ホルード - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ホルード [編集]

No.660 タイプ:ノーマル/じめん
通常特性:ものひろい(毎ターン終了時に、そのターンに自分以外が消費した道具を拾って自分のものにする)
     ほおぶくろ(きのみを使うとHPも最大HPの1/3回復する)
隠れ特性:ちからもち(ダメージ計算時に攻撃の値を2倍として計算する)
体重  :42.4kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
重火力地面HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ホルード855677507778423ものひろい/ほおぶくろ/ちからもち
(164)(531)A特化ちからもち換算
ドサイドン115140130555540535ひらいしん/ハードロック/すてみ
ガラガラ6080110508045425いしあたま/カブトアーマー/ひらいしん
(212)(557)A特化ふといホネ換算
ほおぶくろノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ホルード855677507778423ものひろい/ほおぶくろ/ちからもち
(164)(531)A特化ちからもち換算
ヨクバリス1209595557520460ほおぶくろ/くいしんぼう

ちからもち換算はおおよその目安。


ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)くさ/こおり/かくとう/みず
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト/でんき

第六世代の序盤ノーマルにして、唯一の「ノーマル×じめん」の複合タイプを持つポケモン。
種族値だけ見ると低水準だが、ちからもちによって物理技の威力が跳ね上がる。
攻撃は同特性のマリルリより高く、一致技は等倍範囲が広く、一貫性の高さも売り。
特化した場合の攻撃は種族値換算で164相当となり、じしんの火力は無補正A振りガブリアス@珠のそれとほぼ同威力となる。
耐久は並程度だが無効タイプを2つ持ち、素早さも最速+スカーフでピッタリ最速ドラパルトを追い抜ける等、調整幅が広い。

ノーマルタイプらしく、技も非常に豊富。一致技は勿論、サブウェポンの選択肢も多岐に渡る。
とんぼがえり、いかりのまえばといった小技も習得し、カスタマイズ次第で広い役割を担えるポケモン。
変わったところでは、イカサマ+ちからもちの両立によりはりこみフォクスライに次ぐ火力のイカサマを使用可能。
一致イカサマよりも威力が高くなるが、受けに向いた技は習得しないので採用する場合は明確な仮想敵を設定したい。

ただし、安定一致技であったおんがえしが技ごと廃止、はたきおとす、リサイクルといった搦め手も失った。
ちからもちに依存するアタッカー以外の役割が持てなくなり、ノーマル技は新規習得したのしかかり、メガトンキックに頼ることに。
他の新規習得技としては、グラスフィールド対策やダブル用の10まんばりき、拘束技のすなじごく程度。

ダイマックスとの相性はなかなか。ちからもちはダイマックス技にもしっかり乗り、ノーマル技の難点も補強可能。
前述の通り技範囲も広いので追加効果を選びやすく、特にダイジェットを習得するのは大きなプラス要素。
一方、相手にダイマックスされるとホルードの火力を強引に耐えきられるケースも増えたので仕様との相性はとんとんといったところ。

細かいところでは採用率は減少しているが、ギルガルドの種族値が弱体化。
これにより強化アイテムを持たずとも、特化じしんでH振りシールドフォルムまで確1に収めるようになった。

特性に依存する以上、当然ではあるが特性を書き換えられると非常に辛い。
ミイラさまようたましいは非接触技のじしんで対処出来るが、
スキルスワップやいえきを受けると一度退く以外の選択肢がほとんど無い。
かがくへんかガスで特性を消されても厳しいが、火傷状態でなければ一致抜群で強引に突破出来る。



特性考察 [編集]

ものひろい
自分以外が消費したアイテムを拾ってくる。ダブルなら能動的な発動も狙える。
ただし自分がアイテムを持っておらず、更に相手に消費されるとそちらを拾う場合もあり不安定。
種族値の足りないホルードでちからもちを切るほどの採用理由は少ない。基本的に候補外。
ほおぶくろ
きのみを消費したときにHPが1/3回復。前世代ではリサイクルと合わせた耐久型で採用された。
第八世代ではリサイクルが剥奪、より特性を活用出来るヨクバリスが登場。
ちからもちを切ってまで採用する理由はほぼ存在せず、今作では一気に候補外になってしまった。
ちからもち
隠れ特性。物理技の威力が2倍になるシンプルながら強烈な特性。
他の特性が第八世代の変更と相性が悪かったりそもそも使いづらいというのもあり、消去法で確定。
同特性にマリルリが存在するがタイプが違い、そもそも攻撃種族値があちらより高く差別化は不要。
効果の似たはりきりもタイプの被る相手がほぼおらず、アイデンティティーとして十分。
相手のトレースには注意。サーナイトはかげうちが無効なので問題ないが、ポリゴン2にトレースされるとちからもちをイカサマで利用されかねない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<力持ち>
命中効果解説
じしん100(150)
<300>
100-タイプ一致技。性能安定。
10まんばりき95(142)
<284>
95-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃。GFで半減されない。
ギガインパクト150(225)
<450>
90行動不可タイプ一致技。最大火力。ラス1やダイマックスとあわせて。
のしかかり85(127)
<254>
100麻痺30%タイプ一致技。没収されたおんがえしの代わりに。
からげんき70/140
(105/210)
<210/420>
100-タイプ一致技。状態異常で威力倍増。火傷対策に。
じたばた20~200
(30~300)
<60~600>
100-タイプ一致技。条件付き最大火力。タスキやこらえるとあわせて。
でんこうせっか40(60)
<120>
100優先度+1タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。
イカサマ95
<190>
100-第3のメインウェポン。ドラパルトを確1にできる。
無振りでも使えるためほおぶくろ型にも。
とんぼがえり70
<140>
100自分交代対草。攻撃しつつ撤退。スカーフと相性が良い。
ダストシュート120
<240>
80毒30%対草・フェアリー。高威力で非接触だが命中難。
ストーンエッジ100
<200>
80急所ランク+1対虫・飛行。地面技との相性補完に優れるが命中難。
いわなだれ75
<150>
90怯み30%ストーンエッジと選択。スカーフなら怯みも狙える。
がんせきふうじ60
<120>
95素早↓100%追加効果が優秀。自身にも後続にも活きる。
ばかぢから120
<240>
100攻撃・防御↓高耐久ノーマルやナットレイへ。能力低下が痛い。
アームハンマー100
<200>
90素早↓ばかぢからと選択。デメリットは小さい。
けたぐり20~120
<40~240>
100-威力不安定。最大でもばかぢから同等。相手のダイマックスに注意。
ワイルドボルト90
<180>
100反動1/4対飛行。水にも抜群。反動が痛い。
れいとうパンチ75
<150>
100凍り10%対草・飛行。4倍狙いで。
いかりのまえば-90-優秀な削り技。ゴースト以外に。ほおぶくろ型で。
とびはねる85
<170>
85溜め技
麻痺30%
素早さ補正あり全振りからのダイジェットで最速ドラパルトまで抜ける。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。でんこうせっかと相性が良い。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。
こうそくいどう-素早さ強化。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックギガインパクト150(225)相手:S↓一致技。等倍範囲が広い。追加効果も抜ける相手が多い。
メガトンキック140(210)
のしかかり
じたばた
いかりのまえば
130(195)
からげんき120(180)
ダイアースじしん
10まんばりき
130(195)味方:D↑一致技。弱点を突きやすい。追加効果も優秀。
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
130天候:砂嵐地面との補完に優れる。砂でタスキ潰しも可能。
がんせきふうじ110
ダイナックルけたぐり100味方:A↑対岩鋼。範囲は地面と被りがち。火力のさらなる補強に。
ばかぢから95
アームハンマー90
ダイアークイカサマ130相手:D↓対霊。悪技を普通に使いたい時に。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑加速用。最速だとドラパルト、準速だとマニューラまで抜ける。
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴4倍狙いでナットレイアイアントに。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰4倍狙いでオンバーンタルップルに。
ダイサンダーワイルドボルト
かみなりパンチ
130場:EF4倍狙いでギャラドスペリッパーに。
ダイスチルアイアンテール
アイアンヘッド
130味方:B↑対妖岩。追加効果が優秀。
ダイアシッドダストシュート95味方:C↑対妖草。威力は低め。
ダイウォール変化技-まもる高いHPを活かして相手のダイマックス状態を終わらせる。
+  特殊技

型考察 [編集]

ちからもちアタッカー型 [編集]

特性:ちからもち
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 H252orS252
持ち物:きあいのタスキ/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/いのちのたま/ラムのみ/だいちのプレート/たつじんのおび/シルクのスカーフ/ノーマルジュエル/からぶりほけん
確定技:じしん
攻撃技:でんこうせっか/じたばたorのしかかりorからげんき/れいとうパンチ/がんせきふうじorストーンエッジ/ワイルドボルト/とんぼがえり/ほのおのパンチ/イカサマ/ギガインパクト/アームハンマーorばかぢから/とびはねる/メガトンキック/じだんだ
補助技:つるぎのまい/こうそくいどう/みがわり

A特化するならば“じしん”でH振りギルガルドを確1、ようきなら強化アイテムが必要。
ノーマル技とでんこうせっかを両立する場合はシルクのスカーフも候補。
つるぎのまいを積むならきあいのタスキやラムのみがよいか。

素早さは、いじっぱりでも強豪ひしめく80族に近いので多少調整しておくと動きやすいだろう。
こうそくいどう一回で、補正なしだと
無振りでマニューラ、68でドラパルト、124でスカーフロトム(FC)、148でテッカニン抜き。
からぶりほけん+メガトンキックも可能で、じだんだとの相性も良いが、交代がしづらくなるのが難か。

H4-B116振りでA特化ギルガルドのせいなるつるぎを確定で耐える。

・イカサマの威力について(概算)

相手のA実数値相当する火力の攻撃技
78無振りはたきおとす(1.5倍)
84無振りからげんき
110全振りはたきおとす(1.5倍)
119全振りからげんき
120無振りじしん
特化はたきおとす(1.5倍)
130特化からげんき
168無振りからげんき(2倍)
171全振りじしん
186特化じしん
239全振りからげんき(2倍)
261特化からげんき(2倍)

物理アタッカー相手なら一致技に匹敵する火力が出るが、威力の不安定さが痛い。
読まれにくさや積み技、いかく対策、物理狩り、耐久調整での火力確保などの意義を定めて運用しよう。

スカーフ型 [編集]

性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:じしん/イカサマ
選択技:のしかかりorギガインパクト/ストーンエッジorいわなだれ/ワイルドボルトorかみなりパンチ/とんぼがえり/ばかぢから/れいとうパンチ

今作ではトップメタのドラパルト相手に最速スカーフでSが1だけ上回り先制&イカサマで確1の火力を両立できる。
そのためよっぽどの理由がない限り性格はようきとなる。

またタイプ一致であるノーマル技は、おんがえしの削除、ゴースト環境、癖のある技ばかりとなったため
トップメタに刺さりやすいワイルドボルトorかみなりパンチなど弱点を突くことのできるサブウェポンが優先される。
ちなみに「のしかかり」は「じしん」より威力が低いため地面技を無効or半減する相手に限られ、更に飛行タイプ相手には電気技のほうがダメージが出る。
メガトンキックは威力が高いものの命中率はエッジ以下の75、2連続で当たる確率も約56%と博打気味であり、こだわり型での実用性には難がある。

弱点としてはスカーフ持ち全般に言えることだが、耐久は並であり素早さ特化にする都合上相手のダイマックスには弱い。
こちらも対抗する場合、スカーフの縛りを一時的に解除でき、サブウェポンの火力が大幅に上がるとはいえ
ドラパルト抜きの素早さを捨てるデメリットも十分考慮すること。

とつげきチョッキ型 [編集]

性格:いじっぱり
努力値:A252 HD調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:じしん/とんぼがえり
選択技:のしかかり/でんこうせっか/れいとうパンチ/ばかぢから/ワイルドボルト

電気の一貫性を切りつつとんぼがえりでサイクルを回す。
マンムーと違いとんぼがえりで択を迫れる。
くさむすびの被威力が60。きあいだまのリスクはマンムーと同じ。


相性考察 [編集]

ちからもちによる突破に目が行きがちだが、耐久力も並み程度。
防御面が安定しているじめんタイプである事も合わさり、ノーマルタイプの中では比較的サイクルに組み込みやすい。

カプ・レヒレ
くさタイプ以外に相性補完を持てる。
ホルードの苦手な状態異常対策をしつつ、しぜんのいかりやなみのりで確実に削る。
フワライド
こおり・あくタイプ以外に相性補完を持つ。
バトンタッチから無双させるのも強力だが、かるわざハーブで殴っても十分強い。

対ホルード [編集]

注意すべき点
ちからもちで物理技の火力倍増。一致技だけで全18タイプに等倍以上を取れるうえ、
積み技・先制技・豊富なサブウェポンを持つため、安易な受け出しでは痛手を負う。
持ち物の選択肢も広く、タスキやチョッキからの反撃、スカーフによる奇襲にも注意。
対策方法
耐久・素早さは並程度なので、ありがちではあるが先手高火力で攻撃するのが手っ取り早く安全。
受けるならノーマル無効のゴーストでおにびを入れるのが安定。いかくやゴツゴツメットも有効。
一致技はフワライドパンプジンアーマーガア等で半減以下にできるが、悪に弱いポケモンはイカサマに注意。

外部リンク [編集]