マッシブーン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

マッシブーン [編集]

No.794 タイプ:むし/かくとう
特性:ビーストブースト(相手を倒す毎に自分の最も高い能力値が上昇する)
体重:333.6kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
同タイプHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マッシブーン107139139535379570ビーストブースト
フェローチェ711373713737151570ビーストブースト
ヘラクロス8012575409585500むしのしらせ/こんじょう/じしんかじょう
じしんかじょうの補正が1度入るとA種族値197相当

ばつぐん(4倍)ひこう
ばつぐん(2倍)ほのお/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/じめん/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

むし×かくとう複合のUB。同複合にはヘラクロス、同じくUBのフェローチェが存在。
種族値配分は物理に偏重しており、特殊耐久もHPの高さで平均よりやや劣る程度(具体的にはヒヒダルマと同程度)に収まる。
重火力アタッカーでありながら素早さも最低限は保持しており、物理アタッカーとしての完成度はかなり高い。

一方でダイジェットの登場により、4倍弱点であるひこう技が飛んできやすくなってしまった点は致命的。
耐久があるとはいえ一致技の半減範囲がモロに被っている為、殴り合いになると不利な相手が多い。
技範囲自体は相当に広く、想定する運用に合わせて編成全体でカバーするように構築しておくと詰みづらくなる。

第八世代では念願のインファイトを習得し、攻撃が下がってしまうばかぢからを使用する必要性が無くなった。
低めの特殊耐久がさらに下がってしまうが、元々低いと割り切ってしまえば目立ったデメリットにはならない。

他の新規習得技はDDラリアット、ダブルウィング、10まんばりきなど。
じしんを覚えるので10まんばりきはダブル、或いはゴリランダーを始めとするグラスフィールド対策に。
DDラリアットは一致技の通りが最悪のゴーストへの有効打として、なかなか使い勝手が良い。
どくどく、はねやすめは剥奪され、耐久型の育成は困難に。良くも悪くも物理アタッカーに特化した性能になっている。

新要素のダイマックスとの相性は良い。ダイナックルで火力増強、ダイワームで擬似的に特殊耐久を補強出来る。
HPの倍増により、元々高い物理耐久を更に鉄壁にでき、広い技範囲も最大限活用することが可能。

なお、現環境ではタイプ一致ではあるが、虫技は通りが悪い為に外される事が多い。
もし虫技を採用するならくさタイプへの抜群が被ってしまう、こおり、ひこう技を外した方が良いだろう。



特性考察 [編集]

ビーストブースト
他の特性はない。
種族値の通り攻撃か防御にかけることになる。AB個体値0で最速でもABSの3つが144になるため素早さにブーストをかけることはできない。
これは同値のステータスがある場合、ABCDSの順にビーストブーストが掛かるため。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
インファイト120(180)100BD↓一致技。高威力で連発できるのは優秀。耐久の低下がやや痛い。
きあいパンチ150(225)100優先度-3最高火力だが単体では使いづらい。
みがわりとあわせて。
ドレインパンチ75(112)100HP吸収1/2タイプ一致技。高耐久と相性のよい回復効果付き。
グロウパンチ40(60)100攻撃↑100%攻撃を補強。とつげきチョッキを持たせていても使える積み技。
きゅうけつ80(120)100HP吸収1/2ドレインパンチより威力は高いが通りは悪い。
とびかかる80(120)100攻撃↓100%タイプ一致技。物理アタッカーとの撃ち合いに強くなる。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対炎・虫・飛行。格闘定番のサブ。命中不安。
いわなだれ7590怯み30%エッジと選択。怯みは狙いにくい。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。自身や後続のサポートに。
れいとうパンチ75100凍り10%対飛行。こちらも格闘定番のサブ。4倍ドラゴンにも。
かみなりパンチ75100麻痺10%対飛行。ギャラドステッカグヤへの安定したダメージ源。
じしん100100-対毒。ギルガルドカプ・コケコにも。
10まんばりき9595ダブルでの単体攻撃に。
じしんと異なり接触技だがグラスフィールドの影響を受けない。
DDラリアット85100能力変化無視メインウェポンを半減以下にする対霊に。
どくづき80100毒30%対フェアリー。交代読みで。
アイアンヘッド80100怯み30%対フェアリー。追加効果は狙いづらい。
とびはねる8585溜め技
麻痺30%
自らのダイジェットにも使え、相手ダイマックスの時間稼ぎにも。
ダブルウイング40x290-とびはねるとの選択。こちらは命中で勝り、みがわりやばけのかわに強い。
カウンター-100優先度-5高い物理耐久を活かして倍返し。
変化技タイプ命中解説
ねむる-カゴのみとあわせて。状態異常に強くなる。
ちょうはつ100補助技対策。カウンターと相性がよい。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。ドレインパンチ・きゅうけつと相性がよい。
みがわり-状態異常技の回避や交代読みで。きあいパンチと相性がよい。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイナックルきあいパンチ100(150)味方:A↑一部技は元より威力は下がるものの、能力低下せず使うことができる。
また、火力を補強もできる。
インファイト95(142)
ドレインパンチ90(135)
グロウパンチ70(105)
ダイワームきゅうけつ130(195)相手:C↓一致技。特攻低下がうまく作用すれば不一致抜群程度なら耐える。
とびかかる
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐相性補完。砂嵐でタスキ潰し。スリップダメージは受ける。
いわなだれ
がんせきふうじ110
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰スリップダメージに注意。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF2発目から威力1.3倍。催眠対策にもなる。
ダイアースじしん130味方:D↑特殊耐久強化。
10まんばりき
ダイアークDDラリアット130相手:D↓追加効果は自身へ恩恵がない。味方のサポート程度。
ダイアシッドどくづき90味方:C↑対妖。追加効果の恩恵はない。
ダイスチルアイアンヘッド130味方:B↑対妖。物理耐久のさらなる上昇。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑命中の不安を無視できる。素早さの上昇にも。
ダブルウイング
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れを狙う。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:ビーストブースト
性格:いじっぱりorようき
努力値:HA252を基本にBDS調整 or AS252
持ち物:たつじんのおび/いのちのたま/こだわりハチマキ/ラムのみ/ゴツゴツメット/半減実
確定技:インファイトorドレインパンチ
選択攻撃技:きゅうけつorとびかかるorとどめばり/じしん/れいとうパンチ/かみなりパンチ/いわなだれorがんせきふうじ/どくづき/DDラリアット/アイアンヘッド/ダブルウイングorとびはねる
選択補助技:ちょうはつ/ビルドアップ

一般的な物理アタッカー型。
かくとうタイプとして見れば定番のサブウェポンは一通り揃っており、むしタイプのおかげで中速以下のエスパーにも強め。
また飛行技の「とびはねる」「ダブルウイング」を覚えるためダイジェットも使用可能で、最速で1回積めば最速アギルダーと同速となるため最速ドラパルトを抜ける。
物理主体の相手であれば自慢の物理耐久で無理矢理押し倒してビーストブーストの攻撃上昇と合わせて無双体制も狙える。
ただし一致技の相性補完はあまり優れておらず、毒・飛行・ゴースト・フェアリーと止めてくるタイプも多いため、サブウェポンは最低1つは欲しい所。

サブウェポンを多めに採用するのであれば、耐久を維持しながら火力強化が出来るたつじんのおび、
「ドレインパンチ」「きゅうけつ」といったHP吸収技をメインに沿えるなら威力強化とデメリットの相殺の面でいのちのたまがオススメ。
「ビルドアップ」と合わせてビルドレイン戦法を仕掛けることも可能。
補助技を捨てるのであれば、HPが高いため、低めの特防を補えるとつげきチョッキも相性が良い。
やけどやまひを警戒するならラムのみだが、やけどに関してはビーストブーストである程度の誤魔化しも可能。

物理耐久が高いので一見ゴツゴツメットと好相性に見えるが、タイプ相性上耐性を持つタイプに接触技は少なく、逆に弱点タイプに接触技が多いため、
耐久型ならともかくアタッカーでは相性がよいとは言い難く、ダイマックス技は非接触のためダメージを与えられない点で使いにくいか。

Sに振らない場合はH36 B220振りで物理最硬となる。

とどめばりは成功すれば特性と合わせてAを4段階上昇できるが、限定的かつ威力が低く技スペースもないので難易度が高い。
確実に攻撃を上げるのならダイナックルの方が良い。

チョッキ型 [編集]

特性:ビーストブースト
性格:いじっぱりorしんちょう
努力値:HAまたはADまたはHD(しんちょう時)をベースにS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:インファイトorドレインパンチ
選択技:きゅうけつorとびかかる/じしん/れいとうパンチ/かみなりパンチ/どくづき/ストーンエッジorがんせきふうじ/カウンター

耐久はDに振る方が効果的だがHに多く振ることで元来の物理耐久も両立できる。
他の型より居座ることが多いためデメリットのある格闘技の選択は慎重にしたい。

スカーフ型 [編集]

特性:ビーストブースト
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252/A252 S調整 残り耐久
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:インファイトorドレインパンチ
選択技:きゅうけつorとびかかる/じしん/れいとうパンチ/かみなりパンチ/いわなだれorがんせきふうじ/どくづき/アイアンヘッド

いじっぱりS252振りかようきS156振りでマニューラを抜ける。
またようきS188振りで130族を抜ける。カプ・コケコの上を叩けるので基本的にはようきを選択したいが、ようきA252じしんでは中乱数止まりなのに要注意。
最速だと145族と同速となる。


対マッシブーン [編集]

注意すべき点
H107、AB139と攻守共に高水準な物理の鬼。物理同士の撃ち合いには滅法強い。
物理技であれば、2倍弱点程度なら等倍のごとく平然と耐えて殴り返してくる。
有利なポケモンを後出ししても、豊富なサブで弱点を突かれたり、交代際にみがわりを張られたりする。
他のUBも同様だが、下手に捨て役や壁役を出して倒されるとビーストブーストで取り返しの付かない事態になり得る。
対策方法
ひこう4倍。特防は低め。
そのため、弱点をつける高火力アタッカーで上から叩くのが手っ取り早い。
デスカーンサマヨール等の弱点を突かれづらい高耐久ゴーストタイプも安定する。
火傷耐性が無いのでヘラクロス以上におにびを撃つのが安定行動になる。みがきあ型を考えるとなるべく上から撃ちたい。

外部リンク [編集]