態異常を撒く特殊受けへの対策。 | |
イカサマ | 悪 | 95 | - | 100 | - | てきおうりょく下ならホルードと並ぶ大火力イカサマ。 ただし、特性補正を得るには手間が必要。 | |
アイアンテール | 鋼 | 100 | - | 75 | 防御↓30% | 対フェアリー・氷。接触判定もあるためダイスチル用か。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | ||||
トリック | 超 | 100 | メガネやスカーフとあわせて。メガシンカやZワザの廃止により使いやすくなった。 | ||||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻を強化。ダウンロードより確実かつ高性能。 | ||||
こうそくいどう | 超 | - | 素早さ強化。無補正無振りでもスカーフ80族抜き。 | ||||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | てきおうりょく | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ダイアタック | はかいこうせん | 150(225) | 300 | 相手:S↓ | 一致技。 威力はダイマックス前と変わらないが、 反動による行動不能を踏み倒した上で連発できる。 てきおうりょくなら 等倍ダイアタック(はかいこうせん)>2倍弱点ダイマックス技。 | |
トライアタック | 130(195) | 260 | 激戦区なので抜ける相手は多い。 | |||
さわぐ | 行動固定はなくなるが、身代わりを貫通できず、催眠対策もできなくなる。 | |||||
りんしょう | 110(165) | 220 | 採用理由につながる効果をすべて失い、威力も他のノーマル技より低い。 | |||
ダイアーク | あくのはどう | 130 | - | 相手:D↓ | 対霊。追加効果が優秀。 | |
イカサマ | 自身の攻撃依存の物理技になるので注意。 | |||||
ダイホロウ | シャドーボール | 130 | - | 相手:B↓ | 対霊。ダイマックス終了後のイカサマやサイコショック不採用時では、 追加効果の恩恵が殆どない。 | |
ダイサイコ | サイコキネシス | 130 | - | 場:PF | フィールド補正で超技威力1.3倍。先制技対策にも。 | |
サイコショック | ||||||
ダイサンダー | でんじほう | 140 | - | 場:EF | フィールド補正で電気技威力1.3倍。催眠対策にも。 | |
かみなり | ||||||
10まんボルト | 130 | - | ||||
ほうでん | ||||||
エレキネット | 110 | - | ||||
ダイアイス | ふぶき | 140 | - | 場:霰 | 天候維持でダイマックス終了後も必中。 | |
れいとうビーム | 130 | - | 襷潰しにもなるが自身もダメージを受ける。 | |||
こごえるかぜ | 110 | - | ||||
ダイウォール | 変化技 | - | - | まもる | 相手のダイマックスのターン切れ狙いとして。 |
使用率・採用率の低い技 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:てきおうりょく/ダウンロード
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ/きあいのタスキ/こだわりメガネ/いのちのたま/とつげきチョッキ
確定技:トライアタックorさわぐ/あくのはどう(推奨)orシャドーボール
攻撃技:はかいこうせん/れいとうビーム/10まんボルト/サイコキネシスorサイコショック/からげんき(ダウンロード時)
変化技:わるだくみ/みがわり/トリック/じこさいせい
種族値に沿ったアタッカー型。
一致技の他、ゴースト対策のシャドーボールorあくのはどうはほぼ確定。
シャドーボールはポリゴン2でも覚えられるうえ、ダイマックス効果でとくぼうを下げることが出来るので基本はあくのはどうを推奨。すばやさもそれなりにあるので怯みにも期待できる。
範囲の広いれいとうビームも優先的に採用したい。
最高火力であるはかいこうせんはいざというときに役立つが、行動不可のデメリットは様々な負け筋を生むので撃つ際にはよく考えること。
いたずらごころうそなきでだっしゅつボタンからのダウンロードで無双・・・は流石に実用性に欠けるだろうか。
対ポリゴンZ [編集]
- 注意すべき点
- てきおうりょく、ダウンロード、アナライズと、火力を補強する特性が揃っている。
特にてきおうりょくによる特殊火力は単ノーマル最高クラスを誇り、半端な特殊受けでは後出しで受けられない。
- 対策方法
- 基本的には耐久・素早さは並程度の特殊アタッカーなので、高速高火力のアタッカーや特殊受けのポケモンが有利。
具体的には上から弱点を突けるかくとうタイプや、ノーマル技に強いバンギラス・ナットレイ等。
メイン技を無効化できるゴーストタイプの特殊受けが安定。ただしあくのはどう、シャドーボール持ちも少なくない。
炎技や格闘技を覚えないので岩・鋼タイプのポケモンでも止められる。
ただし、トリックの存在は留意しておくこと(こだわりスカーフをトリックで相手に押し付けてくる可能性もあるため)。