ペンドラー [編集]
No.545 タイプ:むし/どく 通常特性:どくのトゲ(直接接触技を受けたとき、相手を30%の確率で「どく」状態にする) むしのしらせ(HPが残り1/3以下になると、むしタイプの技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:かそく(毎ターン素早さが1段階上がる)※第五世代でははやあし。 体重 :200.5kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
かそくバトンタッチ | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ペンドラー | 60 | 100 | 89 | 55 | 69 | 112 | 485 | どくのトゲ/むしのしらせ/かそく |
テッカニン | 61 | 90 | 45 | 50 | 50 | 160 | 456 | かそく/すりぬけ |
バシャーモ | 80 | 120 | 70 | 110 | 70 | 80 | 530 | もうか/かそく |
むし×どく複合。第七世代までは珍しい複合ではなかったが、今作では他の同複合が悉く不参戦。
現時点では唯一の複合タイプであり、予想外のところで個性を手に入れることとなった。
種族値合計は少ないものの、特攻が低いため無駄は然程多くなく、特に高めの素早さが魅力。
最低限の攻撃性能も持ち合わせ、更にかそく+バトンタッチの両立も可能と器用なポケモン。
第八世代ではおいうち、がむしゃら、アクアテールを喪失。メインウェポンにはほぼ変化が無い。
新規技もアイアンローラー、はいよるいちげき程度。後者は威力こそ低いが追加効果が優秀。
ダイジェットの登場によりむしタイプ全体が逆風に晒されており、単なるアタッカーとしては使いづらい。
主なダイジェットの使い手よりも素の素早さは高く、かそくにより追いつけるので一矢報いるのは容易。
使用者が大幅に減少したどくどくも、タイプ一致で引き続き使用可能。
現環境ではどちらかというと、サポーターとして動かした方が使いやすいだろう。
本人とダイマックスの相性は今一つといったところ。
耐久の上昇でかそく回数は稼ぎやすいが、一致技のダイアシッドは特攻が上昇してしまい、威力も低い。
ダイワームは特殊アタッカーに対し優位を取れるが、元の数値が数値なので不利なことに変わりない。
後続補助としても、普通にはいよるいちげきで同様の効果を発揮できるので、アタッカー運用の場合は切ることが少ない。
一方、追加効果に注目するとダイスチル、ダイアース、ダイナックル、そして勿論ダイアシッドと能力上昇効果が揃っている。
ダイジェットもかそくで代用可能であり、全ての能力上昇をバトンタッチでエースに渡せるという点は優秀な個性。
当然ながらペンドラーにダイマックスを使えばエースには使えないので、その点は考慮して運用すること。
なお、わざレコードでバトンタッチが配られたが相変わらずペンドラーしか習得できず、きせきホイーガでバトン運用は不可能。
ホイーガの考察はノートにあります。
特性考察 [編集]
- どくのトゲ
- 能動的に発動できない上に、通常の毒では負担が小さい。
耐久面の都合もあり試行回数も稼ぎづらい。基本的に候補外。
- むしのしらせ
- HPが減ると一致技の威力が上昇。Zワザが失われた現在、火力上昇は魅力的。
だがむし技は一貫性が低く、通りが悪いのでピンポイントで強化する対象としては微妙。
隠れ特性のかそくが優秀なのもあり、何らかの目的を持った調整でなければ採用は無いだろう。
- かそく
- 隠れ特性。アタッカー・サポーター双方の役割と相性が良く他二つの特性も微妙なこともあって基本的にこれ。
先制技を覚えないので、優先度を操作する相手やトリックルームは苦手。
メガシンカの撤廃により抜ける範囲は大きく増えており、バトンタッチも習得する。
技考察 [編集]
攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
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どくづき | 毒 | 80(120) | 100 | 毒30% | タイプ一致技。性能安定。虫技の一貫性は極端に低いのでほぼ必須。 | |
メガホーン | 虫 | 120(180) | 85 | - | タイプ一致技。高威力・命中不安。 | |
シザークロス | 虫 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。中威力・命中安定。 | |
はいよるいちげき | 虫 | 70(105) | 90 | 特攻↓100% | タイプ一致技。追加効果優秀・命中不安定。 | |
ミサイルばり | 虫 | 25(37)*2~5 | 95 | - | タイプ一致技。威力不安定だが、きあいのタスキやみがわりに強い。 5発ならメガホーンを超えるが期待値は3発。 | |
アイアンローラー | 鋼 | 130 | 100 | フィールド破壊 フィールドがないと失敗 | ダイスチルの下地として。威力重視&相手のフィールドの妨害にも。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎・毒・岩・鋼。一致技との相性補完に優れる。 | |
あなをほる | 地 | 80 | 100 | 溜め技 | ターン稼ぎ。 | |
じだんだ | 地 | 75/150 | 100 | 技失敗後は威力2倍 | アイアンローラーなどのフォローに。 | |
ばかぢから | 闘 | 120 | 100 | 攻撃・防御↓ | 対岩・鋼。バトンの可能性も加味すると他のポケモン以上に能力低下が痛い。 使うならダイナックルで攻撃上昇を狙いたい。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 対炎・飛行。かそくとあわせて怯みを狙える。 | |
じごくづき | 悪 | 80 | 100 | 音技封じ | 対ゴースト。音技、特にバトン型ではほえる対策に優秀。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
バトンタッチ | 無 | - | 能力変化を引き継ぐ。かそくや積み技、みがわりとあわせて。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、バトンタッチとあわせて。 | |||
どくどく | 毒 | 必中 | 耐久型対策。自身のタイプにより必中だが、毒・鋼には無効。 | |||
どくびし | 毒 | - | サポート用。高い素早さを活かして。 | |||
まもる | 無 | - | かそくのターン稼ぎに。ダイマックスに注意。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を強化。抜き性能の向上に。バトンタッチ可。 | |||
てっぺき | 鋼 | - | 防御を強化。鈍足物理を起点化。バトンタッチ可。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 素早さ強化。かそくで事足りる。バトンタッチ用。 |
ダイマックス技考察 [編集]
型考察 [編集]
かそくアタッカー型 [編集]
特性:かそく
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ
優先技:つるぎのまい/どくづき/じしん
攻撃技:メガホーン/いわなだれ/ばかぢから/じごくづき
補助技:まもる/どくどく/バトンタッチ/みがわり
バトンタッチを前提とせず物理エースとして戦う型。
豊富なサブウェポンとつるぎのまい、高い素早さにより抜き性能はそれなり。
第七世代で一致技1/4のゲンガーに地面技が通るようになり、虫or毒/地面の範囲が広がった。
性格は基本はようきだが、いじっぱりの場合多少確定数の変化がある。
毒・虫半減以下で浮いているポケモン、アーマーガアやエアームドなどを強く呼ぶので控えで対処したい。
かそくバトン型 [編集]
特性:かそく
性格:ようき/わんぱく
努力値:HS252 or H234 B252 S20(実数値135、S1段階低下130族抜き調整)
持ち物:きあいのタスキ/くろいヘドロ/オボンのみ/フィラのみ系/メンタルハーブ
確定技:バトンタッチ
優先技:みがわり
攻撃技:じしん/じごくづき/いわなだれ/どくづき
補助技:まもる/つるぎのまい/てっぺき
かそく+バトンタッチによる後続サポートに特化した型。
ペンドラーを一撃で落とす手段を持たない物理相手や、先制技を持たない相手との対面でかげぶんしん・てっぺき・つるぎのまいを積み、
後続エースにかそくによるS上昇と一緒にバトンタッチする。
持ち物は確実に積むための保険になるきあいのタスキが最安定。
起点作りポケモンと共に使う場合はフィラの実など回復アイテムが安定する。
バトン先の候補としては
ほろびのうた対策のぼうおんジャラランガ、
のろい対策としてマジックガードピクシー、
ふきとばしに対してはマジックミラーエーフィなどが挙げられる。
前者の場合ほえるにも強いが、くろいきりはどれも防げないためバトンタッチ戦術を行う際の天敵となる。
やどりぎのタネやのろいも引き継ぐため、それらの技を持つポケモンにも注意が必要。
攻撃技は一致技でありフェアリーに通るどくづき、呼ぶ相手に比較的安定して通り非接触のじしん・いわなだれ、
ほろびのうた・みがわり貫通のハイパーボイスなどの対策で通りも良いじごくづき、
無効化されず確実に相手のきあいのタスキを潰せる虫技のいずれか一つを搭載。バトンタッチに特化するなら補助技のみの技構成でも可。
ダイマックスし、ダイアースやダイスチル等で上げた能力を後続にバトン、という動きも一応可能。
ただし後続がダイマックス不可になるので、状況を考える必要がある。
先発どくびし型 [編集]
特性:かそく
性格:ようき
努力値:AS252orHS252をベースに調整
持ち物:きあいのタスキ/くろいヘドロ/レッドカード
確定技:どくびし
優先技:どくどく/じしん
攻撃技:どくづき/いわなだれorがんせきふうじ/虫技
変化技:まきびし/バトンタッチ/まもる/こらえる
どくびし使いの中では高速で、妨害されにくい。
かそくが発動すれば殆どの状況で2回分の毒撒きの猶予が得られる。
後続でオーロンゲやエルフーンなどのみがまも要員の起点にしたい。
対面したポケモンにも毒が撒けるようにどくどくを入れておくとなお良い。
攻撃技は毒・鋼に通るじしんが最優先。
次いでミストフィールドを展開するカプ・レヒレへの有効打になるどくづきと、浮いているポケモンに通る岩技といったところ。
この型では毒に耐性を持つ相手を第一に考える必要があるため、範囲のかぶる虫技の採用優先度は低い。
対ペンドラー [編集]
- 注意すべき点
- 優秀な特性「かそく」や、各種積み技をバトンタッチしていく戦法が強力。
A100と豊富なサブウェポンにより、自らアタッカーとして攻めていくこともできる。
また、S112の速さからどくびし撒き等のサポートもこなす。
- 対策方法
- バトンタッチにはいたずらごころ+ちょうはつや、ほえる・ふきとばしなどで対策。トリックルームもかそく対策になる。
バトンタッチ先のエーフィやつけあがるゴロンダ等のことも考えると、最安定はくろいきりを覚えたドヒドイデやほろびのうた持ちなど。
ただし剣の舞からの毒付きや地震が受からず、ドヒドイデは身代わりを破壊するのに2発以上技が必要になる事が多く、型を見誤ると突破されかねない。
どくびし+みがまもしてきそうな後続がいる場合は毒無効のポケモンで対処しよう。