オンバーン [編集]
No.715 タイプ:ひこう/ドラゴン 通常特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる) すりぬけ(オーロラベール・リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して攻撃できる) 隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない) 体重 :85.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高速特殊AT/竜 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オンバーン | 85 | 70 | 80 | 97 | 80 | 123 | 535 | おみとおし/すりぬけ/テレパシー |
ドラパルト | 88 | 120 | 75 | 100 | 75 | 142 | 600 | クリアボディ/すりぬけ/のろわれボディ |
サザンドラ | 92 | 105 | 90 | 125 | 90 | 98 | 600 | ふゆう |
アーゴヨン | 73 | 73 | 73 | 127 | 73 | 121 | 540 | ビーストブースト |
ラティオス | 80 | 90 | 80 | 130 | 110 | 110 | 600 | ふゆう |
第六世代で登場したひこう×ドラゴン複合タイプ。
同複合最速、そして広い技範囲を持ち合わせ、いかりのまえば、おいかぜ、とんぼがえり等の小技も豊富な器用さが売り。
一方で他の種族値はバランスよく配分されており、良くも悪くも突き抜けた部分は少ない。
第八世代では最速の一般ドラゴンの座をドラパルトに譲ることに。
火力で劣り、すりぬけも被ることからアタッカー適性はかなり劣る。対面としてもまず勝てない厄介な相手。
補助技のレパートリーこそ違うものの、前述した器用さはドラパルトも持ち合わせており、差別化には一工夫必要。
エースバーンやオーロンゲのふいうちで縛られにくい点は差別化要素のひとつとなるか。
技方面ではりゅうのまい、ダブルウィングと物理技がやや増えたが、本人の種族値傾向とは噛み合わない。
どくどく、すりかえが剥奪、よこどりが廃止され、搦め手に少々陰りが見える。
特におみとおしと相性の良いすりかえの剥奪は痛い。前作までとは少々異なる運用が求められる。
ボーマンダと同複合、ガブリアス、ランドロスと4倍弱点が被り、ついでのように対策されやすい点にも注意。
技方面は恵まれていると言い難い一方、新アイテムののどスプレー+ばくおんぱで能動的に特攻が上昇可能に。
まためざめるパワーの廃止により、予想外のこおり技を食らわなくなった点も追い風といえる。
元々平均的な耐久ラインは満たしており、技範囲の広さも合わせてダイマックスとの相性も悪くはない。
抜き性能には不安が残るが、のどスプレーと合わせた特殊アタッカーとしての道も開けてきたか。
メガシンカの廃止で種族値の格差も縮まっており、オンバーン自体の性能面は弱体化傾向だが、仕様面では比較的恵まれた状況にある。
ちなみに地味な変更点ではあるが、タマゴグループにドラゴンが追加された。
特性考察 [編集]
- おみとおし
- おみとおし持ちでは最速であり、タスキ・スカーフによる奇襲を予見できるため安定性が高い。
ただし、おみとおしが発動したことは相手にも知られてしまう。
ドラパルトとの差別化にもなり、オンバーンの性質にもあっているため、迷ったらこの特性でよい。
ダブルでは相手2体の持ち物を確認できるため、より強力な性能となる。
相性の良いすりかえはランクバトルで使用できないので注意。
- すりぬけ
- みがわりと壁を無視して動けるのでアタッカー運用に向いた特性。
終盤の掃除役やダイマックスエースとして使う場合には、おみとおしの効果が薄いこともあり優先される。
ただし同特性でより速いドラパルトとの差別化は意識する必要がある。
- テレパシー
- 隠れ特性。ダブル専用だが仲間を巻き込む技としてメジャーなじしんは最初から無効。
相方の自爆技を透かせるが、ダブルではおみとおしが相手両方の持ち物を見れるのでより有用性が高い。
必要なタイミングが少々ピンポイントだが、明確ではあるので構築によっては選択肢に入るか。
ちなみにかたやぶりで貫通されるが、所持者の全体攻撃は概ねじしんなので意識する必要は薄め。
技考察 [編集]
攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。連発には向かない。撃ち逃げ向き。 | |
りゅうのはどう | 竜 | 85(127) | 100 | - | タイプ一致技。性能安定だが元のCも低く低火力なので基本的に優先度は低い。 | |
ぼうふう | 飛 | 110(165) | 70 | 混乱30% | タイプ一致技。雨とあわせて。 | |
エアスラッシュ | 飛 | 75(112) | 95 | 怯み30% | タイプ一致技。怯みを狙いやすい。 | |
ばくおんぱ | 無 | 140 | 100 | - | りゅうのはどうより高威力だがぼうおんやじごくづき持ちに注意。 みがわり貫通。ダブルでは周囲全体攻撃。 | |
ハイパーボイス | 無 | 90 | 100 | - | ダブルバトルで味方に当てたくない場合に。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | 対鋼。性能安定。だいもんじは覚えない。 | |
ねっぷう | 炎 | 95 | 90 | 火傷10% | 対鋼。ダブルでは相手全体攻撃。 | |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 晴れ下で 溜め解除 | ダイマックスで晴れになったら。ダイソウゲンでも。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 対岩・鋼。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 一貫性は高いが威力は低い。 | |
あくのはどう | 悪 | 80 | 100 | 怯み20% | 同上だが、追加効果やダイマックスを考慮するとこちらの方が性能にマッチする。 | |
いかりのまえば | 無 | - | 90 | - | 優秀な削り技。ゴースト以外に。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 攻撃しつつ撤退。おみとおしやりゅうせいぐん、スカーフとあわせて。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 補助技対策。素早いので使いやすい。 | |||
みがわり | 無 | - | あると便利。音技や連続技に注意。 | |||
おいかぜ | 飛 | - | サポート用。味方の素早さ強化。 | |||
ふきとばし | 無 | - | 積み技対策。起点化回避に。 | |||
はねやすめ | 飛 | - | 回復技。耐性変化に注意。 | |||
つきのひかり | 妖 | - | 回復技。ダイマックス技による天候変化に注意。 |
ダイマックス技考察 [編集]
ダイマックス技 | 威力 | 元にする技 | 効果 | 解説 | |
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ダイドラグーン | りゅうせいぐん | 140(210) | 相手:A↓ | 一致技。先制で使えば疑似物理耐久アップ。 | |
りゅうのはどう | 130(195) | ||||
ダイジェット | ぼうふう | 140(210) | 味方:S↑ | 一致技。追加効果が発動すればスカーフ持ちすら抜ける。 | |
エアスラッシュ | 130(195) | ||||
ダイバーン | ねっぷう かえんほうしゃ | 130 | 天候:晴 | 対鋼。4倍狙いで。つきのひかりと相性がいい。 | |
ダイナックル | きあいだま | 95 | 味方:A↑ | 対鋼。4倍狙いで。シングルでは追加効果の恩恵は薄い。 | |
ダイサイコ | サイコキネシス | 130 | 場:PF | サイコフィールドでミストフィールドを上塗り。 オンバーン自身はひこうタイプなので恩恵はない。 | |
ダイソウゲン | ソーラービーム | 140 | 場:GF | 対水地岩。オンバーンの相性補間に優れる。グラスフィールドを展開するが自身は受けれない。 | |
ダイアーク | あくのはどう | 130 | 相手:D↓ | 対霊超。特防削りが優秀。基本はこちら。 | |
ダイホロウ | シャドーボール | 130 | 相手:B↓ | 対霊超。ミミッキュを意識するなら。 | |
ダイウォール | 変化技 | - | まもる | 相手のダイマックスのターン切れ狙いで。 |
使用率・採用率の低い技 |
型考察 [編集]
基本アタッカー型 [編集]
性格:おくびょう
特性:おみとおしorすりぬけ
努力値:CS252 H4
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりスカーフ/のどスプレー
確定技:りゅうせいぐん(推奨)orりゅうのはどう/エアスラッシュorぼうふう
優先技:かえんほうしゃ/いかりのまえば
攻撃技:きあいだま/とんぼがえり/ばくおんぱ
補助技:みがわり/ちょうはつ/おいかぜ
高い素早さを生かし先発の偵察を兼ねたアタッカーとして運用する。
無補正りゅうのはどうではフライゴンやドラパルトすら確定で落ちないので、撃ち逃げをやらせるならりゅうせいぐんが欲しい。
火力は足りておらず、臆病@珠ではエースバーンをりゅうせいぐんで確定1にできない。
いかりのまえばを持たせておけばとりあえず削りを入れることができ、ドラパルトとの差別化にもなるので優先的に持っておきたい。
ばくおんぱを覚えさせるなら今作登場したのどスプレーを持たせるのもアリ。
こだわりメガネ型 [編集]
性格:おくびょう
特性:おみとおしorすりぬけ
努力値:S252 C252or耐久調整
持ち物:こだわりメガネ
確定技:りゅうせいぐん/ぼうふうorエアスラッシュ
優先技:とんぼがえり/かえんほうしゃorねっぷう
選択技:ばくおんぱ/きあいだま/とんぼがえり
基本型と同様に先発適性の高いアタッカー型。
撃ち分けが出来なくなるためとんぼがえりの優先度が高くなる。
C振り特攻実値149×こだわりメガネ=223。
りゅうせいぐんでH252-D4振りヌメルゴンが高乱1(7/8)。
H252ギルガルドはかえんほうしゃで確定2発、交代読みなら倒せるが対面では厳しい。
レッドカード前歯型 [編集]
性格:おくびょう
特性:おみとおし
努力値:S252 耐久調整
持ち物:レッドカード
確定技:いかりのまえば/ちょうはつ
選択技:エアスラッシュorぼうふう/りゅうせいぐん/ばくおんぱ/かえんほうしゃorねっぷう/とんぼがえり/どろぼう
先発前提。先制いかりのまえばとレッドカードで相手2匹のHPを半分削り、相手パーティの弱体化を狙う型。
Hに252振ると実数値が偶数になってしまうので、目一杯振りたい場合でも244止め推奨。
- 耐久調整
レッドカード発動後は持ち物がフリーになるため、どろぼうは好相性。
ちなみに、悪タイプ弱点でじゃくてんほけん持ちの相手に対してどろぼうを使った場合、
奪う前にじゃくてんほけんが先に発動することになる。特に対ギルガルドでは注意が必要。
【ダブル】サポート型 [編集]
性格:おくびょう
特性:おみとおし(推奨)orすりぬけorテレパシー
努力値:HS252 または S252 HC調整
持ち物:きあいのタスキ/半減実
確定技:エアスラッシュorぼうふう/おいかぜ
優先技:いかりのまえば
攻撃技:きあいだま/かえんほうしゃ/ねっぷう/りゅうのはどう/りゅうせいぐん/あくのはどう/とんぼがえり/ばくおんぱ
補助技:みがわり/ちょうはつ
高い素早さを活かしたサポーターとして起用。
特性がおみとおしであるならば、先発で繰り出すことで相手2匹の持ち物を確認することができ、戦略を組み立てやすくなる。
ドラパルトとの差別化要素としては先述の特性おみとおしの他、向こうが覚えないおいかぜが筆頭に挙がる。
特性の関係でトルネロスやエルフーンの方がおいかぜ自体は先手で使えるが、
特性を考慮しないのであればS123からおいかぜが使えるのは大きな利点。
なお、おいかぜ自体は種族値傾向が似ておりオンバーンよりも速く、特性に同じすりぬけを持つクロバットでも可能なため、
彼らとの差別化を意識するのであれば、特性はすりぬけ以外を選択し、クロバットは没収されたいかりのまえばも優先的に採用したい。
攻撃技は差別化として重要ないかりのまえばの他、怯みを狙えるエアスラッシュ、
やることがなくなった際に撤退できるとんぼがえり辺りが優先度は高い。
また、全体攻撃となるばくおんぱやねっぷうも候補。
ただしばくおんぱは味方も巻き込むので、採用するのであれば特性ぼうおん持ちかゴーストタイプと組ませることを意識したい。
相性考察 [編集]
はがねタイプのポケモンはオンバーンの弱点を全て半減し、自身の弱点である地面・格闘・炎はオンバーンが半減以下にできるため相性がよい。
オンバーンと鋼タイプを同時に選出した場合、一貫するのは電気・悪・ゴーストのみなので、残りの1枠にはこれらに対抗できるポケモンを入れるとよい。
対オンバーン [編集]
- 注意すべき点
- S123からの高威力特殊技の数々。いかりのまえばやちょうはつ等の小技も習得。
おみとおしによりこちらの行動を読まれやすい。
- 対策方法
- 1番良いのは4倍弱点のこおり技。
火力は並程度で積み技も無いため、はがねやフェアリーなら後出しから受けられる。
ただしはがねは複合次第ではサブウェポンで4倍弱点を突かれる恐れもあるので注意。