カジリガメ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜第八世代（ソード・シールド）

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カジリガメ [編集]

No.834 タイプ：みず/いわ
通常特性：がんじょうあご（キバを使った攻撃の威力が1.5倍になる）
　　　　　シェルアーマー（攻撃を急所に受けない）
隠れ特性：すいすい（天気が雨のとき素早さが上がる）
体重：115.5kg（けたぐり・くさむすびの威力100）

第八世代で登場したみず・いわタイプのポケモン。
物理方面に秀でた種族値を持つ。特防はやや心許ないが、いわタイプなので砂嵐で補強可能。

すいすい物理アタッカーに向いた種族値を持つが、同じすいすい持ちで種族値が似るカブトプスが冠の雪原で復帰した。
耐久面と最大火力ではカジリガメの方が上だが、向こうは最速でのすいすい発動時に最速レジエレキやダイジェット１積み後のエースバーンを抜ける。

専用技のくらいつくは、どちらかが倒れるまでお互いに交代できなくなるあくタイプのがんじょうあご適用技。
ゴーストは拘束できないが、抜群を取って大ダメージを狙えるので問題ない。
有利な相手を拘束する、耐久型を起点にする等の使い方が考えられるが、撃ち際に苦手な相手に交換されると逆に起点化されかねない。

また、専用のキョダイマックスを持つ。専用技キョダイガンジンはステルスロックを撒きながら攻撃可能。
似たような性能を持つキョダイコウジンとは、設置技の抜群範囲が広い点で容易に差別化できる。
ただしステルスロックを更に重ねることは出来ない。また、みず技が変化するのでダイストリームが使えなくなる。
すいすいの能動発動との両立は出来ず、考え無しに採用できる技ではない。
ダイオウドウよりも初見ではダイマックスかキョダイマックスか判別しづらく、読み違えた際の影響も大きい点を利用したい。

キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技

キョダイマックス技	変化する技タイプ	解説
キョダイガンジン	みず	相手の場にステルスロックを設置する。

考察及びダイマックスとの比較

名称と追加効果で勘違いされやすいがみずタイプの技。
ステルスロックの設置と攻撃を同時に行える点が強力ではあるのだが、場を雨にするダイストリームを失っているためすいすいを単独で活かせなくなるのはかなり痛い。
天気が雨でない為、2発目以降の威力も上がらなくなる。
ダイマックス技はがんじょうあごも適用されないため、通常ダイマックスに比べシェルアーマーの優先度が高くなる。
ペリッパーやニョロトノと組み合わせるならすいすいとの併用も可能で、ステロと合わせて3タテも難しくない。
もしくは素早さをすいすいに頼らず、ロックカットで補強するのも手か。
また効果の関係上、対戦の序盤でダイマックスを切る必要があるため、1度不利になると巻き返しが厳しくなることも注意。

ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

がんじょうあご

キバを使用する技の威力が1.5倍。倍率は高いのだが適用技が少なめ。
一致技に適用技が無いのが痛い。ダイマックスすると効果がなくなるのもマイナス。
サブウェポンに明確な役割対象が存在するなら選択肢。

シェルアーマー

相手の攻撃が急所に当たらなくなる。壁や調整を運で突破されなくなる。
がんじょうあごが乗らず、かつすいすいを能動的に発動できないキョダイマックス向け。
通常のダイマックスであればすいすいが強力、そうでなければがんじょうあごの方が能動的に発動できる。
かたやぶりには貫通される。そもそも急所率自体が低いが一応忘れずに。

すいすい

隠れ特性。雨時に自身の素早さが倍になる。最速時の実数値は138、雨下で276。
火力で不利なガメノデスとの差別化となり、ダイストリームで能動的に発動可能。基本的にはこれ。
冠の雪原で同複合・同特性のライバルが多数解禁されたが、火力面で差別化は容易。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力 <アゴ>	命中	効果	解説
もろはのずつき	岩	150(225)	80	反動1/2	一致技。カジリガメの個性であり最大火力。命中不安。反動が大きい。
ストーンエッジ	岩	100(150)	80	急所ランク+1	一致技。命中不安。反動を嫌う場合に。
いわなだれ	岩	75(112)	90	怯み30%	一致技。命中高め。すいすいなら怯みも狙いやすい。
がんせきふうじ	岩	60(90)	95	素早↓100%	一致技。微妙な素早さを補う。後続サポートにも。
ロックブラスト	岩	25(37)*2~5	90	-	一致技。ばけのかわ・みがわり・タスキ対策。期待値は3発。
アクアブレイク	水	85(127)	100	防御↓20%	一致技。安定性能。水技最高火力。
たきのぼり	水	80(120)	100	怯み20%	一致技。雨下で怯み狙い。
シェルブレード	水	75(112)	95	防御↓50%	一致技。威力は低めだが追加効果が出やすい。
メガホーン	虫	120	85	-	対草。
ばかぢから	闘	120	100	攻撃・防御↓	一致技を半減するナットレイに。基本は撃ち逃げ用。
リベンジ	闘	60/120	100	優先度-4	攻撃されると威力2倍。すいすいとは相性が悪い。
ボディプレス	闘	80	100	-	防御力で攻撃。リスクを嫌うなら。ただしBは突出して高いわけではない。
じしん	地	100	100	-	対電、鋼。岩との補完に優れる。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき	地	95	95	-	ダブル用。地震とは違い威力と命中はやや低いがグラスフィールド下では半減されない。
じだんだ	地	75	100	前ターン技失敗で 威力2倍	岩技外しの保険になる。
アイアンテール	鋼	100	75	防御↓30%	対妖ピンポイント。命中不安。
スマートホーン	鋼	70	-	-	同上。必中。
かみくだく	悪	80 <120>	100	防御↓20%	対超、霊。がんじょうあご対象技。
くらいつく	悪	80 <120>	100	-	専用技。がんじょうあご対象技。 ひんしになるまでお互い交代不可。ゴーストは拘束できない。
じごくづき	悪	80	100	音技封じ	ストリンダー・ニンフィアあたりにも有効。がんじょうあご以外で。
どくづき	毒	80	100	毒30%	対草、妖。
こおりのキバ	氷	65 <97>	95	凍り10% 怯み10%	対草、竜。水技との補完に。がんじょうあご対象技。
ドラゴンテール	竜	60	90	優先度-6 相手交代	流し技。交代読みや、ステルスロックと併せて。
カウンター	闘	-	100	優先度-5	物理技を倍返し。
変化技	タイプ		命中	解説
つるぎのまい	無		-	攻撃↑↑。すいすいと併せて抜き性能を得る。
てっぺき	鋼		-	防御↑↑。4倍弱点持ちなので居座りには向かない。
ロックカット	岩		-	素早さ↑↑。すいすい型以外で速度を出したいなら。
あまごい	水		-	自らすいすいを発動させる手段として。積み技感覚で。
ステルスロック	岩		-	サポートに。
みがわり	無		-	交代読みやターン稼ぎに。
こらえる	無		-	強引な弱点保険の発動やターン稼ぎに。ダイマックス技も耐えられる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技	元にする技	威力	効果	解説
キョダイガンジン	アクアブレイク たきのぼり	130(195)	ステロ	キョダイマックス時の一致技。攻撃と同時にステルスロックを撒く。 すいすい型以外では一考の余地があるが、追加効果を活かすには序盤で使用する必要がある。 ダイロックの砂嵐と反目しあわない点は普通に優秀。
ダイストリーム	アクアブレイク たきのぼり	130(195)	天候:雨	キョダイマックスでは使うことはできない。 一致技。雨によって水技1.5倍&すいすい発動ですばやさ2倍。 ダイロックとはお互いの天候を消しあう関係。
ダイロック	もろはのずつき	150(225)	天候:砂嵐	一致技。もろはのずつきなら威力150で反動踏み倒し。 砂嵐でタスキを無力化できる点も優秀だがすいすい型で撃ち難い。 砂嵐による特防アップも地味に大きい。
	ストーンエッジ いわなだれ ロックブラスト	130(195)
	がんせきふうじ	110(165)
ダイアース	じしん	130	味方:D↑	対はがね・でんき。追加効果で特防上昇。
ダイナックル	ばかぢから	95	味方:A↑	対はがね・あく。追加効果で攻撃上昇。
	ボディプレス	90
	カウンター	75
ダイワーム	メガホーン	140	相手:C↓	対くさ・あく。威力が高めだが半減されやすい。先制で疑似特殊耐久向上。
ダイアシッド	どくづき	90	味方:C↑	対くさ・フェアリー。威力はどくづきと大差ない。
ダイアイス	こおりのキバ	120	天候:霰	対くさ・ドラゴン。一致技の天候を上書きする為、ダイストリームやダイロックと相性が悪い。
ダイアーク	くらいつく かみくだく	130	敵:D↓	対ゴースト・エスパー。
ダイドラグーン	ドラゴンテール	110	相手:A↓	天候を変えないドラゴンへの打点だが威力が低い。
ダイアタック	ロケットずつき	130	敵:S↓	使えば抜ける相手は多い。すいすいに頼らないS補強手段。
ダイウォール	変化技	-	まもる	相手のダイマックスの終了を狙う。雨の持続ターンに注意。

型考察 [編集]

すいすいアタッカー型 [編集]

特性：すいすい
性格：ようきorいじっぱり
努力値：A252 S252ベースに H調整
持ち物：こだわりハチマキ/いのちのたま/じゃくてんほけん
確定技：アクアブレイクorたきのぼり/いわなだれorもろはのずつきorストーンエッジorロックブラスト
攻撃技：かみくだくorくらいつく/メガホーン/どくづき/じしん/ばかぢから
補助技：つるぎのまい/ロックカット

雨下での高火力水技で全抜きを狙うアタッカー型。
雨はほかのポケモンで降らしてもいいし、自身でダイストリームを使用して雨状態にするのもよい。
ただし、ダイマックス状態で岩タイプの技を使うと天候がすなあらしになってしまうので十分気を付けること。
また、雨でなくてもロックカットを使用してすばやさだけをすいすい状態と同速にすることもできる。(水技の威力は上がらないが交代するまで永続)

水技は少しでも威力の高いアクアブレイク、高速と相性のいいたきのぼりから選択。
岩技は火力のもろはのずつき、安定性のいわなだれ、タスキ・ミミッキュ意識のロックブラストから選択。
サブウェポンは草タイプ意識のどくづき、メガホーン、ドヒドイデ意識のじしん、ダイマックス技が強力なばかぢからなど。

耐久アタッカー型 [編集]

性格：いじっぱり/ゆうかん/のんき
特性：がんじょうあご/シェルアーマー
努力値：H252 A252ベースで耐久調整
持ち物：とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/リンドのみ
確定技：たきのぼりorアクアブレイク/いわなだれorストーンエッジ
優先技：かみくだくorくらいつく/こおりのキバ
攻撃技：じしんorじならし/どくづき/ばかぢからorボディプレス/カウンター
補助技：つるぎのまい/てっぺき

すいすいのすばやさを捨てて耐久に降り、一発一発の火力を高めた型。
どちらかと言うと先発キョダイマックス向け。
キョダイマックスした3ターン分生き残れる様に弱点への耐久調整を施したい。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対カジリガメ [編集]

注意すべき点

岩・水・虫・毒・地・闘・悪・鋼・氷と非常に広い範囲が特徴。
すばやさ種族値は意外にも74と平均的で、ロックカットやすいすいで倍増した場合は手を付けられなくなる。
また、積み技も豊富で、交代を封じる専用技「くらいつく」で耐久型ポケモンを起点にしてくる場合がある。
物理ポケモンを拘束して、カウンターでの強引な突破を狙ってくる場合もある。

対策方法

くさ技を持っていれば、それで殴るのが一番。また、10まんボルトなどでんきの特殊技もかなり有効だが砂嵐だと特防が1.5倍となり若干落としにくくなるので注意。
物理耐久はかなり高めなため、かくとう・じめんでの突破を狙うときはカウンターを警戒すること。
やけども有効だが、こちらに他の攻撃手段がない場合、つるぎのまいで無理矢理押し切られる場合もある。
ヌオーやトリトドンは一致技を両方防ぐうえ、じめん技で弱点を付ける。

外部リンク [編集]

• カジリガメ - ポケモン百科事典