ガマゲロゲ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第八世代(ソード・シールド)

ガマゲロゲ [編集]

No.537 タイプ:みず/じめん
通常特性:すいすい(雨の時に素早さが2倍になる)
     どくしゅ(接触技で攻撃したとき、相手を30%の確率でどく状態にする)
隠れ特性:ちょすい(水タイプの技を受けたとき無効化し、HPを最大値の1/4回復する)
体重  :62.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
水/地HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性くさむすびの威力
ガマゲロゲ1059575857574509すいすい/どくしゅ/ちょすい80
ヌオー958585656535430しめりけ/ちょすい/てんねん80
ナマズン1107873767160468どんかん/きけんよち/うるおいボディ40
トリトドン1118368928239475ねんちゃく/よびみず/すなのちから60
ラグラージ10011090859060535げきりゅう/しめりけ80

ばつぐん(4倍)くさ
ばつぐん(2倍)---
いまひとつ(1/2)ほのお/どく/いわ/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

特性「ちょすい」の場合、みず無効
技「フリーズドライ」で4倍のダメージを受ける


耐性が優秀なみずじめんタイプ。
バランスの良い種族値配分を持ち、特性ちょすいなら弱点1つの優秀な耐性を活かした受けサイクル参加、
特性すいすいなら同タイプ中最速の素早さからアタッカーに化ける、マルチな活躍が見込めるポケモン。

禁伝級参加のシーズン15において上位勢採用率が著しく増加。

+  S15評価点

第八世代に入り水物理技としてアクアブレイクを獲得し、特殊すいすい型のみならず物理すいすい型の道も開けた。
メガラグラージの不在により、電気を遮断できる唯一の雨パエース。
雨パにおいてはフリーズドライを除けば始動役であるペリッパーと互いに弱点を補完できるので非常に相性が良い。
優秀な耐性を持つため、雨パではなく単体で採用し自らダイストリームにより雨を降らして殴ることも可能。
また、水への物理打点技としてパワーウィップを獲得。水に強い地面タイプとしてサンダーカプ・レヒレなどの並びにも非常に強い。

失った技は廃止されためざめるパワーの他は、はたきおとす、がむしゃら、まとわりつくといった搦め手。
またおさきにどうぞが剥奪され、ダブルにおけるすいすいサポーターとしてはやや弱体化した。
習得者が激減したどくどくはタマゴ技で引き続き習得。同複合のヌオーも覚えるが差別化の意識は基本必要無い。



特性考察 [編集]

すいすい
独特な攻撃範囲を活かして雨パのエースアタッカーを務める場合に。
ダイマックスにより、自力で能動的に攻撃しつつ発動できるようになった。
ただし相手にも同じことが言え、天候の奪い合いは過去最高に激化していることには注意。
どくしゅ
発動するとタスキ潰し、確定数の変化に繋げられるが、接触技限定で発動率も3割。
アクアブレイクを習得したので多少活用しやすくはなったが、10まんばりきは覚えられない。
発動時の恩恵は意外と大きく、一定の耐久も持ち合わせ、耐性優秀で試行回数も稼ぎやすい。
じめん複合によりどくはがねを呼びづらく、発動を防がれることも少ない。
本人との相性は決して悪くないのだが、他の特性が輪をかけて優秀なので採用率は低い。
どくしゅみががむ型はノートにあります
ちょすい
隠れ特性。単純に耐性が増加することで、サイクル戦において役に立つ。
パワーウィップを獲得したことで、雨パメタとしての性能に磨きがかかった。
ヌオーも同様の特性を持つが、種族値はこちらが優秀であちらはてんねん型が多い。
差別化の意識は特に必要無いだろう。無天候で運用する場合はこちらが優先されやすい。
かたやぶりで貫通されるが、特性所有者でみず技を使うのはほぼバスラオのみ。
ただし、かたやぶりの効果を持つインテレオンのキョダイソゲキには注意。
また、相手にトレースされると自身の水技が通らなくなる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果接触備考
アクアブレイク85(127)100防御↓20%念願のタイプ一致物理水技。たきのぼりは覚えない。
じしん100(150)100-×タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。10まんばりきは覚えない。
パワーウィップ12085-ウォッシュロトムカプ・レヒレなど水打点。
ダイマックス時に使うとフィールドでメインの地震の威力が減衰するので注意。
れいとうパンチ75100凍り10%対竜・飛行・草。特にカイリューなどの4倍勢。
ダイアイスとは相性が悪い。
かわらわり75100壁破壊壁展開への回答となる格闘技。
耐性によりキョダイマックス中のラプラスに有利。
ドレインパンチ75100HP吸収1/2アタッカー型における受けループ対策を含み持つ格闘技。
ダイナックル使用後において防御特化ラッキーに5割超のダメージを与えられる。
どくづき80100毒30%対草。どくしゅとあわせて追加効果51%。
いわなだれ7590怯み30%×対虫・飛行。地面技との相性補完に優れる。すいすいなら怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%×追加効果が優秀。サポート用。
とびはねる8585溜め技
麻痺30%
対草。ほぼダイマックス前提。
雷無効なので通常時でも使えないことはない。
特殊技タイプ威力命中効果接触備考
ハイドロポンプ110(165)80-×タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり90(135)100-×タイプ一致技。中威力・命中安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
だくりゅう90(135)85命中↓30%×タイプ一致技。追加効果が優秀だが命中不安。ダブルでは相手全体攻撃。
ねっとう80(120)100火傷30%×タイプ一致技。追加効果狙い。耐久型で。
だいちのちから90(135)100特防↓10%×タイプ一致技。グラスフィールド下でも威力が下がらず性能安定。
きあいだま12070特防↓10%×ナットレイサザンドラに。
くさむすび20~120100-対水。威力不安定。接触技。
ヘドロウェーブ95100毒10%×対草。フェアリーにも。ダブルでは周囲全体攻撃。
こごえるかぜ5595素早↓100%×追加効果が優秀。れいとうビームの代用にするにはいまいち火力不足。
ウェザーボール50/100 (150)100タイプと威力が
天候で変化
×新規習得。雨では性能安定のメインウェポンに、晴れでは草への打点に、
霰が降っていれば習得できないれいとうビームの代用になる。
変化技タイプ命中備考
どくどく90ダメージ源。耐久型に。タマゴ技
まもる-どくまも型に。
みがわり-様子見や、どくまも型において特に受けループに強く出たい場合に。
ステルスロック-サポート用。高い流し性能を活かしてサイクルの中で撒く。
あまごい-すいすいの発動に。積み技感覚で。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームハイドロポンプ140(210)天候:雨一致技。雨の恩恵で水技1.5倍&すいすい発動(すばやさ2倍)。
なみのり130(195)
だくりゅう
ねっとう
アクアブレイク
ダイアースじしん130(195)味方:D↑一致技。追加効果の特防上昇が優秀。
だいちのちから
ダイソウゲンパワーウィップ140場:GFみずちょすいでの役割遂行技として。
物理型ではフィールド展開で地震の威力を半減してしまう点に要注意。
リンドのみを持つ場合も草技強化による確定数ずれに要警戒。
くさむすび130
ダイアシッドヘドロウェーブ90味方:C↑くさフェアリー。威力は低めだが特殊型での火力補強に利用できる。
ヘドロばくだん
どくづき
ダイジェットとびはねる130味方:S↑くさむし。追加効果でSアップ。天候に左右されないすばやさ上昇手段として。
最速でカマスジョー(136族)まで抜ける、準速でルチャブル(118族)と同じ。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰くさドラゴン。水技との補完に優れるがすいすい型では利用しづらい。
こごえるかぜ110
ダイロックいわなだれ130天候:砂嵐むしひこう。地面技との補完に優れるがすいすい型では利用しづらい。
がんせきふうじ110
ダイナックルきあいパンチ100味方:A↑範囲は地面と被りがち。物理型での火力補強手段として。
けたぐり
きあいだま95
ドレインパンチ90
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスの終了を狙う。雨の持続ターンに注意。
+  採用率の低い技

型考察 [編集]

すいすい物理アタッカー型 [編集]

性格:いじっぱりorようき
特性:すいすい
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび
確定技:アクアブレイク/じしん
攻撃技:パワーウィップ/ドレインパンチorかわらわり/れいとうパンチ/とびはねる/どくづき/いわなだれ
補助技:ステルスロック/どくどく

電気に強い水、水に強い地面という優秀な性能と広い技範囲を持つ物理エース。
雨パ採用も可だが、自らダイロックするドリュウズよろしく優秀な耐性を活かしたピン採用も現実的。

禁伝級参加のシーズン15では主にザシアン入り構築において採用されたダイマックスアタッカー。
特殊耐久が高いカイオーガへの意識が高い場合や、ラッキーを見たい場合、壁対策したい場合、
パーティの特殊攻撃の比率が高い場合などにおいて物理型で採用された。
配分は大半が意地っ張りAS振り。ダイジェット後の最速サンダーを抜ける準速以上が基本。
技は水+地+草+αで、その多くはドレインパンチかかわらわりのいずれか。

ドレインパンチは受けループ対策としての採用となり、ダイナックル使用後において防御特化ラッキーに珠込みで5割超のダメージが入る。かわらわりは壁展開への回答となる。

パワーウィップはミロカロスなどの受けに来た水タイプへの有効打だが、ダイソウゲンとして使うと地震威力半減になってしまうため繊細な運用が必要。
れいとうパンチは水との補完に優れドラゴンひこうどくに撃てるが、こちらもダイマックス状態では天候を変えてしまうため繊細な運用が必要。
どくづきも草への有効打。通常状態ではとびはねるよりどくづきやれいとうパンチのほうが使いやすい。

いのちのたまならすべての技の火力を補強でき確定数も変わってくるが、持ち前の耐久を削ってしまう。
こだわりハチマキは高火力を維持でき耐久も削らないが、豊富な技範囲の撃ち分けができなくなるなど、それぞれにメリット・デメリットがある。
対面重視で上から制圧するならいのちのたま、電気無効を活かしサイクル意識で立ち回るならハチマキと、パーティとの兼ね合いや戦い方に応じて選択すると良い。

+  すばやさ調整について

すいすい特殊アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
特性:すいすい
努力値:CS252 ベースで調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび
確定技:ハイドロポンプ/だいちのちから
優先技:ヘドロウェーブorヘドロばくだん/くさむすび
攻撃技:きあいだま/こごえるかぜ/なみのりorねっとう
補助技:ステルスロック/どくどく

技範囲が広く、サブウェポンの組み合わせ次第で多くの雨パメタに対して等倍以上取れるカスタマイズ性が魅力の雨アタッカー。

前述したとおりサブウェポンは豊富で、特に環境に多いフェアリーに刺さる毒技は優先度高め。
(第八世代でフェアリーは数を減らしたものの、依然として強力&新登場のダイアシッドで特攻上昇を狙えるようになったため優先技据え置き。)
だいちのちからはドヒドイデやかんそうはだドクロッグに刺さるほか、じしんと違いグラスフィールド下でも威力減退しない。
きあいだまはナットレイに有効だが一致草技で4倍弱点を突かれるため基本は交代読みで。
くさむすびはミロカロスなどの重い水タイプへの有効打。
氷技はこごえるかぜしか無いため、氷技を切ってドラゴンの処理は控えに任せるのも手。

禁伝級参加のシーズン15では主にザシアン入り構築において採用されたダイマックスアタッカー。
物理耐久が高いHBサンダーよりへの意識比重が高い場合や、パーティの物理攻撃の比率が高い場合などにおいて特殊型で採用された。

すいすい両刀アタッカー [編集]

性格:やんちゃ/さみしがり
特性:すいすい
努力値:A252 CS調整
持ち物:いのちのたま
確定技:じしん/ハイドロポンプ/パワーウィップ/ドレインパンチ

主に受けループ対策に舵を切ったすいすいアタッカー。
ダイナックルからのドレインパンチでラッキーの突破を可能にしつつ、
じしんが通らない鉄壁エアームドを突破するべく特殊水技を採用するもの。

ちょすい物理型 [編集]

特性:ちょすい
性格:いじっぱり
努力値:A252 HS調整
持ち物:オボンのみ/ゴツゴツメット/たべのこし/とつげきチョッキ/たつじんのおび
確定技:じしん/アクアブレイク
優先技:パワーウィップ
選択攻撃技:れいとうパンチ/どくづき
選択補助技:ステルスロック/どくどく

優秀なタイプ構成に加えて水無効を持つ。すいすいアタッカーと違いこちらはサイクル戦向け。
対みず性能を確保するため新しく覚えたパワーウィップは是非とも持たせておきたい。
一致+草の3技がすべて草に半減されるため、れいとうパンチかどくづきのどちらかは補完として欲しい。
流し性能を活かしてステルスロックを採る手もある。

用途の近いよびみずトリトドンとの比較
◎草技を扱える。
○ステルスロックを覚える。
○素早さで大幅に勝る。
○どくどくを遺伝で覚える。※8世代
●耐久種族値でトリトドンが上回る。
●トリトドンはじこさいせいを覚える。

特殊受けサイクル [編集]

特性:ちょすい
性格:おだやか/しんちょう
努力値:HD252
持ち物:オボンのみ/たべのこし/カゴのみ
確定技:ステルスロック/どくどく
選択技:じしん/だいちのちから/アクアブレイク/ねっとう/パワーウィップ/がんせきふうじ/こごえるかぜ/まもる/ねむる

特殊水・特殊電に後出しサイクルを回す型。
禁伝級参加のシーズン15・16で主にカイオーガに後出しする駒としての採用が見られた。
サイクル戦に寄せるためステルスロックとどくどくを原則採用する。

サイクル戦を基本とするが先発も可能で、ダイマックス型を警戒し安定行動を取る相手をよそにステロ蒔きも見込める。

どくどくみがまも型 [編集]

特性:ちょすい
性格:おくびょう/おだやか
努力値:H228 D調整 余りS
持ち物:たべのこし
確定技:ねっとう/みがわり/どくどく/まもる

高いHP、そこそこの素早さ、水・電気無効による高い流し性能の3点を活かし、
どくどくみがまもを仕掛ける型。対電・耐久水・受けループが採用理由。
炎飛行複合と相性補完に優れ、おにびの火傷からみがまもも狙える。

現環境においてはステルスロックを採用しサイクル戦における遂行速度を取るのが一般的。
みがわり採用のこの型は、受けループ全盛期の第五~第六世代において主流だった構成で、
ちきゅうなげ1回で壊れないみがわりを活かし受けループ対策に寄せた形のもの。
ドヒドイデの登場以降有用性が落ちたが、第八世代現在も上位に採用例が存在する。

基本運用は耐久水や電に後出ししてみがわりを出し、
相手が居座りみがわりが残ればどくどくをし、まもる→みがわり→まもる→みがわり・・・で完封するもの。
みがわりを出した際、相手が交代した場合はどくどくを入れ、その際先手が取れればそのまま前述同様削り落とし、
先手が取れなければ一旦交代し、2サイクル目にみがわりを残した状態からまもると後手みがわりで削り落とす。

どくどくみがまも自体は最速が基本的だが、役割対象が特殊に多いことから、
起点にできるよう役割対象のれいとうビームなどをみがわりが1耐えできるように特殊耐久を確保・調整したい。
一方で素早さに振れば70族抜き抜き調整の相手などに先手を取れるのでバランスは難しい。
素早さの主要な調整先は、以前は受けループ対策する上でグライオン抜きが意識されていたが、
現在はいないので最速ラッキー抜き、準速ペリッパー抜きなど。あるいは耐久全振りも選択肢。

優れた耐性を持ち、ウォッシュロトムを完封できるなどきっちり運用すれば強力な一方で、耐久値自体は平均に毛が生えた程度であるため、
たとえ水が抜群で通るアタッカー相手であっても撃ち合いをする展開となれば簡単に落とされてしまう扱いが難しいポケモンである。


対ガマゲロゲ [編集]

注意すべき点
優秀なみずじめん複合の一角。物理か特殊か判断しにくいので受けづらい。一致技を両方半減できるくさタイプも毒技やれいとうパンチで返り討ちにあう。
相性補完に優れる味方とサイクルを回すこともあれば、雨パエースとして猛攻を仕掛けてくる場合もあり、居座ってどくみがを仕掛けてくることも。
すいすい個体はほとんどの禁止伝説に強い技範囲を持つ。
対策方法
耐久型はどくみが設置、アタッカー型はダイストリームから入ることが多いので、ちょうはつや天候上書きで妨害する。
天候を上書きしてしまえば素早さは平凡なので上から効果力技を押し付けられる。
くさタイプで攻めるなら、毒・氷も等倍以下のナットレイ、先制で草技を撃てるゴリランダーなどが安全。
フリーズドライなら4倍弱点をつける。
特性がちょすいだと吸収されるので、特性が判別するまでは間違っても水技を撃たないように。

外部リンク [編集]