スターミー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

スターミー [編集]

No.121 タイプ:みず/エスパー
通常特性:はっこう(野生のポケモンの出現率が上がる) 
     しぜんかいふく(手持ちに戻ると状態異常が治る)
隠れ特性:アナライズ(後攻で繰り出す技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)
体重  :80.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高速特殊みずHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
スターミー60758510085115520はっこう/しぜんかいふく/アナライズ
インテレオン70856512565120530げきりゅう/スナイパー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/エスパー/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

みず×エスパー複合の速攻アタッカー。高い素早さと多彩な攻撃技を持つ。
同複合のヤドランヤドキングとは能力傾向が大きく違うため、差別化は特に必要ない。
初代での登場以来、速攻みずアタッカーの代表格として存在感を示してきたが、最近は環境の数値インフレに取り残され気味。

第八世代ではゲッコウガが不参戦、メガシンカの廃止により数値のインフレがやや抑えられた。
ただし、新たな高速ポケモンにドラパルトレジエレキが登場。どちらからも一致抜群を取られるので相性が悪い。
素早さ115は既に信用できる数値ではなく、特攻100も今となっては平凡で少々中途半端。
逆に言うと、耐久・攻撃力の双方を一気に底上げできるダイマックスとの相性は良好と言える。
一致技同士が干渉しあわずにパーティ全体に影響を与えられる効果であるのも優秀。
ダイマックス技が必中なので、ちいさくなるを用いた耐久型には逆風気味であり、現在はアタッカーとしての運用が主流となっている。

技方面ではこれまで持たなかった特攻上昇手段としてメテオビームを習得。パワフルハーブ前提だが、積みながら殴れる便利な技。
その他、アナライズしぜんかいふくを活かしやすくなるクイックターン、フィールド前提だが高威力範囲技のワイドフォースを習得。
こうそくスピンの強化、こうそくいどうの習得と素早さを強化する手段も一気に増加した。
一方でどくどく、リサイクル、じこあんじ、じゅうりょく、いたみわけと便利な変化技が軒並み過去作限定に。
特殊受けの突破手段が乏しくなったことは意識しておきたい。
めざめるパワーの剥奪によりほのおじめんの特殊技を失い、みずを半減するはがねへの有効打も消滅している。

新規参戦のインテレオンは特攻・素早さともにスターミーを上回る強力なライバル。げきりゅうを含め最大火力では水をあけられている。
こちらは一致技の等倍範囲と豊富なサブウエポンを用いた対応力で戦っていきたいところ。



特性考察 [編集]

しぜんかいふく
交代時に状態異常を回復。
高速アタッカーである自身に致命的な麻痺を回復したり、あくびループへの回答になる。
耐久値は微妙だが、6タイプを半減できる耐性からサイクルに組み込むのも苦ではない。
しかしアタッカーの場合は、アナライズの方が役割的には合致する。
両壁などのサポートを重視する場合には候補となる。
交代技の新技クイックターンとの相性は良好で、攻撃後の交代で自分の状態異常を回復しつつサイクル戦に持ち込める。
はっこう
戦闘では無意味な特性。スキルスワップにより押し付けることが出来る。
とはいえ、特性依存の相手を弱体化する目的だけなら、他の特性を渡しても困る事は少ない。
トレース対策としても同様。基本的に他の特性が優先されるだろう。
アナライズ
隠れ特性。微妙な火力を補うことができる。
素の素早さが高いので対面から発動する機会は少ないが、交代時にも発動する。
サイクル戦において有効な特性であり、スターミーの性能に合致している。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-高火力の水技。最大火力。
なみのり90(135)100-命中安定の水技。
ねっとう80(120)100火傷30%威力は低いが追加効果が優秀。耐久向け。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%安定したエスパー技。
サイコショック80(120)100-特殊受け対策として。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100-タイプ一致技。
条件を満たせばタイプ一致補正とフィールド補正を含めて威力234の超火力。
れいとうビーム90100凍り10%水と相性のよいサブウェポン。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%一度当てれば抜ける範囲は非常に広い。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力を求めるなら。
10まんボルト90100麻痺10%対水タイプ、命中安定だが低火力。
かみなり11070麻痺30%火力を求める場合や、雨パで。
くさむすび20~120100-唯一の草技、対水タイプ。重い相手や4倍狙いで。エナジーボールは覚えない。
パワージェム80100-連発できる岩タイプの特殊技。
メテオビーム12090特攻↑
溜め技
溜めが必要だが、撃つ前に特攻を上げられる。
悠長に1ターン溜める耐久力はないのでパワフルハーブや身代わりと併用を推奨。
ラスターカノン80100特防↓10%ダイスチル用。
マジカルシャイン80100-対悪。ダブルでは相手2体攻撃。
物理技タイプ威力命中効果解説
クイックターン60(90)100交代物理技だが、唯一の交代技。
こうそくスピン50100トラップ排除
素早さ↑
多彩な効果が使える。
変化技タイプ命中備考
でんじは90妨害用。もともと素早いので自身への恩恵は少ない。
トリック100こだわりアイテムを押し付ける。
ちいさくなる-うまく回避できれば相手をハメられる。必中技が増えたので注意。
コスモパワー-防御、特防を1段階底上げ。
みがわり-耐久型だけでなく、アタッカーでも様子見やふいうち回避に有用。
じこさいせい-耐久型に。
ひかりのかべ-サポート用。先手で貼れればそれなりの堅さに。
リフレクター-サポート用。ふいうち対策としても有用だがみがわりにやや劣るか。
スキルスワップ-強力な特性を奪えると美味しい。
アナライズを与えると火力補強に繋がりかねないので慎重に。
こうそくいどう-素早さを2段階上昇。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームハイドロポンプ140(210)天候:雨メインウェポン。雨で2発目から威力1.5倍。
なみのり130(195)
ねっとう
ダイサイコサイコキネシス130(195)場:PFフィールド補正で超技威力1.3倍。先制技の防止も。
サイコショック
ワイドフォースPFを維持できれば、ダイマ終了後も高火力を維持できる。
ダイアイスふぶき140天候:霰範囲・火力共に優秀もあられで相手にも自身にもダメージ。
追加効果で雨を消してしまう点にも注意。
れいとうビーム130
ダイサンダーかみなり140場:EFフィールド補正で2発目から威力1.3倍。
ダイサイコとはアンチシナジーで、相手を利する危険性には注意。
10まんボルト130
ダイソウゲンくさむすび130場:GF対水。特に貯水や呼び水に。
ダイサイコとはアンチシナジーで、相手を利する危険性には注意。
ダイロックメテオビーム140天候:砂嵐砂嵐で相手にも自身にもダメージ。
ヌケニンは迅速に処理できるが、追加効果で雨を消してしまう点に注意。
パワージェム130
ダイスチルラスターカノン130味方:B↑対氷に。物理耐久の底上げにも。
ダイフェアリーマジカルシャイン130場:MF対竜や悪への牽制に。ダイサイコとはアンチシナジー。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らし、または相手の攻撃を凌ぐ際に。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:しぜんかいふくorアナライズ
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりメガネ
確定技:ハイドロポンプorなみのり/サイコキネシスorサイコショック
選択攻撃技:れいとうビーム/10まんボルトorかみなり/くさむすび/マジカルシャイン/クイックターン
選択変化技:みがわり

初代から変わらぬフルアタ特殊アタッカー型。
特攻種族値100では火力がいささか物足りないが、幅広い範囲の攻撃と高い素早さで相手に一矢報いる事が可能。
変化技はふいうちやミラーコートを空かす用。
マジカルシャインはほぼ4倍弱点ピンポイント(ゴロンダズルズキンサザンドラジャラランガウーラオスのみ)。

サポート型 [編集]

特性:しぜんかいふく
性格:おくびょう
努力値:HS252orCS252
持ち物:ひかりのねんど/きあいのタスキ
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:でんじは
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/なみのりorねっとう/れいとうビーム/クイックターン
補助技:スキルスワップ

豊富な補助技を活かした先発壁サポート型。
高い素早さにより先手で張りやすい。

でんじはは地面を呼びづらいため好相性だが、呼ぶ電気に無効なので注意。

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:しぜんかいふくorアナライズ
性格:おくびょう
努力値:CS252 
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:れいとうビーム
選択攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/ハイドロポンプorなみのり/くさむすび/10まんボルト/トリック/クイックターン

最速116族以上の素早さを持つ相手を上から殴ることを目的とした型。
最速スカーフで実数値274。準速すいすいキングドラと同速。
こだわりスカーフやりゅうのまいを使うドラゴンギャラドス等が主な仮想敵。
また、ハピナスラッキーポリゴン2をトリックで機能停止に追い込む。

ドラゴンタイプを最大の仮想敵とする以上、れいとうビームは確定。

パワフルメテオ型 [編集]

特性:しぜんかいふくorアナライズ
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:パワフルハーブ
確定技:メテオビーム/ハイドロポンプorなみのり
優先技:サイコキネシスorサイコショックorワイドフォース
選択攻撃技:ふぶきorれいとうビーム/マジカルシャイン/くさむすび/10まんボルト/ラスターカノン

DLC「鎧の孤島」にて新規習得したメテオビームを存分に活用する型。

1発目のメテオビームは特攻上昇効果も相まってハイドロポンプを超えるスターミー最大火力技。
パワフルハーブを消費した後もダイロックとして有用なサブウェポンになる。
紙耐久なので有利な相手に死に出しするか、一撃で倒しきれる状況を作ってからメテオビームを放つのが理想形。
特攻が上昇した後はダイマックス技の火力と技範囲により全抜きも十分に狙える。
「ねばねばネット」などの素早さサポートがあればより盤石になるだろう。

一貫性の高い水技は確定として、サブウェポンはダイマックス時の追加効果も重視しよう。
全抜きを目指す型なので補助技を入れるよりは可能な限り技範囲を広げたい。

エスパー(ダイサイコ)
タイプ一致技。かげうち、ふいうちを含めた先制技を封じられる点が殊更大きい。
こおり(ダイアイス)
対ドラゴン・草。水タイプ定番の相性補完。タスキ潰しにも。
でんき(ダイサンダー)
対水その1。地面タイプを呼びにくいので通りはいい。
くさ(ダイソウゲン)
対水その2。トリトドンを意識するならこちら。
フェアリー(ダイフェアリー)
サザンドラウーラオス(いちげき)などの4倍ピンポイント。
はがね(ダイスチル)
フェアリーに抜群を取れるが、どちらかといえば防御上昇がメイン。

ちいさくなる居座り型 [編集]

特性:しぜんかいふく
性格:おくびょう
努力値:S252 H16n+1調整
持ち物:たべのこし
確定技:ねっとう/みがわり/ちいさくなる/じこさいせい

最速のちいさくなる使いとしての個性を活かした型。
麻痺状態などの相手を起点に死に出しからみがわり連打、みがわりが残った後にちいさくなるを積み、
ねっとう(の火傷)で全抜きしていく。

過去作限定となった「どくどく」や、必中のダイマックス技など逆風が強い。
型に嵌ったとしても攻め手がねっとうしかないので千日手に陥ることも。
みがわりを貫通する音技にも注意。


対スターミー [編集]

注意すべき点
S115から高威力の特殊技を使ってくる。水タイプとしては破格の技範囲も特徴。
こだわり系アイテムと相性のよいトリックを覚えるため、上からのトリックで戦術を大きく崩されかねない。
またちいさくなる耐久型はみがわりを貫通する手段か、必中技を持っていないと突破はかなり困難。
アナライズ持ちのため、安易に交代するとより大きなダメージを受けてしまう。
対策方法
スターミーは耐久力が低く、またダイジェットを使用できない。
そのためドラパルトなどで上から縛るか、ダイジェットで素早さを逆転してから殴るといい。
ちいさくなる耐久型も必中のダイマックス技でさっさと倒しきるのが手っ取り早い。
積むかこだわりメガネを持たないと火力は控えめ。ナットレイには有効打が無い。

外部リンク [編集]