バルジーナ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

バルジーナ [編集]

No.630 タイプ:あく/ひこう
通常特性:はとむね(相手に防御を下げられない)
     ぼうじん(天気の影響でダメージを受けない、粉系の技、及び特性「ほうし」を無効化)
隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)
体重  :39.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
耐久悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バルジーナ11065105559580510はとむね/ぼうじん/くだけるよろい
ブラッキー95651106013065525シンクロ/せいしんりょく
悪/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バルジーナ11065105559580510はとむね/ぼうじん/くだけるよろい
ファイヤー(ガラル)90859010012590580ぎゃくじょう

通常時はねやすめ使用時
ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/フェアリーかくとう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/2)くさ/ゴースト/あくゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/エスパーエスパー

ブラッキー以上の物理耐久を誇るあく×ひこう複合。
同タイプのイベルタルは禁止級伝説、Gファイヤーはアタッカー向けの性能。
HP・防御・特防が高く総合耐久指数は全ポケモンでも上位、かつぼうじんで天候ダメージも抑えられる。

耐性面では弱点4、無効2、半減3と比較的安定。はねやすめを使うとフェアリー以外の弱点が一変する。
素早さも中速程度にあるので重火力アタッカーに強く、多くの耐久型にも先制ちょうはつを決めやすい。
さらに、あくタイプなので相手のいたずらごころで妨害される心配も無用。
攻撃面は低水準ではあるが、イカサマやはたきおとすの他、わるだくみも覚えるので特殊アタッカーも不可能ではない。

第八世代で新規習得した技にはめぼしいものが無い一方、失った技もいばる以外は採用されないものばかり。
どくどく、はねやすめ、おいかぜ、はたきおとすといった習得者の激減した便利な技を引き続き習得可能で、
第七世代までとほとんど動きが変わらない上にZワザ、メガシンカの廃止ではたきおとすが通りやすくなった。
本人はほぼ変化が無いにもかかわらず、環境の変化で動きやすくなったというのが実際の立ち位置。

ダイマックス技はZワザほどの瞬間火力を発揮しないので、バルジーナの耐久であれば受けきれる。
とはいえ流石に高威力の一致弱点技を食らうと辛い。ダイマックス権が残ってる場合は注意しよう。
自身は攻撃性能が低いので、ダイマックスとの相性はいまいち。
ダイジェット、ダイアークを一致で使えるので、特殊アタッカーであれば使う機会はあるか。



特性考察 [編集]

はとむね
防御低下を防げる。主な目的はダイホロウによるB低下の無効化。
だが元々ゴーストは半減であり、下げられた防御は交代すれば元に戻り、てっぺきも覚える。
余程居座りたい理由があるなら採用する価値はあるが、そうでなければ他が優先される。
ぼうじん
天候ダメージや粉技への耐性を得る。第八世代では催眠技の使い手は減少したが、
いざ対面した場合に眠らされなければ有利対面であることが多く、
またダイマックスにより天候が目まぐるしく変わるので恩恵を受ける機会は多い。
明確に他の特性を選択する意義が無ければ安定択となる特性。
くだけるよろい
隠れ特性。直接攻撃を受けると防御が1段階低下する代わりに素早さが2段階上昇。
てっぺきを覚えるので下がった防御をカバーしていくことも可能ではあるが、
バトンタッチを覚えないので上がった素早さは自力で活用するしかない。
採用するなら相手を抜いて何をさせるのかは明確にしておきたい。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。物理アタッカーに高威力。耐久型のメインウェポン。
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。Aは低いのであくまで耐久型の妨害目的。
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技で最高威力。反動が痛い。
とんぼがえり70100自分交代対悪。攻撃しつつ撤退。交代読みで。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。素早さ逆転から先制はねやすめを狙える。
ボーンラッシュ25x2~590-期待値は3発。ダイアース前提。
特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。特殊型メイン候補。追加効果が発生すれば嬉しい。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。特殊アタッカー弱体化で疑似特防強化になる。
ダブルでは相手全体攻撃。耐久型の妨害目的に。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。特殊型メイン候補。追加効果はあくのはどうよりも期待できる。
ぼうふうは覚えられないので特殊飛行わざはこれ一択。
ねっぷう9590火傷10%わるだくみがあれば対氷・鋼に思わぬダメージになる。
変化技タイプ命中解説
はねやすめ-回復技。先手で使うと耐性が一変。
どくどく90ダメージ源。耐久型に。どくタイプ以外で珍しく習得。
ちょうはつ100補助技対策。耐久型には先制しやすい。
おだてる100妨害技。第八世代ではいばるは覚えない。
みがわり-補助技対策など、色々と役立つ。
ふきとばし-積み技対策。みがわり貫通・必中。ダイマックス中の相手には無効の為注意。
きりばらい-必中。回避率低下で後続のサポートや、障害物フィールドの対策になる。
わるだくみ-特攻を強化。特殊型の火力補強に。しかし素の特攻が低すぎるので使用に対するリターンは少なめ。
てっぺき-防御を強化。物理に滅法強くなる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアークイカサマ
あくのはどう
130(195)相手:D↓一致技。特殊技なら追加効果も活かせる。
イカサマでも自分の攻撃力を使って攻撃する。注意。
はたきおとす120(180)
バークアウト110(165)
ダイジェットブレイブバード140(210)味方:S↑一致技。使用後は最速だとアギルダーと同速に。
無振りだと最速84族相当にしかならない。追加効果を活かすならS調整。
そらをとぶ
エアスラッシュ
130(195)
ダイアースボーンラッシュ130味方:D↑一致技との補完に優れる。特防上昇が美味しい。
ダイロックがんせきふうじ110天候:砂嵐4倍狙いでリザードンなどに。
ぼうじんなら砂嵐でダメージ稼ぎもできる。
ダイウォール変化技-まもる状態2倍のHPとあわせて相手の攻撃を凌ぐ。
+  使用率・採用率の低い技

素早さ調整 [編集]

物理受け型が多いがちょうはつやはねやすめを使うためある程度の素早さも求められる。
以下を参考に調整。
※努力値(実数値)

補正有252(145/最速)
最速78族、準速90族、準速85族などを抜く。
無補正252(132/準速)
最速65族、4振り110族抜き。
ギリギリ最速70族(134)に届かない。
パルシェンのからをやぶるをちょうはつで止めることはできない。
無補正196(125)
最速61族(バンギラス、準速72族抜き。
ほぼバンギラスピンポイントの調整だが準速70族(122)を抜くのであれば一考してもいい。
無補正172(122)
4振り100族抜き。
激戦区の100族に対して上をとると言えば聞こえはいいが、このラインでS4振りはごく少数。
耐久型100族の中でもごく一部のポケモンに対して有効となる。
無補正52(107)
4振り85族抜き調整。
4振りFCロトムと同速。
S振りをするならここが一つのラインだが、抜き抜き調整意識で少しここから多めに振るのも一つの選択肢。
そうすることで4振りFCロトムの上もとれる。
無補正4(101)
激戦区の80族における最低ライン。
ライバルは数多いが、ほかの能力値に特化する場合はここでもよい。

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

特性:ぼうじん(優先)orはとむね
性格:わんぱくorずぶとい
努力値:H252 B252orS調整 残り耐久
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし
確定技:イカサマ/はねやすめ
選択攻撃技:とんぼがえり/はたきおとす/がんせきふうじ
選択変化技:ちょうはつ/どくどく/ふきとばし/てっぺき/おいかぜ

現環境に多い物理アタッカーを意識した物理受け型。
はねやすめで回復しつつ、どくどくやゴツゴツメットで削る。

PGL統計によると、シングルにおけるバルジーナの大半がこの型である。
イカサマやはねやすめ、特性ぼうじん、持ち物はゴツゴツメットの採用率が常に90%を超える。

耐久力はあるが、高火力の一致弱点技は流石に厳しい。
また、自分より速い相手には怯みで突破される恐れもあるので注意。

物理受け型だが特殊方面もかなりの硬さを誇り、D無振りでもC特化サザンドラ@こだわりメガネのりゅうせいぐんを耐えるため、対面時に交代以外の選択肢を取れることもある。

ぼうじんにより粉技持ちにも強く出られる。耐久型にも先制ちょうはつが決まりやすい。
ただしフシギバナの場合ちょうはつしても飛行技がないと倒すのに時間がかかり、その間にヘドロばくだん連発で毒状態にされる危険性も残る。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ぼうじん
性格:ひかえめ
努力値:C252 耐久・素早さ調整
持ち物:こだわりメガネ/オボンのみ/いのちのたま
確定技:エアスラッシュ/あくのはどう
優先技:わるだくみ
攻撃技:とんぼがえり/ねっぷう/バークアウト
変化技:はねやすめ/ちょうはつ/どくどく/おいかぜ/みがわり

物理受け型で提案された特殊アタッカー型。
特攻や技威力が低いので、わるだくみで補強するかこだわりメガネを持たせるかしないと火力不足。
おいかぜを持たせれば味方のサポートにもなり、素早さが逆転すれば怯みも狙える。

型サンプル
持ち物:オボンのみ
技構成:エアスラッシュ/あくのはどう/わるだくみ/みがわり
H振りだけである程度の攻撃は耐えるうえに、物理は退く事も多く、みがわり→わるだくみを決めやすい。
先制ちょうはつには弱いものの、攻撃技が一致技2つでも鋼で止まらない。
ただ、火力不足で押し切られることも多かったので、退き際も重要。

物理アタッカー型 [編集]

特性:ぼうじんorくだけるよろい
性格:いじっぱり
努力値:A252 耐久・素早さ調整
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ
確定技:はたきおとす/ブレイブバード
攻撃技:とんぼがえり/ボーンラッシュ
補助技:はねやすめ/どくどく/おいかぜ/ちょうはつ

高い耐久を警戒する相手を逆手にとって、優秀な攻撃技で奇襲をかける型。
攻撃種族値は高くないが、技の威力が優秀なのでそれなりの火力は出せる。ただし特殊アタッカー型と違って積み技は無い。

素の耐久が高いため、余りの努力値を少し回すだけで様々な耐久調整も可能。

ヒヒダルマ等、耐久型ではまず勝てないポケモンに勝てる。
受けに出てくる特殊受けナットレイ等もそのまま突破できる。
バンギラス等苦手な鈍足に先制とんぼがえりも可能。
電気以外の先発要員に対して厚い。

+  火力について

相性考察 [編集]

毒タイプと相性がよい。
バルジーナは毒タイプの弱点であるエスパー・地面を無効化。
あちらはフェアリーのほか、はねやすめ読みで撃たれる格闘・虫を半減で受けられる。


対バルジーナ [編集]

注意すべき点
耐久種族値が高く、先制はねやすめで耐性が変わるため、弱点を突きにくい。
物理にはおだてるやイカサマやてっぺき、特殊にはバークアウト、耐久にはどくどくやふきとばしやちょうはつと隙が無い。
はたきおとすやがんせきふうじでの妨害、おいかぜでのサポートも可能。みがわりやきりばらいでこちらの妨害にも妨害してくる。
対策方法
通常時と先制はねやすめ時に一貫して弱点を突けるフェアリー技が有効。
攻撃わざでフェアリーに有効なわざは、はがねのつばさしかない。
イカサマやバークアウトの危険性もあるため、バルジーナより速いポケモンが望ましい。
状態異常対策もねむるや持ち物くらいなので、こちらからどくどくやちょうはつを仕掛けるのも効果的だが、いたずらごころでは通用しないので注意。
カプ・コケコならフェアリー技に加え電気技・ちょうはつも先手で撃てる。

外部リンク [編集]