ネンドール [編集]
No.344 タイプ:じめん/エスパー 特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない) 体重:108.4kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
唯一のじめん×エスパー複合。見た目の割に中速帯に位置し、耐久がやや高め。
ただし互いに弱点を一切補完しないタイプであり、多耐性・多弱点。ふゆうも考慮に入れれば弱点・半減以下は共に6タイプ。
搭載率の高いこおりや一貫性の高いゴースト、あく弱点とあって、種族値とは裏腹に受けとして安定しない。
習得技も起点作成・コンボ要員に向いているのだが後続と弱点が被りやすく、補完させづらいのが短所。
第八世代ではわるだくみ、アシストパワー、ボディプレスなどを新規習得。
火傷を狙えるねっさのだいちも魅力的。ワイドフォースも習得したが、ふゆうの為、威力アップの条件が満たせない。
剥奪された技はどくどく、リサイクル、じゅうりょく等。めざめるパワーは廃止された。
技範囲自体は悪くないのだが、如何せん種族値が半端で火力不足に陥りがちで器用貧乏な印象が否めない。
単なる起点役であれば弱点が少ないドータクンの壁が厚く、習得技もやや被り気味。
中途半端な素早さを活用し、所謂スイッチトリパに組み込むなども考えられるか。
新要素のダイマックスとの相性はそこそこ。短所だったHPが倍増することで、耐久力が格段に上がる。
技範囲も前述の通り優秀で、多耐性・多弱点からじゃくてんほけんもある程度有意義に使える。
が、一致技のダイサイコのフィールド効果を受けられない点、他の習得技もフィールド展開効果が多いというミスマッチ。
ダイアースで特防の向上、ダイロックでタスキ潰し・天候奪還など、一部の効果は噛み合うので切る盤面自体はあるか。
特性考察 [編集]
- ふゆう
- 隠れ特性はなくこれのみ。本来等倍のじめん技を無効化でき、どくびしなどの設置技の影響を受けない。
じめん技の補完で採用されることの多いいわ技に耐性を持つため、これらの一貫を単体で切れる点でシナジーが見込める。
一方で各種フィールドの恩恵は得られず、特にサイコフィールドの恩恵が受けられないのは大きなデメリット。
かたやぶりで貫通される。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
だいちのちから | 地 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。岩や鋼にはじしんより通りやすい。 | |
ねっさのだいち | 地 | 70(105) | 100 | 火傷30% | タイプ一致技。追加効果が優秀。耐久型に。 | |
サイコキネシス | 超 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
サイコショック | 超 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。特殊受け対策。 | |
じんつうりき | 超 | 80(120) | 100 | 怯み10% | タイプ一致技。スカーフで怯みを狙えるが確率は低い。 | |
アシストパワー | 超 | 20(30)~ | 100 | - | タイプ一致技。めいそう・わるだくみ・コスモパワーと積み技は一通り揃う。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | 対草・飛行。フライゴンなどにも。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対エスパー。ゴーストにも抜群。 | |
マジカルシャイン | 妖 | 80 | 100 | - | 対悪。ズルズキンやサザンドラに。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 威力不安定。エナジーボールは覚えない。 | |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め技 | 水や地面タイプへの不意打ち。ダイソウゲンで。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
じしん | 地 | 100(150) | 100 | - | タイプ一致技。D>Bの多いでんきにはだいちのちからより通りやすい。 ダブルでは周囲全体攻撃。 じならしとともにグラスフィールドで半減されるため需要低下。 | |
じならし | 地 | 60(90) | 100 | 素早↓100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。サポート用。 | |
しねんのずつき | 超 | 80(120) | 90 | 怯み20% | タイプ一致技。怯みは狙いにくい。 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | 対虫・飛行。地面技との相性補完に優れる。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | ストーンエッジと選択。怯みは狙いにくい。 | |
だいばくはつ | 無 | 250 | 100 | 自分瀕死 | サポート後の退場や起点回避に。 | |
こうそくスピン | 無 | 50 | 100 | 拘束技・ 設置技解除 素早さ+1 | ステルスロック半減、その他設置技無効耐性を活かして。 拘束技・やどりぎのタネ対策にも。 | |
ボディプレス | 闘 | 80 | 100 | - | 防御振りならばサブウェポン候補。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
トリック | 超 | 100 | こだわりアイテムとあわせて。メガストーン・Zクリスタル廃止で通りやすくなった。 | |||
パワーシェア | 超 | - | 相手の火力低下・自身の火力補強に。 | |||
ステルスロック | 岩 | - | サポート用。だいばくはつで退場可能。 | |||
トリックルーム | 超 | - | サポート用。だいばくはつで退場可能。 | |||
リフレクター | 超 | - | サポート用。味方の物理耐久を強化。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。味方の特殊耐久を強化。 | |||
コスモパワー | 超 | - | 防御・特防を補強。耐久面を補える。 | |||
めいそう | 超 | - | 特攻・特防を補強。特殊面を補える。 | |||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻↑↑。積む隙さえ作れれば強力。 | |||
かいでんぱ | 電 | 100 | 相手の特攻を2段階下降。地面タイプにも有効だが電気を無効化する特性には注意。 | |||
ねむる | 超 | - | 状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。 | |||
テレポート | 超 | - | 優先度-6で発動し、控えと入れ替わる起点回避用の退場技。 だいばくはつで使い潰すのではなくクッション用として温存したい場合に。 トリックルーム後にも必ず後攻で交替できることがポイント。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 元にする技 | 威力 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|
ダイサイコ | みらいよち | 140(210) | 場:PF | ||
サイコキネシス | 130(195) | ||||
アシストパワー | |||||
じんつうりき | |||||
しねんのずつき | |||||
サイコショック | 普通の特殊技扱いになる。 | ||||
ダイアース | じしん | 130(195) | 味方:D↑ | ||
だいちのちから | |||||
ねっさのだいち | 120(180) | ||||
じならし | 110(165) | ||||
ダイソウゲン | ソーラービーム | 140 | 場:GF | 特殊技のみ。 | |
くさむすび | 130 | ||||
ダイアイス | れいとうビーム | 130 | 天候:霰 | 特殊技のみ。相手の吹雪やウェザボに注意。 | |
ダイナックル | ボディプレス | 90 | 味方:A↑ | 物理技のみ。 | |
ダイロック | ストーンエッジ | 130 | 天候:砂嵐 | 命中安定、砂嵐で火力補強も。 | |
いわなだれ | |||||
がんせきふうじ | 110 | ||||
げんしのちから | 特殊いわ技はこれだけ。 | ||||
ダイホロウ | シャドーボール | 130 | 相手:B↓ | 対エスパー。特殊技のみ。 | |
ダイスチル | ジャイロボール | 130 | 味方:B↑ | 物理技のみ。通常時に使うには素早さが高すぎる。 ダイマ時の追加効果は有用。 | |
ダイフェアリー | マジカルシャイン | 130 | 場:MF | 対あく。特殊技のみ。 | |
ダイアタック | だいばくはつ | 150 | 相手:S↓ | 素早さ調整しておけば抜ける相手は多い。 ダイジェットは覚えない。 | |
はかいこうせん | |||||
こうそくスピン | 100 | ||||
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックスターン枯らしに。 |
型考察 [編集]
じゃくてんほけんトリル型 [編集]
性格:ひかえめ/れいせい/ずぶとい/のんき
努力値:HC252ベースでBD調整
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:トリックルーム
優先技:だいちのちから/れいとうビーム
攻撃技:だいばくはつ/サイコキネシスorサイコショック/いわなだれ/シャドーボール/くさむすび
補助技:ステルスロック/リフレクター/ひかりのかべ
通常のサポート型とは傾向が異なるため分離して考察。
多耐性・多弱点を活かしてじゃくてんほけんを発動させ、トリックルームでSを入れ替えて殴る。
後続にトリルエースを控えさせておけば、A↑↑だいばくはつで痛手を与えつつ退場しエースの無償降臨も狙える。
物理流し型 [編集]
性格:ずぶとい/のんき
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ/カゴのみ/ウイのみ
優先技:ステルスロック
攻撃技:だいちのちから/ねっさのだいち/れいとうビーム/だいばくはつ/サイコキネシス/ボディプレス
補助技:ねむる/リフレクター/ひかりのかべ/トリックルーム
地面無効、岩・格闘半減など物理方面に耐性を持つが弱点の多さが祟っている。再生回復技も無いので流すのが精一杯。
耐久はそこまで高い訳ではないことと、はたきおとすやれいとうパンチ等を考えると受け出しは簡単ではない。
無理に相手を倒すことは考えずあくまでクッションと割り切り、ステロ撒きやだいばくはつで道連れができれば仕事としては十分と言える。
攻撃範囲は優秀だがCに振る余裕がほぼないため低火力。起点化阻止を重視するなら、だいばくはつを優先的に採用したい。
サポート型 [編集]
性格:ずぶとい/わんぱく/のんき/おだやか/しんちょう/なまいき/おくびょう/ようき
努力値:H252 BorDorS252/H252 S調整 残りBD
持ち物:ひかりのねんど/オボンのみ/ラムのみ/弱点半減の実
確定技:だいばくはつ
補助技:ひかりのかべ/リフレクター/トリックルーム/ステルスロック/しんぴのまもり
攻撃技:じしんorだいちのちからorねっさのだいち/サイコキネシスorしねんのずつき/れいとうビーム
定番の補助技→だいばくはつでの退場を目的とした型。
ひかりのかべ・リフレクターの2枚壁や、トリックルーム等を使って後続のサポートに徹する。
弱点が多いため壁が1枚しか張れず、だいばくはつ前に倒れる事もある。
半端ながらも素早さがある方なので、素早さにある程度努力値を振っておくのも悪くない。
相手によっては先手を取って壁を張る事も可能。
例:ユキノオーに対して先制でひかりのかべを使用 → 後手で動くユキノオーのふぶきを耐える。
他にもキリキザンの様に先手さえ取れれば有利を取れる相手も多数。
無論、素早さに努力値を割いても相手がスカーフを持っていたりするとあっさり抜かれる。
ネンドールより速い相手に対しては、耐久に努力値を振っている型の方が受け流せる可能性は上がる。
弱点が多いため、半端に努力値を振ると逆に命取りになる。
努力値を耐久に振るのも素早さに振るのも一長一短なので、どの相手の前でなら2枚壁等の目的を遂行させ易いか?
仮想敵をある程度決めて努力値を振る事をオススメする。
スカーフ型 [編集]
性格:おくびょう/ひかえめ/むじゃき
努力値:C252 S252or調整 残りH
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:だいちのちから/サイコキネシスorサイコショックorじんつうりき
選択技:れいとうビーム/くさむすび/シャドーボール/だいばくはつ/トリック/ストーンエッジ
サポート型というイメージを逆手にとった型。
素早さ補正のかかる性格なら135族まで抜けるがドラパルトは抜くことができない。
ルカリオなどの速攻低耐久アタッカーに奇襲できるが、
種族値が種族値なので弱点をついても確2、等倍だと確3の相手も多い。
- エスパー技
安定のサイコキネシス、特殊受け対策のサイコショック、怯み狙いのじんつうりきが候補。
- 地面技
特殊技のだいちのちから優先だが、性格をむじゃき等にして素早さ調整の残りを攻撃に振り、じしんを入れるのも可。
例として無振りサンダースに対し、無補正C振りだいちのちからでは確2だが、
無補正A44振り(最速130族抜き調整の残り)のじしんなら高乱1。
対ネンドール [編集]
- 注意すべき点
- 特殊耐久が高い。岩・地面・格闘に耐性があるため物理にも強い。
両壁やステルスロック、トリックルームでのサポートに長ける一方、
じゃくてんほけんを発動させてアタッカーとなることも。
- 対策方法
- 弱点が非常に多いので、大抵のアタッカーで何らかの手は打てる。
火力が低いので、読み間違えてちょうはつしても、タイプ一致弱点や4倍弱点でなければ一撃で落とされることは少ない。