タチフサグマ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

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タチフサグマ [編集]

No.862 タイプ:あく/ノーマル
通常特性:すてみ(反動を受ける技の威力が1.2倍になる)※Gマッスグマのとき、「ものひろい」。
     こんじょう(状態異常のときに攻撃が1.5倍になる・やけどによる物理技の威力低下を無視)※Gマッスグマのとき、「くいしんぼう」。
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)※Gマッスグマのとき、「はやあし」。
体重:46.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タチフサグマ9390101608195520すてみ/こんじょう/まけんき
Gマッスグマ7870615061100420ものひろい/くいしんぼう/はやあし
101101500しんかのきせき無振り
マッスグマ7870615061100420ものひろい/くいしんぼう/はやあし
まけんき悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タチフサグマ9390101608195520すてみ/こんじょう/まけんき
キリキザン65125100607070490まけんき/せいしんりょく/プレッシャー

ばつぐん(4倍)かくとう
ばつぐん(2倍)フェアリー/むし
いまひとつ(1/2)あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト/エスパー

原種からあくタイプが追加されたGマッスグマの進化系。Aラッタ不在により、今作では固有複合。
素早さは僅かに低下したものの、その他の種族値は全体的に上昇し、なかなか高水準な耐久数値を持つ。

今作ではこんじょう+からげんきをタイプ一致で撃てる唯一のポケモンに。
一致技の等倍範囲自体も広く、あくノーマルかくとうフェアリー複合以外には一致等倍or不一致抜群が突ける。
補助技も豊富で、特にかえんだまと相性の良いすりかえを使えるのは魅力的。

一方、その火力はあくまで特性ありき。種族値上は平凡であり、一致等倍では倒しきれない事も多い。
かといって、こんじょうを発動させるとその優秀な耐久が削られ、また先制技を覚えず中途半端な素早さから削られやすいのが難。
良くも悪くも正面からの殴り合いになりやすく、4倍弱点を持つこともあって対面との相性がそのまま結果に繋がりがち。

素早さが進化前から下がった影響で、ミミッキュウーラオスにも先手を取られてしまう。
両者とも第八世代においてはトップメタの一角であり遭遇率も高いので、鉢合わせた際にどう対応するかは予め考えておきたい。

ダイマックスとの相性はなかなか良い。火力を補強しつつ、高水準な耐久も強化され、殴り合いを制しやすくなる。
技範囲も広く、任意の追加効果を得るのも得意。ただしダイジェットは使えず、4倍弱点もある為全抜きエースは少々厳しい。
ダイアークとの相性が悪いのも気に掛かるが、ダイアタックは素早さ関係を逆転させる手段となり得るため活かしやすい。
元々有利な相手には逆転を許しづらい性質から、勝てる相手を増やしやすいのが嬉しい。

専用技のブロッキングは簡単に言えば防御低下版のキングシールド。ステータス低下は接触技にしか反応しないのは忘れずに。
変化技は防げないものの、自分より遅い相手ならば多少硬くとも容易に突破出来るようになる。
効果と相性の良い先制技は覚えず、またダイマックス技は全て非接触なので注意。

輝石ガラルマッスグマについて [編集]

進化前であるガラルマッスグマは通常マッスグマと同じ種族値を持つが、タチフサグマに比べて大きく見劣りするスペック。
タチフサグマの耐久力が高い為、しんかのきせきを持たせて耐久力を底上げしようとしても、実質的にはほぼ同じ。
むしろ攻撃力が下がったり道具が持てなくなる為、下位互換と言える。
その為差別化要素となるのは特性と素早さに限られるが、100族と95族の間にめぼしい役割対象が少なく、
ジバコイルに対するレアコイル並みの優位点が見出せない。
その為、進化後と異なる特性を持ち差別化が出来ているはやあしアタッカー型のみ掲載する。



特性考察 [編集]

※こんじょうの存在によって、どの特性を選択してもどく・やけどの状態異常を牽制可能。

すてみ
強化対象はすてみタックル、とっしん、じごくぐるまのみ。より威力の高い格闘技を覚えるので実質すてみタックル専用。
こんじょう+からげんきに火力で劣り、高めの耐久を削ってしまうので、タチフサグマとの相性はいまいち。
ダイマックス時は実質特性無しになってしまう点も評価を下げる。
優先度は低いが、初速が早くなるのでこだわりアイテムを持たせた奇襲運用なら一応選択肢に。
こんじょう
今作はタイプ一致のからげんきを両立する唯一のポケモンであり、シングルでは最も優先度が高い。
すりかえ、ブロッキングと相性の良い技を多数習得し、状態異常を主戦術とするドヒドイデ等の対策にもなる。
逆に言うと受動的な発動はまず見込めないので、かえんだまを持たせる事が望ましい。
ダイマックスで火傷ダメージを軽減する事もできるが、ダイアタックの威力がからげんきより下回る点は注意。
まけんき
隠れ特性。いかくやダイマックス技の追加効果など、第八世代の仕様もあって発動機会は多い。
ガラルサニーゴのちからを吸い取るにも強気で出られる。
ただし、ダイホロウ無効、ダイアーク半減であり、シングルではいまいち噛み合わない。
ダイマックス技の追加効果が相手全体に発生し、いかく、バークアウト、こごえるかぜ等の採用率が高いダブルに向く。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<すてみ>
命中効果解説
からげんき70/140
(105/210)
100-一致技。状態異常で威力2倍、こんじょう型のメインウェポン。
すてみタックル120(180)
<216>
100反動1/3一致技。状態異常に頼らずに攻撃できる。すてみの強化対象。
のしかかり85(127)100麻痺30%一致技。すてみタックルの反動を嫌うなら。麻痺も狙える。
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除一致技。1発目は高威力かつ道具排除で型判別もできる。
メガストーン・Zクリスタルが廃止された今作では通りが良い。
じごくづき80(120)100音技封じ一致技。威力安定。特殊むしに強い。
インファイト120100防御・特防↓あくいわはがねバンギラスへの打点。耐久低下が痛い。
クロスチョップ10080急所ランク+1耐久を下げたくないなら。命中不安。
ボディプレス80100-振り方により防御が高くなるなら選択肢だが、てっぺきやダイスチルとの併用が望ましい。
かわらわり75100壁破壊デメリット無しだが威力が低い。
けたぐり20~120100体重依存威力不安定。ダイマックス相手に無効。
ダストシュート12080毒30%フェアリー。命中不安。
アイアンテール10075防御↓30%フェアリー。命中不安。
タネばくだん80100-トリトドンヌオーに対する最高打点。
じだんだ75100技失敗後威力2倍範囲はかくとうと被りがち。相性の良い技は少なめ。
ほのおのパンチ75100火傷10%むしはがねアイアントナットレイ意識。
れいとうパンチ75100凍り10%ランドロスに対する最高打点。
かみなりパンチ75100麻痺10%ギャラドスに対する最高打点。
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。タスキと合わせて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
バークアウト55(82)95特攻↓100%火力は期待できないが追加効果が優秀。身代わり貫通。
こごえるかぜ5595素早↓100%火力は期待できないが追加効果が優秀。電磁波と選択。
変化技タイプ命中解説
ブロッキング-攻撃技から身を守り、接触技なら相手の防御↓↓。まけんきあまのじゃく等には注意。
こんじょうの安全発動、接触技持ちの物理受け突破、ターン稼ぎ等。
変化技は防げないが、こんじょう持ちのためおにび・どくどくは撃たれにくい。
まもる-確実にかえんだまでやけどしたい場合はこちら。まひ・ねむりやトリックを防げる。
すりかえ100使用済みのかえんだまを押し付けたり、こだわりアイテムで縛る。ちなみにトリックも覚える。
ちょうはつ100ブロッキングで防げない変化技対策に。
すてゼリフ100相手の攻撃・特攻↓で起点を作りつつ交代。こちらもまけんき等に注意。
でんじは90あと少し足りない素早さを補える。命中安定のこわいかおも覚える。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックすてみタックル
メガトンキック
140(210)敵:S↓一致技。素早さ激戦区にいるためS低下が活きる。がんせきふうじ感覚で。
ゴーストを呼びにくいので使いやすい。
こんじょう型では元のからげんきの方が威力が高い。
相手の特性があまのじゃくだと素早さが逆に上がるので注意。
のしかかり130(195)
からげんき120(180)
ダイアークじごくづき130(195)敵:D↓一致技。追加効果は自身への恩恵は少ない。
元の技の追加効果は発動しなくなるのでダイマックス使用は慎重に。
はたきおとす120(180)
ダイナックルきしかいせい
けたぐり
100味方:A↑いわはがね。追加効果で攻撃上昇。威力は低め。
インファイト95
クロスチョップ
かわらわり
90
カウンター75
ダイアースあなをほる
じだんだ
130味方:D↑いわはがね。追加効果で特防上昇。かくとう技より威力を出しやすい。
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑フェアリー。追加効果で防御上昇。アイアンテールを外せない場面で。
ダイアシッドダストシュート95味方:C↑フェアリー。威力が低く、物理型では追加効果が無駄になる。
クロスポイズン85
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴4倍狙いでアイアントナットレイに。晴れで2発目から威力1.5倍。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰4倍狙いでランドロスアップリューに。スリップダメージに注意。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF4倍狙いでギャラドスペリッパーに。エレキフィールドで電気技威力1.3倍&催眠予防。
ミストフィールドの除去にも。
ダイソウゲンタネばくだん130場:GF4倍狙いでトリトドンヌオーに。グラスフィールドで草技威力1.3倍&小回復。
ミストフィールドの除去にも。
自身には特にデメリットはないが地震を使う味方に注意。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックス切れを狙う。

型考察 [編集]

こんじょう基本型 [編集]

特性:こんじょう
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252 or S252 攻撃・耐久調整
持ち物:かえんだま
確定技:からげんき/はたきおとす
優先技:インファイト/ブロッキングorまもる
選択攻撃技:れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/タネばくだん/アイアンテール/じだんだ/こごえるかぜ
選択変化技:すりかえ/ちょうはつ/すてゼリフ

こんじょうによる攻撃力上昇を加えた、タイプ一致からげんきをメインに攻める型。
ゴーストタイプにははたきおとす、半減される岩・鋼タイプにはインファイトがある。
今作はメガストーン・Zクリスタルが存在せずほぼ全ての相手にはたきおとすが有効なため非常に一貫性が高い。
メモリ持ちシルヴァディねんちゃく持ちは道具を排除できないが、今作で参戦しているのはトリトドンアギルダーのみ。
トリトドンは基本よびみずなので考慮外。仮にねんちゃくでも常に高威力で打てるというメリットもある。

最速なら準速ミミッキュなどを抜ける。
物理耐久はなかなか高く、H4振りでもいじっぱりミミッキュのアイテム無しじゃれつくを確定耐え。しかもかげうち無効。
ダイマックスするとからげんきの火力が落ちてしまうのには気をつけたい。

ブロッキングは火炎玉の発動の他、相手ダイマックスのターン稼ぎや物理受けの突破に役立つ。
変化技は防げないので、アンコールやトリック、キノコのほうし等には注意。

こごえるかぜ追加。ミミッキュのばけのかわを剥がし、Sを下げることができる。
ただし、技スペが厳しいのと特殊技なので威力には期待できない。補助技感覚で打つべし。

こだわり型 [編集]

特性:まけんきorこんじょうorすてみ
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252 or HA252 or A252 耐久素早さ調整
持ち物:こだわりスカーフorこだわりハチマキ
優先技:はたきおとす/インファイトorクロスチョップ/すてゼリフ/すりかえ
選択技:すてみタックルorからげんきorのしかかり/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/れいとうパンチ/アイアンテール/ダストシュート

かえんだま+こんじょうの印象が強い事を逆手に取ったこだわり型。
ブロッキング読みで積んでくる相手を上からすりかえで縛ったり、殴って受けを崩す事ができる。

無+闘+悪はフェアリーへの通りが悪いが、サイクル戦向けな性質を考慮するとフェアリー対策を他に委ねるのも十分あり。
特性はどれも一長一短。まけんきは発動すると型が割れるが火力が上昇し素で受けづらくなる。
こんじょうは型が割れづらいがスカーフだと火力不足になりがちで、タチフサグマに火傷や毒を狙ってくれる相手はまずいない。
いっそすてみにして、すてみタックルピンポイントで強化してしまうのも悪くはない。どれを選ぶにせよ奇襲気味に仕掛けることになるのは変わりない。
ダイマックスされると縛りがターン制限つきながら解除されてしまうので、すりかえは相手のダイマックスを見てから使いたい。
一方で自身もダイマックスで縛りを解除可能なので、ダイマックスとの相性自体は悪くない。

すてみ込みでもPP以外クロスチョップの劣化なので技候補からじごくぐるまを削除。

きあいのタスキ型 [編集]

特性:まけんきorこんじょう
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:はたきおとす/カウンター
選択技:インファイト/でんじはorこごえるかぜ/ちょうはつ/ブロッキング

伝説解禁となるシーズン8で増えたタスキ型。主にヌオーポリゴン2をはたきおとすや補助技で妨害する。
カウンターが使えるので、相性最悪なウーラオスザシアンを前にしても最低限仕事が出来る。
弱点的にカバー出来る黒馬バドレックスとの併用が多い。

【ダブル】ブロッキング基本型 [編集]

特性:まけんき/すてみ/こんじょう
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252 他微調整
持ち物:きあいのタスキ/かえんだま/いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
優先技:ブロッキング
攻撃技:すてみタックルorからげんきorのしかかり/はたきおとすorじごくづき/インファイトorクロスチョップorけたぐりorきしかいせい/アイアンテール/ダストシュート/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/タネばくだん/こごえるかぜ/バークアウト/カウンター
変化技:てだすけ/みがわり/ファストガード/ちょうはつ/でんじはorこわいかお/すてゼリフ/すりかえorトリック

原種が単ノーマルタイプだっただけあって様々な技を習得できる。
ブロッキングで味方の物理アタッカーのサポートをしつつ、自身も隙を見て攻撃や妨害に回る。

特性は威嚇メタのまけんきが基本だが、ノーマル技が命中不安のメガトンキックか威力低めののしかかりの二択になってしまう。
ノーマル技の威力を求めるなら他2つも考えられる。

マッハパンチやであいがしらで縛られやすい。
ブロッキングやファストガードで牽制したいところ。

【ガラルマッスグマ】はやあしアタッカー型 [編集]

特性:はやあし
性格:いじっぱり(推奨)/ようき
努力値:AS252 D4
持ち物:どくどくだま/かえんだま
確定技:からげんき/まもる
選択技:はたきおとすorじごくづき/じだんだ/なげつける/すてゼリフ

状態異常+はやあし・からげんきのコンボで攻めるアタッカー型。
通常の姿と同様、準速でも151族まで抜けるため性格はいじっぱり推奨。
最速なら準速スカーフ115族と同速になるが、火力は期待できない。

通常の姿と比べて一致技の範囲が広がり、からげんきの通らないゴーストタイプを牽制しやすくなるのが強みとなる。
ただし弱点も増えるため、通常のすがたよりも相手を選ぶ。


相性考察 [編集]

ゴーストタイプはこちらが苦手とするかくとうを無効化でき、あちらの弱点であるゴースト・あくはこちらが無効もしくは半減できる。
ただし、ドラパルトと組ませる場合はフェアリーへの対策としてどちらかにはがねどく技を持たせたり、控えのポケモンで補完しておく必要がある。


対タチフサグマ [編集]

注意すべき点
かえんだま+こんじょうのコンボに加え相性互換性の高い、ノーマル+あくで攻めてくる。
サブウェポンもほのおこおりでんきくさじめんかくとうどくむしはがねと幅広く揃っており、
でんじは・すりかえ・ちょうはつ・ビルドアップ・すてゼリフなど小技も豊富。

攻撃種族値90と控えめに見えるが、こんじょうやブロッキングの効果によって高耐久ポケモンでもあっさり迎撃される危険性がある。
B特化ドヒドイデを高乱数2発で落とせる火力を出せるため基本的に後出しで受けるのは困難。
素早さ95と比較的高く、かつ耐久も水準以上の数値を持っている。

対策方法
対面では火力増強のためにブロッキングを使う等、1ターン目から殴ってこない事が多い。それを読んで有利なポケモンに交換すると良い。
先制技を持たない事もあり、上から高火力の弱点持ちで縛られると引かざるを得なくなる。
耐久も高い方だが、かえんだまで若干落ちる上にかくとうタイプの技が4倍。
攻撃252振り性格補正有りてつのこぶしローブシンのマッハパンチで耐久無振りが確1。
また、その火力は特性に強く依存しているため、特性を入れ替えたり消したりする手段があれば大きく戦力を削げる。
稀にスカーフ型も存在するが、かえんだま持ちに比べれば火力は低いので、確定2発にならない限りは有利ポケモンの後出しが利く。
ただし交代読みのすてゼリフを決められると、後続のポケモンの起点にされてしまうので注意。

外部リンク [編集]