ユレイドル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ユレイドル [編集]

No.346 タイプ:いわ/くさ
通常特性:きゅうばん(相手から強制交代させられない)
隠れ特性:よびみず(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
          ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のみずタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
体重  :60.4kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高耐久草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ユレイドル8681978110743495きゅうばん/よびみず
186574砂嵐時D極振りを種族値換算
ナットレイ74941315411620489てつのトゲ/きけんよち

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/かくとう/むし/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/でんき
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性よびみずの場合、みず無効


第三世代の化石ポケモンの一角にして、唯一のいわ×くさ複合。
弱点が多いタイプ同士の複合だが、上手いこと互いに打ち消しあい、弱点は4つに抑え、4倍弱点も無い。
反面耐性も2つ、よびみず込みでも3つと少なく、耐性もメジャーとは言い難い。
種族値の上では耐久型に適性があり、二刀流も可能な攻撃性能、高速再生の習得、砂嵐での特防補正と優秀なのだが、
等倍受けを求められる盤面が多く、また遂行速度の遅さから対処されやすいという欠点が初登場以来目立つ。

しかし第八世代では追い風となる要素がかなり多い。まず、どくどくの習得者が激減し機能停止しづらくなった。
自身もどくどくを失っているがやどりぎのタネを新規習得。高速再生でリセットされるが削り性能と耐久の補強を同時に得られるように。
他にもメテオビーム、パワーウィップ、ロックブラストなどを獲得。元々数値は低くは無いのでアタッカーとしての道も開けた。
ダイマックスとの相性も良く、ダイロックで能動的に、攻撃しながら砂嵐を発動可能。
ダイソウゲンも火力・耐久を補強しつつ、砂嵐を阻害しない等、一致技だけでも足りない部分を綺麗にカバーしてくれる。
サブウェポンの数は多くは無いが、相性補完しやすいじめん、特殊火力を強化できるどくと最低限のタイプは揃っている。

また、くさタイプ自体が逆風となる原因のダイジェットは等倍。逆にいわ技で一致ダイジェットエースに抜群を突ける点も魅力的。
新たな役割対象にウオノラゴンが登場しており、カプ・レヒレ等の耐久みずへの優位も変わらず。
総じて環境との噛み合いがかなり良く、耐久型よりも特殊エース全般やひこう、みずに役割を持たせた重火力アタッカー寄りの運用が主流。

失った技はどくどく以外だと、技自体が廃止されためざめるパワー、バリアー。
剥奪されたのはまとわりつく、いたみわけ、ロックカット、いとをはく等、補助技が大半を占めている。
Zクリスタル、メガストーンの廃止に伴い、こだわりトリックの需要は増しているので、機能停止させられないよう注意。

リリーラの考察はノートにあります。



特性考察 [編集]

きゅうばん
通常特性。積み技を多く覚えるので相性が良い。
ただし本作ではダイマックスに強制交代が無効になる為、強制交代技自体の需要が落ち込み気味。
また、ねをはるを自力習得するので、技スペースを圧迫するものの特性に依存せずとも交代は防げる。
よびみず
隠れ特性。シンプルに耐性が増えるのは魅力。特攻上昇によりアタッカー性能も上がる。
シングルはもちろんダブルでは特に有用だが、範囲技から相方を守る事は出来ない。
習得者は少ないがかたやぶり持ちのみず技は引き寄せられず、無効にもできないので注意。
スクリューおびれカマスジョーのみず技やインテレオンのねらいうちは引き寄せられないが、直接狙われたら吸収は出来る。ただし、キョダイソゲキはかたやぶり同様引き寄せられず吸収もできなくなる。
第五世代のPDWとその子孫しか入手方法が無かったが、マックスレイドバトルで復活。
あるいはとくせいパッチを使うのも手。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1タイプ一致技。高威力・命中不安。
いわなだれ75(112)90怯み30%タイプ一致技。怯みは狙いにくい。ダブルでは相手全体攻撃。
ロックブラスト25(37)x2~590-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
5発ならストーンエッジを超えるが期待値は3発。
がんせきふうじ60(90)95素早↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。サポート用。
パワーウィップ120(180)85-タイプ一致技。高威力だが命中不安。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。性能安定。
タネマシンガン25(37)*2~5100-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
4発以上ならタネばくだんを超えるが期待値は3発。
じしん100100-対毒・鋼。一致技との相性補完に優れる。
じならし60100素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。飛行・ふゆうには無効。
あなをほる80100溜め技ダイマックス枯らしや、やどりぎのタネの時間稼ぎに。
まきつく1590拘束ダメ交代防止。しめつけバンドややどりぎのタネとセットで。ゴーストには無効。
特殊技タイプ威力命中効果解説
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
ソーラービーム120(180)100溜め技晴れパの場合、メインウェポン。
くさむすび20~120
(30~180)
100-タイプ一致技。威力不安定。100.0kg以上ならエナジーボール超え。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2タイプ一致技。回復効果付き。耐久型で。
メテオビーム120(180)90特攻↑
溜め技
念願のタイプ一致特殊高威力岩技。溜め技だが特攻を更に高めることが可能。
パワフルハーブやダイロックの素材などにも。
げんしのちから60(90)100全能力↑10%タイプ一致技。溜める必要はないが威力が足りない。
だいちのちから90100特防↓10%対毒・鋼。一致技との相性補完に優れる。
ヘドロウェーブ95100毒10%対草。フェアリーにも。ダブルでは周囲全体攻撃。
ヘドロばくだん90100毒30%威力は劣るが毒の追加効果が出やすい。
ミラーコート-100優先度-5高い特殊耐久を活かして倍返し。
変化技タイプ命中解説
じこさいせい-回復わざ。耐久性能の向上に。
ねむる-回復わざ。状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
やどりぎのタネ90回復わざ兼妨害わざ。素早さが低いので読み外し注意。
ねをはる-回復わざ。やどりぎのタネ、たべのこしと合わさるとかなりしぶといが、交代できないのは辛い。
すなあらし-天候始動や、ダメージ源に。特防が上がるのでステータス上昇わざとしても。
ドわすれ-ステータス上昇わざ。特防を2段階強化。ねをはる、きゅうばんなら流し技無効。
たくわえる-ステータス上昇わざ。防御・特防を1段階補強。但し3回までしかできない。
のろい-ステータス上昇わざ。攻撃・防御を補強。素早さ低下のデメリットは小さい。
つるぎのまい-ステータス上昇わざ。攻撃を2段階強化。物理型の決定力向上に。
くすぐる100妨害わざ。攻撃・防御ダウン。倒される前提なら後続につながる。
ステルスロック-妨害わざ。がんせきふうじ、やどりぎのタネとあわせて交代を誘う。
あやしいひかり100妨害わざ。ローリスクローリターン。
いえき100妨害わざ。強特性対策。かたやぶりちからもち等に。耐久が高いのでレジギガスの相方にも。
まもる-どくどく、やどりぎのタネ、たべのこしのターン稼ぎに。
みがわり-状態異常、一撃わざへの対策、まもると併せてターン稼ぎに。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイソウゲンパワーウィップ140(210)場:GF一致技。グラスフィールドは草技1.3倍強化、地震半減、
毎ターン小回復。
ソーラービーム
タネばくだん130(195)
タネマシンガン
エナジーボール
ギガドレイン
ダイロックメテオビーム140(210)天候:砂嵐メインウェポン。砂嵐でタスキ潰し、特防も強化。
ストーンエッジ130(195)
いわなだれ
ロックブラスト
がんせきふうじ110(165)
ダイアースじしん130味方:D↑一致技との補完に優れる。
だいちのちから
じならし110
ダイアシッドヘドロウェーブ90味方:C↑初動の威力は低いが追加効果が強力。
ヘドロばくだん
ダイサイコミラーコート100場:PF氷格闘虫鋼の先制技を封じる。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる攻撃を防ぐ。

型考察 [編集]

よびみず特殊受け型 [編集]

特性:よびみず
性格:おだやか/なまいき/ひかえめ
努力値:H252(推奨)or236 D252orBD調整
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/オボンのみ/ラムのみ/メンタルハーブ/カゴのみ/パワフルハーブ
確定技:じこさいせい/エナジーボールorギガドレイン
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれorメテオビームorげんしのちから/だいちのちから/ミラーコート
補助技:やどりぎのタネ/たくわえる/ドわすれ/まもる

ウォッシュロトムや雨パに強いよびみずを採用した特殊を止める型。
砂パとの相性がよく不一致氷なら余裕で耐える。D特化なら一致弱点でも簡単には落ちない。
具体的にはC特化グレイシアのれいとうビームがD特化・砂補正込みで確3(41.4%~49.7%)。

似た役割で採用されやすいナットレイトリトドンと比較すると、4倍弱点がなく安定しているが耐性が少ない。
タイプが異なるため自分のPTで重い相手に合わせて適宜使い分ける。

無補正無振りエナジーボールでH振りウォッシュロトムを確2(53.5%~62.4%)、H振りヌオーを確1(120.8%~144.6%)。
H振りニョロトノを確2にするには無補正C116振りが必要となる。
対して、C特化ニョロトノのれいとうビームは補正ありH振りで確3に抑えるため「じこさいせい」で受けきれる。
また、補正ありH252D180振りからC特化キングドラ@メガネのメガネりゅうせいぐんをCダウン込みで2耐えできる。
同キングドラのメガネれいとうビームはD特化でも乱2発(48.7%~58%)のため
「まもる」+たべのこし込みでも高乱数を引き続けると受けきれない。
いのちのたままでなら「まもる」なしでもたべのこしのみで受けきれる。
受けきれない特殊技は「ミラーコート」で倍返しするのが良い。

また新たに習得したメテオビームは、対サンダーに対して
特攻に努力値を割かなくても、ひかえめC1↑でH振りを確1にできる火力を持つ。
この技を入れる場合はアイテムにパワフルハーブも考えられるだろう。
↑種族値上ひかえめC無振りよりおだやかC76D140の方が同じ実数値で努力値が40余る


対ユレイドル [編集]

注意すべき点
高い特防と優秀な積み技・回復技、特性よびみずにより、特殊水に滅法強い。
すなあらし持ちと組み、相方の弱点をカバーしつつ自身の特殊耐久を上げてくる。
4倍弱点が無いため一致弱点を突いても落としきれず、ミラーコートで倍返しされる。
きゅうばんの場合流し技が無効化されてしまうため、要塞化されると積み技のないアタッカーでは手がつけられなくなる。
パワフルハーブ+メテオビームで特殊アタッカーとして運用される場合もある。
対策方法
補助技を使う型が多いのでちょうはつが有効。どくどくも効果的。
耐久が高く確1にするのは難しいが、一致弱点を突ける高火力のポケモンなら押し切れる。鋼タイプなら後出しも安定し、簡単に対処できる。
攻撃面の種族値は低い上に威力の高い技をほとんど覚えないため、こちらに積み技持ちがいれば格好の起点にできる。
特殊受けの役割がほとんどで、ミラーコートを覚えることから物理で攻撃する方が無難。

外部リンク [編集]