オシャレボール - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

オシャレボール [編集]



オシャレボール(オシャボ)とは [編集]

オシャレボール(略称:オシャボ)とは、ポケモンの育成におけるオマケ要素であり、
ポケモンを捕獲する各種モンスターボールを個人が任意に選択し、ポケモンのコレクション性を高めるプレイスタイル、およびそのボールのことである。
第6世代において、タマゴから孵化したポケモンが親となったポケモンのボールを引き継ぐ仕様となったことで広く認知・普及した。
ポケモンの外見・設定、あるいはトレーナーのこだわりなどによって似合うボールが選択され、
ポケモンとボールの組み合わせによっては希少性の高いものもあり、珍重される。
当然ながら入っているボールによるステータスの違いは存在しないため、ポケモンの対戦には本来関係ない要素である。

しかしながら、オシャボには育成上の制限がいくつか存在し、
入っているボールによっては、そのポケモンの特性・技構成を推定することが可能な場合がある。
このページでは、そのデメリットを知ることで対戦時の情報アドバンテージを確保することを目的として資料をまとめる。

対戦用のポケモンでオシャボを使用する場合はこれらのデメリットを理解したうえで上手く無視・軽減していくべきだろう。


オシャボのデメリット [編集]

具体的なオシャボのデメリットとは、特性・ボールの遺伝の仕様から
「隠れ特性の有無」「過去作限定の技の有無」がボールからポケモンを繰り出した時点で判明することである。
実際には繰り出し時点でそれらが確定するポケモンは少ないものの、「オシャボ」「隠れ特性」「過去作限定技」の両立能否については多くのポケモンが該当し、
「隠れ特性だから過去作限定技はない」あるいは逆に「過去作限定技があるから隠れ特性ではない」という推定は簡単に成り立つ。

対戦でのポイント [編集]

剣盾のランクバトルではシーズン5から過去作出身の個体が使用できるようになったが、ランクバトル出場可能にする際に技が全て削除されるため「過去作限定技」を考慮する必要はない。
但し、過去作限定のリボンを二つ名に設定している場合、それによって特性がばれる場合がある。
カジュアルバトルでは過去作の個体も使用可能なため、「過去作限定技」との両立能否についても注意。

  • 主に注意すべきボール
    ボール解説
    プレシャスボール配布により入手した個体であることが確定する。
    特性・性格・技構成など、多くの情報が露見する恐れがあるため、理由なく使用すべきではない。
  • ボール・二つ名(リボン)により隠れ特性であることが判明するポケモン
    ポケモンボールリボン備考
    ルギアドリームボール第7世代以前限定のリボン通常時は登場時のアナウンスの有無でも特性が判明する
    ホウオウ
    ♂のみ・性別不明のポケモン
    PDWで♂固定で配布されたポケモン
    第6世代以前限定のリボンポケモンの詳細は後述
    パッチラゴンモンスターボール以外-マックスレイドバトル産は隠れ特性固定
    通常特性はモンスターボール(化石から復元した個体)とプレシャスボール(ウオノラゴンのみ)しか存在しない
    パッチルドン
    ウオチルドン
    ウオノラゴンモンスターボール・プレシャスボール以外

ディアルガパルキアギラティナ(アナザーフォルム)・トルネロス(化身フォルム)・ボルトロス(化身フォルム)・ランドロス(化身フォルム)・ミカルゲはSVで「とくせいパッチ」を使用して隠れ特性→通常特性へ変更できるようになった。

  • ボール・二つ名(リボン)により特性が判明するポケモン
    ※外見(フォルム)で区別が付くポケモンは除く
    ポケモンボールリボン特性備考
    イワンコマスターボール第7世代限定のリボンするどいめ
    やるき
    ふくつのこころ
    特性「マイペース」の個体のみたそがれのすがたに進化
    プレシャスボール入りは第7世代配信限定・マイペース固定
    第7世代でマイペース個体は野生出現せず、マスターボールは遺伝不可
    ※ルガルガンは進化できる姿が異なる為掲載対象外
    プレシャスボール-マイペース

ボール別の世代ごとの対応表 [編集]

項目説明
ボールモンスターボールのグループ
隠れ特性「かくれとくせい」を持ったポケモンが存在しうるかどうか。
タマゴ技「タマゴ技」を覚えさせられるかどうか。
世代技「世代限定技(わざマシン・教え技)」を覚えさせられるかどうか。
出身世代その世代で各要素を持ったポケモンを新規に入手できるかどうか。
数字1~8各世代を表す。1はVC版赤緑青ピカチュウ、2はVC版金銀を指す。
背景色そのボールで野生のポケモンを捕獲できない世代。

※タマゴ技については第8世代で同種族を預けることで後付けすることが可能になったため、旧作出身でも持っている可能性がある。
※隠れ特性については『冠の雪原』における新アイテム「とくせいパッチ」を使用することによって通常特性の個体を変更できるようになり、旧作出身でも持っている可能性がある。


ボール要素出身世代備考
モンスターボール隠れ特性12--5678第1~2世代:全て隠れ特性。
タマゴ技-2345678
世代技12345678第1~2世代:第3~6世代の技との両立不可。
マスターボール隠れ特性----5678
タマゴ技----5678第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
第6世代:ORASのずかんナビを用いることで1つだけ覚えられる。
第7世代:島スキャンで出現したポケモンが1つだけ覚えている。
第8世代:オーラをまとったポケモンが1つだけ覚えていることがある。
世代技--345678
世代共通ボール隠れ特性----5678
タマゴ技----5678第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
世代技--345678
クイックボール
ダークボール
ヒールボール
隠れ特性----5678
タマゴ技----5678第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
世代技---45678
サファリボール隠れ特性------78
タマゴ技-----678
世代技--345678
コンペボール隠れ特性------78
タマゴ技-----678
世代技---45678
ガンテツボール隠れ特性------78
タマゴ技-----678
世代技---45678
ドリームボール隠れ特性----5678第6世代まで:♀が存在しないポケモン[1]は全て隠れ特性。
隠れ特性
(第6世代追加)
------78プラスルマイナンカクレオンサマヨールヨノワールが該当
タマゴ技----5678第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
世代技----5678
ウルトラボール隠れ特性------78
タマゴ技------78
世代技------78
プレシャスボール隠れ特性----5678一部のポケモンは隠れ特性固定
タマゴ技--------一部のポケモンがタマゴ技を修得した状態で配布されたことはある。
世代技---45678
  • 表中での組み合わせ自体は可能でも、ポケモンごとにその世代・バージョンで出現するかは異なり、両立の能否は変わる。
    例)オニドリルはガンテツボールに入っていても4・6・7のどの世代で捕獲・孵化したかわからないが、
      第6世代で登場したファイアローは第7世代以降の出身が確定し、第6世代限定技との両立が不可能となる。
  • ピカブイ・ポケモンGOではモンスターボール、スーパーボール、ハイパーボール、プレミアボール、マスターボールのみ使用可能。
  • LEGENDS アルセウスで入手したポケモンは、剣盾ではモンスターボール入りとなる。ストレンジボールは未実装。

モンスターボールの種類と概要 [編集]

使用可能なモンスターボールには、第8世代現在37種類が存在しており、いくつかのグループにわけることができる。

モンスターボール
モンスターボール
全ての世代で使用可能なボール。
育成上の制限は存在しない。
オシャボのリスクを考えるのが面倒ならば全てこれに入れておけば間違いはない。
世代共通ボール(4種)
スーパーボール
ハイパーボール
マスターボール
プレミアボール

ピカブイを含む第3世代以降の全ての世代で使用可能なボール。
これらのボールに入った第5世代以前の限定技を覚えたポケモンは、野生のポケモンとして捕まえたことが確定する。

第5世代以前で捕まえたポケモンと、全ての世代のマスターボールで捕まえたポケモンは
親からボールが遺伝していないため、野生のポケモンとして捕まえたことが確定する。
これにより基本的にはタマゴ技を覚えていないことになるが、
第5世代(BW・BW2)の「ハイリンクの森」では出現するポケモンの一部が、
第6世代(ORAS)ではずかんナビを使うことで出現するポケモンが、
第7世代(SM・USUM)では島スキャンで出現したポケモンが覚えている場合があるため、
この10作で出現するポケモンについては例外となる。
第8世代では後天的なタマゴ技の習得が可能となっている。

第3世代以降(6種)
ネットボール
ネストボール
タイマーボール
リピートボール
ダイブボール
ゴージャスボール
第3世代以降全ての世代(ピカブイを除く)で使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「ピカブイ限定技」との両立ができない。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
第4世代以降(3種)
ヒールボール
クイックボール
ダークボール
第4世代以降全ての世代(ピカブイを除く)で使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「第3世代限定技」「ピカブイ限定技」との両立ができない。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
サファリボール
サファリボール
第3・4世代の「サファリゾーン(RSE/FRLG/HGSS)」「ノモセだいしつげん(DPt)」と第8世代の剣盾、「ノモセだいしつげん(BDSP)」でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
コンペボール
コンペボール
第4世代の「虫取り大会(HGSS)」と第8世代(剣盾)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
ガンテツボール(7種)
スピードボール
レベルボール
ルアーボール
ヘビーボール
ラブラブボール
フレンドボール
ムーンボール
第4世代(HGSS)と第7世代(SM・USUM)・第8世代(剣盾、BDSP)・第9世代(SV)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
BDSPでの入手はセブンネット早期購入特典のみであり、通常プレイでは入手不可。
プレシャスボール
プレシャスボール
第4世代で登場した配布ポケモン専用のボール。
ポケモンによっては特性や性格を特定できる場合があり、限定技の使用も考慮されうる。
ドリームボール
ドリームボール
第5世代の「ハイリンクの森」(サービス終了につき新規入手不可)とBW2連動ソフト「ポケモンARサーチャー」・第8世代(剣盾)・第9世代(SV)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
「第5世代限定技」[2]は「通常特性」との両立ができない。
なお、以下のポケモンは第6世代まではドリームボールが遺伝できず、「通常特性」と「第6世代以前限定技」の両立ができない。

以下のポケモンは第7世代まではドリームボール入りの通常特性の個体が存在せず、「通常特性」と「第7世代以前限定技」の両立ができない。

ウルトラボール
ウルトラボール
第7世代(SM・USUM)・第8世代(剣盾)・第9世代(SV)のみで使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「第6世代以前限定技」を覚えられない。
レジェンズアルセウス用ボール
モンスターボール(LA)
スーパーボール(LA)
ハイパーボール(LA)
ヘビーボール(LA)
メガトンボール
ギガトンボール
フェザーボール
ウイングボール
ジェットボール
オリジンボール
第8世代(LA)でのみ使用可能なボール。
HOMEの仕様上、LA限定技を他ソフトで使用することはできない。
オリジンボールはディアルガパルキア専用であり、1セーブデータ当たり1個、どちらか片方のみ入れることができる。
剣盾ではモンスターボールとして表示され、タマゴを作ると遺伝せずモンスターボールに入る。
ストレンジボール
ストレンジボール
第8世代で登場し、HOME経由で他ソフトから転送されたポケモンが本ソフトに未実装のボールに入っていた場合に代替として表示されるボール。
剣盾ではモンスターボールとして表示される。

タグ: データ集


[1] ♂固定で配布されたポケモンを含む
[2] PDW限定技を含む