ヨルノズク - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ヨルノズク [編集]

No.164 タイプ:ノーマル/ひこう
通常特性:ふみん(ねむり状態にならない)
     するどいめ(命中率が下げられない・相手の回避率を無視して攻撃)
隠れ特性:いろめがね(相手に半減される技のダメージが2倍になる)
体重  :40.8kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高耐久飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヨルノズク1005050869670452ふみん/するどいめ/いろめがね
トゲキッス85509512011580545はりきり/てんのめぐみ/きょううん
バルジーナ11065105559580510はとむね/ぼうじん/くだけるよろい

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ
いまひとつ(1/2)くさ/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/ゴースト

ノーマル×ひこう複合の一角。同複合の中では珍しい耐久寄りの種族値。
サポート技も豊富で、特攻が高めであり物理アタッカーの多い同複合の中では差別化は容易。
第七世代以降、地味ながらも着実に強化されつつあり、ある程度戦えるスペックになっている。

しかし、ひこう複合という観点ではトゲキッスバルジーナの壁が厚い。
いずれも耐久が高く、素早さも上回り、バルジーナについてはゴースト耐性も被ってしまう。
元々数値不足は否めず、物理耐久が低いのもあって汎用性で遅れを取る。
いろめがねふみんと優秀かつ独自性の高めな特性を活かして差別化していきたい。
Gファイヤーも耐久の高い特殊アタッカーということで強力なライバル。
幸い、あちらははねやすめを覚えられないので純粋な耐久型としてはヨルノズクに分がある。

第八世代ではドわすれ、めいそう、わるだくみと特殊方面の積み技を一気に習得。
相性の良いアシストパワーも獲得し、理論上の最大火力は大きく向上することになった。
一方でどくどく、リサイクル、マジックコート、オウムがえしといった差別化に有用だった技が剥奪される羽目に。
おいかぜ、くろいまなざし、じこあんじといった技も失い、ダブルにおける役割は大きく狭まった。

新要素であるダイマックスは中途半端な素早さを上昇、HPの倍化で耐久も大きく向上させられる。
が、エスパーフェアリー、ゴーストとサブウェポンの追加効果は悉くかみ合わない。
自身がひこうタイプの為にフィールドの恩恵を受けられず、特殊型の為に防御低下も活かせない。
豊富な補助技も使用できなくなるので、可能な限り他のポケモンに使用したい。
命中不安なぼうふうを必中技と出来るので、アタッカーとして安定させたいなら使う程度だろう。



特性考察 [編集]

ふみん
催眠技が全て無効になることで、くさへ受けだししやすくなる。
バルジーナぼうじんでも粉技は無効だが、耐久型に採用されやすいあくびを無効に出来る点で差別化可能。
ねむるは使えなくなるが、はねやすめを習得するので問題は無いだろう。
するどいめ
命中を下げられず、相手の回避率上昇も無効。第八世代ではダイマックス技が必中なので回避戦術自体が下火。
敢えてヨルノズクで積み技対策をするにせよ、より汎用性の高いふきとばしを習得する。
トレース対策にはなるが、自身の性能を大きく損なうので基本候補外。
いろめがね
隠れ特性。エキスパンションパスのレア巣穴、ダイマックスアドベンチャーで第八世代単独でも入手可能。
いわはがねにも一致技で等倍がとれるようになり、アタッカーとしての一貫性が大きく上昇。
それに伴い、攻撃技の枠を減らして補助技を多く採用しても困りづらくなる。
いろめがね込みでひこう+ノーマルを両方半減できるのは、現環境ではツンデツンデボスゴドラのみ。
特攻は控えめだが、一致ぼうふうが使用できるのでシンボラーとの差別化には困らないだろう。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致の高火力技だが、命中不安。
雨下なら必中だが、優先度の高いねっぷうの威力が下がる。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%命中安定の飛行技。素早さが低いため、怯みはあまり狙えない。
ハイパーボイス90(135)100-安定した一致技。
りんしょう60(90)100-ダブルバトル用。
ムーンフォース95100特攻↓30%ドラゴン・悪対策に。追加効果も優秀。
ねっぷう9590火傷10%鋼対策に。
サイコキネシス90100特防↓10%飛行と範囲が被る。毒タイプを意識するなら。
アシストパワー20~100-能力上昇で威力上昇。積み技とあわせて。
ゆめくい100100HP吸収さいみんじゅつと併せて。
シャドーボール80100特防↓20%ゴースト対策に。いろめがねの場合は通常ロトムピンポイント。
ナイトヘッド-100-攻撃面に振らなくても一定のダメージを与えられる。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻と特防を1段階上昇。
わるだくみ-特攻を2段階上昇。
ドわすれ-特防を2段階上昇。
こうそくいどう-素早さを2段階上昇。
さいみんじゅつ60命中はかなり不安だが当たれば有利。ふみんトレースに注意。
フェザーダンス100タマゴ技。物理アタッカーへのごまかしに。
ふきとばし-タマゴ技。起点にしようとする相手を流せる。
リフレクター-サポート用。
はねやすめ-使いやすい回復技。弱点を消せるが格闘が抜群になる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックハイパーボイス130(195)相手:S↓一致技。中速なので追加効果も有用。
ダイジェットぼうふう140(210)味方:S↑一致技。最速で130族まで抜ける。
エアスラッシュ130(195)
ダイフェアリームーンフォース130場:MF対悪竜。サイコシフトや催眠術と相性が悪い。
ダイバーンねっぷう130天候:晴れ対鋼氷。天候パの妨害にも。
ダイサイコみらいよち140場:PF対毒。ミストフィールドやエレキフィールドの除去にも。
ゆめくい130
サイコキネシス
アシストパワー
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対霊超。追加効果は自身には生きない。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックス切れを狙う。または相手の攻撃を凌ぐ際に。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

いろめがねアタッカー型 [編集]

特性:いろめがね
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:HC252orCS252ベースで調整
持ち物:こだわりメガネorこだわりスカーフorいのちのたまorからぶりほけん
確定技:ぼうふう(推奨)orエアスラッシュ
優先技:ねっぷう
攻撃技:ハイパーボイスorはかいこうせん/ムーンフォース/サイコキネシス/シャドーボール
変化技:さいみんじゅつ/はねやすめ/めいそう/わるだくみ

特性いろめがねによる等倍範囲の広さを活かしたアタッカー型。
こだわりメガネを持たせればH252ギルガルドもぼうふうで確2であり、後出しされやすい鋼タイプの突破も見込める。
特に対ギルガルドは高特防かつゴースト技無効で確実に先手を取れるため非常に有利だが、物理型には注意。

努力値は火力確保のC全振りは確定。残りは上を取る範囲を広げるならS、サイクルでの撃ち合いを意識するならH。
催眠術を採用するなら、からぶりほけんも持ち物候補に上がる。
催眠術を当てて悪だくみを積んでも確1にできるメジャーポケモンは少ない。
具体的にはH252ドラパルトを落とすためには暴風が必要。アーマーガアはどのみち2発いる。

ソードシールドでのライバルはダイジェットで暴れまわっているトゲキッス、または同じくいろめがね持ち飛行複合のシンボラー
前者とは催眠術やいろめがねによる等倍範囲の広さ、後者とは対ギルガルド性能や特殊耐久の差、一致飛行技(ぼうふう)の威力差で差別化できる。

特殊受け型 [編集]

特性:ふみん
性格:おだやか
努力値:HD252
持ち物:オボンのみ/混乱実/たべのこし
確定技:はねやすめ
選択技:ぼうふうorエアスラッシュ/ナイトヘッド/さいみんじゅつ/ふきとばし/フェザーダンスorリフレクター

草・虫・霊・催眠耐性を活かす耐久型。
弱点さえつかれなければアイテムなしシャンデラのだいもんじをはねやすめで受けきれる程度の特殊耐久はある。
ただ、サブウェポンに多い10まんボルトやれいとうビームに弱いのが痛く、
ゲンガーヌメルゴンなど一見受けられそうな相手も、これらの技を使われると厳しい。
素早さ70族では先制はねやすめでの軽減も難しいため、相手選びは慎重に。


対ヨルノズク [編集]

注意すべき点
特殊耐久の高さと特性ふみんが強み。
草や虫、ゴーストは一致技も催眠技も通らず、はねやすめで受け切られてしまう。
補助技も豊富で、おいかぜやフェザーダンス等、サポート系の技を多く覚える。
一方、いろめがねによる飛行技(ぼうふう)の一貫性の高さを生かしたアタッカー型も存在し、崩し性能も侮れない。
対策方法
HPが高めだが、物理耐久はそこまで高くない。
不一致抜群や一致等倍の物理技で十分対抗できる。
特殊アタッカーでも一致抜群の技を上から撃てるポケモンなら優位に立てるが、高威力のぼうふう持ちもいるのである程度の耐久は欲しい所。

外部リンク [編集]